僕の名前は、猫将軍眠留

初山七月

文字の大きさ
上 下
384 / 934
十一章

2

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】ドクロ伯爵の優雅な夜の過ごし方

リオール
キャラ文芸
アルビエン・グロッサム伯爵──通称ドクロ伯爵は読書が好きだ。 だが大好きな読書ができない夜がたまにある。それはドクロになっている間。 彼は満月の夜になると、呪いでドクロになってしまうのだ。ちなみに体はどこかへ消える。 そんなドクロ伯爵の楽しみは、ドクロの時だけできる行為、領地内の人々の様子を見ること。 「ああ、彼女は今夜もまた来ない彼氏を待っているのだな」 「幼い子供が夜更かししてるぞ」 「あそこはまた夫婦喧嘩か、やれやれ」 それをけして覗きと言うなかれ。ドクロ伯爵はそれを高尚な趣味と信じて疑わないのだから。 そして今夜も彼は目にする。ドクロ伯爵はそれを目撃するのだ。 「……また人が死んでいる」 それは連続殺人。殺人鬼による無差別殺人。 全てを見通せるドクロ伯爵の目からすら逃れるその者を……犯人を捜すべく、ドクロ伯爵は今日も目を光らせる。 ──目、無いんですけどね === ※筆者より注意書き※ 本作品はホラーでも推理物でもありません。 あくまでキャラが濃いキャラ文芸、気楽に読めるラノベです。 特別深い話はございません、淡々と話は進みます。 あらかじめご理解いただきました上でお読みいただきますようお願い致します。 ※注2※ 舞台・年代は近世ヨーロッパ(イギリス)風な感じ(1800年~1900年くらい)、でもオリジナルで実在しない世界となります。パラレルワールド的な。 あまり時代考証とか考えずに気楽に読んでいただければと思います。 (つまり、筆者が細かいあれこれ考えるのが面倒、と)

時空の歪み

中野拳太郎
SF
堤正人は、二つの人格を持っていた。 亀のようにゆっくりと、 またある時は兎のように早く。 ある朝、駅にはいつもより多くの人々が集まってきていた。 そんな中、地震が起きた。 そのことで時空が歪み、眞人にだけ地下鉄に乗れた時と、乗れなかった時の人生が生まれ、同じ空間を二度繰り返すことになる。 地下鉄に乗れた時には、時間に余裕が生まれ、乗れなかった時には、余裕がないばかりか、その後の予定も狂ってしまう。 そうすることにより、歯車も狂い、恋人との付き合い、仕事、家族とゆっくりと、変化をもたらしていく。 そして、歪んだ時空のお陰で、誰かの命が奪われることになる。それは眞人本人なのか。 それとも他の誰か、なのか。 そして、今まで疑問を抱えていたこと。 自分は、一体、この世の中に必要な人間なのか、という時空の歪みに対し、問うた答えは、一体・・・・・・。

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド
ライト文芸
 日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。  その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。  青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。  その後がよろしくない。  青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。  妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。  長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。  次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。  三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。  四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。  この5人とも青夜は家族となり、  ・・・何これ? 少し想定外なんだけど。  【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】 【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】 【2023/6/5、お気に入り数2130突破】 【アルファポリスのみの投稿です】 【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】 【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】 【未完】

東京税関調査部、西洋あやかし担当はこちらです。 視えない子犬との暮らし方

飛野猶
キャラ文芸
仏頂面イケメン上司や可愛いケルベロスの子犬とともに、あやかしの事件解決 「あやかし」に取り憑かれたことで「あやかし」が視えるようになってしまったアラサー女子の蛍が、ちょっと訳ありの仏頂面イケメン上司とともに、海外からやってきた「あやかし」たちの巻き起こす事件を解決していく物語。 蛍に取り憑いているのは、ケルベロスの子犬・コロ。モフモフしていて可愛いワンコ。まだ首も一本しかない。 上司の神崎に取り憑いているのは、気まぐれな狐のユルグ。アフリカ生まれのくせにイナリ寿司が大好物。 そんな二人と二匹が巻き起こす、ハートフルストーリー。

名古屋錦町のあやかし料亭〜元あの世の獄卒猫の○○ごはん~

櫛田こころ
キャラ文芸
名古屋は錦町。 歓楽街で賑わうその街中には、裏通りが数多くある。その通りを越えれば、妖怪変幻や神々の行き交う世界​───通称・『界隈』と呼ばれる特別な空間へと足を運べてしまう。 だがそこは、飲食店や風俗店などが賑わうのは『あやかし』達も変わらず。そして、それらが雑居するとあるビルの一階にその店はあった。数名のカウンター席に、一組ほどの広さしかない座敷席のみの小料理屋。そこには、ちょっとした秘密がある。 店主が望んだ魂の片鱗とも言える『心の欠片』を引き出す客には、店主の本当の姿​──猫の顔が見えてしまうのだ。 これは元地獄の補佐官だった猫が経営する、名古屋の小料理屋さんのお話。地獄出身だからって、人間は食べませんよ?

君に会うため僕は君の

石田空
青春
これは、間違った恋の話。 小さい頃から繰り返し見る夢。 入江満は、高校二年生の夏に、ポニーテールの少女に殺されるという夢を繰り返し見続けていた。 なんとか夢を回避しようと行動してみても、着々と夢のとおりに時は過ぎていく。 そんな中、遂に自分を殺す少女、海鳴なぎさと出会う。 「あなたがいると、わたしの好きな人が死んじゃうの」 そんなことを言われても、満には心当たりがない。 部活にまで追いかけてこられ、彼女と不本意な交流を深めていくものの、傍若無人なはずのなぎさがだんだんと壊れていくことに気付く。 満は彼女を放っておくことができなくって。 僕は君に会うため、君の──。

転生陰陽師は呪詛をしたくない—余命半年の陰陽師【全公開は時々】

光月海愛(コミカライズ配信中★書籍発売中
ファンタジー
現代名 橋本千尋(前世 安倍吉近)は、幼い頃から人でないモノが見えていた。 彼の前世はかの有名な陰陽師である安倍晴明の側室六人目の子供だった。父より陰陽道も伝授していたが、別の陰陽師からうけた呪いによって十八歳になれば肉体は死に転生してしまうように。 現代では高校の弓道部に所属している。 歳を重ねれば重ねるだけ前世の記憶が鮮明になり己の宿命を認識していくために近頃は交流を避け、誰にも心を見せず、十八歳までのカウントダウンに身を任せていた。 しかし、弓道部の後輩(神職の娘)山城リリの霊的障害や、学校の快事件などに関わるうちに、陰陽師としての力も大きくなっていく。 自分の使命、人への情を感じるようになり、宿命に抗いたい気持ちが芽生えてくる。 そして、不動産屋である現世での父親の事故物件より、未解決殺人事件に巻き込まれ、現代の陰陽師 滋岡道中に出会う。 彼の先祖の滋岡川仁こそ安倍晴明に呪いをかけた陰陽師だった。 千尋にかけられた呪いを解くことができるのは彼だけ。 二人は衝突しながらも未解決殺人事件を解決へと導き、呪いを解いてもらうことになるのだが―― ※こちらは、魔法のiらんど、他にも投稿しております。 魔法のIらんど大賞の選評をもとに修正しながら転記していきます。

処理中です...