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三章
話し合いの場所、1
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「おはよう昴。待たせちゃったかな」
小会議室は広さ20平方メートルの、奥行きの長い長方形。テーブルは長方形と円形を選べるようになっていて、この第一小会議室には長方形のテーブルが置かれている。そのテーブルの角を挟み、僕は昴の隣に腰を下ろした。
「ここに来たのは二十分ほど前だけど、眠留を待ちくたびれてはいないわ。気にしないで」
左隣に座る昴から、機嫌よさげな気配が伝わってくる。僕は昔から、昴が左側にいる時のほうが、気持ちを正確に察することができた。生命力も磁力線のように対流しているから、そうなるのだろう。
「今回は私も、眠留とこうして隣り合って座りたかった。話し合いの場にここを思いつけて、良かったね」
「うん、今回は場所を探すのに、苦労したよなあ」
「ホントよねえ」
二人で感慨深げに頷きあった。そう実は、今回僕と昴は、「どこで話し合えばいいのか全然わからない」という事態に初めて陥った。僕は六日前の、体育祭の放課後の出来事へ思いを馳せた。
六日前のあの日、実行委員として体育祭の後始末をしていた昴を、僕は帰宅途中のベンチに座り待っていた。後始末と言っても湖校の体育祭は3D映像ばかりだから一時間かからないだろうと予想していたとおり、昴はほどなく現れ、僕らは二人並んでベンチに腰かけた。「銀河の妖精では驚かせちゃったね」「ううん、いいの」との短いやり取りを経て、神社の台所で翔人について話し合う日時を切り出したところ、昴は僕の祖父母への純粋な想いを吐露した。
「翔人について何も知りませんという嘘を付いて、社務所のおじいちゃんとおばあちゃんにご挨拶してから台所にお邪魔するなんてこと、わたし絶対できないよ」
昴は身を絞るようにそう言うと、心底すまなそうに項垂れた。その途端、僕は自分への怒りと大慌ての混ぜこぜ状態になった。自分に怒りを覚えた理由は、僕があまりに考え無しだったから。僕は当然のように、話し合いは母屋の台所ですれば良いと思っていた。しかしそれは、自分本位すぎる考えだった。昴の立場になりさえすれば、祖父母へ嘘を付くことがどれほど彼女を苦しめるかを、僕はすぐさま気づけたはずなのだ。一生かけても返しきれない恩義を真に感じているなら、僕は何があっても、昴をこんなに落ち込ませてはならなかったのである。一体全体なにをしていたのかと、僕は胸中自分へ罵詈雑言を浴びせていた。
と同時に、僕は大慌てにもなっていた。しょっちゅう項垂れている僕が項垂れるのは、自然なことだ。しかし昴が項垂れるのを、僕は耐えることができない。うまく表現できないけど、水やりという基本中の基本を怠ったせいで大好きなチューリップを枯れる寸前にしてしまったような、そんな感覚に襲われるのである。僕は無我夢中で、背中を丸める昴に謝罪した。
「そ、そうだよね。昴にそんな事させちゃ駄目だよね。僕が考えなさ過ぎでしたから、どうかそんなに落ち込まないで下さい。昴、この通りです」
自分への怒りと大慌てのしっちゃかめっちゃか状態といういつもの僕の姿は、昴を落ち着かせたのだろう。彼女の面に、柔らかな香気が立った。その機を逃さぬよう僕は提案した。
「なら、昴の家はどうだろう。僕ならおじさんとおばさんに、嘘を付いている事にはならないからさ」
だが期待に反し、昴は僕の提案に顔を曇らせる。
「私の家のどこで、いつ話すの?」
「そりゃいつも通り、昴の家のリビングで話せば・・・・」
僕は言葉を詰まらせた。昴の家のリビングで、昴のご両親が聞いているかもしれないのに、翔人の話ができる訳ないのである。なら、と僕は再度提案した。
「なら、昴の部屋で話そうか」
「私の親が家にいる時、二人で私の部屋に閉じ籠って、二人だけで長い時間を過ごすの?」
僕はまたもや言葉に詰まった。北斗がいるなら、昴の部屋で三人一緒に長時間過ごしても何も問題ない。だが、二人っきりというのは無理。小学生ならまだしも、思春期を迎えた今の僕らにそれは無理なのである。なんとなく袋小路に足を踏み入れた気がしたが、昴を落ち込ませてしまった償いのためには、これ如きでめげてはいられない。僕は努めて明るく三度目の提案をした。
「じゃあ、おじさんとおばさんが出かけている時に、お邪魔するよ」
「眠留は、私の親がいないときを見計らって、私が家に一人でいるときを狙いすまして、けど世間的には偶然を装って、私の家にやって来るってこと?」
「・・・!!!」
それは言葉に詰まるなんて生半可なものではなかった。それは、絶句だった。ことここに至り僕はようやく、この問題の難しさを理解したのだった。
昴が僕の祖父母に嘘を付きたくない気持ちを、僕は痛いほど理解できる。なぜなら僕も、おじさんとおばさんに嘘を付きたくないからだ。知り合った当初から昴のご両親は、僕にとても良くしてくれた。特に母が亡くなってからの二人の真心には、ただただ頭を下げるしかない。おじさんとおばさんにいつか恩返しをするのは、僕の人生をかけた目標の一つなのだ。
然るに両親不在中の昴を偶然を装い尋ねるなんて、僕には到底できない。疚しいことは何一つなくとも、無理なものは無理。それが僕の、真情なのである。
そんな僕の想いが伝わったのだと思う。昴はさっきまでの曇った表情を綺麗に消し、軽やかに立ち上がった。
「眠留、私そろそろ行くね。体育祭の後片付けをするのは伝えてあるけど、帰宅がこれ以上遅くなると、お母さん心配するから」
「ご、ごめん引き留めちゃって。気をつけて帰ってね・・・・じゃなくって、安全のために家まで送るよ」
「あらら、どういった風の吹き回しかしら。けど、ありがとう眠留」
体育祭実行委員の仕事は一時間足らずで終わるだろうとの見当をつけ、帰宅途中にあるこのベンチで、僕は昴を待っていた。ほぼ予知能力者のこの幼馴染はそれを予知し、ちゃんと手は打っているのだろうが、おばさんを心配させるなど言語道断なのである。とはいうものの、もう少し一緒にいたいとも感じていた僕は、防犯的観点から幼馴染を家へ送り届ける振りをした。まあ昴には十中八九、こんな演技は筒抜けなんだろうけどさ。
それから僕らは今日の体育祭について、ぽつりぽつり話しながら歩いた。
「あれ、感動したわ」「だよなあ」
「あれも凄かったよなあ」「ホントよねえ」
輝夜さんや猛となら大興奮で話すような内容でも、昴とはこんなふうに、ぽつりぽつりになる。それは多分、こんな仕組みなのだろう。
一秒でも早く伝えたい想いがあるのに、言葉を尽くさないと相手に想いが伝わらないなら、口調は自然と早くなる。そして次第に、熱気あふれる会話になってゆくだろう。これが、輝夜さんや猛と興奮して話すときの仕組みだ。それはそれで超楽しいし、かつ幸せであることに疑いはないのだけど、体育祭で疲労した今のような状況では、熱気より穏やかさに包まれたいと思う。興奮より、余韻をしんみり味わいたいと思う。そんな会話を僕と昴は、今しているのだ。
多くの言葉を費やさずとも、気持ちを相手に伝えられる。相手の気持ちも、間の取り方や抑揚等々ですんなり感じ取ることができる。こんな会話を望むとき、それを十全に叶えてくれるのは、やはり昴しかいない。幼稚園入園日から無数の交流を重ねてきたこの幼馴染しか、僕にはいないのだ。
「眠留、少し上がっていく? お母さん、体育祭を見に来ていたから、すっごく眠留に会いたがっていると思うの」
この十字路を右折すれば昴の家は目と鼻の先という場所で、昴は僕に尋ねた。おばさんにご挨拶したいのは山々だけど、おそらく僕の家でも僕を待っているはずだから、今度改めてお伺いするよと断りを入れた。
「う~ん残念。けど、仕方ないわね。私が眠留の立場でも、そっくり同じことを言うはずだから」
おじいちゃんとおばあちゃんと美鈴ちゃんと猫さん達によろしくと告げ、昴は角を曲がり視界から消えた。ここで踵を返し帰路についても良かったのだけど、昴が玄関をくぐり抜けるまでしっかり見届けねばと、僕も角を曲がる。すると目の前に、こちらを向いて佇む昴がいた。
今日の日の入りは午後七時ごろ。あと三十分強でその時を迎えるとは思えぬほど明るい空が、上空に広がっている。だがそのとき、昴の周囲にだけ夜の帳が降りるのを、僕ははっきり感じた。
「翔人の存在を知ったことで私とあなたの関係は、変わってゆくでしょう」
夜の帳に包まれた昴へ、いと高き星々から光が降り注ぐのを目の当たりにし、僕はようやく悟った。彼女は万物の縁を司る、星辰の巫女だったのだと。
「でも、小学三年生の一月から私があなたに抱いていた想いをあなたが知ったことは、私達の関係を変えはしない。なぜなら・・・」
昴はこちらへ一歩近づき、僕の顔に両手を添え引き寄せる。そして額と額を合わせて、心に直接いった。
私は今から
ただの女になるから
「お休み、また明日」
そう呟き、昴は玄関の向こうへ消えていく。
帰りの遅いことを心配し小吉と末吉が迎えに来てくれるまで、辺りが名実ともに夜になるまで、僕はその場に立ち尽くしたのだった。
小会議室は広さ20平方メートルの、奥行きの長い長方形。テーブルは長方形と円形を選べるようになっていて、この第一小会議室には長方形のテーブルが置かれている。そのテーブルの角を挟み、僕は昴の隣に腰を下ろした。
「ここに来たのは二十分ほど前だけど、眠留を待ちくたびれてはいないわ。気にしないで」
左隣に座る昴から、機嫌よさげな気配が伝わってくる。僕は昔から、昴が左側にいる時のほうが、気持ちを正確に察することができた。生命力も磁力線のように対流しているから、そうなるのだろう。
「今回は私も、眠留とこうして隣り合って座りたかった。話し合いの場にここを思いつけて、良かったね」
「うん、今回は場所を探すのに、苦労したよなあ」
「ホントよねえ」
二人で感慨深げに頷きあった。そう実は、今回僕と昴は、「どこで話し合えばいいのか全然わからない」という事態に初めて陥った。僕は六日前の、体育祭の放課後の出来事へ思いを馳せた。
六日前のあの日、実行委員として体育祭の後始末をしていた昴を、僕は帰宅途中のベンチに座り待っていた。後始末と言っても湖校の体育祭は3D映像ばかりだから一時間かからないだろうと予想していたとおり、昴はほどなく現れ、僕らは二人並んでベンチに腰かけた。「銀河の妖精では驚かせちゃったね」「ううん、いいの」との短いやり取りを経て、神社の台所で翔人について話し合う日時を切り出したところ、昴は僕の祖父母への純粋な想いを吐露した。
「翔人について何も知りませんという嘘を付いて、社務所のおじいちゃんとおばあちゃんにご挨拶してから台所にお邪魔するなんてこと、わたし絶対できないよ」
昴は身を絞るようにそう言うと、心底すまなそうに項垂れた。その途端、僕は自分への怒りと大慌ての混ぜこぜ状態になった。自分に怒りを覚えた理由は、僕があまりに考え無しだったから。僕は当然のように、話し合いは母屋の台所ですれば良いと思っていた。しかしそれは、自分本位すぎる考えだった。昴の立場になりさえすれば、祖父母へ嘘を付くことがどれほど彼女を苦しめるかを、僕はすぐさま気づけたはずなのだ。一生かけても返しきれない恩義を真に感じているなら、僕は何があっても、昴をこんなに落ち込ませてはならなかったのである。一体全体なにをしていたのかと、僕は胸中自分へ罵詈雑言を浴びせていた。
と同時に、僕は大慌てにもなっていた。しょっちゅう項垂れている僕が項垂れるのは、自然なことだ。しかし昴が項垂れるのを、僕は耐えることができない。うまく表現できないけど、水やりという基本中の基本を怠ったせいで大好きなチューリップを枯れる寸前にしてしまったような、そんな感覚に襲われるのである。僕は無我夢中で、背中を丸める昴に謝罪した。
「そ、そうだよね。昴にそんな事させちゃ駄目だよね。僕が考えなさ過ぎでしたから、どうかそんなに落ち込まないで下さい。昴、この通りです」
自分への怒りと大慌てのしっちゃかめっちゃか状態といういつもの僕の姿は、昴を落ち着かせたのだろう。彼女の面に、柔らかな香気が立った。その機を逃さぬよう僕は提案した。
「なら、昴の家はどうだろう。僕ならおじさんとおばさんに、嘘を付いている事にはならないからさ」
だが期待に反し、昴は僕の提案に顔を曇らせる。
「私の家のどこで、いつ話すの?」
「そりゃいつも通り、昴の家のリビングで話せば・・・・」
僕は言葉を詰まらせた。昴の家のリビングで、昴のご両親が聞いているかもしれないのに、翔人の話ができる訳ないのである。なら、と僕は再度提案した。
「なら、昴の部屋で話そうか」
「私の親が家にいる時、二人で私の部屋に閉じ籠って、二人だけで長い時間を過ごすの?」
僕はまたもや言葉に詰まった。北斗がいるなら、昴の部屋で三人一緒に長時間過ごしても何も問題ない。だが、二人っきりというのは無理。小学生ならまだしも、思春期を迎えた今の僕らにそれは無理なのである。なんとなく袋小路に足を踏み入れた気がしたが、昴を落ち込ませてしまった償いのためには、これ如きでめげてはいられない。僕は努めて明るく三度目の提案をした。
「じゃあ、おじさんとおばさんが出かけている時に、お邪魔するよ」
「眠留は、私の親がいないときを見計らって、私が家に一人でいるときを狙いすまして、けど世間的には偶然を装って、私の家にやって来るってこと?」
「・・・!!!」
それは言葉に詰まるなんて生半可なものではなかった。それは、絶句だった。ことここに至り僕はようやく、この問題の難しさを理解したのだった。
昴が僕の祖父母に嘘を付きたくない気持ちを、僕は痛いほど理解できる。なぜなら僕も、おじさんとおばさんに嘘を付きたくないからだ。知り合った当初から昴のご両親は、僕にとても良くしてくれた。特に母が亡くなってからの二人の真心には、ただただ頭を下げるしかない。おじさんとおばさんにいつか恩返しをするのは、僕の人生をかけた目標の一つなのだ。
然るに両親不在中の昴を偶然を装い尋ねるなんて、僕には到底できない。疚しいことは何一つなくとも、無理なものは無理。それが僕の、真情なのである。
そんな僕の想いが伝わったのだと思う。昴はさっきまでの曇った表情を綺麗に消し、軽やかに立ち上がった。
「眠留、私そろそろ行くね。体育祭の後片付けをするのは伝えてあるけど、帰宅がこれ以上遅くなると、お母さん心配するから」
「ご、ごめん引き留めちゃって。気をつけて帰ってね・・・・じゃなくって、安全のために家まで送るよ」
「あらら、どういった風の吹き回しかしら。けど、ありがとう眠留」
体育祭実行委員の仕事は一時間足らずで終わるだろうとの見当をつけ、帰宅途中にあるこのベンチで、僕は昴を待っていた。ほぼ予知能力者のこの幼馴染はそれを予知し、ちゃんと手は打っているのだろうが、おばさんを心配させるなど言語道断なのである。とはいうものの、もう少し一緒にいたいとも感じていた僕は、防犯的観点から幼馴染を家へ送り届ける振りをした。まあ昴には十中八九、こんな演技は筒抜けなんだろうけどさ。
それから僕らは今日の体育祭について、ぽつりぽつり話しながら歩いた。
「あれ、感動したわ」「だよなあ」
「あれも凄かったよなあ」「ホントよねえ」
輝夜さんや猛となら大興奮で話すような内容でも、昴とはこんなふうに、ぽつりぽつりになる。それは多分、こんな仕組みなのだろう。
一秒でも早く伝えたい想いがあるのに、言葉を尽くさないと相手に想いが伝わらないなら、口調は自然と早くなる。そして次第に、熱気あふれる会話になってゆくだろう。これが、輝夜さんや猛と興奮して話すときの仕組みだ。それはそれで超楽しいし、かつ幸せであることに疑いはないのだけど、体育祭で疲労した今のような状況では、熱気より穏やかさに包まれたいと思う。興奮より、余韻をしんみり味わいたいと思う。そんな会話を僕と昴は、今しているのだ。
多くの言葉を費やさずとも、気持ちを相手に伝えられる。相手の気持ちも、間の取り方や抑揚等々ですんなり感じ取ることができる。こんな会話を望むとき、それを十全に叶えてくれるのは、やはり昴しかいない。幼稚園入園日から無数の交流を重ねてきたこの幼馴染しか、僕にはいないのだ。
「眠留、少し上がっていく? お母さん、体育祭を見に来ていたから、すっごく眠留に会いたがっていると思うの」
この十字路を右折すれば昴の家は目と鼻の先という場所で、昴は僕に尋ねた。おばさんにご挨拶したいのは山々だけど、おそらく僕の家でも僕を待っているはずだから、今度改めてお伺いするよと断りを入れた。
「う~ん残念。けど、仕方ないわね。私が眠留の立場でも、そっくり同じことを言うはずだから」
おじいちゃんとおばあちゃんと美鈴ちゃんと猫さん達によろしくと告げ、昴は角を曲がり視界から消えた。ここで踵を返し帰路についても良かったのだけど、昴が玄関をくぐり抜けるまでしっかり見届けねばと、僕も角を曲がる。すると目の前に、こちらを向いて佇む昴がいた。
今日の日の入りは午後七時ごろ。あと三十分強でその時を迎えるとは思えぬほど明るい空が、上空に広がっている。だがそのとき、昴の周囲にだけ夜の帳が降りるのを、僕ははっきり感じた。
「翔人の存在を知ったことで私とあなたの関係は、変わってゆくでしょう」
夜の帳に包まれた昴へ、いと高き星々から光が降り注ぐのを目の当たりにし、僕はようやく悟った。彼女は万物の縁を司る、星辰の巫女だったのだと。
「でも、小学三年生の一月から私があなたに抱いていた想いをあなたが知ったことは、私達の関係を変えはしない。なぜなら・・・」
昴はこちらへ一歩近づき、僕の顔に両手を添え引き寄せる。そして額と額を合わせて、心に直接いった。
私は今から
ただの女になるから
「お休み、また明日」
そう呟き、昴は玄関の向こうへ消えていく。
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