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十四章
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平常心。
それは言うまでもなく、インハイ本選のような状況における最重要事項として間違いないだろう。
然るに平常心を失うような事態は避けるに越した事ないのだけど、想定外の事態が緊張を吹き飛ばし、かえって落ち着く場合があるのだから、人とは面白いものだ。しかもその想定外を引き起こした二人の女性が、
「紫柳子さん、お久しぶりです」
「「「お久しぶりです!!」」」
「こちらこそ久しぶり。全国大会進出の約束を守ってくれて、隼人も喜んでいたわ」
「「「ありがとうございます!!」」」
新忍道本部執行役員の紫柳子さんと、
「千家、来てくれたんだな」
「荒海君と真田君の晴れ舞台に、立ち会いたかったの」
「千家さん、無理に俺を加えなくていいから」
「アァ? 何いってやがんだ真田!」
はるばる島根からやって来てくれた千家さんだったとくれば、インハイ本選の緊張など跡形もなく吹き飛んでしまった。その上、何とも嬉しいことに、紫柳子さんと千家さんは楽しげに会話しながら湖校新忍道部の到着を待っていたのだ。僕らの旅館の方角を見つめていた千家さんを紫柳子さんがたまたま目にし、するとなぜか親しみが湧いてきて、そんな紫柳子さんに千家さんも親しみを覚えたので、二人は自然におしゃべりを始めたそうなのである。それを知った三枝木さんは紫柳子さんとの初対面を一層喜ばしく感じたらしく全身で挨拶していたし、そんな三枝木さんから紹介された一年の松竹梅に至っては、お腹を見せて転げまわる豆柴以外の何者でもなくなっていた。まあ一年生にとって神崎さんと紫柳子さんは、神話に登場する伝説の勇者に等しい存在だから、そうなって当然なんだけどね。
しかし当然であっても、新公式AIのモニターチームに湖校を選んでくれた紫柳子さんと、島根から飛行機に乗り文字どおり飛んできてくれた千家さんと、唯一の女子部員として気苦労が絶えないはずの三枝木さんと、そして最下級生の豆柴三匹がワイワイやっている光景は、真田さんと荒海さんと黛さんに深い落ち着きをもたらしたようだ。ともすれば緊張を強いられたかもしれない、控室入場前の十分弱をそのように過ごせたことへ、僕は胸中手を合わせたのだった。
八時五十八分、控室の扉が開かれた。
屋外から直接入室できる第四会場の控室は、埼玉予選の控室より広かった。対して待機時間は埼玉予選より短く、正確には極端に短く、床の表示に従い整列し、手元に現れた2D画面で本人確認を済ませるなり、フィールド入場まで残り三十秒のカウントダウンが始まった。開会式は二度目のことゆえ焦りはなかったが、他校の選手と親交を結べなかったのは正直残念だった。両隣の学校は研究学校で、しかも僕と同じ二年生っぽい人が真横にいたから尚更だね。
ほどなくカウントゼロを迎え、湖校は先陣切ってフィールドに走り出た。前半最後の第六戦を割り当てられた湖校は出場十一校の軸となるべく、真っ先にフィールドへ踊り出たのである。観客席を背に30メートルほど走り、方向転換して縦一列に並ぶのは埼玉予選と同じだったけど、今回は湖校生の応援がめっきり少なくて寂しさを覚えた。というかインハイ本選にもかかわらず観客自体が埼玉予選の二倍ほどしかおらず、新忍道のマイナーぶりを思い知らされた気がした。でも3DGのイントロ最後の、
「これは、その英雄たちの物語」
に合わせて選手が拳を突き上げるや怒涛の雄叫びが上がったのは、埼玉予選と同じだった。いや、出場選手に深く係わる人と新忍道好きがこの会場へ駆けつけてくれているからか、観客席の熱気は今回の方が高いようだった。先ほど感じた寂しさを吹き飛ばし、僕は夢中で拳を天に突き上げていた。
開会式を終え観客席へ向かう僕らを待ち構えていたように、湖校関係者の優先スペースから歓声が上がった。選手専用席の後ろに関係者の優先スペースが設けられ、選手の家族と湖校の生徒達が座っていたのである。初めてお会いした三巨頭の親御さん達は皆さんとても優しく、胸をほっこり温めてもらった。
湖校の応援席には二年生も十人近くいた。長野と近隣県に住む同級生達が、応援に駆けつけてくれたのである。友人知人初対面の違いは瞬く間に消え去り、僕らは大いに盛り上がった。
優先席には嬉しいことに、颯太君も座っていた。颯太君によると、宿泊先の旅館の息子であり部員達から後輩のように可愛がられていることを、湖校の教育AIが証言してくれたとの事だった。十一時ごろやって来る渚さんの席も確保してくれた教育AIへ、部員一同感謝の言葉を捧げた。
東京湾岸研究学校の卒業生の紫柳子さんは第二会場へ向かったため、ここにはいなかった。東校は東京都の代表校であり、また忍術部出身の紫柳子さんは東校新忍道部の、事実上のOGだったのである。それでも僕らとの関りを重んじ、第四会場へ足を運んでくれた紫柳子さんの心内を思うと、僕は瞼を盛んにしばたたせずにはいられなかった。
そうこうしているうち、いや率直に述べるとあっという間に、第一戦が始まった。開会式終了から十分の猶予しかない第一戦を割り当てられる日が、湖校にもいつか訪れるかもしれない。その未来をシミュレーションした僕は、湖校チームの戦闘に準ずる集中力でもって、観戦に没頭したのだった。
第一戦、第二戦、第三戦の学校は研究学校ではない普通校で、評価はBプラス二校にAマイナス一校だった。この三校の戦い振りを肌で感じた僕は、埼玉予選中に立てた仮説を確信へ変えることができた。その確信とは、新忍道は研究学校の方が有利、だった。
理由として先ず挙げるべきは、選手の自主性だろう。新忍道では戦闘開始から戦闘終了まで、監督の指示が一切ない。砦への侵入、陽動作戦の展開、下位モンスターの各個撃破、そしてボスモンスターとの決戦、それら全てを各選手が自主的に判断してゆくのが、新忍道なのだ。その「自主的な判断を下すまでの所要時間」が、三校の選手は長かった。選手達は判断する前に、必ず躊躇していた。躊躇という手順を踏まないと、自分自身の判断を自主的に下せなかったのである。なぜなら彼らの学校生活が、まさしくそうだったからだ。
研究学校以外の学校には大人の教師がいて、大人の指示に従う学校生活を生徒達は送っている。部活もそれに漏れず、大人の考えたメニューに沿って日々の練習をこなしていた。小学一年生からの十年以上を、それを当然とする環境で、三校の選手達は過ごして来たのだ。
しかし3DGの戦闘中は違った。指示を受けることも指示を仰ぐこともできず、モンスターと戦わねばならなかった。その真逆の環境が、一瞬の躊躇を生んだ。咄嗟に得た閃きを、日頃の監督の指示と照合し、「閃きの正誤を悩む一瞬」を、三校の選手達は必ず設けていたのである。それは時間にすればコンマ数秒でしかないため、人と人が戦う通常のスポーツなら、プロレベルでない限り問題にならないだろう。だが新忍道における敵は、人ではない。人を凌駕する身体能力を備えた、人を屠ることに本能的愉悦を覚える、モンスターなのである。三校の選手達が設ける一瞬の躊躇は新忍道にとって、命に係わる無駄に他ならないのだ。
それは言うまでもなく、インハイ本選のような状況における最重要事項として間違いないだろう。
然るに平常心を失うような事態は避けるに越した事ないのだけど、想定外の事態が緊張を吹き飛ばし、かえって落ち着く場合があるのだから、人とは面白いものだ。しかもその想定外を引き起こした二人の女性が、
「紫柳子さん、お久しぶりです」
「「「お久しぶりです!!」」」
「こちらこそ久しぶり。全国大会進出の約束を守ってくれて、隼人も喜んでいたわ」
「「「ありがとうございます!!」」」
新忍道本部執行役員の紫柳子さんと、
「千家、来てくれたんだな」
「荒海君と真田君の晴れ舞台に、立ち会いたかったの」
「千家さん、無理に俺を加えなくていいから」
「アァ? 何いってやがんだ真田!」
はるばる島根からやって来てくれた千家さんだったとくれば、インハイ本選の緊張など跡形もなく吹き飛んでしまった。その上、何とも嬉しいことに、紫柳子さんと千家さんは楽しげに会話しながら湖校新忍道部の到着を待っていたのだ。僕らの旅館の方角を見つめていた千家さんを紫柳子さんがたまたま目にし、するとなぜか親しみが湧いてきて、そんな紫柳子さんに千家さんも親しみを覚えたので、二人は自然におしゃべりを始めたそうなのである。それを知った三枝木さんは紫柳子さんとの初対面を一層喜ばしく感じたらしく全身で挨拶していたし、そんな三枝木さんから紹介された一年の松竹梅に至っては、お腹を見せて転げまわる豆柴以外の何者でもなくなっていた。まあ一年生にとって神崎さんと紫柳子さんは、神話に登場する伝説の勇者に等しい存在だから、そうなって当然なんだけどね。
しかし当然であっても、新公式AIのモニターチームに湖校を選んでくれた紫柳子さんと、島根から飛行機に乗り文字どおり飛んできてくれた千家さんと、唯一の女子部員として気苦労が絶えないはずの三枝木さんと、そして最下級生の豆柴三匹がワイワイやっている光景は、真田さんと荒海さんと黛さんに深い落ち着きをもたらしたようだ。ともすれば緊張を強いられたかもしれない、控室入場前の十分弱をそのように過ごせたことへ、僕は胸中手を合わせたのだった。
八時五十八分、控室の扉が開かれた。
屋外から直接入室できる第四会場の控室は、埼玉予選の控室より広かった。対して待機時間は埼玉予選より短く、正確には極端に短く、床の表示に従い整列し、手元に現れた2D画面で本人確認を済ませるなり、フィールド入場まで残り三十秒のカウントダウンが始まった。開会式は二度目のことゆえ焦りはなかったが、他校の選手と親交を結べなかったのは正直残念だった。両隣の学校は研究学校で、しかも僕と同じ二年生っぽい人が真横にいたから尚更だね。
ほどなくカウントゼロを迎え、湖校は先陣切ってフィールドに走り出た。前半最後の第六戦を割り当てられた湖校は出場十一校の軸となるべく、真っ先にフィールドへ踊り出たのである。観客席を背に30メートルほど走り、方向転換して縦一列に並ぶのは埼玉予選と同じだったけど、今回は湖校生の応援がめっきり少なくて寂しさを覚えた。というかインハイ本選にもかかわらず観客自体が埼玉予選の二倍ほどしかおらず、新忍道のマイナーぶりを思い知らされた気がした。でも3DGのイントロ最後の、
「これは、その英雄たちの物語」
に合わせて選手が拳を突き上げるや怒涛の雄叫びが上がったのは、埼玉予選と同じだった。いや、出場選手に深く係わる人と新忍道好きがこの会場へ駆けつけてくれているからか、観客席の熱気は今回の方が高いようだった。先ほど感じた寂しさを吹き飛ばし、僕は夢中で拳を天に突き上げていた。
開会式を終え観客席へ向かう僕らを待ち構えていたように、湖校関係者の優先スペースから歓声が上がった。選手専用席の後ろに関係者の優先スペースが設けられ、選手の家族と湖校の生徒達が座っていたのである。初めてお会いした三巨頭の親御さん達は皆さんとても優しく、胸をほっこり温めてもらった。
湖校の応援席には二年生も十人近くいた。長野と近隣県に住む同級生達が、応援に駆けつけてくれたのである。友人知人初対面の違いは瞬く間に消え去り、僕らは大いに盛り上がった。
優先席には嬉しいことに、颯太君も座っていた。颯太君によると、宿泊先の旅館の息子であり部員達から後輩のように可愛がられていることを、湖校の教育AIが証言してくれたとの事だった。十一時ごろやって来る渚さんの席も確保してくれた教育AIへ、部員一同感謝の言葉を捧げた。
東京湾岸研究学校の卒業生の紫柳子さんは第二会場へ向かったため、ここにはいなかった。東校は東京都の代表校であり、また忍術部出身の紫柳子さんは東校新忍道部の、事実上のOGだったのである。それでも僕らとの関りを重んじ、第四会場へ足を運んでくれた紫柳子さんの心内を思うと、僕は瞼を盛んにしばたたせずにはいられなかった。
そうこうしているうち、いや率直に述べるとあっという間に、第一戦が始まった。開会式終了から十分の猶予しかない第一戦を割り当てられる日が、湖校にもいつか訪れるかもしれない。その未来をシミュレーションした僕は、湖校チームの戦闘に準ずる集中力でもって、観戦に没頭したのだった。
第一戦、第二戦、第三戦の学校は研究学校ではない普通校で、評価はBプラス二校にAマイナス一校だった。この三校の戦い振りを肌で感じた僕は、埼玉予選中に立てた仮説を確信へ変えることができた。その確信とは、新忍道は研究学校の方が有利、だった。
理由として先ず挙げるべきは、選手の自主性だろう。新忍道では戦闘開始から戦闘終了まで、監督の指示が一切ない。砦への侵入、陽動作戦の展開、下位モンスターの各個撃破、そしてボスモンスターとの決戦、それら全てを各選手が自主的に判断してゆくのが、新忍道なのだ。その「自主的な判断を下すまでの所要時間」が、三校の選手は長かった。選手達は判断する前に、必ず躊躇していた。躊躇という手順を踏まないと、自分自身の判断を自主的に下せなかったのである。なぜなら彼らの学校生活が、まさしくそうだったからだ。
研究学校以外の学校には大人の教師がいて、大人の指示に従う学校生活を生徒達は送っている。部活もそれに漏れず、大人の考えたメニューに沿って日々の練習をこなしていた。小学一年生からの十年以上を、それを当然とする環境で、三校の選手達は過ごして来たのだ。
しかし3DGの戦闘中は違った。指示を受けることも指示を仰ぐこともできず、モンスターと戦わねばならなかった。その真逆の環境が、一瞬の躊躇を生んだ。咄嗟に得た閃きを、日頃の監督の指示と照合し、「閃きの正誤を悩む一瞬」を、三校の選手達は必ず設けていたのである。それは時間にすればコンマ数秒でしかないため、人と人が戦う通常のスポーツなら、プロレベルでない限り問題にならないだろう。だが新忍道における敵は、人ではない。人を凌駕する身体能力を備えた、人を屠ることに本能的愉悦を覚える、モンスターなのである。三校の選手達が設ける一瞬の躊躇は新忍道にとって、命に係わる無駄に他ならないのだ。
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