勇者は異常者

松林 松茸

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3章 宇宙編

第4話 異星人の調教※

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「アァ~ン、そんな激しすぎる」
修羅星人は大きく喘ぎ声をあげる。祐樹は彼の後ろの口の感度を上げると指を突っ込んだのだ。激しく感じる修羅星人。調教が始まる前、彼は恐怖の表情を浮かべていた。初めて掘られた時の苦痛と羞恥心を思い出していたのだ。それが数分で淫らな表情を浮かべるまでになってしまった。
「俺のテクは最高だろ」
「はい、異世界勇者様のテクは凄いです」
顔を紅潮させながら喘ぐ修羅星人。
「もっと気持ちよくなるぜ」
そう言いながら修羅星人の後ろの口に反り返った一物を這わせる祐樹。その度に彼は激しく喘ぎ声をあげる。
「どうして欲しいか言ってみろ」
祐樹の問いに修羅星は恥ずかしそうにする。
「どうした?言えないのか?」
「…挿れてください」
「もっとはっきり言えよ」
「後ろの口に勇者様の逞しい一物を挿れてください」
「よし、言えたご褒美だ」
そう言うと祐樹は反り返った一物を修羅星人の後ろの口に突っ込む。彼は激しく喘ぎながら白濁液を放出する。
「俺のテクでもういったのか」
祐樹は愉しそうだ。
「はい…」
修羅星人は淫らな表情で答える。イケメンが快楽に落ちていく姿は何度見ても愉しいものだ。
「ほら、鏡でお前の顔を見てみろよ」
そう言いながら祐樹は鏡の前に移動する。そこには美少年に弄ばれる渋めのイケメンの姿があった。
「こんな…恥ずかしいです」
そう言いながら再び白濁液を放出する修羅星人。
「まだまだこれからだ」
祐樹は激しく腰を動かす。何時しか男の喘ぎ声とリズミカルな打音がその場を支配する。
「またいっちゃう…」
そう言いながら修羅星人は3度目の白濁液をばら撒いていた。
「この淫乱め」
そう言いながら祐樹は一物をより深く挿入する。
「アァ~ン」
修羅星人はあまりの快感に意識を失いかける。
「そろそろ出してやるよ」
そう言うと祐樹は激しく腰を振り生暖かい液体を彼の後ろの口に放出した。


「なかなか良い光景だ」
祐樹は椅子に座りながら目の前の光景を愉しむ。修羅星人をメイドとショタに犯させているのだ。前も後ろも汚される修羅星人。彼は淫らな表情でメイドに掘られながらショタの一物を咥えている。
「ご主人様…」
不意にショタとメイドが淫らな表情で祐樹に声をかける。
「おぉ、出してやれ」
その言葉に2人は修羅星人に白濁とした液体をぶちまける。
「前後交代だ」
祐樹の言葉に今度はショタが後ろの口を、メイドが前の口に一物をねじ込む。祐樹はその光景をひたすら動画撮影していた。

(あとでアテナと一緒に見ようかな)

祐樹は卑猥な命令をしながら何度も修羅星人に白濁液をぶっかけさせる。最終的に修羅星人は気絶してしまった。
「良い動画もとれたし良しとするか」
祐樹は2人に命じて修羅星人の体を清めさせる。これからも愉しい玩具として彼は生きていくであろうと思っていた。


翌日の事だ。リューネが祐樹を呼び出すと決闘を申し込んだ。
「何故?」
祐樹は不思議そうに聞く。
「修羅星人をかけてもらうためさ」
リューネはそう言いながら破邪の剣をとりだす。

(女をいたぶる趣味はないのだが…)

祐樹は少し考え込んだ。彼は女性に暴力は振るわない主義だ。体の関係もアテナだけと決めている。
「修羅星人を賭けるのは良いが俺が勝ったらロランを襲っても良いのか?」
「ダメだ。私が負けたら私の体を自由にして良い」
その言葉に祐樹は完全にやる気をなくす。
「わかった。俺の負けで良いよ」
祐樹はそう言うとあっさりリューネに修羅星人を渡してしまった。

(折角、調教を済ませたのに)

修羅星人はリューネに抱きしめられた瞬間に泣き出した。彼女の温もりが壊れた彼の心を癒してくれたのだろう。
「これからはこの国の国民として君は生きろ」
リューネの言葉に涙ながらに頷く修羅星人。リューネは泣きじゃくる彼を優しく抱きしめていた。


数日後、修羅星人は教員になる。彼はあらゆる知識と強靭な肉体で体育の先生になったのだ。
「ほう、似合っているじゃないか」
祐樹が学校に行くと彼の表情は強張る。快楽に支配され誇りを失った日々を思い出したのだ。
「心配するな。リューネとの約束は守るよ。そんな事より今日は大切な要件で来た」
そう言うとリューネと修羅星人を呼び出す祐樹。
「話は何だ?」
リューネは少し警戒している。異世界勇者が何をしでかすか分かったものではないからだ。
「ちょっと頼まれごとをしてさ」
祐樹は説明する。数日前にウメからお見合い相手を探して欲しいという依頼があったのだ。相手はエルフの女性で絶世の美女。どうやらいろいろな男に言い寄られて困っているらしい。本人は幸せな結婚を望んでいるのだが言い寄る男がどいつもこいつもろくなものではない。祐樹はウメにだけは頭が上がらない。そこで修羅星人を旦那にしてしまえば良いと単純に考えたのだ。
「そうか」
リューネはウメの頼みならばと了承する。そして数日後にお見合いをした結果2人は意気投合したらしい。そして結婚するようだ。
「ウメさん、これで良かったんですよね?」
祐樹はウメの顔色を窺う。
「すまなかったね。勇者にお見合い相手を探させて」
ウメは申し訳なさそうに祐樹にそう言った。

(子供たちをまっすぐに育てて貰っている恩がある限り貴方に頭は上がりませんよ)

祐樹はウメに微笑むだけであった。
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