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第一章 レアスナタの世界へ!
第二話 後説 日常で一日が終わるお知らせ
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『ロールお疲れ様でした、休息をおすすめします』
「うーん、やっぱりロビー早く実装してほしい、キャラ表示と声のオンオフ設定有るとはいえ感覚的には舞台で黒子が談笑してるイメージなんだよな」
縁もとい長谷川は区切りがいい所でログアウトしたようだ。
独り言をぶつぶつ言いながら帰りの支度をする長谷川。
「前はこんな事なかったんだが、もうすぐロビー実装となれば考えは変わるか」
プレイルームを後にし、施設のロビーにある休憩スペースのソファーに座りスマホを操作する、しばらくして店長と勇二がやってきた。
「おう、長谷川お疲れ様」
「長谷川さんお疲れ様です」
「店長、勇二君、お疲れ様」
「ん? 娘はまだ来てないのか?」
「はい、友美さんはまだです」
「なら待つ……ああ来たか」
店長がプレイルームへと続く通路を見る、そこには高校生くらいでナチュラルで可愛らしいメイクと服装の女性が手を振っている。
「お疲れ様です、セイザもとい神無月友美帰還しました」
「おうお疲れ様、んじゃ晩御飯だな、何食いたい?」
「お父さんここは回らない寿司とか」
「友美、流石にそれはダメだって」
「いや? いいぞ」
「「え?」」
店長の言葉に勇二と友美は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた。
「たまには贅沢もするもんだ、どう思う長谷川」
「いいですね、俺も払いますから最高にいいものを食べませんか?」
「ハッ! 二十代前半の若造は黙って奢られてろ、気持ちは受け取るけどな」
「店長、ありがとうございます」
「お父さん、お母さんに怒られない?」
「ん? 俺の資金から出すから妻に怒られる事は無いぞ?」
「いやいや、皆だけでいいもの食べてってさ」
「そうなったら俺は妻とデートするだけだな」
店長はカッコつけてふっと笑う。
「よし、じゃあタクシー呼ぶか」
「もう呼びました店長、もう少ししたら来るでしょう」
「流石長谷川だ」
「何時もレアスナタやった後って反省会してますよね? 今日は出来る気がしない」
「勇二反省会は何時でも出来る、今日は回らない寿司に舌つづみするといいさ」
「は、はいお義父さんありがとうございます」
その後店長行きつけの回らない寿司屋に行く。
勇二と友美は外観と内装に高級感が出ていて緊張していた。
出された寿司を緊張しながらも美味そうに食べる勇二と友美を優しく見守る父親の表情で見ている。
その店長の表情を自分もいつかこの顔をするのかなと思いながら寿司を食う長谷川だった。
「うーん、やっぱりロビー早く実装してほしい、キャラ表示と声のオンオフ設定有るとはいえ感覚的には舞台で黒子が談笑してるイメージなんだよな」
縁もとい長谷川は区切りがいい所でログアウトしたようだ。
独り言をぶつぶつ言いながら帰りの支度をする長谷川。
「前はこんな事なかったんだが、もうすぐロビー実装となれば考えは変わるか」
プレイルームを後にし、施設のロビーにある休憩スペースのソファーに座りスマホを操作する、しばらくして店長と勇二がやってきた。
「おう、長谷川お疲れ様」
「長谷川さんお疲れ様です」
「店長、勇二君、お疲れ様」
「ん? 娘はまだ来てないのか?」
「はい、友美さんはまだです」
「なら待つ……ああ来たか」
店長がプレイルームへと続く通路を見る、そこには高校生くらいでナチュラルで可愛らしいメイクと服装の女性が手を振っている。
「お疲れ様です、セイザもとい神無月友美帰還しました」
「おうお疲れ様、んじゃ晩御飯だな、何食いたい?」
「お父さんここは回らない寿司とか」
「友美、流石にそれはダメだって」
「いや? いいぞ」
「「え?」」
店長の言葉に勇二と友美は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた。
「たまには贅沢もするもんだ、どう思う長谷川」
「いいですね、俺も払いますから最高にいいものを食べませんか?」
「ハッ! 二十代前半の若造は黙って奢られてろ、気持ちは受け取るけどな」
「店長、ありがとうございます」
「お父さん、お母さんに怒られない?」
「ん? 俺の資金から出すから妻に怒られる事は無いぞ?」
「いやいや、皆だけでいいもの食べてってさ」
「そうなったら俺は妻とデートするだけだな」
店長はカッコつけてふっと笑う。
「よし、じゃあタクシー呼ぶか」
「もう呼びました店長、もう少ししたら来るでしょう」
「流石長谷川だ」
「何時もレアスナタやった後って反省会してますよね? 今日は出来る気がしない」
「勇二反省会は何時でも出来る、今日は回らない寿司に舌つづみするといいさ」
「は、はいお義父さんありがとうございます」
その後店長行きつけの回らない寿司屋に行く。
勇二と友美は外観と内装に高級感が出ていて緊張していた。
出された寿司を緊張しながらも美味そうに食べる勇二と友美を優しく見守る父親の表情で見ている。
その店長の表情を自分もいつかこの顔をするのかなと思いながら寿司を食う長谷川だった。
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