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七章
本質的に同じもの、1
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トントン
午後一時、自室のドアがノックされた。その音に、バイオリニストと指先の逸話を僕は思い出した。
バイオリニストの指先は大抵、硬い皮膚に覆われている。バイオリンの弦を何時間も抑える日々を何十年も過ごして来たのだからそれで当然なのだけど、指先の皮膚がいつまでも硬くならないバイオリニストが、極稀にいると言う。そんな人は同じバイオリンを弾いても、音色が柔らかくなる。弦を押さえる部分が柔らかいため、硬い指先では不可能な音色で、バイオリンを奏でられるのだそうだ。
武器を扱う大抵の武術家も、硬い皮膚に覆われた手をしている。人の体はそのように出来ているからそれで当然なのだが、柔らかい手をした一流の武術家を、僕は三人知っている。昴と、美鈴と、そして輝夜さんがその三人だ。昴と美鈴の手が柔らかいので、竹刀や薙刀を振っても女の子は手の皮が硬くならないのだろうと僕は長いあいだ考えていた。だが輝夜さんの手を初めて握ったさい、そのあまりの柔らかさに驚いた僕は、輝夜さんにそれを告げることでようやく真相を知った。武器を扱う武術家は老若男女を問わず掌の皮膚が硬くなるものなのだが、そうならない人が極稀にいて、輝夜さんはその中でも皮膚が飛びぬけて柔らかいままなのだそうだ。優れた武術家ほど武器を握りしめない習慣がついており、それも三人に影響を及ぼしていると推察されるが、天女や妖精を想起させる輝夜さんのあの手には未知の理由があるように、僕には思えてならなかった。
そしてそれは、ドアをノックする音にも現れていた。硬い指関節でドアをノックしたはずなのに、卓越した木琴奏者がドアを木琴にみたてて奏でたかのような、心地よい音が部屋に響いたのである。もう一度この音色に包まれたい、けど輝夜さんを待たせるわけにはいかない、という葛藤に苛まれつつ立ち上がり、僕はゆっくりドアを開けた。
「おじゃまします」
非の打ち所のない礼儀作法という意味での完璧さではなく、礼儀と親しみの調和という意味での完璧なお辞儀をして、輝夜さんは部屋に入って来た。そのとたん、お邪魔しているのはこちらの方だという感覚に僕は飲み込まれた。形而下では僕の部屋に足を踏み入れたのは輝夜さんでも、形而上では輝夜さんという完全な存在に粗雑な僕の部屋がお邪魔したことになるのだと、僕は超感覚で悟ったのである。おおこれが超感覚かと喜んだのも束の間、コタツに腰を下ろした輝夜さんに、素朴な町娘を演じているつもりの光り輝くお姫様を見て取った僕は、「お茶をお持ちします」と呟き部屋から逃げ出してしまった。そのヘタレぶりに、僕は廊下でしょげかえる。すると、それこそ僕にはもったいなさ過ぎの妹の、後光の差す声が廊下に広がった。
「お兄ちゃん、お茶を持ってきたよ。二人ともお昼ご飯が喉を通らなかったと思うから、お腹が空いたら台所のサンドイッチを食べてね」
漫画やアニメなら、ここで感涙にむせるバカ兄貴の演出が必ず入るだろう。だがそれは、なにもフィクションの世界に限ったことではない。なぜならフィクション並に優れた妹を持つ僕にとって、それは単なる日常にすぎなかったからだ。僕は涙をぽたぽた流し、妹の差し出すお盆を受け取った。そんなバカ兄貴の涙をハンカチで素早く拭き、
「お兄ちゃんなら普通に振る舞うだけで大丈夫だって私が保証する。だからほら、女の子を待たせないであげてね」
美鈴はそう言って微笑み、台所へ去って行った。その後ろ姿に、手伝うのはここまでだから後は頑張ってというメッセージを受け取った気がした僕は、まなじりを決して自室のドアへ体を向けたのだった。
美鈴が保証したとおりそれからは普通の、それでいて楽しくて仕方ない時間が過ぎて行った。きっかけは、急須からお茶を注いでいるときに訪れた。
「こうしていると、輝夜さんに初めてお茶を入れてもらった時のことを思い出すよ」
七か月前の五月五日、場所は多摩湖畔のレストラン、輝夜さんは僕を英国式茶会でもてなしてくれた。あの時は紅茶で今は緑茶という違いはあっても、急須を丁寧に傾けていたら、あの日の輝夜さんが脳裏にまざまざと映し出されたのである。
「眠留くん、今気づいた。五月五日は、私が眠留くんにお茶をいれた初めての日。そしてそれから丁度七か月たった今日十二月五日は、眠留くんが私の・・・」
輝夜さんは言葉を途中で切り、恥ずかしげに俯く。僕は急須を置き、湯呑みを輝夜さんに差し出し、言葉を引き継いだ。
「僕が輝夜さんのためだけに入れた、初めてのお茶です。技は未熟ですが、心だけは込めました。どうぞ召し上がってください」
そう、輝夜さんにお茶を入れたことは、それこそ十指を数倍するほどある。でもそこには、昴や美鈴や家族がいつも同席していた。こうして輝夜さんのためだけにお茶を入れたのは、実は今日が初めてだったのである。
ありがとうと全身で言って、輝夜さんは愛おしそうにお茶を飲んだ。今のありがとうには、覚えていてくれてありがとうと、言葉を引き継いでくれてありがとうの二つの意味があるんだろうなあなんて考えていたら、ある光景が蘇ってきた。それはとても素敵なことに思えたので、僕はそれをこの世界に出現させた。
「正直言うと僕はあの時まで、英国式茶会はおろかケーキスタンドの存在すら知らなくてさ。だから輝夜さんが席を外している間に、HAIから大急ぎでお茶会の講義をしてもらったんだ」
蘇ったのは入学式の日の、HR前の光景だった。隣席の超絶美少女にどのような話題を振ればいいかまるで解らなかった僕は、暴露話を選んだ。それは正解だったらしく、僕と輝夜さんは様々なことを暴露し合い、楽しい時間を過ごすことができた。あの日が僕達二人の初めての会話で、今日は輝夜さんが僕の部屋を訪れてくれた初めての日だから、初めてつながりで今回も暴露話をしようと僕は閃いたのである。それは今回も正解だったらしく、
「えっ、眠留くんすっごく慣れているみたいだったから、私もすっごくリラックスできたのだけど!」
輝夜さんは心底驚いた表情をした。胸の奥に秘め続けた事柄でなくても打ち明け話は楽しいし、相手がそれを驚いたならもっと楽しい。僕は心のガードを取り払い、あのときの自分を素直に話していった。
「それは輝夜さんの、本物のマナーのお蔭だと思うよ。あのあとマナーの本質をHAIから教わったとき、僕感動してさ」
会話は、言葉だけのやり取りではない。会話を通じて人は自分の気持ちも、相手とやり取りしてゆくのだ。あの日の自分を素直に話すことで、僕があの日どれほど楽しかったかを輝夜さんは感じ取り、輝夜さんもお返しに、あの日がどれほど素晴らしかったかを素直に話してくれた。僕の心に再度、哲学的思考が芽生えた。
形而下ではあの日と今日は異なるが、形而上では温かな気持ちをやり取りする同じ茶会を、僕らは開いているのだろうなあ、と。
午後一時、自室のドアがノックされた。その音に、バイオリニストと指先の逸話を僕は思い出した。
バイオリニストの指先は大抵、硬い皮膚に覆われている。バイオリンの弦を何時間も抑える日々を何十年も過ごして来たのだからそれで当然なのだけど、指先の皮膚がいつまでも硬くならないバイオリニストが、極稀にいると言う。そんな人は同じバイオリンを弾いても、音色が柔らかくなる。弦を押さえる部分が柔らかいため、硬い指先では不可能な音色で、バイオリンを奏でられるのだそうだ。
武器を扱う大抵の武術家も、硬い皮膚に覆われた手をしている。人の体はそのように出来ているからそれで当然なのだが、柔らかい手をした一流の武術家を、僕は三人知っている。昴と、美鈴と、そして輝夜さんがその三人だ。昴と美鈴の手が柔らかいので、竹刀や薙刀を振っても女の子は手の皮が硬くならないのだろうと僕は長いあいだ考えていた。だが輝夜さんの手を初めて握ったさい、そのあまりの柔らかさに驚いた僕は、輝夜さんにそれを告げることでようやく真相を知った。武器を扱う武術家は老若男女を問わず掌の皮膚が硬くなるものなのだが、そうならない人が極稀にいて、輝夜さんはその中でも皮膚が飛びぬけて柔らかいままなのだそうだ。優れた武術家ほど武器を握りしめない習慣がついており、それも三人に影響を及ぼしていると推察されるが、天女や妖精を想起させる輝夜さんのあの手には未知の理由があるように、僕には思えてならなかった。
そしてそれは、ドアをノックする音にも現れていた。硬い指関節でドアをノックしたはずなのに、卓越した木琴奏者がドアを木琴にみたてて奏でたかのような、心地よい音が部屋に響いたのである。もう一度この音色に包まれたい、けど輝夜さんを待たせるわけにはいかない、という葛藤に苛まれつつ立ち上がり、僕はゆっくりドアを開けた。
「おじゃまします」
非の打ち所のない礼儀作法という意味での完璧さではなく、礼儀と親しみの調和という意味での完璧なお辞儀をして、輝夜さんは部屋に入って来た。そのとたん、お邪魔しているのはこちらの方だという感覚に僕は飲み込まれた。形而下では僕の部屋に足を踏み入れたのは輝夜さんでも、形而上では輝夜さんという完全な存在に粗雑な僕の部屋がお邪魔したことになるのだと、僕は超感覚で悟ったのである。おおこれが超感覚かと喜んだのも束の間、コタツに腰を下ろした輝夜さんに、素朴な町娘を演じているつもりの光り輝くお姫様を見て取った僕は、「お茶をお持ちします」と呟き部屋から逃げ出してしまった。そのヘタレぶりに、僕は廊下でしょげかえる。すると、それこそ僕にはもったいなさ過ぎの妹の、後光の差す声が廊下に広がった。
「お兄ちゃん、お茶を持ってきたよ。二人ともお昼ご飯が喉を通らなかったと思うから、お腹が空いたら台所のサンドイッチを食べてね」
漫画やアニメなら、ここで感涙にむせるバカ兄貴の演出が必ず入るだろう。だがそれは、なにもフィクションの世界に限ったことではない。なぜならフィクション並に優れた妹を持つ僕にとって、それは単なる日常にすぎなかったからだ。僕は涙をぽたぽた流し、妹の差し出すお盆を受け取った。そんなバカ兄貴の涙をハンカチで素早く拭き、
「お兄ちゃんなら普通に振る舞うだけで大丈夫だって私が保証する。だからほら、女の子を待たせないであげてね」
美鈴はそう言って微笑み、台所へ去って行った。その後ろ姿に、手伝うのはここまでだから後は頑張ってというメッセージを受け取った気がした僕は、まなじりを決して自室のドアへ体を向けたのだった。
美鈴が保証したとおりそれからは普通の、それでいて楽しくて仕方ない時間が過ぎて行った。きっかけは、急須からお茶を注いでいるときに訪れた。
「こうしていると、輝夜さんに初めてお茶を入れてもらった時のことを思い出すよ」
七か月前の五月五日、場所は多摩湖畔のレストラン、輝夜さんは僕を英国式茶会でもてなしてくれた。あの時は紅茶で今は緑茶という違いはあっても、急須を丁寧に傾けていたら、あの日の輝夜さんが脳裏にまざまざと映し出されたのである。
「眠留くん、今気づいた。五月五日は、私が眠留くんにお茶をいれた初めての日。そしてそれから丁度七か月たった今日十二月五日は、眠留くんが私の・・・」
輝夜さんは言葉を途中で切り、恥ずかしげに俯く。僕は急須を置き、湯呑みを輝夜さんに差し出し、言葉を引き継いだ。
「僕が輝夜さんのためだけに入れた、初めてのお茶です。技は未熟ですが、心だけは込めました。どうぞ召し上がってください」
そう、輝夜さんにお茶を入れたことは、それこそ十指を数倍するほどある。でもそこには、昴や美鈴や家族がいつも同席していた。こうして輝夜さんのためだけにお茶を入れたのは、実は今日が初めてだったのである。
ありがとうと全身で言って、輝夜さんは愛おしそうにお茶を飲んだ。今のありがとうには、覚えていてくれてありがとうと、言葉を引き継いでくれてありがとうの二つの意味があるんだろうなあなんて考えていたら、ある光景が蘇ってきた。それはとても素敵なことに思えたので、僕はそれをこの世界に出現させた。
「正直言うと僕はあの時まで、英国式茶会はおろかケーキスタンドの存在すら知らなくてさ。だから輝夜さんが席を外している間に、HAIから大急ぎでお茶会の講義をしてもらったんだ」
蘇ったのは入学式の日の、HR前の光景だった。隣席の超絶美少女にどのような話題を振ればいいかまるで解らなかった僕は、暴露話を選んだ。それは正解だったらしく、僕と輝夜さんは様々なことを暴露し合い、楽しい時間を過ごすことができた。あの日が僕達二人の初めての会話で、今日は輝夜さんが僕の部屋を訪れてくれた初めての日だから、初めてつながりで今回も暴露話をしようと僕は閃いたのである。それは今回も正解だったらしく、
「えっ、眠留くんすっごく慣れているみたいだったから、私もすっごくリラックスできたのだけど!」
輝夜さんは心底驚いた表情をした。胸の奥に秘め続けた事柄でなくても打ち明け話は楽しいし、相手がそれを驚いたならもっと楽しい。僕は心のガードを取り払い、あのときの自分を素直に話していった。
「それは輝夜さんの、本物のマナーのお蔭だと思うよ。あのあとマナーの本質をHAIから教わったとき、僕感動してさ」
会話は、言葉だけのやり取りではない。会話を通じて人は自分の気持ちも、相手とやり取りしてゆくのだ。あの日の自分を素直に話すことで、僕があの日どれほど楽しかったかを輝夜さんは感じ取り、輝夜さんもお返しに、あの日がどれほど素晴らしかったかを素直に話してくれた。僕の心に再度、哲学的思考が芽生えた。
形而下ではあの日と今日は異なるが、形而上では温かな気持ちをやり取りする同じ茶会を、僕らは開いているのだろうなあ、と。
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