異世界転生～女子高生が男の子に生まれ変わったのだが

第4話 ここからあー的な表現はいるよ。

ハイネは瘴気の森を覗いていた。今日は休みの日だ。町から瘴気の森まで約5キロある。こんな遠くまで来たのは先日の話が気になったから。
（美少年ゴブリン・・・見るだけなら大丈夫だよね・・・）
そう考えながら瘴気の森を外から探る。一応光魔法で周囲の光を屈折し姿を消した。そして雷魔法で体内電気を少し強くする。すぐ逃げられるようにだ。
20分くらい覗いただろうか？数匹のゴブリンが外から見えた。
（あ・・・下半身が・・・）
ゴブリンの姿を見た途端ハイネの下半身の一物が激しく脈打ち膨らんでくる。
（落ち着かなくちゃ・・・）
そう思うのだが何しろゴブリンは全裸だ。そして美少年なのだ。肌も少し色黒だが健康そうな体つき。
（怪物って普通ふんどし締めているものじゃないの？）
授業の写真で見たゴブリンは色が黒い怪物に見えた。今見ているゴブリンは程よく日焼けした健康そうな美少年ショタだ。
（ゴブリンに悪戯したらどうなるのだろう・・・）
この世界で殺人と強姦は死刑だ。事件発覚後、即座に町の監視機で犯人は特定される。町の外でも魔術式衛星で監視されているのだ。もし、元居た世界が科学でなく魔法が発達したらこうなったかもしれない。更に魔石は有害物質が出ないクリーンエネルギーと来ている。それはさておき監視機は恐ろしい機能がある。熱源も監視しているのだ。要するにいくら光魔法で姿を消しても行動は筒抜けなのだ。本来ならばチートな能力なのに・・・。
ふと目をやるとゴブリンの1匹が木に手をつく。するともう1匹のゴブリンが後ろから腰を振り出した。
（ちょっと・・・あれって・・・）
ゴクリ。思わず唾を飲み込む。どう見てもオス同士のゴブリンが激しく腰を振っているのだ。
（お尻の穴って・・・気持ち良いのかなぁ？）
そう思いながら気が付くとハイネは下半身を露わにし、自分の股間にいきり立った一物をしごいていた。
（すごい！あんなことしてる・・・）
後ろで腰を振っていたショタが挿入したまま仰向けに寝転んだのだ。挿入されたショタは上で腰を上下に振っている。
（もしも女の子に生まれていれば・・・）
ハイネは手を激しく動かしながら思った。前世で性行為は今の何倍も気持ちがよかった。しかし男の体は女の体ほど気持ちがよくない。
それにしても目の前にある美少年ショタの楽園。これは食虫植物みたいなものだろうかとふと考える。もし足を踏み入れたら穴という穴を汚され精気を干からびるまで吸い尽くされる。禁断の領域であるからこそ余計興奮するのかもしれない。
「ウッ・・・」
思わずうめき声をあげる。いきり立った一物から生暖かい白濁の液体が出てきたのだ。白濁液が出る少し前と出る瞬間までは快感を味わっていた。白濁液は左手で全て受け止めた。
（初めて自慰行為しちゃった・・・）
白濁液を見るのは初めてではない。前世の恋人のを何回か飲んだからだ。
野外で自分の性器を露出した羞恥心とショタの性行為を覗き見た興奮で回りの警戒が緩んでいた。魔法が解除されているのにも気が付いていなかった。
「オイ」
ふと後ろから少し低めでダンディーな感じのイケボが聞こえた。
（見られた・・・）
激しい羞恥心で顔面が真っ赤になる。
「キコエナイノカ？」
恐る恐る振り返る。
その瞬間絶句した。
「オマエウマソウナモノテニシテルナ」
そう目の前の怪物が言った。
（まさか・・・森の外にオーガがいるなんて・・・人生終わった・・・）
ハイネは泣きそうな顔になった。唯一の救いはオーガがダンディーなイケメンであったころくらいだった。