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三章
稲穂斬り、1
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「今日最初の魔想は煤霞悲想、直径95センチの最終形態。眠留、どの方法で戦う?」
「悲想の特煤だから右回りの『突き斬り』で戦うよ、小吉」
「右突き斬りね。私は後方支援を担当します。眠留、気をつけて」
「了解」
前方に、直径95センチの悲想特煤を捕捉。僕は半径210センチの円柱を想定し、その内壁を全速の右回りで駆け抜ける。特煤の二回の針攻撃をそれぞれ0.02秒の火花で躱しすれ違いざま、動体視力十倍、生命力圧縮百倍、そして刃渡り五尺の突き斬りを僕は実行した。
カッッ!
突くと同時に斬る突き斬り独自の甲高い音が辺りに響き渡る。中心核を真っ二つにされた悲想特煤の気配が、後方から静かに消えて行った。
球は両断するより、中心を貫くほうが容易い。ビリヤードがその好例だろう。ビリヤードに慣れてくると比較的短時間で、球の中心をキューで突けるようになる。球の中心を直接見ることはできずとも、中心の位置を想像して、そこを真っ直ぐ突くことは、意外と早くできるようになるものなのだ。
しかし、両断はそうはいかない。刺突も両断も球の中心めがけて武器を振るうのは同じでも、刀を球の中心に真っ直ぐ振り下ろすには、実はかなりの技量を要する。それに加え、悲想はゼリー状の体を巧く利用し、刀の進行方向を変えてくる。悲想の中心にうっすら見える核を見極め、そこへ刀を真っ直ぐ振り下ろしても、刀が届く前に軌道を逸らされてしまう事がままあるのだ。核だけがむき出しで宙に浮いているなんて、鴨が葱を背負っているような状態では、決してないのである。
然るに刀翔人を目指す者は、まず刺突の技を磨く。ひたすら突きを繰り返し、いかなる状況でも狙った場所を貫けるよう心身を鍛えてゆく。そしてそれがある程度できるようになると、一段上の技の実戦投入を精霊猫に許可される。それこそがさっきの、突き斬りなのだ。
突き斬りでは切っ先を、核の手前10センチに突き入れる。そして刀を振り下ろし、核を両断する。先ず突き、そして斬る。これが、突き斬りの名の由来だ。しかしこれでは振り下ろす距離が短すぎて、十分な剣速を得ることができない。というか小太刀猫丸では短すぎて、悲想特煤の中心核まで切っ先を届かせる事がそもそもできない。ゆえに、五尺化するのだ。刀を振り下ろすスピードに、刀を伸ばすスピードを上乗せすることによって、両断可能な剣速を発生させる。これを、生命力圧縮百倍以上で行う技術。それが、突き斬りなのであった。
「次の魔想も煤霞悲想、直径95センチの最終形態。眠留の突き斬りを上達させるため、大吉兄さんが悲想特煤をたっぷり要請してくれたわ。頑張ってね」
「うへ~という思いを蹴飛ばし、頑張ります。次も悲想特煤、了解!」
末吉には冗談でも「うへ~」なんて言えないのに、小吉へは気軽に弱音を吐くことができる。やはり僕は本能的に、女性に甘えてしまうのだろうか。それが昴に・・・・・
いかんいかん、と僕は自分に喝を入れる。そして昴への想いを封印し、次の悲想に立ち向かって行った。
今日の日付は、五月二十三日、
体育祭から六日後の、日曜日の午前四時。
僕は二度目の日曜討伐を、小吉と一緒に行っていた。
小吉は美鈴のパートナーで、僕のパートナーは末吉だけど、今日のように自分のパートナー以外の翔描とペアを組むのは珍しいことではない。末吉以外の翔描とペアになっても戦闘に支障をきたすことが無いよう、僕は定期的に、小吉や中吉と一緒に魔想と戦っていたのだ。
僕のパートナーは末吉だから、末吉とペアを組むときが、僕は一番戦いやすい。それは当然だし、また大いに賞賛される事ではあるのだけど、だからと言って末吉以外の翔描とペアを組めないのはマズイ。世の中なにが起こるか分からないから、いかなるペアでも十全に働けるよう自分を鍛えておくのは、翔人のみならず翔描にとっても非常に大切なことなのだ。
もっとも、翔描はとても賢く健康なため、翔描が事故や病気で戦闘をこなせなくなった例は、翔家八百六十年の歴史の中で一度もないと言う。猫好きの僕としては嬉しい限りだが、これは裏を返せば、翔人にはその例があるという事。僕は心の中で、小吉と自分を比較してみた。お日様に照らされ燦然と輝く清らかな雪を彷彿とさせる白毛に、濡れ羽色の黒と光沢ある茶の斑を散らせた三毛の小吉は、美しく健やかでいかにも賢そうだ。尋常でなく顔の横幅が広い貫禄たっぷりの大吉も、いなせな姐さんを地で行く中吉も、小顔でシュッとした茶虎の末吉も、僕の知るどの翔描も僕より賢く、そしてカッコ良い。祖父母と妹も、間違いなくその範疇に入るだろう。小吉に気取られぬよう、僕は小さく溜息をついた。「なんか僕だけ、毛並みが違うんだよな。不慮の事態で戦えなくなる可能性が最も高い翔人は、どう考えたって僕だよなあ」と。
先日、狭山湖の堤防で輝夜さんに話した通り、僕の知る限り唯一の例外を除き、翔人は先祖の容姿を代々受け継いでゆく。あの時はそれ以上彼女に話さなかったが、その唯一の例外こそが、僕の家である猫将軍本家。僕と妹は祖父と祖母に、正直まるで似ていない。美形の祖父母と極めつけの美少女である美鈴はさておき特に僕は、三人と血縁関係にあるなんて、とてもじゃないが思えない。普通ならDNA鑑定をするレベルだよなあと、僕は薄く笑った。
「眠留、何を笑っているの? 私のナビに、気になることがあった?」
小吉が隣を翔けつつ僕をのぞき込む。教育ソフトとはいえ量子力学の学士過程を半年足らずで終えようとしている小吉にとって、僕の心を見通すなど、掛け算九九を諳んじる程度でしかないはず。にもかかわらずナビを持ち出したのは、小吉の優しさなのだ。
「ううん、小吉のナビは完璧だよ。それはそうと、そろそろ最後の魔想なんじゃない?」
「ええそうね。今日最後の魔想は、闇油怨想。直径1.6メートルの並闇。眠留、この闇怨、どう仕留める?」
悲想ではなく怨想の並闇ならばと、僕は挑戦の意志を口にした。
「怨想の並闇なら、稲穂斬りを試してみようと思う。昨日、水晶から初めて許可が出たんだ」
「稲穂斬り、了解しました。雷による後方支援は任せて」
「了解!」
セリフと口調はいつも通りだが、小吉は嬉しそうに目を細めている。僕の成長をこれほど喜んでくれる小吉のためにも、実戦初の稲穂斬りをきちんと決めよう。僕はそう、胸に誓った。
前方に、直径1.6メートルの怨想並闇を捕捉。その下をかすめる軌道を、僕は十六圧の十尺で全力直進。闇油の二度の針攻撃をそれぞれ火花で躱し、三度目で小吉が雷を発動。末吉の数段上をゆく小吉の雷が闇油を震えあがらせる。その隙に僕は四百圧火花を実行し、大太刀を真下へ一気に振り下ろした。
カッッ!!
真っ二つに両断された怨想並闇の魔素が、後方から消滅してゆく。実戦初の稲穂斬りを成功させ、並闇を一刀で葬った僕は、肩でほっと息をついた。
「今日の討伐はこれにて終了。眠留、見事な稲穂だったわ。おめでとう!」
猫丸を鞘に納めるなり、小吉が懐に飛び込んできた。
僕は無限の感謝を込め、そんな小吉の首もとを撫でるのだった。
「悲想の特煤だから右回りの『突き斬り』で戦うよ、小吉」
「右突き斬りね。私は後方支援を担当します。眠留、気をつけて」
「了解」
前方に、直径95センチの悲想特煤を捕捉。僕は半径210センチの円柱を想定し、その内壁を全速の右回りで駆け抜ける。特煤の二回の針攻撃をそれぞれ0.02秒の火花で躱しすれ違いざま、動体視力十倍、生命力圧縮百倍、そして刃渡り五尺の突き斬りを僕は実行した。
カッッ!
突くと同時に斬る突き斬り独自の甲高い音が辺りに響き渡る。中心核を真っ二つにされた悲想特煤の気配が、後方から静かに消えて行った。
球は両断するより、中心を貫くほうが容易い。ビリヤードがその好例だろう。ビリヤードに慣れてくると比較的短時間で、球の中心をキューで突けるようになる。球の中心を直接見ることはできずとも、中心の位置を想像して、そこを真っ直ぐ突くことは、意外と早くできるようになるものなのだ。
しかし、両断はそうはいかない。刺突も両断も球の中心めがけて武器を振るうのは同じでも、刀を球の中心に真っ直ぐ振り下ろすには、実はかなりの技量を要する。それに加え、悲想はゼリー状の体を巧く利用し、刀の進行方向を変えてくる。悲想の中心にうっすら見える核を見極め、そこへ刀を真っ直ぐ振り下ろしても、刀が届く前に軌道を逸らされてしまう事がままあるのだ。核だけがむき出しで宙に浮いているなんて、鴨が葱を背負っているような状態では、決してないのである。
然るに刀翔人を目指す者は、まず刺突の技を磨く。ひたすら突きを繰り返し、いかなる状況でも狙った場所を貫けるよう心身を鍛えてゆく。そしてそれがある程度できるようになると、一段上の技の実戦投入を精霊猫に許可される。それこそがさっきの、突き斬りなのだ。
突き斬りでは切っ先を、核の手前10センチに突き入れる。そして刀を振り下ろし、核を両断する。先ず突き、そして斬る。これが、突き斬りの名の由来だ。しかしこれでは振り下ろす距離が短すぎて、十分な剣速を得ることができない。というか小太刀猫丸では短すぎて、悲想特煤の中心核まで切っ先を届かせる事がそもそもできない。ゆえに、五尺化するのだ。刀を振り下ろすスピードに、刀を伸ばすスピードを上乗せすることによって、両断可能な剣速を発生させる。これを、生命力圧縮百倍以上で行う技術。それが、突き斬りなのであった。
「次の魔想も煤霞悲想、直径95センチの最終形態。眠留の突き斬りを上達させるため、大吉兄さんが悲想特煤をたっぷり要請してくれたわ。頑張ってね」
「うへ~という思いを蹴飛ばし、頑張ります。次も悲想特煤、了解!」
末吉には冗談でも「うへ~」なんて言えないのに、小吉へは気軽に弱音を吐くことができる。やはり僕は本能的に、女性に甘えてしまうのだろうか。それが昴に・・・・・
いかんいかん、と僕は自分に喝を入れる。そして昴への想いを封印し、次の悲想に立ち向かって行った。
今日の日付は、五月二十三日、
体育祭から六日後の、日曜日の午前四時。
僕は二度目の日曜討伐を、小吉と一緒に行っていた。
小吉は美鈴のパートナーで、僕のパートナーは末吉だけど、今日のように自分のパートナー以外の翔描とペアを組むのは珍しいことではない。末吉以外の翔描とペアになっても戦闘に支障をきたすことが無いよう、僕は定期的に、小吉や中吉と一緒に魔想と戦っていたのだ。
僕のパートナーは末吉だから、末吉とペアを組むときが、僕は一番戦いやすい。それは当然だし、また大いに賞賛される事ではあるのだけど、だからと言って末吉以外の翔描とペアを組めないのはマズイ。世の中なにが起こるか分からないから、いかなるペアでも十全に働けるよう自分を鍛えておくのは、翔人のみならず翔描にとっても非常に大切なことなのだ。
もっとも、翔描はとても賢く健康なため、翔描が事故や病気で戦闘をこなせなくなった例は、翔家八百六十年の歴史の中で一度もないと言う。猫好きの僕としては嬉しい限りだが、これは裏を返せば、翔人にはその例があるという事。僕は心の中で、小吉と自分を比較してみた。お日様に照らされ燦然と輝く清らかな雪を彷彿とさせる白毛に、濡れ羽色の黒と光沢ある茶の斑を散らせた三毛の小吉は、美しく健やかでいかにも賢そうだ。尋常でなく顔の横幅が広い貫禄たっぷりの大吉も、いなせな姐さんを地で行く中吉も、小顔でシュッとした茶虎の末吉も、僕の知るどの翔描も僕より賢く、そしてカッコ良い。祖父母と妹も、間違いなくその範疇に入るだろう。小吉に気取られぬよう、僕は小さく溜息をついた。「なんか僕だけ、毛並みが違うんだよな。不慮の事態で戦えなくなる可能性が最も高い翔人は、どう考えたって僕だよなあ」と。
先日、狭山湖の堤防で輝夜さんに話した通り、僕の知る限り唯一の例外を除き、翔人は先祖の容姿を代々受け継いでゆく。あの時はそれ以上彼女に話さなかったが、その唯一の例外こそが、僕の家である猫将軍本家。僕と妹は祖父と祖母に、正直まるで似ていない。美形の祖父母と極めつけの美少女である美鈴はさておき特に僕は、三人と血縁関係にあるなんて、とてもじゃないが思えない。普通ならDNA鑑定をするレベルだよなあと、僕は薄く笑った。
「眠留、何を笑っているの? 私のナビに、気になることがあった?」
小吉が隣を翔けつつ僕をのぞき込む。教育ソフトとはいえ量子力学の学士過程を半年足らずで終えようとしている小吉にとって、僕の心を見通すなど、掛け算九九を諳んじる程度でしかないはず。にもかかわらずナビを持ち出したのは、小吉の優しさなのだ。
「ううん、小吉のナビは完璧だよ。それはそうと、そろそろ最後の魔想なんじゃない?」
「ええそうね。今日最後の魔想は、闇油怨想。直径1.6メートルの並闇。眠留、この闇怨、どう仕留める?」
悲想ではなく怨想の並闇ならばと、僕は挑戦の意志を口にした。
「怨想の並闇なら、稲穂斬りを試してみようと思う。昨日、水晶から初めて許可が出たんだ」
「稲穂斬り、了解しました。雷による後方支援は任せて」
「了解!」
セリフと口調はいつも通りだが、小吉は嬉しそうに目を細めている。僕の成長をこれほど喜んでくれる小吉のためにも、実戦初の稲穂斬りをきちんと決めよう。僕はそう、胸に誓った。
前方に、直径1.6メートルの怨想並闇を捕捉。その下をかすめる軌道を、僕は十六圧の十尺で全力直進。闇油の二度の針攻撃をそれぞれ火花で躱し、三度目で小吉が雷を発動。末吉の数段上をゆく小吉の雷が闇油を震えあがらせる。その隙に僕は四百圧火花を実行し、大太刀を真下へ一気に振り下ろした。
カッッ!!
真っ二つに両断された怨想並闇の魔素が、後方から消滅してゆく。実戦初の稲穂斬りを成功させ、並闇を一刀で葬った僕は、肩でほっと息をついた。
「今日の討伐はこれにて終了。眠留、見事な稲穂だったわ。おめでとう!」
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