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第二章 ジャスティスジャッジメントの正義

第三話 前説 軽い打ち合わせのお知らせ

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 恋人が出来ても長谷川の日課は変わらない。
 バイトをしてレアスナタをする毎日。
 ただレアスナタ以外で荒野原と一緒に居る時間が増えたというだけだ。
 買い物したり食事をしたりと恋人らしい事をしている2人だった。
 しかし一番はレアスナタを2人でプレイする事。
 
 今回は前回途中で終わってしまった絆のシナリオを終わらせる為に集まった。
 ゲーム内ロビーで縁、スファーリア、絆は談笑して他のプレイヤーを。
 
 
「お兄様? あれから数週間たちましたが、レアスナタに入り浸ってないでしょうね?」
「何故絆口調なんだ、安心しろ、お前が心配する必要は無い」
「……お姉様、本当ですか?」
「うん、別に長谷川君の行動にどうこうは言わない」
「うーん、お姉様がそう言うのでしたら」
「ただ家族になったら話は少し変わるかな」
「そうだな、生活が変わると入り浸ってはいられないな」
「あ、兄貴がまともな発言をしている!?」

 絆はこれでもかとエフェクトガンガン使って驚いている。

「あのな、お前は俺を何だと思ってるんだ」
「人生レアスナタ」
「間違ってはないがもうちょっと信用しろ」
「今まで兄貴を知ってるから心配なんでしょ!」
「今はそれはいいとして、お前の旦那さん遅いな」
「え? あゆ……コホン、絆ちゃん旦那さん居たの?」
「まだ結婚はせずに同居してるだけですけどね」
「それもう夫婦では?」
「すみません! お待たせしました!」

 縁達に声をかけたのは、真っ赤に燃えているような髪の色と髪型と、ボロボロになった雨除けマントを羽織っている男。
 マントで服装は見えないがその男の顔付きは熱い魂を感じさせる!

「おう、旦那おつかれー仕事終わりにすまんねー」
「いや良いんだ、縁兄さんと久しぶりに遊びたかったし」
「こんにちは、初めまして、私はスファーリア」
「挨拶が遅れました、このキャラクターの名前はカガミと書いてきょうと言います」

 スファーリアと鏡はお互いに軽くお辞儀をした。

「弟は準備できてます、みなさんの準備が済んでいるなら開始したいと思います」
「待て待て旦那、兄貴と姉貴はまだシナリオ把握してないから」
「す、すみません、久しぶりなものでテンションが上がってしまい」
「っても、兄貴と姉貴は見ててもらうだけになりそうだけどね」
「お、そうなのか?」
「今回のシナリオを簡単に言えばね? 『神になった皇帝を絆が倒す』だね」
「なら今回は観客感覚で参加させてもらうわ」
「ふむ、なら『神にということはどういう事か』ってのをスファーリアさんに解説しようか?」
「お、それいいね」
「兄貴達なら雰囲気で合わせてくれるでしょ、旦那、開始していいよ~」
「わかった」

 鏡はロール開始のベルを鳴らした、縁達は光に包まれて消えた。
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