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第13話 まあ、若いからね
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ハイネはグレンの腕に包まれて天井を見上げていた。
(ファーストキスも初めてもグレンに奪われちゃった)
2週間前なら考えも及ばなかった。グレンの紳士的な態度とむけられる好意に心動かされ意識した。それでも好きな気持ちを素直に表現できなかった。
「ハイネ、怒っているか?」
「怒ってないよ。どうして?」
「前に君を傷つけて・・・今日は元の関係に戻れるようにしようと思ったのに・・・欲情に負けて君を抱いて・・・満たされた気持ちと後ろめたさが俺の中にあって」
「本当はね、嬉しかった。でも素直になれなくて」
ハイネは微笑みながらグレンの顔を視線を向ける。
「本当に?」
グレンが嬉しそうな顔をしてハイネに視線を返す。首を縦にふってはにかむ。
「ハイネ・・・」
唇が重なり合う。いつしか舌を絡ませあう2人。
「もう一回・・・」
グレンはそう言うとハイネの体をまさぐり回す。
「ウゥ・・・ァ・・・」
ハイネは小さく喘ぎ声をあげる。それが合図なようにグレンは激しくハイネの体を求めだす。
「き、気持ちいぃ・・・」
グレンはハイネの反応を楽しむように絶妙に攻めてくる。足が絡み合い、激しい吐息と優しく動く指先。ハイネはそれらの快感に身を任せ喘ぐ。
「ハイネ・・・口で・・・良いか?」
グレンがハイネの顔に大きく反り返り、力強く脈打つ一物を近づけてくる。
ハイネはグレンの反り返った肉棒の先に口づけし、肉棒の裏に舌を這わせる。
「あぁ・・・ハイネ・・・」
グレンは呻き声をあげる。
(あまり上手くやったらまずいよね)
前世で口で奉仕することを経験しているハイネからすれば口だけでグレンを満足させる事は可能である。しかし初めから上手い人間などいない。
「咥えてくれないか」
グレンの要望に故意にぎこちなくグレンの反り立った一物を咥える。時々歯を当てたりして。その度に少し痛そうにするグレン。
「歯を当てないように・・・優しく頼む」
そういうグレンの目はギラついていた。ファーストキス、初体験を奪ったのだ。その先にある欲望は自分の色に染めたい。相手のすべてを独占したい。男の性なんて所詮そんなものだ。
「気持ちいいよ、ハイネ」
そう言いながら優しくハイネの髪をなでるグレン。暫くハイネは口で奉仕する。
「そろそろ・・・一つになりたい・・・」
そう言うとグレンはハイネを優しく押し倒し足を持ち上げる。そしてゆっくりと一物を挿入してきた。
「あぁん」
思わずハイネは喘ぎ声をあげた。視線の先にはグレンの気持ちが良さそうな表情。
徐々に腰の動きが速くなってくる。再びハイネの喘ぎ声とベッドのきしむ音。
「ハイネ」
グレンの顔が近づいてくる。そして優しく唇を重ねてきた。
(本当の恋人みたいだなぁ。)
快楽と満たされる心。男でなく女であれば・・・ふとそう思う。しかし男の体あるからグレンと肉体関係を結べたのだ。少し複雑なところでもある。
(でも考えようだよね。男の同士だったらハーレム作っても浮気じゃないし。ってなに考えているの!私!!)
そんな事を考えながらも体は快楽に支配されている。
「そろそろ・・・出すよ」
そう言いながら激しく腰を振るグレン。加速する快楽に更に喘ぎ声を大きくするハイネ。
「うぅぅ・・・」
グレンのうめき声とともに再びハイネの中に暖かい液体が流れ込む。
ボーっとする頭の中でハイネは微かな幸せを感じていた。
(ファーストキスも初めてもグレンに奪われちゃった)
2週間前なら考えも及ばなかった。グレンの紳士的な態度とむけられる好意に心動かされ意識した。それでも好きな気持ちを素直に表現できなかった。
「ハイネ、怒っているか?」
「怒ってないよ。どうして?」
「前に君を傷つけて・・・今日は元の関係に戻れるようにしようと思ったのに・・・欲情に負けて君を抱いて・・・満たされた気持ちと後ろめたさが俺の中にあって」
「本当はね、嬉しかった。でも素直になれなくて」
ハイネは微笑みながらグレンの顔を視線を向ける。
「本当に?」
グレンが嬉しそうな顔をしてハイネに視線を返す。首を縦にふってはにかむ。
「ハイネ・・・」
唇が重なり合う。いつしか舌を絡ませあう2人。
「もう一回・・・」
グレンはそう言うとハイネの体をまさぐり回す。
「ウゥ・・・ァ・・・」
ハイネは小さく喘ぎ声をあげる。それが合図なようにグレンは激しくハイネの体を求めだす。
「き、気持ちいぃ・・・」
グレンはハイネの反応を楽しむように絶妙に攻めてくる。足が絡み合い、激しい吐息と優しく動く指先。ハイネはそれらの快感に身を任せ喘ぐ。
「ハイネ・・・口で・・・良いか?」
グレンがハイネの顔に大きく反り返り、力強く脈打つ一物を近づけてくる。
ハイネはグレンの反り返った肉棒の先に口づけし、肉棒の裏に舌を這わせる。
「あぁ・・・ハイネ・・・」
グレンは呻き声をあげる。
(あまり上手くやったらまずいよね)
前世で口で奉仕することを経験しているハイネからすれば口だけでグレンを満足させる事は可能である。しかし初めから上手い人間などいない。
「咥えてくれないか」
グレンの要望に故意にぎこちなくグレンの反り立った一物を咥える。時々歯を当てたりして。その度に少し痛そうにするグレン。
「歯を当てないように・・・優しく頼む」
そういうグレンの目はギラついていた。ファーストキス、初体験を奪ったのだ。その先にある欲望は自分の色に染めたい。相手のすべてを独占したい。男の性なんて所詮そんなものだ。
「気持ちいいよ、ハイネ」
そう言いながら優しくハイネの髪をなでるグレン。暫くハイネは口で奉仕する。
「そろそろ・・・一つになりたい・・・」
そう言うとグレンはハイネを優しく押し倒し足を持ち上げる。そしてゆっくりと一物を挿入してきた。
「あぁん」
思わずハイネは喘ぎ声をあげた。視線の先にはグレンの気持ちが良さそうな表情。
徐々に腰の動きが速くなってくる。再びハイネの喘ぎ声とベッドのきしむ音。
「ハイネ」
グレンの顔が近づいてくる。そして優しく唇を重ねてきた。
(本当の恋人みたいだなぁ。)
快楽と満たされる心。男でなく女であれば・・・ふとそう思う。しかし男の体あるからグレンと肉体関係を結べたのだ。少し複雑なところでもある。
(でも考えようだよね。男の同士だったらハーレム作っても浮気じゃないし。ってなに考えているの!私!!)
そんな事を考えながらも体は快楽に支配されている。
「そろそろ・・・出すよ」
そう言いながら激しく腰を振るグレン。加速する快楽に更に喘ぎ声を大きくするハイネ。
「うぅぅ・・・」
グレンのうめき声とともに再びハイネの中に暖かい液体が流れ込む。
ボーっとする頭の中でハイネは微かな幸せを感じていた。
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