勇者は異常者

松林 松茸

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1章 異世界統一編

第28話 思惑※

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祐樹は一度グレイドンに戻る。アテナを引き連れて。祐樹はアテナにグレイドンの現状を見せて回った。かつていがみ合い争った種族は皆が互いの知恵を出し合いより豊かになろうと奮闘している。戦闘種族は趣味でコロシアムで戦い自らの欲求を満たしていた。そこには従来の混沌としたものはない。あるのは皆が幸せになるにはどうするかだ。祐樹がアテナにその光景を見せたのは勇者が作った世界が如何に平和で素晴らしいかを知ってもらうためだ。それにより神々は自らの行いを反省せねばならないだろう。
「ここまで種族問わず調和させるとは」
アテナは発展していく世界に驚愕する。同時に神や悪魔の存在意義が薄れてしまう危惧を感じていた。
「神や悪魔はこれからも必要ですよ」
祐樹はにこりと笑う。彼女の不安を取り除き変化の素晴らしさを教えるのが目的だ。アテナは祐樹の言葉を信じてしまう。そして2人は一度祐樹の屋敷に戻る。

「これは…」
アテナは驚愕した。出迎えたのがヴァンパイアと真祖、ネクロマンサーに悪魔の貴族である。本来は勇者と対立するものを勇者は手なずけていたのだ。実際には調教したのだが女神はそんな事を知るはずもない。
「ここが僕の屋敷です」
そう言いながらアテナを案内する祐樹。彼女は言われるがままに祐樹の後を付いて回る。

(もう少しだ)

祐樹は密かに彼女を屋敷に足止めする作戦を考えていた。それを実行するときが来たと判断する。


「アァ~ン、気持ち良い」
メイド姿のネクロマンサーが悪魔と真祖を相手に激しく喘ぎ声をあげる。アテナは顔を紅潮させながらその光景に見入る。下着着用を禁止されているネクロマンサーは下半身を露わにすると真祖と悪魔に責められているのだ。悪魔は唇を重ねながら乳首を摘まみ、真祖は一物から後ろの口にかけて舌を這わせる。あまりに過激な光景にアテナは我を忘れ快楽の園に目を奪われ続ける。そしてネクロマンサーは悪魔の後ろの口にお返しとばかりに反り返った一物を咥えさせた。
「アァ~ン、変になる」
上級悪魔は激しく喘ぎ声をあげる。真祖はネクロマンサーに反り返った一物を突き刺した。
「アァ…前も後ろも気持ち良い」
そう言いながらネクロマンサーも喘ぎ声をあげる。何時しか部屋中に快楽の合唱とリズミカルな打音が鳴り響く。ベッドは軋み悲鳴をあげる度に彼等は淫らな表情を浮かべる。
「お気に召しましたか?」
祐樹はアテナの耳元で囁く。彼女は顔を紅潮させていたがやがて祐樹の体を貪りだす。
「仕方がない女神さまだ」
そう言いながら祐樹はアテナを攻め立てた。彼女は淫らな表情を浮かべ祐樹の体の虜になっていく。

(もう少しだな)

祐樹は更に彼女を激しく攻め立て3人の美男子の絡みを傍で見せつける。そして興奮して秘密の花園から密を滴らせる女神に祐樹は一物をねじ込んだ。彼女は激しく喘ぎ声をあげながら尚も3人の絡みを見入っている。そんな彼女に祐樹は更に激しく腰を動かした。部屋には男女の喘ぎ声とリズミカルな打音とベッドが軋む音に支配された。やがてその場にいた男は白濁とした液体を放出する。アテナは淫らな表情を浮かべながらベッドに横たわる。完全に祐樹に落ちたようだ。

(これで邪魔者は居なくなった)

祐樹は内心でほくそ笑みながらアテナを撫でる。彼女は気持ちよさそうにする。
「女神様、少し出かけますのでこの屋敷でゆっくりしてください」
その言葉に彼女は歓喜の表情を浮かべる、美男子の楽園に居ることが出来るのだ。
「それでは行ってまいります」
祐樹は彼女に口付けを交わすと再び地獄へ赴く。


「なかなか良い眺めだ」
アテナが居なくなった軍隊は混乱する。そして祐樹が仕込んだ薬で快楽の宴が繰り広げられる。

(このままにしておけば地獄の軍隊は自滅するな)

祐樹はショタに一物をしゃぶらせながら満足げに眺めていた。兵士たちは舌を絡め合い愛し合う。天使と悪魔は愛し合いながら互いの服を脱がし体を弄りあう。そして互いの反り返った一物を舐め合った。それをおかずに祐樹は初夜に一物をしゃぶらせているのだ。
何時しか軍隊は互いに掘りあい快楽の合唱を始めた。

(あとは悪魔の王を倒すだけだな)

祐樹は白濁した液体をショタに飲ませながら崩壊していく軍隊を楽しそうに眺めていた。
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