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二十章
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「という訳で、猛と猫将軍君に、これをもって来ました」
芹沢さんはバックを手元に引き寄せ、中から何かを取り出す仕草をする。その隙に僕と猛は頬を勢いよく叩き、身繕いして姿勢を正した。居住まいを正し厳粛な面持ちになった僕らの手に、芹沢さんは持ち帰り用の和菓子を一つずつ乗せて、言った。
「これは、ウチのお店の和菓子。緑茶は次の夕食会で振る舞うね。立て替えた代金はいつでもいいから、気にしないで」
「「今すぐ食べていいかな!」」
完璧にハモってそう訊いた僕らへ、芹沢さんは満面の笑みで頷いた。僕らは丁寧に、かつ可能な限り素早く紐をほどき、箱を開けて、ゼリー状の和菓子を露わにする。息を呑む僕らに、芹沢さんは胸を張って説明した。
「それは、錦玉羹。見てのとおり、絵柄を中に封じた透明な羊羹ね。あんこを一個一個形成して可愛い和菓子にするのは素人の私達には無理でも、羊羹を一生懸命作って、それを丁寧に切り分けることなら、何とか間に合ったの」
率直に言って、それは間に合ったどころのクオリティーではなかった。四角く切られた透明な羊羹の中に、真っ赤な紅葉と黄色い銀杏を封じ込めたそれは、市場商品として充分通用するレベルに感じたのだ。もちろん僕はただの素人にすぎないが、芹沢さんの説明を聞くや、このクオリティーに到達して当然と思えた。芹沢さんの七組は、手先の器用さと根気強さを計るテストを考案し、四十二人全員で受けた。そしてその一位に紅葉を、二位に銀杏を、一か月半ひたすら作り続けてもらったそうなのである。羊羹作りは最初から芹沢さんの担当に決定していて、切り分け作業は三位の人に任せる計画だったが、切り分けも芹沢さんの仕事になったらしい。「昴に料理を教えてもらうようになって、一年二ヵ月。私は自分でも知らないうちに、料理と包丁さばきがかなり巧くなっていたみたいなの」 目を閉じ胸に手を添え、芹沢さんはそう呟いていた。
ふと気づくと、猛の心の汗を堰き止める堤防が、決壊しそうになっていた。僕にはそれが痛いほどわかった。人は自分の成長を実感したとき、喜びを覚えるよう創られている。かつ人は、自分より大切な人を心に抱く能力を備え付けられている。よって二つが合わさると、こうなるのだ。
―― 自分より大切な人の成長は、自分の成長より深い喜びを、心にもたらしてくれる
猛は今まさしくこの状態にいることを、僕は痛いほど理解できたのである。そして猛が、喜びに浸りつつもそれを制御すべく顔に百面相を強いているなら、それを助けるのが親友の役目。猛の肩に腕を回し、僕は言った。
「猛、気持ちは解るがここは笑顔だ。この素晴らしい和菓子を、満面の笑みで頂こう!」
猛は百面相を凝縮した一秒を過ごしたのち、ニカッと笑った。それは去年の四月、体育祭の自主練をする僕を訪ねて来たときを数倍するニカッだったので、僕の堤防も決壊しそうになったが、そこは猛。「ほら声を合わせるぞ」「わかってるよ」「遅れんじゃねえぞ」「大丈夫、短距離走なら僕が早い」「ったくコイツめ!」 なんてやり取りをしてカラッと乾いた風を吹かせた僕らは、元気よく声を合わせた。
「「いただきま~~す!!」」
二人揃って錦玉羹を口に放り込む。それは見立てどおり市場商品に匹敵する美味しさで、僕と猛は出来栄えを褒め称えた。対して称えられた方は、二人分の心の汗を引き受けた様相になっていた。けどそこは、さすが猛の伴侶。ハンカチを仕舞うついでに取り出した四つのテイクアウト焼き菓子を、芹沢さんは雅やかな所作で、僕らの手に二つずつ乗せた。それは、輝夜さんの八組と昴の九組の焼き菓子だった。芹沢さんによると、輝夜さんは真山と京馬と智樹に、そして昴は北斗に、合同喫茶の三種類のお菓子を届けていると言う。「猫将軍君は輝夜に来てもらいたかったでしょうけど、情報漏洩者がこの人だったから私になったの。あと真山君と京馬君と福井君は輝夜の八組を訪ねたはずだから、三人担当でも心配しないでね」 そう付け加えた芹沢さんに、僕と猛はそれぞれの役割を果たした。僕は輝夜さんのお礼を述べ、そして猛は、昴と北斗について尋ねたのである。
「天川さんが北斗一人を担当した、経緯は?」
芹沢さんは腕を組み、眉間に皺を寄せた。といってもこの仕草は二人の未来を憂いているのではなく、恋愛評論家としての演出。ちなみに評論家は、あながち冗談ではない。北斗と昴の恋の行方をいつも論じ合っている輝夜さんと芹沢さんは、この二人に関する限り、専門家を名乗るに相応しい領域へ到達していたのだ。
その専門家によると、輝夜さんがお約束として「昴は北斗君一人を担当してね」と提案したら、昴は予想に反し、驚くほど素直に首肯したと言う。ピンと来た専門家達が問い詰めたところ、「一度も教えてないのに、北斗のお味噌汁は私の味だったの」と白状したらしい。芹沢さんによるとそれは、並大抵のことではないのだそうだ。
「昴の料理を忠実に再現しようとしても、私はどうしても私の料理っぽい味になるし、輝夜も輝夜っぽい味になるし、美鈴ちゃんも美鈴ちゃんっぽい味になる。私の味覚と料理技術がフィルターになって、昴の料理を変化させてしまうのね。その変化の量が、北斗君のお味噌汁は断然少なかった。あれは、文化祭の準備期間だけでは何があっても無理。一年や二年でも絶対不可能。北斗君の料理の才能では、少なくとも四年かかるそうなのよ。なのに北斗君はこの文化祭で、それを食べさせてくれたのね」
昴は遠い目をして、私が料理の才能に目覚めてから四年半しか経っていないのに、と呟いたそうだ。北斗の覚悟のほどを知り、感動で何も言えない僕へ猛が顔を向けた。
「なあ眠留。うろ覚えだが昭和の頃まで『お味噌汁を毎朝作って欲しい』は、プロポーズの言葉だったんだよな。昭和時代の漫画とアニメに詳しい北斗と、お味噌汁に関する天川さんの証言。この二つは関係していると、眠留は思うか?」
「わからない」
僕は首を横に振った。ただこういう事はあるかもしれない、と推論を述べた。
「古風な面を多分に持つ昴は、食事担当の交代制を結婚相手に決して求めない。昴は健康にも恵まれているから、体調不良で食事を結婚相手に作ってもらう事も、滅多にないだろう。それは裏を返せば、昴の代わりに料理を作り、それを昴に食べさせる日々が訪れたら、それは夫婦にとって大事件が起きているという事。ならばその時の準備を、今から始めよう。和食の基本中の基本とされるお味噌汁の修業に、この瞬間から取り組もう。北斗は小学三年生の冬に昴のお味噌汁を味わいつつ、そんなふうに決意した事ならあるかもしれないって、僕は思うよ」
この話は、古風な面を多分に持つ大和撫子の心を、激しく揺さぶったようだ。芹沢さんは猛に支えられてやっと座っていられる状態になり、僕は猛に謝罪した。猛は「謝る必要ねえ」と唇を動かし、芹沢さんの背中を優しく叩き続ける。
そんな二人のおしどり夫婦振りに、未来の北斗と昴の姿が一瞬重なった気が、僕はしたのだった。
芹沢さんはバックを手元に引き寄せ、中から何かを取り出す仕草をする。その隙に僕と猛は頬を勢いよく叩き、身繕いして姿勢を正した。居住まいを正し厳粛な面持ちになった僕らの手に、芹沢さんは持ち帰り用の和菓子を一つずつ乗せて、言った。
「これは、ウチのお店の和菓子。緑茶は次の夕食会で振る舞うね。立て替えた代金はいつでもいいから、気にしないで」
「「今すぐ食べていいかな!」」
完璧にハモってそう訊いた僕らへ、芹沢さんは満面の笑みで頷いた。僕らは丁寧に、かつ可能な限り素早く紐をほどき、箱を開けて、ゼリー状の和菓子を露わにする。息を呑む僕らに、芹沢さんは胸を張って説明した。
「それは、錦玉羹。見てのとおり、絵柄を中に封じた透明な羊羹ね。あんこを一個一個形成して可愛い和菓子にするのは素人の私達には無理でも、羊羹を一生懸命作って、それを丁寧に切り分けることなら、何とか間に合ったの」
率直に言って、それは間に合ったどころのクオリティーではなかった。四角く切られた透明な羊羹の中に、真っ赤な紅葉と黄色い銀杏を封じ込めたそれは、市場商品として充分通用するレベルに感じたのだ。もちろん僕はただの素人にすぎないが、芹沢さんの説明を聞くや、このクオリティーに到達して当然と思えた。芹沢さんの七組は、手先の器用さと根気強さを計るテストを考案し、四十二人全員で受けた。そしてその一位に紅葉を、二位に銀杏を、一か月半ひたすら作り続けてもらったそうなのである。羊羹作りは最初から芹沢さんの担当に決定していて、切り分け作業は三位の人に任せる計画だったが、切り分けも芹沢さんの仕事になったらしい。「昴に料理を教えてもらうようになって、一年二ヵ月。私は自分でも知らないうちに、料理と包丁さばきがかなり巧くなっていたみたいなの」 目を閉じ胸に手を添え、芹沢さんはそう呟いていた。
ふと気づくと、猛の心の汗を堰き止める堤防が、決壊しそうになっていた。僕にはそれが痛いほどわかった。人は自分の成長を実感したとき、喜びを覚えるよう創られている。かつ人は、自分より大切な人を心に抱く能力を備え付けられている。よって二つが合わさると、こうなるのだ。
―― 自分より大切な人の成長は、自分の成長より深い喜びを、心にもたらしてくれる
猛は今まさしくこの状態にいることを、僕は痛いほど理解できたのである。そして猛が、喜びに浸りつつもそれを制御すべく顔に百面相を強いているなら、それを助けるのが親友の役目。猛の肩に腕を回し、僕は言った。
「猛、気持ちは解るがここは笑顔だ。この素晴らしい和菓子を、満面の笑みで頂こう!」
猛は百面相を凝縮した一秒を過ごしたのち、ニカッと笑った。それは去年の四月、体育祭の自主練をする僕を訪ねて来たときを数倍するニカッだったので、僕の堤防も決壊しそうになったが、そこは猛。「ほら声を合わせるぞ」「わかってるよ」「遅れんじゃねえぞ」「大丈夫、短距離走なら僕が早い」「ったくコイツめ!」 なんてやり取りをしてカラッと乾いた風を吹かせた僕らは、元気よく声を合わせた。
「「いただきま~~す!!」」
二人揃って錦玉羹を口に放り込む。それは見立てどおり市場商品に匹敵する美味しさで、僕と猛は出来栄えを褒め称えた。対して称えられた方は、二人分の心の汗を引き受けた様相になっていた。けどそこは、さすが猛の伴侶。ハンカチを仕舞うついでに取り出した四つのテイクアウト焼き菓子を、芹沢さんは雅やかな所作で、僕らの手に二つずつ乗せた。それは、輝夜さんの八組と昴の九組の焼き菓子だった。芹沢さんによると、輝夜さんは真山と京馬と智樹に、そして昴は北斗に、合同喫茶の三種類のお菓子を届けていると言う。「猫将軍君は輝夜に来てもらいたかったでしょうけど、情報漏洩者がこの人だったから私になったの。あと真山君と京馬君と福井君は輝夜の八組を訪ねたはずだから、三人担当でも心配しないでね」 そう付け加えた芹沢さんに、僕と猛はそれぞれの役割を果たした。僕は輝夜さんのお礼を述べ、そして猛は、昴と北斗について尋ねたのである。
「天川さんが北斗一人を担当した、経緯は?」
芹沢さんは腕を組み、眉間に皺を寄せた。といってもこの仕草は二人の未来を憂いているのではなく、恋愛評論家としての演出。ちなみに評論家は、あながち冗談ではない。北斗と昴の恋の行方をいつも論じ合っている輝夜さんと芹沢さんは、この二人に関する限り、専門家を名乗るに相応しい領域へ到達していたのだ。
その専門家によると、輝夜さんがお約束として「昴は北斗君一人を担当してね」と提案したら、昴は予想に反し、驚くほど素直に首肯したと言う。ピンと来た専門家達が問い詰めたところ、「一度も教えてないのに、北斗のお味噌汁は私の味だったの」と白状したらしい。芹沢さんによるとそれは、並大抵のことではないのだそうだ。
「昴の料理を忠実に再現しようとしても、私はどうしても私の料理っぽい味になるし、輝夜も輝夜っぽい味になるし、美鈴ちゃんも美鈴ちゃんっぽい味になる。私の味覚と料理技術がフィルターになって、昴の料理を変化させてしまうのね。その変化の量が、北斗君のお味噌汁は断然少なかった。あれは、文化祭の準備期間だけでは何があっても無理。一年や二年でも絶対不可能。北斗君の料理の才能では、少なくとも四年かかるそうなのよ。なのに北斗君はこの文化祭で、それを食べさせてくれたのね」
昴は遠い目をして、私が料理の才能に目覚めてから四年半しか経っていないのに、と呟いたそうだ。北斗の覚悟のほどを知り、感動で何も言えない僕へ猛が顔を向けた。
「なあ眠留。うろ覚えだが昭和の頃まで『お味噌汁を毎朝作って欲しい』は、プロポーズの言葉だったんだよな。昭和時代の漫画とアニメに詳しい北斗と、お味噌汁に関する天川さんの証言。この二つは関係していると、眠留は思うか?」
「わからない」
僕は首を横に振った。ただこういう事はあるかもしれない、と推論を述べた。
「古風な面を多分に持つ昴は、食事担当の交代制を結婚相手に決して求めない。昴は健康にも恵まれているから、体調不良で食事を結婚相手に作ってもらう事も、滅多にないだろう。それは裏を返せば、昴の代わりに料理を作り、それを昴に食べさせる日々が訪れたら、それは夫婦にとって大事件が起きているという事。ならばその時の準備を、今から始めよう。和食の基本中の基本とされるお味噌汁の修業に、この瞬間から取り組もう。北斗は小学三年生の冬に昴のお味噌汁を味わいつつ、そんなふうに決意した事ならあるかもしれないって、僕は思うよ」
この話は、古風な面を多分に持つ大和撫子の心を、激しく揺さぶったようだ。芹沢さんは猛に支えられてやっと座っていられる状態になり、僕は猛に謝罪した。猛は「謝る必要ねえ」と唇を動かし、芹沢さんの背中を優しく叩き続ける。
そんな二人のおしどり夫婦振りに、未来の北斗と昴の姿が一瞬重なった気が、僕はしたのだった。
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