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ダイブ3 クォ=ヴァディスの巻 〜 暴君ネロ 編 〜
第12話 スポルス・サビナ。皇帝ネロの四番目の妻になる人
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セイが目を開けると、そこはどこかの部屋の一室だった。壁や天井にはほどこされた荘厳な装飾を見あげた。
周りを見回すと壁に背中をつけてぐったりとした様子で座りこんでいるマリア、その足を枕にして床に倒れているエヴァの姿があった。ふたりとも動けないほど困憊していたがどうやら意識はあるようだった。
ふたりとも前回出会ったときそのままに、トーガをまとった身なりに変身している。
セイがふたりに声をかけようと、口を開きかけたとき、部屋の片隅からふいに声がした。
「誰?」
セイが声のほうに目をむけると、遮幕でまわりを囲われた大きなベッドのむこうに人影が浮かびあがっているのがわかった。その遮幕の片隅がめくりあがると、なかからうつくしい少女が姿を現した。トーガ以外、装飾品らしい装飾品を身につけていないにも関わらず、きらびやかな雰囲気を醸し出している。しかもそのなかに匂いたつような艶めかしさがあった。
あのとき、競技場で見つけた少女でまちがいなかった。
「あなたたちは誰です。ここがスポルス・サビナの寝屋と知ってのことですか!」
「ぼくたちはキミを救いにきた」
「救いに?。私には何も救われることはありません」
セイは自分の額に中指を押し当てながら、『ねぇ、出てきて……。きみを迎えに来たんだ』と言った。スポルスの頭の上に少女の顔が浮かびあがってきた。
『誰?』
スポルスの頭のうえに浮かびあがった少女の顔が誰何した。
「二十一世紀から、きみを助けにきたよ」
「本当?。二十一世紀から……?」
「ああ。帰ろう」
セイが満面の笑みで手をさしだしたが、それを見たスポルスの目から、突然、大粒の涙がこぼれ落ちはじめた。
「行けない……。わたしは皇帝の虜囚です……。皇帝への恨みを晴らさなければ……、どこにもいけない……」
その瞬間、少女の顔はふっと消え、スポルスが我を取り戻した。
「今、私はなんと……。もう一人の自分がしゃべっていたような気がした……」
「大丈夫です。怖がらないでください……」
スポルスの表情がふっとやわらいだ。
「あなた、名前は?」
「ボクはユメミ・セイ。セイと呼んでください」
「うしろの者たちは、あなたの奴隷ですか?」
「誰が奴隷だ!」
マリアが足元のエヴァを跳飛ばすような勢いで、立ちあがると、スポルスのほうへ近づいた。セイはマリアを手で制して、あわててふたりをスポルスに紹介した。
「こっちがマリアで、こちらがエヴァ……。えー、ボクの友達です」
「ふざけンな、セイ。オマエと友達になった覚えはない」
「あら、一緒にお食事した仲じゃない。もうお友達だと思いましたけど……」
ようやく立ちあがったエヴァがマリアを諭した。
「私はスポルス・サビナと言います。ところで、あなたが私を救うとはどういうことです」
「キミの『未練』を晴らしにきたんです。キミは皇帝への恨みを晴らせなかったことがずっと『心残り』だったんでしょ。ネロを殺しますか?」
そのひとことで、スポルスの顔色がさっと変わった。
「あぁ、なんて……、なんて、恐ろしいことを……」
「でも、キミはネロを憎んでるはずだ。だから……」
「ぶ、無礼な!。私はもうすぐ皇帝陛下の妻になる身ですよ。なぜ、そんなことを私が願うと……」
「おい、ちょっと待て。その女はネロの妃なのか?」
マリアが思わず声を挟んだ。
「あぁ。彼女はスポルス・サビナ。皇帝ネロの四番目の妻になる人だ」
セイにそう紹介されたとたん、スポルスがよろけるようにしてベッドの端に腰を落とした。その表情は硬く蒼ざめている。
「はい、わたしは四番目。亡くなった二番目の奥様ポッパエア様の身代わりにここにいます。皇帝陛下はポッパエア様に生き写しの私をとても気に入ってくれて、奴隷同然であったわたしを妻として迎えてくれたのです」
「ふん、いいことづくめに聞こえるじゃねぇか。何が気に喰わん」
マリアが腕を組んで、憤慨したような口調で言った。スポルスはその言い草にすこし恥じ入るようにうつむいた。
「ええ……。過分の待遇なのはわかっています。でも一人目も二人目の奥様も皇帝陛下に殺されました。陛下はとても気分屋です。わたしもいずれ同じ末路をたどることでしょう……」
「つまりこのあとおまえはネロに殺されるのだな。だからその『未練』を晴らすため、先手をうってネロを殺そうと……」
マリアがうれしそうに仮説を披瀝したが、スポルスは弱々しく首を横にふった。そしてゆっくりと立ちあがりながら言った。
「いいえ。皇帝陛下を憎むのはわたしを妻にするため、わたしにおこなった仕打ちゆえです。二度と元に戻れぬ傷をわたしにつけたから……」
スポルスは哀しげな表情を浮かべながら、ゆっくりとローブを肩からはずした。足元にふわりと服が脱げ落ちると、スポルスは全裸のからだをおしげもなく晒した。
デコルテがくっきりと浮かびでるほど華奢な肩、薄い胸板、細く頼りなげだが、くびれているとは言い切れないウエストと腰骨のライン。そして……。
「わたしは『戦車の騎手』にあこがれていたときもありました。でもその願いはもう……」
エヴァがおもわず口元を被った。その目はおおきく開かれたまま一点から目を離せないでいる。エヴァはおおきく舌打ちをすると唾棄するように吐き捨てた。
「くそぉ。変態野郎め!」
エヴァがスポルスの下半身をじっと見つめたまま、思わずことばを漏らす。
「おとこ……」
スポルスは全身をことさらに曝けるように左右に手を開いた。
「わたしは皇帝に……、あの男にむりやり『女』にされたんです」
セイがベッドのうえのシーツをはぎ取ると、スポルスのからだに羽織った。スポルスがセイの目をみて、うれしそうに微笑んでちいさな声で「ありがとう」と言った。セイはスポルスの目を見つめて言った。
「勇気をだして、告白してくれてありがとう」
セイはスポルスが現在では『トランスジェンダー』の先駆けとして語られてる人物であることを思い出した。だがけっして本人が望んだものではない……。
マリアが胸を押さえて気分がわるそうな仕草をしてみせた。
「この時代は風紀が乱れに乱れてたとは知っていたが……。まぁ、先々代があの『カリギュラ』だからな」
「でもまさか『去勢』するなんて……」
エヴァも反吐がでそうな気分を隠そうともせず言った。
その時、突然、カチャカチャという金属同士がぶつかりあう音と共に、十人ほどの兵士たちが部屋に入ってきて、あっと言う間に三人を取り囲んだ。シーツをまとっていたスポルスが、あわててからだに巻き付けるようにして肌を被う。
兵士たちの囲みを割ってはいるように、近衛隊長官のティゲリヌスが姿を現した。
「いや、いや、いや。さすがは皇妃。もう男を引きずり込みましたかな?」
スポルスが精いっぱい虚勢をはって、ティゲリヌスを睨みつけた。
「にしても命知らずの少年だ。いくら誘われたといっても、皇妃の寝所まではいり込むとは……」
ティゲリヌスはそう皮肉を言いながら、セイの顔をなめ回すように目を這わせた。
ティゲリヌス……。
セイが事前に仕入れていた情報では、このティゲリヌスは『美貌と悪辣さを兼ね備えた人物で、政敵を粛正してこの地位までのぼりつめた』とあった。たしかに女性受けしそうな端正な顔立ちをしていたが、その目の配り方は抜け目がなく、したたかさをすでに垣間みせている。
だが、それ以前に生理的に受け付けないなにかがあって、セイにとっては第一印象だけでもう反吐がでそうだった。
「ティゲリヌス!。ここは王妃の寝所ですよ。下がりなさい」
スポルスが皇妃らしく威厳をもって、命をくだすとティゲリヌスは素直に頭を垂れた。
「承知いたしました。ただし、ネズミどもは連れていきますよ。ネロ皇帝陛下に処分を仰がねばなりませんからな……」
「男を引きずり込んでいたこともあわせてね……」
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セイが声のほうに目をむけると、遮幕でまわりを囲われた大きなベッドのむこうに人影が浮かびあがっているのがわかった。その遮幕の片隅がめくりあがると、なかからうつくしい少女が姿を現した。トーガ以外、装飾品らしい装飾品を身につけていないにも関わらず、きらびやかな雰囲気を醸し出している。しかもそのなかに匂いたつような艶めかしさがあった。
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「あなたたちは誰です。ここがスポルス・サビナの寝屋と知ってのことですか!」
「ぼくたちはキミを救いにきた」
「救いに?。私には何も救われることはありません」
セイは自分の額に中指を押し当てながら、『ねぇ、出てきて……。きみを迎えに来たんだ』と言った。スポルスの頭の上に少女の顔が浮かびあがってきた。
『誰?』
スポルスの頭のうえに浮かびあがった少女の顔が誰何した。
「二十一世紀から、きみを助けにきたよ」
「本当?。二十一世紀から……?」
「ああ。帰ろう」
セイが満面の笑みで手をさしだしたが、それを見たスポルスの目から、突然、大粒の涙がこぼれ落ちはじめた。
「行けない……。わたしは皇帝の虜囚です……。皇帝への恨みを晴らさなければ……、どこにもいけない……」
その瞬間、少女の顔はふっと消え、スポルスが我を取り戻した。
「今、私はなんと……。もう一人の自分がしゃべっていたような気がした……」
「大丈夫です。怖がらないでください……」
スポルスの表情がふっとやわらいだ。
「あなた、名前は?」
「ボクはユメミ・セイ。セイと呼んでください」
「うしろの者たちは、あなたの奴隷ですか?」
「誰が奴隷だ!」
マリアが足元のエヴァを跳飛ばすような勢いで、立ちあがると、スポルスのほうへ近づいた。セイはマリアを手で制して、あわててふたりをスポルスに紹介した。
「こっちがマリアで、こちらがエヴァ……。えー、ボクの友達です」
「ふざけンな、セイ。オマエと友達になった覚えはない」
「あら、一緒にお食事した仲じゃない。もうお友達だと思いましたけど……」
ようやく立ちあがったエヴァがマリアを諭した。
「私はスポルス・サビナと言います。ところで、あなたが私を救うとはどういうことです」
「キミの『未練』を晴らしにきたんです。キミは皇帝への恨みを晴らせなかったことがずっと『心残り』だったんでしょ。ネロを殺しますか?」
そのひとことで、スポルスの顔色がさっと変わった。
「あぁ、なんて……、なんて、恐ろしいことを……」
「でも、キミはネロを憎んでるはずだ。だから……」
「ぶ、無礼な!。私はもうすぐ皇帝陛下の妻になる身ですよ。なぜ、そんなことを私が願うと……」
「おい、ちょっと待て。その女はネロの妃なのか?」
マリアが思わず声を挟んだ。
「あぁ。彼女はスポルス・サビナ。皇帝ネロの四番目の妻になる人だ」
セイにそう紹介されたとたん、スポルスがよろけるようにしてベッドの端に腰を落とした。その表情は硬く蒼ざめている。
「はい、わたしは四番目。亡くなった二番目の奥様ポッパエア様の身代わりにここにいます。皇帝陛下はポッパエア様に生き写しの私をとても気に入ってくれて、奴隷同然であったわたしを妻として迎えてくれたのです」
「ふん、いいことづくめに聞こえるじゃねぇか。何が気に喰わん」
マリアが腕を組んで、憤慨したような口調で言った。スポルスはその言い草にすこし恥じ入るようにうつむいた。
「ええ……。過分の待遇なのはわかっています。でも一人目も二人目の奥様も皇帝陛下に殺されました。陛下はとても気分屋です。わたしもいずれ同じ末路をたどることでしょう……」
「つまりこのあとおまえはネロに殺されるのだな。だからその『未練』を晴らすため、先手をうってネロを殺そうと……」
マリアがうれしそうに仮説を披瀝したが、スポルスは弱々しく首を横にふった。そしてゆっくりと立ちあがりながら言った。
「いいえ。皇帝陛下を憎むのはわたしを妻にするため、わたしにおこなった仕打ちゆえです。二度と元に戻れぬ傷をわたしにつけたから……」
スポルスは哀しげな表情を浮かべながら、ゆっくりとローブを肩からはずした。足元にふわりと服が脱げ落ちると、スポルスは全裸のからだをおしげもなく晒した。
デコルテがくっきりと浮かびでるほど華奢な肩、薄い胸板、細く頼りなげだが、くびれているとは言い切れないウエストと腰骨のライン。そして……。
「わたしは『戦車の騎手』にあこがれていたときもありました。でもその願いはもう……」
エヴァがおもわず口元を被った。その目はおおきく開かれたまま一点から目を離せないでいる。エヴァはおおきく舌打ちをすると唾棄するように吐き捨てた。
「くそぉ。変態野郎め!」
エヴァがスポルスの下半身をじっと見つめたまま、思わずことばを漏らす。
「おとこ……」
スポルスは全身をことさらに曝けるように左右に手を開いた。
「わたしは皇帝に……、あの男にむりやり『女』にされたんです」
セイがベッドのうえのシーツをはぎ取ると、スポルスのからだに羽織った。スポルスがセイの目をみて、うれしそうに微笑んでちいさな声で「ありがとう」と言った。セイはスポルスの目を見つめて言った。
「勇気をだして、告白してくれてありがとう」
セイはスポルスが現在では『トランスジェンダー』の先駆けとして語られてる人物であることを思い出した。だがけっして本人が望んだものではない……。
マリアが胸を押さえて気分がわるそうな仕草をしてみせた。
「この時代は風紀が乱れに乱れてたとは知っていたが……。まぁ、先々代があの『カリギュラ』だからな」
「でもまさか『去勢』するなんて……」
エヴァも反吐がでそうな気分を隠そうともせず言った。
その時、突然、カチャカチャという金属同士がぶつかりあう音と共に、十人ほどの兵士たちが部屋に入ってきて、あっと言う間に三人を取り囲んだ。シーツをまとっていたスポルスが、あわててからだに巻き付けるようにして肌を被う。
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「にしても命知らずの少年だ。いくら誘われたといっても、皇妃の寝所まではいり込むとは……」
ティゲリヌスはそう皮肉を言いながら、セイの顔をなめ回すように目を這わせた。
ティゲリヌス……。
セイが事前に仕入れていた情報では、このティゲリヌスは『美貌と悪辣さを兼ね備えた人物で、政敵を粛正してこの地位までのぼりつめた』とあった。たしかに女性受けしそうな端正な顔立ちをしていたが、その目の配り方は抜け目がなく、したたかさをすでに垣間みせている。
だが、それ以前に生理的に受け付けないなにかがあって、セイにとっては第一印象だけでもう反吐がでそうだった。
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スポルスが皇妃らしく威厳をもって、命をくだすとティゲリヌスは素直に頭を垂れた。
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