916 / 934
二十四章
2
しおりを挟む
「僕の神社に伝わる刀術は、合戦でも相手の命をなるべく奪わない工夫をしています。その最たるものが、手への攻撃です。命に別状はなくとも血で武器を握れなくなりますから、手を怪我した相手は、後方へ下がることが多かったようですね」
これは表向きの返答でも、他流試合における籠手打ちを御先祖様達が熱心に研究していたという事実は、罪悪感を大いに減らしてくれた。それでも真の理由を話せない負い目は、澱のように残っていたけどね。
籠手を狙うのが最も簡単な真の理由は、対魔邸訓練にある。つい先月、精霊猫達の繰り出す鞭の速度が、とうとうマッハ2に到達した。秒速660メートルで襲い来る十一本の鞭を避け、かつ叩き斬る訓練を週に四度している身にとって、籠手は「止まって見える」というのが正直な感想だったのである。
という真の理由が背後にあるのを、感じ取ったのかもしれない。剣道部員の中で最も付き合いの長い大和さんが、挙手した。
「剣道では、面を打つのが一番難しいと言われているの。でも対戦した感じでは、猫将軍君にとっては違うように思えてならない。どうかな?」
さすが大和さん、との感嘆を呑み込むのに僕は苦労した。御先祖様達が研究した他流試合における籠手打ちの技術を、藤堂さんの次に習得しそうなのが大和さんだったから感嘆しそうになったのだけど、今それを告げる訳にはいかなかったのである。「長い返答になるのをお許しください」と詫びて、僕は話した。
「新陰流の基となった陰流は江戸時代以前から、袋竹刀と呼ばれる独自の竹刀を使っていたそうです。しかしそれら少数の例外を除くほぼ全ての江戸時代の流派は、木刀を手に、頭に鉢巻を巻いただけで刀術の稽古を行っていました。試合は寸止めが前提でも、木刀が頭に当たって亡くなる人も多かったそうですから、頭部を攻撃されたら必死になって避けることが体に染みついていたと予想されます。それは、子供の頃のチャンバラを介して身に付いた、本能的な動きだったと思うのです。よって江戸時代末期に竹刀と防具が考案され、安全に試合ができるようになっても、相手の竹刀が頭部に向かって来たらその本能が色濃く出たのではないでしょうか。面を打つのが一番難しいという言葉は、そのような時代背景のもとに生まれ、同意され、浸透していったのではないかと僕は考えています」
ここで藤堂さんが挙手し、太平洋戦争前の剣道の練習風景を映した白黒映像を見たことがあるやつはいないか、と皆へ問うた。手を挙げる者が一人もいない様子に頷いた藤堂さんは、「見れば今の俺達が竹刀をいかに避けないかが解る、見てみろ」と告げ、話を中断したことを僕に詫びた。滅相もございませんと心の底から述べ、僕は立ち上がった。
「竹刀とは比較にならぬほど重い刀は、全身を隈なく使わないと、自由自在に操ることができません。これは裏を返せば、身体操作を冷静に観察すれば、相手のどの箇所に刃を届かせようとしているかが解りやすいという事でもあります。たとえば」
僕は二歩前進しつつ刀を振りかぶり、相手の籠手を斬る動作をゆっくりした。そんな僕へ払う注意の量には個人差があり、それはそのまま、現時点における剣道の実力に比例していた。まあ颯太は唯一の例外なのだけどそれは置いて、僕は話を先へ進めた。
「それに対して竹刀は、腕力頼みの軌道操作が格段にしやすいと言えます。極論すれば、面と胴と籠手を打つ軌道は、腕の使いかた次第で変えられるのです。臨機応変が可能なこれは、『切っ先の向かう場所を予測しにくい』という利点を有している半面、弱点もあります。それは、『体全体の動きではないぶん籠手の速度が遅い』です」
その途端、二年生以上の剣道部員のほぼ全員が、苦虫を噛み潰したような表情になった。自分が籠手を打たれた理由の、少なくとも半分を理解したのである。残り半分を理解している人はまちまちだったので、その説明に移った。
「竹刀は刀より、切っ先が向かう場所を予測しにくいのは事実です。ならばそれを、陽動すればよい。僕が面を打たれやすい状況にいれば、相手は高確率で面を狙って来るでしょう。しかもその際の籠手は、体全体で刀を振って来た僕の目には、遅く映ります。よって相手の竹刀が僕の面を打った時、相手の籠手がどこにあるかも予想しやすい。だから僕はその直前の籠手の場所へ竹刀を放ち、勝ちを得ていたのです」
剣道部員も学年も関係なく、今回は全員が押し黙った。場の空気を換えるべく、「大和さんの質問にやっと答えられます、長々とすみません」と、僕はちょっぴりおどけた。
「竹刀を体全体で振らず、陽動に乗ってくれやすい対戦相手の場合、打つ箇所の難度に差はありません。竹刀を体全体で振り、かつ陽動の通じない相手なら、竹刀を届けるのが最も困難なのは、やはり面ですね」
予想に反し、剣道場を覆う沈黙が晴れることはなかった。内心涙目になりつつ、僕の考えている今後の方針を発表した。
「えっと、ただの提案なのですが、僕はなるべく同じ姿勢で皆さんの面と胴を打ちますから、皆さんは僕の籠手を狙ってみてはいかがでしょうか。僕は意識して、踏み込みと籠手の速度を上げて竹刀を振ります。その籠手を打つことを繰り返せば、『後の先』の訓練になってくれるかななんて思ったりして、ははは・・・」
沈黙に耐えかね、内心の涙目をとうとう堪え切れなくなった僕は、リアル涙目になる寸前に追いやられた。それを救ってくれたのは、ここにいる全員の中で最も付き合いの長い、那須さんだった。
「猫将軍君、ちょっといいかな?」
「はい、何なりとどうぞ!」
尻尾をブンブン振ってるなあと我ながら思っていた僕の耳に、香取さんの呆れ声が届く。
「あんなに強いのに、この人はどうしてこうも、豆柴になっちゃうのかなあ」
ようやく沈黙が晴れ、道場に爆笑が立ち昇る。それが嬉しくてならなかった僕は、一層張り切って尻尾を振ったのだった。
これは表向きの返答でも、他流試合における籠手打ちを御先祖様達が熱心に研究していたという事実は、罪悪感を大いに減らしてくれた。それでも真の理由を話せない負い目は、澱のように残っていたけどね。
籠手を狙うのが最も簡単な真の理由は、対魔邸訓練にある。つい先月、精霊猫達の繰り出す鞭の速度が、とうとうマッハ2に到達した。秒速660メートルで襲い来る十一本の鞭を避け、かつ叩き斬る訓練を週に四度している身にとって、籠手は「止まって見える」というのが正直な感想だったのである。
という真の理由が背後にあるのを、感じ取ったのかもしれない。剣道部員の中で最も付き合いの長い大和さんが、挙手した。
「剣道では、面を打つのが一番難しいと言われているの。でも対戦した感じでは、猫将軍君にとっては違うように思えてならない。どうかな?」
さすが大和さん、との感嘆を呑み込むのに僕は苦労した。御先祖様達が研究した他流試合における籠手打ちの技術を、藤堂さんの次に習得しそうなのが大和さんだったから感嘆しそうになったのだけど、今それを告げる訳にはいかなかったのである。「長い返答になるのをお許しください」と詫びて、僕は話した。
「新陰流の基となった陰流は江戸時代以前から、袋竹刀と呼ばれる独自の竹刀を使っていたそうです。しかしそれら少数の例外を除くほぼ全ての江戸時代の流派は、木刀を手に、頭に鉢巻を巻いただけで刀術の稽古を行っていました。試合は寸止めが前提でも、木刀が頭に当たって亡くなる人も多かったそうですから、頭部を攻撃されたら必死になって避けることが体に染みついていたと予想されます。それは、子供の頃のチャンバラを介して身に付いた、本能的な動きだったと思うのです。よって江戸時代末期に竹刀と防具が考案され、安全に試合ができるようになっても、相手の竹刀が頭部に向かって来たらその本能が色濃く出たのではないでしょうか。面を打つのが一番難しいという言葉は、そのような時代背景のもとに生まれ、同意され、浸透していったのではないかと僕は考えています」
ここで藤堂さんが挙手し、太平洋戦争前の剣道の練習風景を映した白黒映像を見たことがあるやつはいないか、と皆へ問うた。手を挙げる者が一人もいない様子に頷いた藤堂さんは、「見れば今の俺達が竹刀をいかに避けないかが解る、見てみろ」と告げ、話を中断したことを僕に詫びた。滅相もございませんと心の底から述べ、僕は立ち上がった。
「竹刀とは比較にならぬほど重い刀は、全身を隈なく使わないと、自由自在に操ることができません。これは裏を返せば、身体操作を冷静に観察すれば、相手のどの箇所に刃を届かせようとしているかが解りやすいという事でもあります。たとえば」
僕は二歩前進しつつ刀を振りかぶり、相手の籠手を斬る動作をゆっくりした。そんな僕へ払う注意の量には個人差があり、それはそのまま、現時点における剣道の実力に比例していた。まあ颯太は唯一の例外なのだけどそれは置いて、僕は話を先へ進めた。
「それに対して竹刀は、腕力頼みの軌道操作が格段にしやすいと言えます。極論すれば、面と胴と籠手を打つ軌道は、腕の使いかた次第で変えられるのです。臨機応変が可能なこれは、『切っ先の向かう場所を予測しにくい』という利点を有している半面、弱点もあります。それは、『体全体の動きではないぶん籠手の速度が遅い』です」
その途端、二年生以上の剣道部員のほぼ全員が、苦虫を噛み潰したような表情になった。自分が籠手を打たれた理由の、少なくとも半分を理解したのである。残り半分を理解している人はまちまちだったので、その説明に移った。
「竹刀は刀より、切っ先が向かう場所を予測しにくいのは事実です。ならばそれを、陽動すればよい。僕が面を打たれやすい状況にいれば、相手は高確率で面を狙って来るでしょう。しかもその際の籠手は、体全体で刀を振って来た僕の目には、遅く映ります。よって相手の竹刀が僕の面を打った時、相手の籠手がどこにあるかも予想しやすい。だから僕はその直前の籠手の場所へ竹刀を放ち、勝ちを得ていたのです」
剣道部員も学年も関係なく、今回は全員が押し黙った。場の空気を換えるべく、「大和さんの質問にやっと答えられます、長々とすみません」と、僕はちょっぴりおどけた。
「竹刀を体全体で振らず、陽動に乗ってくれやすい対戦相手の場合、打つ箇所の難度に差はありません。竹刀を体全体で振り、かつ陽動の通じない相手なら、竹刀を届けるのが最も困難なのは、やはり面ですね」
予想に反し、剣道場を覆う沈黙が晴れることはなかった。内心涙目になりつつ、僕の考えている今後の方針を発表した。
「えっと、ただの提案なのですが、僕はなるべく同じ姿勢で皆さんの面と胴を打ちますから、皆さんは僕の籠手を狙ってみてはいかがでしょうか。僕は意識して、踏み込みと籠手の速度を上げて竹刀を振ります。その籠手を打つことを繰り返せば、『後の先』の訓練になってくれるかななんて思ったりして、ははは・・・」
沈黙に耐えかね、内心の涙目をとうとう堪え切れなくなった僕は、リアル涙目になる寸前に追いやられた。それを救ってくれたのは、ここにいる全員の中で最も付き合いの長い、那須さんだった。
「猫将軍君、ちょっといいかな?」
「はい、何なりとどうぞ!」
尻尾をブンブン振ってるなあと我ながら思っていた僕の耳に、香取さんの呆れ声が届く。
「あんなに強いのに、この人はどうしてこうも、豆柴になっちゃうのかなあ」
ようやく沈黙が晴れ、道場に爆笑が立ち昇る。それが嬉しくてならなかった僕は、一層張り切って尻尾を振ったのだった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
6年3組わたしのゆうしゃさま
はれはる
キャラ文芸
小学六年の夏
夏休みが終わり登校すると
クオラスメイトの少女が1人
この世から消えていた
ある事故をきっかけに彼女が亡くなる
一年前に時を遡った主人公
なぜ彼女は死んだのか
そして彼女を救うことは出来るのか?
これは小さな勇者と彼女の物語
蟲籠の島 夢幻の海 〜これは、白銀の血族が滅ぶまでの物語〜
二階堂まりい
ファンタジー
メソポタミア辺りのオリエント神話がモチーフの、ダークな異能バトルものローファンタジーです。以下あらすじ
超能力を持つ男子高校生、鎮神は独自の信仰を持つ二ツ河島へ連れて来られて自身のの父方が二ツ河島の信仰を統べる一族であったことを知らされる。そして鎮神は、異母姉(兄?)にあたる両性具有の美形、宇津僚真祈に結婚を迫られて島に拘束される。
同時期に、島と関わりがある赤い瞳の青年、赤松深夜美は、二ツ河島の信仰に興味を持ったと言って宇津僚家のハウスキーパーとして住み込みで働き始める。しかし彼も能力を秘めており、暗躍を始める。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
高校生なのに娘ができちゃった!?
まったりさん
キャラ文芸
不思議な桜が咲く島に住む主人公のもとに、主人公の娘と名乗る妙な女が現われた。その女のせいで主人公の生活はめちゃくちゃ、最初は最悪だったが、段々と主人公の気持ちが変わっていって…!?
そうして、紅葉が桜に変わる頃、物語の幕は閉じる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる