723 / 934
十九章
15
しおりを挟む
しかしなればこそ、僕はこの空気を替えなければならない。
赤面のあまり溶けてへたり込んでしまいそうな輝夜さんを、助けなければならない。
最適な話題をただちに提供し、この状況を速やかに好転させるのが、僕の使命なのだ。
との決意の下、僕は脳をフル稼働させて最適な話題を検索した。すると幸運にも、一秒と経たず検索にヒットするものがあった。それは昨夕、美鈴が末吉に伝言した、RPGのステータスボードを現代科学で作れるかという話題だった。僕は生まれて初めて、美鈴に礼を述べるのを後回しにして、輝夜さんを助け起こした。そう、輝夜さんはもう、地面に膝を着く寸前だったのである。よって必然的に両腕に力が入り、かつ身を寄せて助け起こしたため、その肢体の柔らかさと芳しさに僕は真実どうにかなってしまいそうだったけど、歴代最高の自制心を僕はこれまた真実発揮し、輝夜さんを立ち上がらせた。そして綺麗なアーモンド形の瞳を凝視し、この瞳を閉じさせたいという再度の願いを全身全霊で投げ飛ばしてから、問いかけた。
「輝夜さん、ロールプレイングゲームでお馴染みの、ステータスボードって知ってる?」
現在の状況にこれ以上ないほど無関係な質問をしたのが、良かったのだろう。輝夜さんは瞬きを素早く二回しただけで、肯定の首肯をしてくれた。その様子に輝夜さんの心が今、空白状態にあることを悟った僕は、演技過剰な仕草で本命を放った。
「なら、それを現代科学で作れるかな。例えば僕の筋力や俊敏さや、翔刀術のスキルレベル等々を、明確な数値として表すことが?」
輝夜さんの面から、一切の表情が消えた。
慌てた僕は翔化視力に切り替え輝夜さんを見つめる。
呼吸が止まった。
輝夜さんの脳から原光が、色を伴わず輝く原初の光が、ほとばしっていたのだ。生命力では含有エネルギーが足らぬため原光を燃料として引っ張ってきたと言わんばかりに、脳細胞が超高速かつ超濃密に活動していたのである。
その脳細胞がある機を境に、通常活動へ戻ってゆく。と同時に輝夜さんは俯き、何かを呟き始めた。俯いた顔に僕は耳を近づけ呟きを聞き取ろうとするも、どうしても声を拾うことが出来ない。仕方なく元の姿勢に戻るとそれに合わせ、
「眠留くんの、眠留くんの・・・」
輝夜さんは呟きの音量を上げた。輝夜さんの両肩に手を添えたまま、再び耳を近づける。やはりそれ以上の声は拾えなかったが、それでもこれ以上、この体制でいるのは危険だった。輝夜さんの柔らかさと芳しさが、相反する二つの本能で僕を揉みくちゃにしたのだ。全方位にまんべんなく動かせる人の肩は、ほぼ全方位にまんべんなく筋肉が付いており、そして薙刀などの長柄物を縦横無尽に振る運動はその全方位筋肉を均等に鍛えるため、輝夜さんの肩も華奢な印象に反する、超高密度の筋肉によって覆われていた。そのはずなのに僕の指の神経は、マシュマロより柔らかな物に触れている信号を、なぜ脳に送って来るのか。そのせいで僕の十指は、この柔らかな肌にこれ以上の力を加えることを本能的に拒否していた。それでいて僕の雄の本能はその真逆を欲し、鼻腔をくすぐる甘やかな花の香りもそれに従うよう訴えていたが、人跡未踏の高峰を想起させる清らかな香りがそれを汚れた欲望と断じ、拒絶を断固主張して来るのである。そんな相反する二つの本能が、二重螺旋の竜巻となって僕を揉みくちゃにしていたのだ。
が、そんなものはまだ序の口だった。輝夜さんは胸に添えていた両手をクロスさせ、僕の手の上に置き、手の甲を上から強く抑えた。数秒前まで神々しき双丘に添えられていた掌が、その神秘の感触を伝えんとばかりに、僕の手の甲を情熱的に包んだのである。マシュマロより柔らかな肌に両側から圧迫された僕の手が、雄の本能を無限に駆り立ててゆく。だが駆り立てるも、クロスさせた輝夜さんの腕は拒否を示すXとして視覚を刺激し、そしてそのXによって僕の両手が固定され、輝夜さんを抱きしめる動作を封じられているのもまた事実だった。それに加え、俯きの角度を増し僕の顔により近づけられた輝夜さんの髪が、視覚と嗅覚の両方で、髪は神に通じるという神道の教えをこの愚か者に直接教授して来るのである。それは極限の板挟みと評する他なく、僕は身もだえしてそれに耐えていた。
その時ふと、閃きとは呼べない微かな電気信号が脳裏をかすめていった。
『これは、お仕置きなのかな?』
僕は板挟みから逃れるべく、その考察を進めて行った。
『ひょっとしてこれは、お仕置きなのではないのか。よく解らないけど、僕は輝夜さんに酷い事をしたのではないか。然るにその報いを、今こうして受けているのではないのか。もしそうなら、僕はこの板挟みにもっと苦しむべきだ』
この推測が当たっているか否かは、このさいどうでもよかった。当たっている可能性が浮上した時点で、選択肢などという不確定要素は消滅し、未来が一つに収束したからである。僕は胸の中で宣言した。
『うん、この板挟みに、もっともっと苦労しよう。よ~し、頑張るぞ~~!!』
てな感じに進むべき道が定まった僕は、僕の苦労によって輝夜さんの気が少しでも収まるならそれこそ至上という気持ちを、すぐさま持つに至った。自然と頬がほころび、僕はにこにこ顔になってゆく。すると再び、閃きとは呼べない微かな電気信号が、ふと脳裏をかすめた。それは、
――同種の状況につい最近なった
という、デジャブに似た感覚だった。僕はにこにこ顔のまま記憶を探り、そのつい最近の特定作業に移った。けど僕はそれを、途中で強制終了した。僕が最も苦手にしている言葉を、後頭部に幾度も浴びせられた気がしたのである。
仮にそれを強制終了せず、その最も苦手としている言葉を思い出していたら、それは防御壁として働いてくれただろう。思い出してショックを受けたとしても、それは輝夜さんの不意打ちを回避するという役目を果たしてくれたはずだ。なのに僕は、それを拒否した。強制終了する事により、不意打ちの成り立つ状況を僕は自ら造り上げてしまったのである。それこそがお仕置きの核心だったのかもしれないが、それはちょいとばかりキツかったというのが偽らざる本心。なぜなら輝夜さんはおもむろに顔を上げ、僕にこう言い放ったからだ。
「眠留くんの、変態!」
赤面のあまり溶けてへたり込んでしまいそうな輝夜さんを、助けなければならない。
最適な話題をただちに提供し、この状況を速やかに好転させるのが、僕の使命なのだ。
との決意の下、僕は脳をフル稼働させて最適な話題を検索した。すると幸運にも、一秒と経たず検索にヒットするものがあった。それは昨夕、美鈴が末吉に伝言した、RPGのステータスボードを現代科学で作れるかという話題だった。僕は生まれて初めて、美鈴に礼を述べるのを後回しにして、輝夜さんを助け起こした。そう、輝夜さんはもう、地面に膝を着く寸前だったのである。よって必然的に両腕に力が入り、かつ身を寄せて助け起こしたため、その肢体の柔らかさと芳しさに僕は真実どうにかなってしまいそうだったけど、歴代最高の自制心を僕はこれまた真実発揮し、輝夜さんを立ち上がらせた。そして綺麗なアーモンド形の瞳を凝視し、この瞳を閉じさせたいという再度の願いを全身全霊で投げ飛ばしてから、問いかけた。
「輝夜さん、ロールプレイングゲームでお馴染みの、ステータスボードって知ってる?」
現在の状況にこれ以上ないほど無関係な質問をしたのが、良かったのだろう。輝夜さんは瞬きを素早く二回しただけで、肯定の首肯をしてくれた。その様子に輝夜さんの心が今、空白状態にあることを悟った僕は、演技過剰な仕草で本命を放った。
「なら、それを現代科学で作れるかな。例えば僕の筋力や俊敏さや、翔刀術のスキルレベル等々を、明確な数値として表すことが?」
輝夜さんの面から、一切の表情が消えた。
慌てた僕は翔化視力に切り替え輝夜さんを見つめる。
呼吸が止まった。
輝夜さんの脳から原光が、色を伴わず輝く原初の光が、ほとばしっていたのだ。生命力では含有エネルギーが足らぬため原光を燃料として引っ張ってきたと言わんばかりに、脳細胞が超高速かつ超濃密に活動していたのである。
その脳細胞がある機を境に、通常活動へ戻ってゆく。と同時に輝夜さんは俯き、何かを呟き始めた。俯いた顔に僕は耳を近づけ呟きを聞き取ろうとするも、どうしても声を拾うことが出来ない。仕方なく元の姿勢に戻るとそれに合わせ、
「眠留くんの、眠留くんの・・・」
輝夜さんは呟きの音量を上げた。輝夜さんの両肩に手を添えたまま、再び耳を近づける。やはりそれ以上の声は拾えなかったが、それでもこれ以上、この体制でいるのは危険だった。輝夜さんの柔らかさと芳しさが、相反する二つの本能で僕を揉みくちゃにしたのだ。全方位にまんべんなく動かせる人の肩は、ほぼ全方位にまんべんなく筋肉が付いており、そして薙刀などの長柄物を縦横無尽に振る運動はその全方位筋肉を均等に鍛えるため、輝夜さんの肩も華奢な印象に反する、超高密度の筋肉によって覆われていた。そのはずなのに僕の指の神経は、マシュマロより柔らかな物に触れている信号を、なぜ脳に送って来るのか。そのせいで僕の十指は、この柔らかな肌にこれ以上の力を加えることを本能的に拒否していた。それでいて僕の雄の本能はその真逆を欲し、鼻腔をくすぐる甘やかな花の香りもそれに従うよう訴えていたが、人跡未踏の高峰を想起させる清らかな香りがそれを汚れた欲望と断じ、拒絶を断固主張して来るのである。そんな相反する二つの本能が、二重螺旋の竜巻となって僕を揉みくちゃにしていたのだ。
が、そんなものはまだ序の口だった。輝夜さんは胸に添えていた両手をクロスさせ、僕の手の上に置き、手の甲を上から強く抑えた。数秒前まで神々しき双丘に添えられていた掌が、その神秘の感触を伝えんとばかりに、僕の手の甲を情熱的に包んだのである。マシュマロより柔らかな肌に両側から圧迫された僕の手が、雄の本能を無限に駆り立ててゆく。だが駆り立てるも、クロスさせた輝夜さんの腕は拒否を示すXとして視覚を刺激し、そしてそのXによって僕の両手が固定され、輝夜さんを抱きしめる動作を封じられているのもまた事実だった。それに加え、俯きの角度を増し僕の顔により近づけられた輝夜さんの髪が、視覚と嗅覚の両方で、髪は神に通じるという神道の教えをこの愚か者に直接教授して来るのである。それは極限の板挟みと評する他なく、僕は身もだえしてそれに耐えていた。
その時ふと、閃きとは呼べない微かな電気信号が脳裏をかすめていった。
『これは、お仕置きなのかな?』
僕は板挟みから逃れるべく、その考察を進めて行った。
『ひょっとしてこれは、お仕置きなのではないのか。よく解らないけど、僕は輝夜さんに酷い事をしたのではないか。然るにその報いを、今こうして受けているのではないのか。もしそうなら、僕はこの板挟みにもっと苦しむべきだ』
この推測が当たっているか否かは、このさいどうでもよかった。当たっている可能性が浮上した時点で、選択肢などという不確定要素は消滅し、未来が一つに収束したからである。僕は胸の中で宣言した。
『うん、この板挟みに、もっともっと苦労しよう。よ~し、頑張るぞ~~!!』
てな感じに進むべき道が定まった僕は、僕の苦労によって輝夜さんの気が少しでも収まるならそれこそ至上という気持ちを、すぐさま持つに至った。自然と頬がほころび、僕はにこにこ顔になってゆく。すると再び、閃きとは呼べない微かな電気信号が、ふと脳裏をかすめた。それは、
――同種の状況につい最近なった
という、デジャブに似た感覚だった。僕はにこにこ顔のまま記憶を探り、そのつい最近の特定作業に移った。けど僕はそれを、途中で強制終了した。僕が最も苦手にしている言葉を、後頭部に幾度も浴びせられた気がしたのである。
仮にそれを強制終了せず、その最も苦手としている言葉を思い出していたら、それは防御壁として働いてくれただろう。思い出してショックを受けたとしても、それは輝夜さんの不意打ちを回避するという役目を果たしてくれたはずだ。なのに僕は、それを拒否した。強制終了する事により、不意打ちの成り立つ状況を僕は自ら造り上げてしまったのである。それこそがお仕置きの核心だったのかもしれないが、それはちょいとばかりキツかったというのが偽らざる本心。なぜなら輝夜さんはおもむろに顔を上げ、僕にこう言い放ったからだ。
「眠留くんの、変態!」
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
婚約破棄ですか。別に構いませんよ
井藤 美樹
恋愛
【第十四回恋愛小説大賞】で激励賞を頂き、書籍化しました!!
一、二巻、絶賛発売中です。電子書籍も。10月8日に一巻の文庫も発売されました。
皆様の応援のおかげです。ありがとうございます。
正直、こんな形ばかりの祝賀会、参加したくはありませんでしたの。
だけど、大隊長が参加出来ないのなら仕方ありませんよね。一応、これでも関係者ですし。それにここ、実は私の実家なのです。
というわけで、まだ未成年ですが、祝賀会に参加致しましょう。渋々ですが。
慣れないコルセットでお腹をギュッと締め付けられ、着慣れないドレスを着せられて、無理矢理参加させられたのに、待っていたは婚約破棄ですか。
それも公衆の面前で。
ましてや破棄理由が冤罪って。ありえませんわ。何のパーティーかご存知なのかしら。
それに、私のことを田舎者とおっしゃいましたよね。二回目ですが、ここ私の実家なんですけど。まぁ、それは構いませんわ。皇女らしくありませんもの。
でもね。
大隊長がいる伯爵家を田舎者と馬鹿にしたことだけは絶対許しませんわ。
そもそも、貴方と婚約なんてしたくはなかったんです。願ったり叶ったりですわ。
本当にいいんですね。分かりました。私は別に構いませんよ。
但し、こちらから破棄させて頂きますわ。宜しいですね。
★短編から長編に変更します★
書籍に入り切らなかった、ざまぁされた方々のその後は、こちらに載せています。
【更新停止中】おキツネさまのしっぽ【冬再開予定】
リコピン
キャラ文芸
※更新停止中
高校三年の冬の夜。一花(いちか)が家への帰り道で目撃してしまったのは、刀を手にした男の姿。
男から助け出した女の子『シロ』との生活を、戸惑いながらも楽しんでいた一花の前に、シロを襲った男『桐生(きりゅう)』が再び姿を現す。
シロに貰った『オクリモノ』が、一花に新たな出会いをもたらす、ひと冬の物語。
※全三章予定です
彩鬼万華鏡奇譚 天の足夜のきせきがたり
響 蒼華
キャラ文芸
元は令嬢だったあやめは、現在、女中としてある作家の家で働いていた。
紡ぐ文章は美しく、されど生活能力皆無な締め切り破りの問題児である玄鳥。
手のかかる雇い主の元の面倒見ながら忙しく過ごす日々、ある時あやめは一つの万華鏡を見つける。
持ち主を失ってから色を無くした、何も映さない万華鏡。
その日から、月の美しい夜に玄鳥は物語をあやめに聞かせるようになる。
彩の名を持つ鬼と人との不思議な恋物語、それが語られる度に万華鏡は色を取り戻していき……。
過去と現在とが触れあい絡めとりながら、全ては一つへと収束していく――。
※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。
イラスト:Suico 様
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
奇怪な街にアリアX
結局は俗物( ◠‿◠ )
キャラ文芸
研究者・白兎によって生み出された半人造人間・アレイドと、3人の下僕を連れた鬼一族に嫁いだ女・彼岸が殺伐とした都市オウルシティで依頼人や復讐のためにあれこれする話。 章構成があまり定まってない。 暴力・流血・触法表現。
不定期更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる