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ダイブ3 クォ=ヴァディスの巻 〜 暴君ネロ 編 〜
第8話 マリアとエヴァの正体
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「悪魔……だと……」
『昏睡病センター』の応接室でマリアとエヴァから改めて、『トラウマ』と呼んでいたものの正体を明かされた夢見輝雄は、話が終わったあともしばらく無言のままだった。輝雄は額に手をあて額ににじんだ汗をぬぐうような仕草をすると、おおきなため息をついた。その重々しい空気はそう広くもない応接室をいっぱいに満たしていた。応接ソファに座っている五人は誰からも口を開こうとしなかった。
「博士、敵の正体がわかってよかっただろ」
マリアが皮肉で沈黙を破ると、エヴァはそれを素直にフォローした。
「まぁ、驚かれるのも仕方がないことですわ。ほんと、嘘みたいな話でしょ」
「だが今は現実だ。千年経ってその契約が粛々と履行されてんだ」
「だが、悪魔だなんて、そんな……ありえない……」
夢見輝雄が頭を抱えたまま、やっと口から音声を絞り出した。マリアはそんな輝雄に目をすがめて言った。
「だが、そこの夢見聖は、そのありえないヤツらと戦っているんだ」
そのことばに、輝雄の横の席に座ったかがりが眉根をぎゅっと寄せて言った。
「お父さん。こんな危険なこともうやめて。聖ちゃんに、こんな危険なことさせるのってよくないよ」
輝雄は反射的に自分の両耳を手で塞いだ。子供じみた仕草だと、自分に言い聞かせたが、、娘が自分を非難する声を、いまは耳にしたくなかった。いまだけ、いまだけでいいから、その口を噤んでいて欲しい。そんな思いだった。
その思いを察したのか、聖がかがりをやんわりとした口調で諭した。
「かがり、そんな無茶を言っちゃだめだよ」
「でも、聖ちゃん。相手は本物の悪魔なんだよ」
「だから?」
「聖ちゃん、殺されちゃうかもしれないんだよ」
「そうだね——」
「でも、ぼくはやめない。やめるわけにはいかない!」
聖のことばにかがりが黙り込んだ。そのことばには、それだけの覚悟があった。聖の不退転の決意を思い知らされるだけの力に満ちて感じられた。夢見輝雄はその力強いことばに、我を取り戻す思いだった。
そうだった。わたしはこの『昏睡病センター』の所長だ——。
このていどのことに狼狽えていい権利は、はなっから持ち合わせていない——。
輝雄は顔をあげると、マリアとエヴァの顔を交互に目を配った。もう目を背けることも、目を伏せることもしない、という彼なりの宣誓だった。
「トラップさん、ガードナーさん、あなたたちはいったい何者なんだね」
「おいおい、博士。エヴァとオレをひと括りにするな。こんな『営利団体』の手先と一緒にされてはかなわねぇよ」
「あらあら、マリアさん。元々はあなたがたの組織の長がこの事態の元凶でしょ。営利団体とそしるのはおこがましくありませんこと」
「あー、あー、わるかったな。おまえたちを巻き込んで」
「いえいえ、おかげで、わたしの父の事業は軌道に乗っていましてよ。感謝こそすれ……」
「申し訳ない。ガードナーさんのほうから教えて欲しい」
マリアとエヴァの諍いをおさめるように輝雄は、エヴァにあらためて疑問をぶつけた。
「あら、まだ言っていませんでした?」
エヴァがにっこりと微笑みかけるように言った。
「わたしの父は『コーマ・ディジーズ財団』のアダム・ガードナーです。ご存知かと?」
輝雄はその名前を聞いて驚いた。『昏睡病』に関わっていて、その名前を知らないなどあり得ないことだし、一度視察に訪れてきて面識もあった。だが、この財団は『昏睡病』の治療薬開発を手がけていて、その寄付金を集めているはずだった。自分とおなじ精神感応によるアプローチを研究しているとは寡聞にして訊いたことがない。
「お父様は一度ここに視察にこられたことがあるよ」
「そうなんですか。でもその時のことはなにも聞かされてなくて……」
「いや、しかし『コーマ・ディジーズ財団』は、治療薬開発をおこなっていると聞いていたが……」
「はん、それは表向きの話だ」
突然、マリアが横からわってはいってきた。
「治療薬と謳ってねえと、寄付金が集まらねぇだろ。実際には精神感応者が患者の記憶を操作して治療してるってわかったら、NIH(アメリカ国立衛生研究所)の助成金も一発で取り消されちまう」
「マリアさん、そんなにぶっちゃけなくてもよろしいのでは?」
「は、患者から大金をふんだくってることをバラされたから、いたたまれなくなったか?」
「でも、わたしたちの財団の『マインド・ダイバー』たちは、患者を完治させています。ほんの一部ですけど……」
「マインド・ダイバー?」
聞き慣れない単語に、輝雄が反射的におうむ返しをした。
「えぇ。わたしたち『コーマ・ディジーズ財団』では、精神世界への潜り手のことをそう呼んでいますけど……」
「あは、叔父さん、ぼくらの『ソウル・ダイバー』と似てるじゃないか」
聖がうれしそうに声をあげた。自分で命名した呼称にも関わらず、輝雄はすこし気恥ずかしい気分になった。
「やれやれ、ここにも『厨二病』くさいヤツラがいたか……」
マリアが心底ため息をつきながら、悪態を吐き出してきた。それが気に障ったのか、かがりがいきなり立ちあがった。
「ちょっとぉ、マリアさん!、あなた……」
「マリアでいい、かがり。エヴァのように、『さん』づけされると虫酸がはしる」
マリアはかがりの文句を制するかのような口調で、ことばの勢いをへし折った。
「じ、じゃあ、マリア。あなたはなにもので、どうしてそんなに上から目線で物を言えるのか教えてもらいたいわね」
マリアは立ちあがったままのかがりのほうへ、片目だけをむけて口元をゆがめた。
「オレをおまえたち民間業者と一緒にすんなよ……。
オレはローマ法王庁直属の『神の潜睡士』のひとりだ」
「ローマ法王庁!」
輝雄はおもわず息を飲んだ。話の流れから、このマリアという少女がどこかの国の秘密機関に属しているのかもしれない、と類推していたが、まさか『本家』からの使者だとは思いもしなかった。いつの間にか鳥肌がたっていた。
「自分ンとこの、千年前の教皇が蒔いた種だからな。自分のケツは自分で拭くつもりだったんだろうよ。来たるべき『千年紀』にむけて、能力者を秘密裏に育成していたっていうわけだ」
「それでマリアは幼少期から、この日本に送り込まれていたっていうわけ?」というかがりの問いかけに、マリアは顎を上にあげて胸を張った。
「特に優秀だったからな」
「ん、まぁ、優秀かどうかはなんとも言えませんけど……」とエヴァが疑義を差し挟む。
「なんだとぉ、エヴァ!」
「まぁ、無能ではないです」
いきり立ってみたものの、エヴァにそれなりに肯定されて、マリアは納得したのか、そのまま口を閉じた。
輝雄は目の前にいる幼女が、バチカンからの使者、だと信じきれなかったが、どうしても再確認したいことがあったので聞いてみることにした。
「マリア。悪魔の目的はなんなんだ?」
マリア、一瞬うんざりとした表情を浮かべたが、すぐに輝雄のほうへ向き直った。
「博士、さっきも言ったが、本来、悪魔はこの世界では肉体を持てねぇ……。ただ人の心に巣くって、悪を囁きかけるくらいしかできねぇ存在だ。だがヤツラは現世で肉体を手に入れる方法を思いつきやがった。『現世の魂』を『前世』という自分たちのフィールドに引きずり込むことで、肉体を持たずして『魂』を手に入れる方法を……」
「そのための『昏睡病』なのか?」
輝雄がしっかりとした口調で訊いた。頭のなかにずっと巣くっていた疑念が、ぱらぱらとほどけていく感覚があった。突きつけられた事実はあまりにも重々しかったが、しだいに頭が晴れていくうちに、現実とむきあう覚悟がひたひたと湧き上がってきていた。
「あぁ、その通りだ。だが、本当に生きた魂を百万集めたら、悪魔がこの世に肉体を取り戻せるかどうかはわかってねぇ。オレは個人的には、そんな裏技みたいな『魂』の『ポイント交換』なんて信じてねぇがな……
だが、現実にヤツラがしゃかりきになって『ポイント』集めてるってなると、それが『ガセ』だろうと、潰しとくしかない」
「たしかに……」
輝雄が合点がいった体で頷くと、マリアがぎらっとした目を、聖のほうへむけた。
「じゃあ、今度はこっちが訊く番だ。聖。おまえはなぜ、潜っている?」
『昏睡病センター』の応接室でマリアとエヴァから改めて、『トラウマ』と呼んでいたものの正体を明かされた夢見輝雄は、話が終わったあともしばらく無言のままだった。輝雄は額に手をあて額ににじんだ汗をぬぐうような仕草をすると、おおきなため息をついた。その重々しい空気はそう広くもない応接室をいっぱいに満たしていた。応接ソファに座っている五人は誰からも口を開こうとしなかった。
「博士、敵の正体がわかってよかっただろ」
マリアが皮肉で沈黙を破ると、エヴァはそれを素直にフォローした。
「まぁ、驚かれるのも仕方がないことですわ。ほんと、嘘みたいな話でしょ」
「だが今は現実だ。千年経ってその契約が粛々と履行されてんだ」
「だが、悪魔だなんて、そんな……ありえない……」
夢見輝雄が頭を抱えたまま、やっと口から音声を絞り出した。マリアはそんな輝雄に目をすがめて言った。
「だが、そこの夢見聖は、そのありえないヤツらと戦っているんだ」
そのことばに、輝雄の横の席に座ったかがりが眉根をぎゅっと寄せて言った。
「お父さん。こんな危険なこともうやめて。聖ちゃんに、こんな危険なことさせるのってよくないよ」
輝雄は反射的に自分の両耳を手で塞いだ。子供じみた仕草だと、自分に言い聞かせたが、、娘が自分を非難する声を、いまは耳にしたくなかった。いまだけ、いまだけでいいから、その口を噤んでいて欲しい。そんな思いだった。
その思いを察したのか、聖がかがりをやんわりとした口調で諭した。
「かがり、そんな無茶を言っちゃだめだよ」
「でも、聖ちゃん。相手は本物の悪魔なんだよ」
「だから?」
「聖ちゃん、殺されちゃうかもしれないんだよ」
「そうだね——」
「でも、ぼくはやめない。やめるわけにはいかない!」
聖のことばにかがりが黙り込んだ。そのことばには、それだけの覚悟があった。聖の不退転の決意を思い知らされるだけの力に満ちて感じられた。夢見輝雄はその力強いことばに、我を取り戻す思いだった。
そうだった。わたしはこの『昏睡病センター』の所長だ——。
このていどのことに狼狽えていい権利は、はなっから持ち合わせていない——。
輝雄は顔をあげると、マリアとエヴァの顔を交互に目を配った。もう目を背けることも、目を伏せることもしない、という彼なりの宣誓だった。
「トラップさん、ガードナーさん、あなたたちはいったい何者なんだね」
「おいおい、博士。エヴァとオレをひと括りにするな。こんな『営利団体』の手先と一緒にされてはかなわねぇよ」
「あらあら、マリアさん。元々はあなたがたの組織の長がこの事態の元凶でしょ。営利団体とそしるのはおこがましくありませんこと」
「あー、あー、わるかったな。おまえたちを巻き込んで」
「いえいえ、おかげで、わたしの父の事業は軌道に乗っていましてよ。感謝こそすれ……」
「申し訳ない。ガードナーさんのほうから教えて欲しい」
マリアとエヴァの諍いをおさめるように輝雄は、エヴァにあらためて疑問をぶつけた。
「あら、まだ言っていませんでした?」
エヴァがにっこりと微笑みかけるように言った。
「わたしの父は『コーマ・ディジーズ財団』のアダム・ガードナーです。ご存知かと?」
輝雄はその名前を聞いて驚いた。『昏睡病』に関わっていて、その名前を知らないなどあり得ないことだし、一度視察に訪れてきて面識もあった。だが、この財団は『昏睡病』の治療薬開発を手がけていて、その寄付金を集めているはずだった。自分とおなじ精神感応によるアプローチを研究しているとは寡聞にして訊いたことがない。
「お父様は一度ここに視察にこられたことがあるよ」
「そうなんですか。でもその時のことはなにも聞かされてなくて……」
「いや、しかし『コーマ・ディジーズ財団』は、治療薬開発をおこなっていると聞いていたが……」
「はん、それは表向きの話だ」
突然、マリアが横からわってはいってきた。
「治療薬と謳ってねえと、寄付金が集まらねぇだろ。実際には精神感応者が患者の記憶を操作して治療してるってわかったら、NIH(アメリカ国立衛生研究所)の助成金も一発で取り消されちまう」
「マリアさん、そんなにぶっちゃけなくてもよろしいのでは?」
「は、患者から大金をふんだくってることをバラされたから、いたたまれなくなったか?」
「でも、わたしたちの財団の『マインド・ダイバー』たちは、患者を完治させています。ほんの一部ですけど……」
「マインド・ダイバー?」
聞き慣れない単語に、輝雄が反射的におうむ返しをした。
「えぇ。わたしたち『コーマ・ディジーズ財団』では、精神世界への潜り手のことをそう呼んでいますけど……」
「あは、叔父さん、ぼくらの『ソウル・ダイバー』と似てるじゃないか」
聖がうれしそうに声をあげた。自分で命名した呼称にも関わらず、輝雄はすこし気恥ずかしい気分になった。
「やれやれ、ここにも『厨二病』くさいヤツラがいたか……」
マリアが心底ため息をつきながら、悪態を吐き出してきた。それが気に障ったのか、かがりがいきなり立ちあがった。
「ちょっとぉ、マリアさん!、あなた……」
「マリアでいい、かがり。エヴァのように、『さん』づけされると虫酸がはしる」
マリアはかがりの文句を制するかのような口調で、ことばの勢いをへし折った。
「じ、じゃあ、マリア。あなたはなにもので、どうしてそんなに上から目線で物を言えるのか教えてもらいたいわね」
マリアは立ちあがったままのかがりのほうへ、片目だけをむけて口元をゆがめた。
「オレをおまえたち民間業者と一緒にすんなよ……。
オレはローマ法王庁直属の『神の潜睡士』のひとりだ」
「ローマ法王庁!」
輝雄はおもわず息を飲んだ。話の流れから、このマリアという少女がどこかの国の秘密機関に属しているのかもしれない、と類推していたが、まさか『本家』からの使者だとは思いもしなかった。いつの間にか鳥肌がたっていた。
「自分ンとこの、千年前の教皇が蒔いた種だからな。自分のケツは自分で拭くつもりだったんだろうよ。来たるべき『千年紀』にむけて、能力者を秘密裏に育成していたっていうわけだ」
「それでマリアは幼少期から、この日本に送り込まれていたっていうわけ?」というかがりの問いかけに、マリアは顎を上にあげて胸を張った。
「特に優秀だったからな」
「ん、まぁ、優秀かどうかはなんとも言えませんけど……」とエヴァが疑義を差し挟む。
「なんだとぉ、エヴァ!」
「まぁ、無能ではないです」
いきり立ってみたものの、エヴァにそれなりに肯定されて、マリアは納得したのか、そのまま口を閉じた。
輝雄は目の前にいる幼女が、バチカンからの使者、だと信じきれなかったが、どうしても再確認したいことがあったので聞いてみることにした。
「マリア。悪魔の目的はなんなんだ?」
マリア、一瞬うんざりとした表情を浮かべたが、すぐに輝雄のほうへ向き直った。
「博士、さっきも言ったが、本来、悪魔はこの世界では肉体を持てねぇ……。ただ人の心に巣くって、悪を囁きかけるくらいしかできねぇ存在だ。だがヤツラは現世で肉体を手に入れる方法を思いつきやがった。『現世の魂』を『前世』という自分たちのフィールドに引きずり込むことで、肉体を持たずして『魂』を手に入れる方法を……」
「そのための『昏睡病』なのか?」
輝雄がしっかりとした口調で訊いた。頭のなかにずっと巣くっていた疑念が、ぱらぱらとほどけていく感覚があった。突きつけられた事実はあまりにも重々しかったが、しだいに頭が晴れていくうちに、現実とむきあう覚悟がひたひたと湧き上がってきていた。
「あぁ、その通りだ。だが、本当に生きた魂を百万集めたら、悪魔がこの世に肉体を取り戻せるかどうかはわかってねぇ。オレは個人的には、そんな裏技みたいな『魂』の『ポイント交換』なんて信じてねぇがな……
だが、現実にヤツラがしゃかりきになって『ポイント』集めてるってなると、それが『ガセ』だろうと、潰しとくしかない」
「たしかに……」
輝雄が合点がいった体で頷くと、マリアがぎらっとした目を、聖のほうへむけた。
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