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十章
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一時間後。
「やっと終わった、疲れた~~」
五件の審査を終わらせ、椅子に座ったまま背伸びとストレッチに励んだ。ギシギシ鳴る椅子に負けない音が、体の節々から聞こえてくる。濃密な時間に耐えてくれた体へ、ありがとうと僕は心の中で伝えた。
五件に一時間を要したことから窺えるように、僕は今回、一件につき十二分を費やし審査を行った。猛の言った「最低でも六分かかる」というのはまさしく最短時間であり、残念脳味噌と優柔不断性格を併せ持つ僕が六分で済ませるなど、どだい無理な話なのである。まあでも、一件につき十五分かかった昨夜より三分早まったのだから、自分を褒めてあげるべきなのかもしれない。
などと思いつつ、採点用ウインドウに改めて目をやる。採点要素の十二項目は、前半六つが発表者の魅力で、後半六つが研究の魅力だ。項目はどれも七点が最高だから、仮に全項目満点なら、前半も後半も四十二点になる。そう、発表者と研究に、配点の違いは無いのである。小学校の頃はそれに感想をさほど抱かなかったが、十一人とはいえ級友達のプレゼンを審査し終えた今は、自分なりの考えを持つに至っていた。それは、こういう事だった。
『畑違いの研究でも、発表者が魅力的なら、興味が湧いてくる』
研究分野は無数にあるから、長年深く係わってきた研究もあれば、あまり興味を覚えなかった研究もあれば、今回初めて存在を知った研究もある。よって研究に配点を偏らせると、係わりの深い研究は高評価になり、係わりの浅い研究は低評価になるという傾向が、どうしても生じてしまうだろう。しかし発表者が魅力的なら、興味が湧いてくる。畑違いの研究でも、「楽しそうだな聴いてみよう」と感じるようになるのだ。その技術を磨くべく、つまり魅力的な発表者として聴衆に注目される技術を磨くべく、発表者と研究に同じ配点をしているのだろうと、今は考えている。
ちなみに発表者の魅力は、次の六つだ。
姿勢の良さ。
表情の豊かさ。
声量の適切さ。
滑舌の良さ。
話す速度と抑揚の適切さ。
視線と仕草の心地よさ。
正直言うと小学生の頃は、こんな普通のことを仰々しく採点する必要があるのかと、少し不思議に思っていた。だが湖校生になり、級友達のプレゼンを審査してみると、僕は子供だったんだなあと肩を落とすしかなかった。輝夜さんの座右の銘を、思い出さずにはいられなかったのである。僕は目を閉じ、五月晴れの狭山湖を脳裏に描いて、隣に座っていた人の座右の銘を口ずさんだ。
『当たり前のことほど奥が深く、そして当たり前のことほど、その奥深さに気づかない』
だらしない姿勢や聞き取りづらい声や無表情を避ける等々のことは、幼稚園児にすら理解可能な、当たり前のことにすぎない。だから湖校でも小学校と同じ採点シートを用いると知った時は、専門家を目指す学校として不適切なのではないかと僕は感じた。しかし級友達のプレゼンを見るにつれ、自分が間違っていたことを知った。畑違いの研究だろうと興味を覚え、最後まで楽しみつつ視聴できたプレゼンは、すべてが「人の魅力の高得点者」によってなされていたのだ。実際、人の魅力で満点を叩き出した輝夜さんと芹沢さんと青木さんのプレゼンは、それはそれは楽しかった。視聴が終わったさい、五分という指定時間を満たしているのか確認せずにはいられぬほど、あっという間に時間が過ぎてしまったのである。姿勢や表情や声量等々の当たり前のことは、当たり前すぎて気づかないだけで、本当は途方もない力を秘めている事を、僕はこのプレゼン大会を通じて学んだのだった。
ちなみに研究の魅力は、次の六つになっている。
専門用語を多用していないか。
難解な表現をしていないか。
研究テーマが伝わってくるか。
視聴後に全体像を思い出せるか。
先見性のある研究か。
社会貢献を見込める研究か。
白状するとこれら六つの項目にも、僕は大きな疑念を抱いていた。その最大の理由は、研究そのものを扱った項目が最後の二つしか無いことだ。どれほど時代を先取りした研究であろうと、どれほど社会貢献を見込める研究であろうと、点数配分は全体の六分の一に過ぎないのである。それに多大な不満を感じていたが、やはりそれも僕が子供だったからにすぎず、今はこう考えるようになっている。
『先見性や社会貢献性という、時間の要素が多分に関わる項目へ、僕は正当な評価を下すことができない』
例えば運動音痴克服法を専門とする僕は、運動音痴に関連する分野なら、それが半歩先を行く研究でも理解する自信がある。内容はもちろん、半歩先を行くという先見性も、しっかり把握できるはずだ。研究がピッタリ一致しているなら、半歩より更に進んだ一歩先の研究も、さほど困難を覚えないだろう。だが、たとえ研究が一致していたとしても、二歩先になると自信が持てない。時代を先取りし過ぎている研究を、僕ごときが十全に理解し把握することはできない。「太陽が地球を回っているのではなく、地球が太陽の周りを回っているのだ」と発表したガリレオ・ガリレイが死刑になりかけたように、時代を超越した研究は、人々から理解されないものなのである。
社会貢献も、まったく同様と言える。例えばある人が、僕の利益に直結する研究を発表したとする。僕はそれを、言葉を尽くして賞賛するだろう。僕自身でなくても僕の身近な人に役立つ研究なら、社会貢献性の高い研究として、やはり賞賛するだろう。しかし忘れてはならないのは、僕が係わっているのは、社会のほんの一部にすぎないという事。それ以外の大部分は、僕にとって未知の社会なのである。よって未知の社会に多大な貢献をする研究を、僕は正確に評価できない。しかもそれに、未来という「時間の要素」が加わるのだから、お手上げと言うしかない。未来の社会に多大な貢献をする研究を視聴したとしても、僕はそれを評価するどころか、不可解な呪文と認識するだけなのである。従って「社会貢献を見込める研究か」は、十二項目の一つとして取り上げられるのが妥当だと、今は考えている。
もちろんプレゼン全盛のこの時代に、先見性と社会貢献性の高い研究に救済措置を設けていないなんて事は、それこそあり得ない。学校予選まではその学校の教育AIが、それ以降は文科省の専門AIと該当分野の専門家が、先見性と貢献性の二つを審査する決まりになっている。配点はAIが五十点で、専門家が六十点。そう、両者はたった二つの項目を担当するだけなのに、僕らの持つ八十四点より多い、百十点という配点が与えられているのだ。これは僕ら研究者の卵にとっても、非常に有益なことと言える。AIと専門家の下した評価と自分の下した評価が一致しているならそれは自分の理解力の現れだし、大幅にずれているなら、それは自分の力不足の現れだからだ。なので僕は先見性と貢献性に、最も神経を使った。この二つのためだけに五分プレゼンを最初から見直すなんてこともザラだった。僕の力不足のせいで優秀な研究に低評価を下し、その芽を摘むようなことは絶対避けねばならないと思ったのである。最も近しい仲間達の審査に十五分も費やした理由は、まさしくそれだった。本音を言うと十五分でも全然足りなかったのだけど、悩み過ぎるのも仲間への不信感につながる気がしたため、最後は直感に基づき点数を付けた。それが湖校の教育AIと一致するのか、まあまあ一致するのか、それともまるで異なるのか、それらが頭の中を回り続けたせいで昨夜は寝るまでに凄く時間がかかった。というか昨夜と同じく今夜も、
「うぎゃあ、全然眠れないよう~~」
と、僕は布団にくるまり泣きごとを言い続けたのだった。
「やっと終わった、疲れた~~」
五件の審査を終わらせ、椅子に座ったまま背伸びとストレッチに励んだ。ギシギシ鳴る椅子に負けない音が、体の節々から聞こえてくる。濃密な時間に耐えてくれた体へ、ありがとうと僕は心の中で伝えた。
五件に一時間を要したことから窺えるように、僕は今回、一件につき十二分を費やし審査を行った。猛の言った「最低でも六分かかる」というのはまさしく最短時間であり、残念脳味噌と優柔不断性格を併せ持つ僕が六分で済ませるなど、どだい無理な話なのである。まあでも、一件につき十五分かかった昨夜より三分早まったのだから、自分を褒めてあげるべきなのかもしれない。
などと思いつつ、採点用ウインドウに改めて目をやる。採点要素の十二項目は、前半六つが発表者の魅力で、後半六つが研究の魅力だ。項目はどれも七点が最高だから、仮に全項目満点なら、前半も後半も四十二点になる。そう、発表者と研究に、配点の違いは無いのである。小学校の頃はそれに感想をさほど抱かなかったが、十一人とはいえ級友達のプレゼンを審査し終えた今は、自分なりの考えを持つに至っていた。それは、こういう事だった。
『畑違いの研究でも、発表者が魅力的なら、興味が湧いてくる』
研究分野は無数にあるから、長年深く係わってきた研究もあれば、あまり興味を覚えなかった研究もあれば、今回初めて存在を知った研究もある。よって研究に配点を偏らせると、係わりの深い研究は高評価になり、係わりの浅い研究は低評価になるという傾向が、どうしても生じてしまうだろう。しかし発表者が魅力的なら、興味が湧いてくる。畑違いの研究でも、「楽しそうだな聴いてみよう」と感じるようになるのだ。その技術を磨くべく、つまり魅力的な発表者として聴衆に注目される技術を磨くべく、発表者と研究に同じ配点をしているのだろうと、今は考えている。
ちなみに発表者の魅力は、次の六つだ。
姿勢の良さ。
表情の豊かさ。
声量の適切さ。
滑舌の良さ。
話す速度と抑揚の適切さ。
視線と仕草の心地よさ。
正直言うと小学生の頃は、こんな普通のことを仰々しく採点する必要があるのかと、少し不思議に思っていた。だが湖校生になり、級友達のプレゼンを審査してみると、僕は子供だったんだなあと肩を落とすしかなかった。輝夜さんの座右の銘を、思い出さずにはいられなかったのである。僕は目を閉じ、五月晴れの狭山湖を脳裏に描いて、隣に座っていた人の座右の銘を口ずさんだ。
『当たり前のことほど奥が深く、そして当たり前のことほど、その奥深さに気づかない』
だらしない姿勢や聞き取りづらい声や無表情を避ける等々のことは、幼稚園児にすら理解可能な、当たり前のことにすぎない。だから湖校でも小学校と同じ採点シートを用いると知った時は、専門家を目指す学校として不適切なのではないかと僕は感じた。しかし級友達のプレゼンを見るにつれ、自分が間違っていたことを知った。畑違いの研究だろうと興味を覚え、最後まで楽しみつつ視聴できたプレゼンは、すべてが「人の魅力の高得点者」によってなされていたのだ。実際、人の魅力で満点を叩き出した輝夜さんと芹沢さんと青木さんのプレゼンは、それはそれは楽しかった。視聴が終わったさい、五分という指定時間を満たしているのか確認せずにはいられぬほど、あっという間に時間が過ぎてしまったのである。姿勢や表情や声量等々の当たり前のことは、当たり前すぎて気づかないだけで、本当は途方もない力を秘めている事を、僕はこのプレゼン大会を通じて学んだのだった。
ちなみに研究の魅力は、次の六つになっている。
専門用語を多用していないか。
難解な表現をしていないか。
研究テーマが伝わってくるか。
視聴後に全体像を思い出せるか。
先見性のある研究か。
社会貢献を見込める研究か。
白状するとこれら六つの項目にも、僕は大きな疑念を抱いていた。その最大の理由は、研究そのものを扱った項目が最後の二つしか無いことだ。どれほど時代を先取りした研究であろうと、どれほど社会貢献を見込める研究であろうと、点数配分は全体の六分の一に過ぎないのである。それに多大な不満を感じていたが、やはりそれも僕が子供だったからにすぎず、今はこう考えるようになっている。
『先見性や社会貢献性という、時間の要素が多分に関わる項目へ、僕は正当な評価を下すことができない』
例えば運動音痴克服法を専門とする僕は、運動音痴に関連する分野なら、それが半歩先を行く研究でも理解する自信がある。内容はもちろん、半歩先を行くという先見性も、しっかり把握できるはずだ。研究がピッタリ一致しているなら、半歩より更に進んだ一歩先の研究も、さほど困難を覚えないだろう。だが、たとえ研究が一致していたとしても、二歩先になると自信が持てない。時代を先取りし過ぎている研究を、僕ごときが十全に理解し把握することはできない。「太陽が地球を回っているのではなく、地球が太陽の周りを回っているのだ」と発表したガリレオ・ガリレイが死刑になりかけたように、時代を超越した研究は、人々から理解されないものなのである。
社会貢献も、まったく同様と言える。例えばある人が、僕の利益に直結する研究を発表したとする。僕はそれを、言葉を尽くして賞賛するだろう。僕自身でなくても僕の身近な人に役立つ研究なら、社会貢献性の高い研究として、やはり賞賛するだろう。しかし忘れてはならないのは、僕が係わっているのは、社会のほんの一部にすぎないという事。それ以外の大部分は、僕にとって未知の社会なのである。よって未知の社会に多大な貢献をする研究を、僕は正確に評価できない。しかもそれに、未来という「時間の要素」が加わるのだから、お手上げと言うしかない。未来の社会に多大な貢献をする研究を視聴したとしても、僕はそれを評価するどころか、不可解な呪文と認識するだけなのである。従って「社会貢献を見込める研究か」は、十二項目の一つとして取り上げられるのが妥当だと、今は考えている。
もちろんプレゼン全盛のこの時代に、先見性と社会貢献性の高い研究に救済措置を設けていないなんて事は、それこそあり得ない。学校予選まではその学校の教育AIが、それ以降は文科省の専門AIと該当分野の専門家が、先見性と貢献性の二つを審査する決まりになっている。配点はAIが五十点で、専門家が六十点。そう、両者はたった二つの項目を担当するだけなのに、僕らの持つ八十四点より多い、百十点という配点が与えられているのだ。これは僕ら研究者の卵にとっても、非常に有益なことと言える。AIと専門家の下した評価と自分の下した評価が一致しているならそれは自分の理解力の現れだし、大幅にずれているなら、それは自分の力不足の現れだからだ。なので僕は先見性と貢献性に、最も神経を使った。この二つのためだけに五分プレゼンを最初から見直すなんてこともザラだった。僕の力不足のせいで優秀な研究に低評価を下し、その芽を摘むようなことは絶対避けねばならないと思ったのである。最も近しい仲間達の審査に十五分も費やした理由は、まさしくそれだった。本音を言うと十五分でも全然足りなかったのだけど、悩み過ぎるのも仲間への不信感につながる気がしたため、最後は直感に基づき点数を付けた。それが湖校の教育AIと一致するのか、まあまあ一致するのか、それともまるで異なるのか、それらが頭の中を回り続けたせいで昨夜は寝るまでに凄く時間がかかった。というか昨夜と同じく今夜も、
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と、僕は布団にくるまり泣きごとを言い続けたのだった。
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