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第20話 姫(男)を助けに!狂戦士参上!!
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声のほうを見るとお洒落な服装で大柄、そして漢らしさに満ち溢れた少し色黒な男が立っていた。よく見るとオーガに見えるが角がなく、ハイオーガより逞しく化け物が持たない力強い魔力を感じる。
「きょうせんしか!」
「キョウセンシノニクヲクエバ、オレタチハサラニツヨクナル」
「こいつをころすぞ!」
ハイネから手を離すとオーガ達は漢を取り囲む。
「やれやれ、元同族なのにな。まあ、俺は進化して怪物でなくなったから仕方がないか」
そう言うと漢は大剣を抜く。
次の瞬間、漢が大剣を振りぬき巨大な風の刃を放つ。オーガ達は切り刻まれていく。ある者は首を、ある者は胴体を切断された。恐怖に包まれたハイネ。
残ったのはハイオーク、ハイオーガの上位種だけだ。
「コロス」
そう言うなり漢に一斉に飛び掛かる。しかし漢が大剣を一振りしただけで残りの怪物は無残に散っていった。
泣きじゃくるハイネを優しく包み込むように抱く漢。周りには無数の魔石が散っていた。
「怖かったな。もう大丈夫だ」
漢は優しくハイネの頭を撫でる。どこか懐かしい感じがするその胸の中でハイネは平常心を取り戻していた。
「助けて頂きありがとうございます」
ハイネは礼を言う。
「他人行儀するなよ。お前の白濁液飲んだ漢に」
「もしかして・・・オーガさんですか?」
「そうだ、お前の匂いを感じたので来てみたら。間に合って良かったよ」
それから暫く説教をくらった。怪物にも善し悪しがあること。むやみに森に入ると身の危険があることを改めて言い聞かされた。そのあと互いの近況報告をしていた。オーガさんはハイネの白濁液の力でハイオーガではなく極めてまれに生まれる狂戦士に進化したことを話してくれた。
それにしても狂戦士の体はどう見ても怪物ではない。理由を聞くと怪物は瘴気の集合体であることに対して狂戦士は人間と似たような体を進化の過程で生成するみたいだ。故に魔力もあるし力は鬼族と呼ばれる遠い場所で生活する亜人種と同じだそうだ。漢はハイネ側になったのだ。
「ぼくはハイネと言います。お名前は?」
「今はナッシュと名乗っているよ。名前がないと不便だから」
そう言いながらナッシュは魔石を集めハイネにくれた。遠慮したのだが元同胞の行動に対する慰謝料的な意味があるらしい。その後、ナッシュはアーの実採取に協力してくれた。
「何かお礼を・・・」
「いらないよ。俺はお前のおかげで狂戦士になれたのだから」
「でも・・・お礼を受け取らないのは罪では・・・」
沈黙するナッシュ。
「今、差し出せるのは・・・」
ハイネが言いかけた時、漢の唇がハイネの唇を覆う。
「礼とは関係なくお前が欲しい」
そう言うと2人は激しく唇を重ね互いの体を弄りあっていた。
「身を清めようか」
不意にナッシュはそう言うとハイネの服を優しく脱がしていく。
そして泉でハイネの体を優しく洗ってくれた。逞しい体に優しい立ち振る舞い。
戦っているときは恐怖を覚える威圧感があったが今の彼は紳士的で誰よりも優しい。ハイネは漢に抱かれ安堵を感じていた。
「きょうせんしか!」
「キョウセンシノニクヲクエバ、オレタチハサラニツヨクナル」
「こいつをころすぞ!」
ハイネから手を離すとオーガ達は漢を取り囲む。
「やれやれ、元同族なのにな。まあ、俺は進化して怪物でなくなったから仕方がないか」
そう言うと漢は大剣を抜く。
次の瞬間、漢が大剣を振りぬき巨大な風の刃を放つ。オーガ達は切り刻まれていく。ある者は首を、ある者は胴体を切断された。恐怖に包まれたハイネ。
残ったのはハイオーク、ハイオーガの上位種だけだ。
「コロス」
そう言うなり漢に一斉に飛び掛かる。しかし漢が大剣を一振りしただけで残りの怪物は無残に散っていった。
泣きじゃくるハイネを優しく包み込むように抱く漢。周りには無数の魔石が散っていた。
「怖かったな。もう大丈夫だ」
漢は優しくハイネの頭を撫でる。どこか懐かしい感じがするその胸の中でハイネは平常心を取り戻していた。
「助けて頂きありがとうございます」
ハイネは礼を言う。
「他人行儀するなよ。お前の白濁液飲んだ漢に」
「もしかして・・・オーガさんですか?」
「そうだ、お前の匂いを感じたので来てみたら。間に合って良かったよ」
それから暫く説教をくらった。怪物にも善し悪しがあること。むやみに森に入ると身の危険があることを改めて言い聞かされた。そのあと互いの近況報告をしていた。オーガさんはハイネの白濁液の力でハイオーガではなく極めてまれに生まれる狂戦士に進化したことを話してくれた。
それにしても狂戦士の体はどう見ても怪物ではない。理由を聞くと怪物は瘴気の集合体であることに対して狂戦士は人間と似たような体を進化の過程で生成するみたいだ。故に魔力もあるし力は鬼族と呼ばれる遠い場所で生活する亜人種と同じだそうだ。漢はハイネ側になったのだ。
「ぼくはハイネと言います。お名前は?」
「今はナッシュと名乗っているよ。名前がないと不便だから」
そう言いながらナッシュは魔石を集めハイネにくれた。遠慮したのだが元同胞の行動に対する慰謝料的な意味があるらしい。その後、ナッシュはアーの実採取に協力してくれた。
「何かお礼を・・・」
「いらないよ。俺はお前のおかげで狂戦士になれたのだから」
「でも・・・お礼を受け取らないのは罪では・・・」
沈黙するナッシュ。
「今、差し出せるのは・・・」
ハイネが言いかけた時、漢の唇がハイネの唇を覆う。
「礼とは関係なくお前が欲しい」
そう言うと2人は激しく唇を重ね互いの体を弄りあっていた。
「身を清めようか」
不意にナッシュはそう言うとハイネの服を優しく脱がしていく。
そして泉でハイネの体を優しく洗ってくれた。逞しい体に優しい立ち振る舞い。
戦っているときは恐怖を覚える威圧感があったが今の彼は紳士的で誰よりも優しい。ハイネは漢に抱かれ安堵を感じていた。
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