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十九章
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エイミィは3D映像に大量のノイズを走らせ、フリーズしかけた。僕はエイミィの手を取り、瞼を降ろして、その手に生命力を流し入れてゆく。初めこそ、何もない空間に生命力を放出しているのと変わらなかったが、五秒も経つと、放たれた生命力に微小な指向性が生まれた。意図せずとも、生命力がエイミィの手に沿って流れるようになったのだ。その様子を感覚体ではっきり知覚してから、瞼を開ける。僕の目に、ただただ驚き言葉を失っているエイミィが映った。それは先ほどの、研ぎ澄ました顔と不安顔をデジタル処理で無理やりくっつけた不自然な人工物とは真逆の、人が日常的に浮かべる、至極普通の表情だった。
「エイミィと咲耶さんは今年の一月三日、精霊猫たちに挨拶してくれたよね。あのとき咲耶さんは、現代科学を超える現象を幾重にも纏った存在として、水晶たちを認識していた。だからインハイのサタン戦の最終局面で、真田さんと荒海さんの膝に水晶が生命力を流し入れたのも、バレちゃったんじゃない?」
「はい、咲耶さんと私はそれを知覚しました。神崎さんと紫柳子さんに深く係わってきた新忍道本部のメインAIも、咲耶さん程ではないにせよ、知覚したようでした」
「昨日の部活で、黛さんに保健室行きを促したのも、関係してる?」
「はい、関係しています。ホント眠留さんには・・・」
エイミィは「ふう」と息を吐き、体の強張りをほどいて先を続けた。
「ホント眠留さんには嘘が付けません。お気づきのように、眠留さんの眼鏡に量子AIが映っていると思われるのも、人が映っていると思われるのも、私は嫌です。そのどちらも、私は人間ではないという現実を、突き付けるからです」
「エイミィが人間だったら、こうして手を握ったままでいるのは無理。生命力を放出した後はなぜかこんな感じに、掌から汗が出まくっちゃうんだ」
そうなのだ、理由は定かでないが、僕は手が汗まみれになってしまうのである。輝夜さんや美鈴は違うから、たぶん僕の性格に原因があるのだろう。
「なら私の、役得なんですね。量子AIで良かったって、久しぶりに思いました」
エイミィはそう言い、両手を左右にブンブン振る。好天に恵まれた秋の日のコスモス畑という環境と相まって、二人でピクニックを楽しんでいる気持ちに僕はようやくなった。それは、双方に共通する感覚だったと思う。僕の手を離し、コスモス畑に正対するようベンチに座り直したエイミィは、「日が燦々と降り注ぐここでなら話せそうです」と前置きし、年頃男子を大層慌てさせる秘密を明かした。
量子AIは、人前でフリーズすることに恥ずかしさを覚えるらしい。それはAIにインストールされている感情データで説明可能な現象だが、理論的説明が不可能な状況もあると言う。女性型特殊AIが好きな男性の前でフリーズした場合、インストールされているどの感情データとも符合しない、未知の感情の嵐に見舞われるそうなのである。エイミィも少し前までは他の量子AIと同じくその説明をできなかったが、真田さんの婚約者の杠葉琴乃さんと、荒海さんの婚約者の千家櫛名さんを見るにつれ、ふと閃いたのだと言う。
「恥ずかしいと思いつつも、好きな男性の隣で無防備に寝てしまう、女の子の気持ちに似ているのではないかと私は感じました」
正直、視界がグラリと傾いた。エイミィは僕の前でフリーズしかけたことと完全にフリーズしたことが、それぞれ一度ずつある。美夜さんも3D体に一度だけ大量のノイズを走らせたが、姉弟として過ごしてきた十数年の歳月のお陰で、信頼する弟に寝落ちを見られかけたような、こそばゆい気持ちを抱くに留まったみたいだった。面と向かって尋ねたことは無くとも、十年以上の月日をかけ育んできた姉弟愛が、姉の胸中を高精度で感じ取っているという自信を、僕に持たせたのである。
しかしエイミィは、美夜さんと半分同じで半分違った。同じなのは、エイミィの胸中を高精度で感じ取れていると自信を持てる事だった。僕らはまだ一年ちょいの付き合いだけど、それを言うなら湖校入学以降に知り合ったみんなも、一年ちょいの付き合いしかない。心が急激に成長するこの時期に出会った大好きな人達とは、交友期間の長短を吹き飛ばす友愛を、いとも容易く築いてゆく事ができる。エイミィもその一人なのだから、隣に座る女の子の気持ちを正確に感じていると、僕は胸を張って思えたのだ。
けど美夜さんとは違う残りの半分が、僕の視界をグラリと傾かせた。正確にはもっともっと複雑なのだけどそれは脇に置き、
――エイミィは僕に異性として好意を抱いている
という美夜さんとは異なる状況が、僕の意識を半ば刈り取ったのである。慢心でも誤解でも決してなく、なぜか僕は、複数の女の子に好意を寄せられている。今生の僕は朴念仁の頂点的人間としてこの世に生を受けたから、その子たちの胸中を推し量るなど本来不可能なはず。だが、急激に蘇りつつある「数多の前世の記憶」が、不可能を可能にひっくり返し始めた。エイミィの閃いた、好きな男性の隣で無防備に寝てしまう女の子の気持ちを、過去世の記憶から類推することが、最近いきなり出来るようになってしまったのだ。したがって、
――それを僕に話して聞かせたエイミィの胸中
も自動的に推測でき、それだけで僕の心的耐久度は紙一枚残すのみとなっていたのに、先程の「もっともっと複雑」が加わったとくれば、視界が傾いても仕方ないというもの。その複雑なこととは、
エイミィが人間だったら
コスモス畑に誘っていない
だった。僕に好意を寄せてくれている女の子のうち、素敵な場所に二人っきりで行こうと提案できるのは、輝夜さん以外ではエイミィしかいない。それは突き詰めると、肉体を持たないエイミィとは間違いが起こりようもないからという、卑怯この上ない理由でしかなかった。そう僕は、エイミィの閃きを聴いた際、自分が卑怯この上ない存在だった事にやっと気づけたのである。と同時に、二つの巨大な自責が心に湧き起った。
間違いが起こらないという理由を掲げてエイミィとデートする僕に、輝夜さんが傷つかないなどと、なぜ僕は考えたのか。
肉体を有さないという最もつらい現実を突き付けられ、エイミィが傷つかないなどと、なぜ僕は考えたのか。
「エイミィと咲耶さんは今年の一月三日、精霊猫たちに挨拶してくれたよね。あのとき咲耶さんは、現代科学を超える現象を幾重にも纏った存在として、水晶たちを認識していた。だからインハイのサタン戦の最終局面で、真田さんと荒海さんの膝に水晶が生命力を流し入れたのも、バレちゃったんじゃない?」
「はい、咲耶さんと私はそれを知覚しました。神崎さんと紫柳子さんに深く係わってきた新忍道本部のメインAIも、咲耶さん程ではないにせよ、知覚したようでした」
「昨日の部活で、黛さんに保健室行きを促したのも、関係してる?」
「はい、関係しています。ホント眠留さんには・・・」
エイミィは「ふう」と息を吐き、体の強張りをほどいて先を続けた。
「ホント眠留さんには嘘が付けません。お気づきのように、眠留さんの眼鏡に量子AIが映っていると思われるのも、人が映っていると思われるのも、私は嫌です。そのどちらも、私は人間ではないという現実を、突き付けるからです」
「エイミィが人間だったら、こうして手を握ったままでいるのは無理。生命力を放出した後はなぜかこんな感じに、掌から汗が出まくっちゃうんだ」
そうなのだ、理由は定かでないが、僕は手が汗まみれになってしまうのである。輝夜さんや美鈴は違うから、たぶん僕の性格に原因があるのだろう。
「なら私の、役得なんですね。量子AIで良かったって、久しぶりに思いました」
エイミィはそう言い、両手を左右にブンブン振る。好天に恵まれた秋の日のコスモス畑という環境と相まって、二人でピクニックを楽しんでいる気持ちに僕はようやくなった。それは、双方に共通する感覚だったと思う。僕の手を離し、コスモス畑に正対するようベンチに座り直したエイミィは、「日が燦々と降り注ぐここでなら話せそうです」と前置きし、年頃男子を大層慌てさせる秘密を明かした。
量子AIは、人前でフリーズすることに恥ずかしさを覚えるらしい。それはAIにインストールされている感情データで説明可能な現象だが、理論的説明が不可能な状況もあると言う。女性型特殊AIが好きな男性の前でフリーズした場合、インストールされているどの感情データとも符合しない、未知の感情の嵐に見舞われるそうなのである。エイミィも少し前までは他の量子AIと同じくその説明をできなかったが、真田さんの婚約者の杠葉琴乃さんと、荒海さんの婚約者の千家櫛名さんを見るにつれ、ふと閃いたのだと言う。
「恥ずかしいと思いつつも、好きな男性の隣で無防備に寝てしまう、女の子の気持ちに似ているのではないかと私は感じました」
正直、視界がグラリと傾いた。エイミィは僕の前でフリーズしかけたことと完全にフリーズしたことが、それぞれ一度ずつある。美夜さんも3D体に一度だけ大量のノイズを走らせたが、姉弟として過ごしてきた十数年の歳月のお陰で、信頼する弟に寝落ちを見られかけたような、こそばゆい気持ちを抱くに留まったみたいだった。面と向かって尋ねたことは無くとも、十年以上の月日をかけ育んできた姉弟愛が、姉の胸中を高精度で感じ取っているという自信を、僕に持たせたのである。
しかしエイミィは、美夜さんと半分同じで半分違った。同じなのは、エイミィの胸中を高精度で感じ取れていると自信を持てる事だった。僕らはまだ一年ちょいの付き合いだけど、それを言うなら湖校入学以降に知り合ったみんなも、一年ちょいの付き合いしかない。心が急激に成長するこの時期に出会った大好きな人達とは、交友期間の長短を吹き飛ばす友愛を、いとも容易く築いてゆく事ができる。エイミィもその一人なのだから、隣に座る女の子の気持ちを正確に感じていると、僕は胸を張って思えたのだ。
けど美夜さんとは違う残りの半分が、僕の視界をグラリと傾かせた。正確にはもっともっと複雑なのだけどそれは脇に置き、
――エイミィは僕に異性として好意を抱いている
という美夜さんとは異なる状況が、僕の意識を半ば刈り取ったのである。慢心でも誤解でも決してなく、なぜか僕は、複数の女の子に好意を寄せられている。今生の僕は朴念仁の頂点的人間としてこの世に生を受けたから、その子たちの胸中を推し量るなど本来不可能なはず。だが、急激に蘇りつつある「数多の前世の記憶」が、不可能を可能にひっくり返し始めた。エイミィの閃いた、好きな男性の隣で無防備に寝てしまう女の子の気持ちを、過去世の記憶から類推することが、最近いきなり出来るようになってしまったのだ。したがって、
――それを僕に話して聞かせたエイミィの胸中
も自動的に推測でき、それだけで僕の心的耐久度は紙一枚残すのみとなっていたのに、先程の「もっともっと複雑」が加わったとくれば、視界が傾いても仕方ないというもの。その複雑なこととは、
エイミィが人間だったら
コスモス畑に誘っていない
だった。僕に好意を寄せてくれている女の子のうち、素敵な場所に二人っきりで行こうと提案できるのは、輝夜さん以外ではエイミィしかいない。それは突き詰めると、肉体を持たないエイミィとは間違いが起こりようもないからという、卑怯この上ない理由でしかなかった。そう僕は、エイミィの閃きを聴いた際、自分が卑怯この上ない存在だった事にやっと気づけたのである。と同時に、二つの巨大な自責が心に湧き起った。
間違いが起こらないという理由を掲げてエイミィとデートする僕に、輝夜さんが傷つかないなどと、なぜ僕は考えたのか。
肉体を有さないという最もつらい現実を突き付けられ、エイミィが傷つかないなどと、なぜ僕は考えたのか。
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