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十章
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その日の授業はいつもと少し違った。プレゼンのテーマに料理を選んだ生徒は、授業時間をそのために使って良いと先生は許可したのだ。「別行動する仲間の補助を願い、その資格ありと私が認めたなら、補助をしても良いぞ」とも言ってくれたのでダメもとで名乗り出たところ、先生は「オマケで許そう」とウインクし皆の笑いをさらった。厳格さと茶目っ気を併せ持つ、懐の深い先生なのである。
テーマに料理を選び別行動を希望した人は、白鳥さんを含み三人いた。その三人とも、研究が思うようにいかず苦しんでいるようだ。僕ら四人は教室の奥まった場所へ移動し、それぞれのテーマを掘り下げてゆく。幸運にも、三人の悩みの解決策が包丁の研ぎ方にあると閃いた僕は、三人の前でそれを実演することにした。
「先生から教わったように、細胞膜をなるべく傷つけず肉の目に沿って肉を切り分ければ、肉汁たっぷりの仕上がりになる。そのためには包丁さばきもさる事ながら、包丁の研ぎ方も重要でさ。西洋では引き寄せる時にナイフを研ぐとされているから、ナイフもそれに合わせて作られているけど、日本の包丁は違う。包丁は押すときに研ぐとされていて、先生の選んだこの包丁も、それを前提に作られているんだよ。先生はナイショにしているけど、日本刀と同じ技法で打たれたこの包丁、本当はかなり高額なんじゃないかな」
翔刀術には刀研ぎの分野があり、今もそれを修行中の僕は、備品としてさりげなく置かれているこの包丁がかなりの業物であることに最初から気づいていた。でもそれを知らない三人は、先生の教えに従い自宅で肉を焼いても、出来映えに差が生じてしまうのだろう。よって切れ味の違いを体験すれば状況を打破できるのではないかと、僕は閃いたのだ。
一年生の受ける家庭料理教室は入門編という事もあり、包丁研ぎは必須項目に入っていない。けど上級生の受ける授業には、それがあるのだと思う。十個あまりの砥石の中から一つを選び先生のもとへ行き、包丁を研ぐ許可を求めた。
「先生、この砥石で包丁を研いでもよいですか」
「なぜその砥石を選んだんだ」
「この右隣にあったのは先生がいつも使っている研石で、これはそれ以外の中で最も上質だと思ったからです」
先生は楽しげに頬を緩めた。
「猫将軍の家の古流刀術には、刀研ぎの技法も伝わっているようだな」
「はい、伝わっています。六年近く経っても愛用の刀は研がせてもらえませんが、練習用の刀なら、一年前から練習を積んでいます」
刀研ぎは、小学二年生の四月一日に始めた。去年の一月十日、見習い翔人になった折、練習用の刀を研ぐ許可を僕はやっともらえたのだ。
「ふむ。猫将軍、この包丁をどう思う」
先生は一本の包丁を取り出し僕に手渡した。木鞘から抜くまでもなく、刃の放つ生命力が規則正しい波の形をしていたため電動砥石で研いだ包丁だと一目でわかったが、鞘を外し強化視力を使ってみる。予想に違わず、研ぎ人の息吹を感じない単調な波型に、刃は研がれていた。
「備品の包丁と同じくこれも日本刀の技法で打たれていますが、これだけは電動砥石特有の、波型の刃になっていますね」
頬を緩ませるだけでなく、先生は楽しげに笑いだした。
「備品の全てを私が研ぐ暇はなく、料理人を目指す五年生の生徒に手伝ってもらっている。その包丁はそのどちらでもない、切れ味の違いを生徒達に知ってもらうための包丁だ。やり方は全て、猫将軍に任せよう」
調理技術は未熟極まるが、ひょっとすると今僕は先生から、包丁研ぎの折り紙(鑑定書、または認定書)を頂いたのかもしれない。師への礼を先生に捧げ、教室の隅で待つ三人の女の子のもとへ僕は帰って行った。
「切れ味の違いを学ぶ包丁を先生が貸してくれた。誰かこの包丁で、肉をミンチ状にしてくれないかな」
了解してくれる人がいなかったらどうしよう、という不安はたちどころに消えた。切れ味の違いを学ぶ機会を逃してなるものかと、白鳥さんが真っ先に手を挙げたのである。
「包丁でミンチを作る知識があるだけの私が適任よね。猫将軍君、量は?」
「直径8センチのハンバーグを一つ作れる量をヨロシク」
「オッケ~」
白鳥さんは牛肉を細かく短冊切りにし、俎板を90度回転させ同じことをした。私の腕じゃ3ミリ四方にしかならなかったと白鳥さんは顔を雲らせたが、未経験からたった九か月で自分をこれほど成長させた白鳥さんへ、僕は敬意を抱かずにはいられなかった。
その気持ちを胸に、白鳥さんから包丁を受け取り、それを研いでゆく。丸まった刃を鋭利にするのではなく、鋭利な刃から波型を取り除くだけだったので、三分とかからず望む状態に研げた。その包丁を使い、やり方は白鳥さんと同じでも翔刀術の技を用いて肉を「斬り」分ける。そして塩コショウと香辛料だけを用いたハンバーグを、僕は焼いた。
幸い、違いはすぐ現れてくれた。火が通るにつれ白鳥さんのハンバーグからは肉汁が出て来たが、僕のハンバーグからは肉汁がほぼ出なかったのである。目を丸くし質問を連発する三人へ「百聞は一見に如かず、百見は一口に如かず」という北斗受け売りの言葉をかけ待ってもらい、焼き上がったハンバーグを四つに切り「さあどうぞ」と皆へ差し出す。三人は頂きますと手を合わせ、僕がミンチ状にした方のハンバーグを口へ放り込んだ。そのとたん、
「凄い!」「なにこれ!」「小籠包みたい!」
三人は手を叩いて出来映えを褒めてくれた。白鳥さんの小籠包は身内の贔屓目なのだろうけど、それでも嬉しいことに変わりはなく、僕もハンバーグを口へ放り込む。そして、驚いた。想像を超えて、肉汁を封じ込めることに成功していたのだ。「自分の料理に驚くなんて猫将軍君らしいね」と話す白鳥さんに二人の女の子はクスクス笑い、それが胸の中で、輝夜さんと昴と美鈴の三人娘に重なる。料理っていいなあとしみじみ思いながら、僕は仕組みを説明した。
「砥石の使い方をまだ教わっていないみんなは、家で電動研ぎ機を使っていると思う。一般的な家庭用電動研ぎ機は、刃を波型にすることで切れ味を鋭くしている。けど波型の刃は、細胞にとっては鋸のようなものだから、細胞膜が破れて肉汁が外に逃げ出すんだ」
プレゼン原稿の作成中に閃きを得て、それを実証しようと自宅で料理を作っても、学校のようには行かず閃きへ疑念を感じてしまう。それが原稿作成の妨げになっているのではないかと、僕は予想を述べた。
「なるほど」「絶対そうだと思う」「猫将軍君ありがとう」「ねえねえ、これも調理器具との二人三脚なのかな」「それを言うなら今の私達、四人五脚なんじゃない」「あっそうか!」「きっとそうよ!」「なんか嬉しいね!」「「ね~~!!」」
高速トークを始めた三人の面に、原稿を書けず苦しんでいた時の暗さはもうない。控えめな声と仕草でおしゃべりを楽しんでいるから、気分転換として先生も目をつぶってくれるだろう。よって三人のじゃまをせぬよう、調理器具を洗う準備を僕は静かに始めた。のだけど、
「あのねえ猫将軍君」「そこまでやってもらったら、私達の立つ瀬がないじゃない」「後は私達に任せて、猫将軍君はそこでふんぞり返っていて」「いや、ふんぞり返るは猫将軍君に似合わないし」「なら、コタツで丸くなるのはどかな?」「イイネそれ」「じゃあいくよ、さんはい!」「「ね~こはコタツで丸く~なる~~♪」」
幾ら楽しげに合唱されてもコタツなんてどこにもありませんから、と躊躇う仕草をしたのち、僕は体をちょこんと丸めて幸せ一杯に眠る猫の振りをした。女の子たちは花のように笑い合い、優しく丁寧に調理器具を洗ってゆく。そんな三人の気配を感じていたら僕はまさにコタツの猫よろしく、体中がポカポカになったのだった。
テーマに料理を選び別行動を希望した人は、白鳥さんを含み三人いた。その三人とも、研究が思うようにいかず苦しんでいるようだ。僕ら四人は教室の奥まった場所へ移動し、それぞれのテーマを掘り下げてゆく。幸運にも、三人の悩みの解決策が包丁の研ぎ方にあると閃いた僕は、三人の前でそれを実演することにした。
「先生から教わったように、細胞膜をなるべく傷つけず肉の目に沿って肉を切り分ければ、肉汁たっぷりの仕上がりになる。そのためには包丁さばきもさる事ながら、包丁の研ぎ方も重要でさ。西洋では引き寄せる時にナイフを研ぐとされているから、ナイフもそれに合わせて作られているけど、日本の包丁は違う。包丁は押すときに研ぐとされていて、先生の選んだこの包丁も、それを前提に作られているんだよ。先生はナイショにしているけど、日本刀と同じ技法で打たれたこの包丁、本当はかなり高額なんじゃないかな」
翔刀術には刀研ぎの分野があり、今もそれを修行中の僕は、備品としてさりげなく置かれているこの包丁がかなりの業物であることに最初から気づいていた。でもそれを知らない三人は、先生の教えに従い自宅で肉を焼いても、出来映えに差が生じてしまうのだろう。よって切れ味の違いを体験すれば状況を打破できるのではないかと、僕は閃いたのだ。
一年生の受ける家庭料理教室は入門編という事もあり、包丁研ぎは必須項目に入っていない。けど上級生の受ける授業には、それがあるのだと思う。十個あまりの砥石の中から一つを選び先生のもとへ行き、包丁を研ぐ許可を求めた。
「先生、この砥石で包丁を研いでもよいですか」
「なぜその砥石を選んだんだ」
「この右隣にあったのは先生がいつも使っている研石で、これはそれ以外の中で最も上質だと思ったからです」
先生は楽しげに頬を緩めた。
「猫将軍の家の古流刀術には、刀研ぎの技法も伝わっているようだな」
「はい、伝わっています。六年近く経っても愛用の刀は研がせてもらえませんが、練習用の刀なら、一年前から練習を積んでいます」
刀研ぎは、小学二年生の四月一日に始めた。去年の一月十日、見習い翔人になった折、練習用の刀を研ぐ許可を僕はやっともらえたのだ。
「ふむ。猫将軍、この包丁をどう思う」
先生は一本の包丁を取り出し僕に手渡した。木鞘から抜くまでもなく、刃の放つ生命力が規則正しい波の形をしていたため電動砥石で研いだ包丁だと一目でわかったが、鞘を外し強化視力を使ってみる。予想に違わず、研ぎ人の息吹を感じない単調な波型に、刃は研がれていた。
「備品の包丁と同じくこれも日本刀の技法で打たれていますが、これだけは電動砥石特有の、波型の刃になっていますね」
頬を緩ませるだけでなく、先生は楽しげに笑いだした。
「備品の全てを私が研ぐ暇はなく、料理人を目指す五年生の生徒に手伝ってもらっている。その包丁はそのどちらでもない、切れ味の違いを生徒達に知ってもらうための包丁だ。やり方は全て、猫将軍に任せよう」
調理技術は未熟極まるが、ひょっとすると今僕は先生から、包丁研ぎの折り紙(鑑定書、または認定書)を頂いたのかもしれない。師への礼を先生に捧げ、教室の隅で待つ三人の女の子のもとへ僕は帰って行った。
「切れ味の違いを学ぶ包丁を先生が貸してくれた。誰かこの包丁で、肉をミンチ状にしてくれないかな」
了解してくれる人がいなかったらどうしよう、という不安はたちどころに消えた。切れ味の違いを学ぶ機会を逃してなるものかと、白鳥さんが真っ先に手を挙げたのである。
「包丁でミンチを作る知識があるだけの私が適任よね。猫将軍君、量は?」
「直径8センチのハンバーグを一つ作れる量をヨロシク」
「オッケ~」
白鳥さんは牛肉を細かく短冊切りにし、俎板を90度回転させ同じことをした。私の腕じゃ3ミリ四方にしかならなかったと白鳥さんは顔を雲らせたが、未経験からたった九か月で自分をこれほど成長させた白鳥さんへ、僕は敬意を抱かずにはいられなかった。
その気持ちを胸に、白鳥さんから包丁を受け取り、それを研いでゆく。丸まった刃を鋭利にするのではなく、鋭利な刃から波型を取り除くだけだったので、三分とかからず望む状態に研げた。その包丁を使い、やり方は白鳥さんと同じでも翔刀術の技を用いて肉を「斬り」分ける。そして塩コショウと香辛料だけを用いたハンバーグを、僕は焼いた。
幸い、違いはすぐ現れてくれた。火が通るにつれ白鳥さんのハンバーグからは肉汁が出て来たが、僕のハンバーグからは肉汁がほぼ出なかったのである。目を丸くし質問を連発する三人へ「百聞は一見に如かず、百見は一口に如かず」という北斗受け売りの言葉をかけ待ってもらい、焼き上がったハンバーグを四つに切り「さあどうぞ」と皆へ差し出す。三人は頂きますと手を合わせ、僕がミンチ状にした方のハンバーグを口へ放り込んだ。そのとたん、
「凄い!」「なにこれ!」「小籠包みたい!」
三人は手を叩いて出来映えを褒めてくれた。白鳥さんの小籠包は身内の贔屓目なのだろうけど、それでも嬉しいことに変わりはなく、僕もハンバーグを口へ放り込む。そして、驚いた。想像を超えて、肉汁を封じ込めることに成功していたのだ。「自分の料理に驚くなんて猫将軍君らしいね」と話す白鳥さんに二人の女の子はクスクス笑い、それが胸の中で、輝夜さんと昴と美鈴の三人娘に重なる。料理っていいなあとしみじみ思いながら、僕は仕組みを説明した。
「砥石の使い方をまだ教わっていないみんなは、家で電動研ぎ機を使っていると思う。一般的な家庭用電動研ぎ機は、刃を波型にすることで切れ味を鋭くしている。けど波型の刃は、細胞にとっては鋸のようなものだから、細胞膜が破れて肉汁が外に逃げ出すんだ」
プレゼン原稿の作成中に閃きを得て、それを実証しようと自宅で料理を作っても、学校のようには行かず閃きへ疑念を感じてしまう。それが原稿作成の妨げになっているのではないかと、僕は予想を述べた。
「なるほど」「絶対そうだと思う」「猫将軍君ありがとう」「ねえねえ、これも調理器具との二人三脚なのかな」「それを言うなら今の私達、四人五脚なんじゃない」「あっそうか!」「きっとそうよ!」「なんか嬉しいね!」「「ね~~!!」」
高速トークを始めた三人の面に、原稿を書けず苦しんでいた時の暗さはもうない。控えめな声と仕草でおしゃべりを楽しんでいるから、気分転換として先生も目をつぶってくれるだろう。よって三人のじゃまをせぬよう、調理器具を洗う準備を僕は静かに始めた。のだけど、
「あのねえ猫将軍君」「そこまでやってもらったら、私達の立つ瀬がないじゃない」「後は私達に任せて、猫将軍君はそこでふんぞり返っていて」「いや、ふんぞり返るは猫将軍君に似合わないし」「なら、コタツで丸くなるのはどかな?」「イイネそれ」「じゃあいくよ、さんはい!」「「ね~こはコタツで丸く~なる~~♪」」
幾ら楽しげに合唱されてもコタツなんてどこにもありませんから、と躊躇う仕草をしたのち、僕は体をちょこんと丸めて幸せ一杯に眠る猫の振りをした。女の子たちは花のように笑い合い、優しく丁寧に調理器具を洗ってゆく。そんな三人の気配を感じていたら僕はまさにコタツの猫よろしく、体中がポカポカになったのだった。
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