49 / 88
第四十九話 お泊り会
しおりを挟む
その晩、一行は遊園地に併設されたホテルに泊まる。部屋の中はキャラクターの壁紙とおとぎ話のお菓子の家をモチーフにした柱やドアで現実世界を忘れさせる。
「ところで何時までこの格好をさせるんだぁ?」
チャールズは夕食の席で恥ずかしそうに言う。
「朕も…着替えたいのだが」
「俺様もだよ」
恥ずかしがる3人を第一王妃と第二王妃は嬉しそうに見ている。
「あぁ、百合の花園ですわ」
アリスは完全に妄想の世界だ。
「ところでライディース様のスカートが短くなっていませんか?」
不意にミーアがライディースに問い掛ける。
「そうか?」
クールを装うも頬を赤らめている。
『怪しい…』
リムルとネイがテーブルの下を覗き込んだ。
『パオーンですわ!』
2人は鼻血を吹き出す。それをW王妃がさり気なく処理して服には付いていない。
『お愉しみはこの後よ』
W王妃は嬉しそうに言った。
『貸し切りだから安心して』
W王妃と皆は一緒に風呂に入る。勿論、水着着用だ。
『モッコリが…』
リムルとネイがレナンジェスのビキニ姿を見て興奮している。
「こんな事は…」
ミーアは恥ずかしそうに言う。何しろ男のモッコリが水着越しに見えるのだから。
『お前…一番デカくないか?』
トリプル王子はレナンジェスを見てショックを受ける。
「見ないでください…」
レナンジェスはオカンモードを発動すると恥じらいながら胸と下を手で隠す。
『お前…男だよな?』
「はい」
『では、その仕草は何だ?』
トリプル王子がレナンジェスに問い掛ける。
「何故、私ばかり見るのですか?」
『他に目を向けるのが恥ずかしいからだ!』
そう言いながらトリプル王子は顔を紅潮させる。周りの女子はスタイルが良い。故に見る事を恥ずかしがっているのだろう。
『レナンジェス様は私達を見れば良いと思いますわ』
ネイとリムルがそう言いながら胸を寄せて誘惑する。
「婦女子は恥じらいを持たなくては…」
そう言いながら恥じらうレナンジェス。その姿に2人は今にも襲い掛かりそうな勢いだ。
『夜は長いわよ』
W王妃は意味深にそう言いながら止めに入った。
寝室に移ると5人の男子は手足を拘束される。そしてベッドに寝かされた。ついでにアリスとリムル、ネイも手足を拘束されている。
『これでは襲えませんわ!』
トンデモ発言を繰り出すネイとリムル。
「そうですわ!ミーア様を襲えないじゃないですか!」
その言葉にミーアはガクブル震えている。
『好きにして良いぞ』
W王妃はそう言うと部屋を出る。
『それでは…』
ミュージーとルーアは俺様王子に寄り添うように眠る。
「はしたないですわよ!」
ミーアがそう言うが2人は頬を赤く染めて動かない。
『ミーア嬢は俺と一緒に…』
W王子がそう言うとミーアは頬を染めて別のベッドに潜り込んだ。
「ハァハァ…レナンジェス様がすぐそこに居るのに…」
ネイとリムルは発情している。
「ミーアお姉さま…」
アリスもミーアに発情したのか吐息が荒い。
そんな中、レナンジェスだけは直ぐに眠りにつく。そして寝息をたてながら「おやつの時間ですよ」「飴ちゃん食べる?」と寝言を言っている。
『こいつ…やっぱり“カンサイノオバチャン”じゃね?』
トリプル王子は思わすそう呟いていた。
翌朝、一行は着替えると朝食会場に向かう。
『それでどうだった?』
W王妃はミーアに昨日の事を聞きだす。
「私は他のベッドで休みましたので…」
そう言いながら頬を赤らめる悪役令嬢。
『ズルいですわ!ミュージーさんとルーアさんはアリウス様と添い寝していたのに私達を拘束するなんて!』
ネイとリムルが悔しそうに言う。
「我は隣で…レナンジェスの寝息を聞いていたら…」
クールにトンデモ発言をするライディース。
『それにしても寝言で「おやつの時間ですよ」とか無いだろ!お前は本当に男か?』
トリプル王子が納得いかないと言った顔でレナンジェスに言う。
「はい、私が一番立派みたいですから」
その言葉でトリプル王子にHPは大きく削られた。
「ところで何時までこの格好をさせるんだぁ?」
チャールズは夕食の席で恥ずかしそうに言う。
「朕も…着替えたいのだが」
「俺様もだよ」
恥ずかしがる3人を第一王妃と第二王妃は嬉しそうに見ている。
「あぁ、百合の花園ですわ」
アリスは完全に妄想の世界だ。
「ところでライディース様のスカートが短くなっていませんか?」
不意にミーアがライディースに問い掛ける。
「そうか?」
クールを装うも頬を赤らめている。
『怪しい…』
リムルとネイがテーブルの下を覗き込んだ。
『パオーンですわ!』
2人は鼻血を吹き出す。それをW王妃がさり気なく処理して服には付いていない。
『お愉しみはこの後よ』
W王妃は嬉しそうに言った。
『貸し切りだから安心して』
W王妃と皆は一緒に風呂に入る。勿論、水着着用だ。
『モッコリが…』
リムルとネイがレナンジェスのビキニ姿を見て興奮している。
「こんな事は…」
ミーアは恥ずかしそうに言う。何しろ男のモッコリが水着越しに見えるのだから。
『お前…一番デカくないか?』
トリプル王子はレナンジェスを見てショックを受ける。
「見ないでください…」
レナンジェスはオカンモードを発動すると恥じらいながら胸と下を手で隠す。
『お前…男だよな?』
「はい」
『では、その仕草は何だ?』
トリプル王子がレナンジェスに問い掛ける。
「何故、私ばかり見るのですか?」
『他に目を向けるのが恥ずかしいからだ!』
そう言いながらトリプル王子は顔を紅潮させる。周りの女子はスタイルが良い。故に見る事を恥ずかしがっているのだろう。
『レナンジェス様は私達を見れば良いと思いますわ』
ネイとリムルがそう言いながら胸を寄せて誘惑する。
「婦女子は恥じらいを持たなくては…」
そう言いながら恥じらうレナンジェス。その姿に2人は今にも襲い掛かりそうな勢いだ。
『夜は長いわよ』
W王妃は意味深にそう言いながら止めに入った。
寝室に移ると5人の男子は手足を拘束される。そしてベッドに寝かされた。ついでにアリスとリムル、ネイも手足を拘束されている。
『これでは襲えませんわ!』
トンデモ発言を繰り出すネイとリムル。
「そうですわ!ミーア様を襲えないじゃないですか!」
その言葉にミーアはガクブル震えている。
『好きにして良いぞ』
W王妃はそう言うと部屋を出る。
『それでは…』
ミュージーとルーアは俺様王子に寄り添うように眠る。
「はしたないですわよ!」
ミーアがそう言うが2人は頬を赤く染めて動かない。
『ミーア嬢は俺と一緒に…』
W王子がそう言うとミーアは頬を染めて別のベッドに潜り込んだ。
「ハァハァ…レナンジェス様がすぐそこに居るのに…」
ネイとリムルは発情している。
「ミーアお姉さま…」
アリスもミーアに発情したのか吐息が荒い。
そんな中、レナンジェスだけは直ぐに眠りにつく。そして寝息をたてながら「おやつの時間ですよ」「飴ちゃん食べる?」と寝言を言っている。
『こいつ…やっぱり“カンサイノオバチャン”じゃね?』
トリプル王子は思わすそう呟いていた。
翌朝、一行は着替えると朝食会場に向かう。
『それでどうだった?』
W王妃はミーアに昨日の事を聞きだす。
「私は他のベッドで休みましたので…」
そう言いながら頬を赤らめる悪役令嬢。
『ズルいですわ!ミュージーさんとルーアさんはアリウス様と添い寝していたのに私達を拘束するなんて!』
ネイとリムルが悔しそうに言う。
「我は隣で…レナンジェスの寝息を聞いていたら…」
クールにトンデモ発言をするライディース。
『それにしても寝言で「おやつの時間ですよ」とか無いだろ!お前は本当に男か?』
トリプル王子が納得いかないと言った顔でレナンジェスに言う。
「はい、私が一番立派みたいですから」
その言葉でトリプル王子にHPは大きく削られた。
0
お気に入りに追加
515
あなたにおすすめの小説
風紀委員長様は王道転校生がお嫌い
八(八月八)
BL
※11/12 10話後半を加筆しました。
11/21 登場人物まとめを追加しました。
【第7回BL小説大賞エントリー中】
山奥にある全寮制の名門男子校鶯実学園。
この学園では、各委員会の委員長副委員長と、生徒会執行部が『役付』と呼ばれる特権を持っていた。
東海林幹春は、そんな鶯実学園の風紀委員長。
風紀委員長の名に恥じぬ様、真面目実直に、髪は七三、黒縁メガネも掛けて職務に当たっていた。
しかしある日、突如として彼の生活を脅かす転入生が現われる。
ボサボサ頭に大きなメガネ、ブカブカの制服に身を包んだ転校生は、元はシングルマザーの田舎育ち。母の再婚により理事長の親戚となり、この学園に編入してきたものの、学園の特殊な環境に慣れず、あくまでも庶民感覚で突き進もうとする。
おまけにその転校生に、生徒会執行部の面々はメロメロに!?
そんな転校生がとにかく気に入らない幹春。
何を隠そう、彼こそが、中学まで、転校生を凌ぐ超極貧ド田舎生活をしてきていたから!
※11/12に10話加筆しています。
嫌われ公式愛妾役ですが夫だけはただの僕のガチ勢でした
ナイトウ
BL
BL小説大賞にご協力ありがとうございました!!
CP:不器用受ガチ勢伯爵夫攻め、女形役者受け
相手役は第11話から出てきます。
ロストリア帝国の首都セレンで女形の売れっ子役者をしていたルネは、皇帝エルドヴァルの為に公式愛妾を装い王宮に出仕し、王妃マリーズの代わりに貴族の反感を一手に受ける役割を引き受けた。
役目は無事終わり追放されたルネ。所属していた劇団に戻りまた役者業を再開しようとするも公式愛妾になるために偽装結婚したリリック伯爵に阻まれる。
そこで仕方なく、顔もろくに知らない夫と離婚し役者に戻るために彼の屋敷に向かうのだった。
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
異世界へ下宿屋と共にトリップしたようで。
やの有麻
BL
山に囲まれた小さな村で下宿屋を営んでる倉科 静。29歳で独身。
昨日泊めた外国人を玄関の前で見送り家の中へ入ると、疲労が溜まってたのか急に眠くなり玄関の前で倒れてしまった。そして気付いたら住み慣れた下宿屋と共に異世界へとトリップしてしまったらしい!・・・え?どーゆうこと?
前編・後編・あとがきの3話です。1話7~8千文字。0時に更新。
*ご都合主義で適当に書きました。実際にこんな村はありません。
*フィクションです。感想は受付ますが、法律が~国が~など現実を突き詰めないでください。あくまで私が描いた空想世界です。
*男性出産関連の表現がちょっと入ってます。苦手な方はオススメしません。
灰かぶり君
渡里あずま
BL
谷出灰(たに いずりは)十六歳。平凡だが、職業(ケータイ小説家)はちょっと非凡(本人談)。
お嬢様学校でのガールズライフを書いていた彼だったがある日、担当から「次は王道学園物(BL)ね♪」と無茶振りされてしまう。
「出灰君は安心して、王道君を主人公にした王道学園物を書いてちょうだい!」
「……禿げる」
テンション低め(脳内ではお喋り)な主人公の運命はいかに?
※重複投稿作品※
目覚めたそこはBLゲームの中だった。
慎
BL
ーーパッパー!!
キキーッ! …ドンッ!!
鳴り響くトラックのクラクションと闇夜を一点だけ照らすヘッドライト‥
身体が曲線を描いて宙に浮く…
全ての景色がスローモーションで… 全身を襲う痛みと共に訪れた闇は変に心地よくて、目を開けたらそこは――‥
『ぇ゙ッ・・・ ここ、どこ!?』
異世界だった。
否、
腐女子だった姉ちゃんが愛用していた『ファンタジア王国と精霊の愛し子』とかいう… なんとも最悪なことに乙女ゲームは乙女ゲームでも… BLゲームの世界だった。
なんか金髪超絶美形の御曹司を抱くことになったんだが
なずとず
BL
タイトル通りの軽いノリの話です
酔った勢いで知らないハーフと将来を約束してしまった勇気君視点のお話になります
攻
井之上 勇気
まだまだ若手のサラリーマン
元ヤンの過去を隠しているが、酒が入ると本性が出てしまうらしい
でも翌朝には完全に記憶がない
受
牧野・ハロルド・エリス
天才・イケメン・天然ボケなカタコトハーフの御曹司
金髪ロング、勇気より背が高い
勇気にベタ惚れの仔犬ちゃん
ユウキにオヨメサンにしてもらいたい
同作者作品の「一夜の関係」の登場人物も絡んできます
好きな人がカッコ良すぎて俺はそろそろ天に召されるかもしれない
豆ちよこ
BL
男子校に通う棚橋学斗にはとってもとっても気になる人がいた。同じクラスの葛西宏樹。
とにかく目を惹く葛西は超絶カッコいいんだ!
神様のご褒美か、はたまた気紛れかは知らないけど、隣同士の席になっちゃったからもう大変。ついつい気になってチラチラと見てしまう。
そんな学斗に、葛西もどうやら気付いているようで……。
□チャラ王子攻め
□天然おとぼけ受け
□ほのぼのスクールBL
タイトル前に◆◇のマークが付いてるものは、飛ばし読みしても問題ありません。
◆…葛西視点
◇…てっちゃん視点
pixivで連載中の私のお気に入りCPを、アルファさんのフォントで読みたくてお引越しさせました。
所々修正と大幅な加筆を加えながら、少しづつ公開していこうと思います。転載…、というより筋書きが同じの、新しいお話になってしまったかも。支部はプロット、こちらが本編と捉えて頂けたら良いかと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる