狗神と白児

青木

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本編

第四話 朝餉

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「おーい。起きろ、新入り。おーきーろー」
 声変わりには程遠い、少年の声がする。
 シロは瞼を開けて横を見た。灰色の甚平を着る、目付きの鋭い男の子が立っていた。十を数えたくらいだろうか。
 異世界の空気の中で眠れるはずがない、と思っていたが、いつの間にか朝は来ていた。やはり体の痛みは一切無い。開けられた窓掛けの向こうから注ぐ日輪は自然的で、何となく安心する。
「朝飯が出来たぞ。一応言っとくけど、五回は扉越しに呼んだからな。ほれ、下りるぞ」
 ちょいちょいと手招きされ、シロは躊躇いながらも起き上がる。従わなければならない流れだ。下りる、ということは、ここは二階の部屋らしい。
 当然のようにいる少年だが、シロは既に勘付いていた。「人ならざるモノ」の気配だ。ただ、見た目の幼さからして身構えることはしなかった。
 少年は、こほんと得意げに咳払いをしてから口を開く。
「オイラの名前、大福な。お前は?」
「私は、い――」
「『い』!? 違うよな? 『シ』から始まるンじゃなかったか?」
「あ……うん、そっか。私の名前、シロ……」
 ふう、と大福は胸を撫で下ろした。簡単に真名を明かそうとするなんて、と口の中で呟く。
 扉を開けた大福に従い、シロも部屋を出る。
 寝かされていた部屋もだが、廊下も見慣れない造りをしている。土壁の代わりに、菱形の模様が広がっているだけでも奇妙だし、天井には、やはり花のような笠がぶら下がっている。突き当りの壁に取りつけられている窓は、部屋にあったものより小さいが、派手な色がいくつも組み合わさっているように見える。そもそも二階建ての建物など、故郷では村長が有する蔵しかなかった。これが常世の普通の家なのだろうかと、シロは戸惑った。
 折り返し階段を下りる寸前、大福は立ち止まり、シロを見上げた。
「なあ、シロにはオイラがどう視える?」
 普通であれば、おかしな問いかけだ。しかし、どうしてか、シロには彼の意図を察せられた。
 「視える」? 何が「視える」――一瞬そう考えただけで、ちりちりと眉間がざわつく。空色の蛍火が浮かんだ心地に陥り、改めて大福の奥を視た。すると、人の形が変わっていく。ふさふさの毛並みは白く、鼻先と手足は黒く、犬とも猫ともつかない、丸くて小さな生き物が潜んでいた。
「男の子。だけど……白くて、ふさふさ」
 シロの答えに大福は感心し、鋭い目を丸くさせた。
「旦那様が仰ってた通りだ。お前、ほんとに神宿りなンだな。〈擬人〉になっても、〈本性〉が視えるンだな」
 ぴょんと宙返りをした途端、そこにはシロが思い描いた通りの毛むくじゃらがいた。
 今度はシロが目を丸くしたが、大福は気にせずに再び人の姿へと戻った。
「ご名答。オイラはすねこすりって妖怪さ。普通の人間なら一発で見抜けないってのに。じゃ、行くぞ。旦那様も起きてらっしゃる頃だからな。旦那様、いつもオイラの料理を美味いって褒めて下さるンだぜ」
 旦那様、と呼ばれる相手は、あの黒犬の男しかいないだろう。シロは無意識のうちに、手すりを持たない左手を、きゅっと握った。

 一歩歩く毎に、シロは頭の軽さを実感する。勝手に髪を切られていた現実が胸に突き刺さって切なくなるが、一夜で元に戻るというような、幼稚な夢想はしていない。
 階段を下りると、二階と同じく、よく磨かれた板張り床が続いている。また見慣れない光景があるのだろうかと思いきや、襖が開かれた状態で、畳が敷かれた広い部屋が視界に入る。すたすたと入っていく大福に従うシロが、既に遠いどこかに忘れ去ってしまったような遺物に、懐かしみを抱いたのも束の間、新たな場へと続く。鍋や玉杓子、器などが置かれ、ぐつぐつと煮立って良い香りの汁物の匂いが漂うここは、いかにも台所だ。だが、全体的な設備は、村では見たことが無いものだった。
 雪平鍋の前に、長着姿の黒犬の男――斑が立っている。
「おはよう」大福とシロに目を向け、穏やかに言った。
「旦那様! 遅くなってすみません。新入りを連れてきたンで……」
「構わないよ。今、味噌汁を掬っていたところだ」
「あああ、旦那様はそんなことしなくていいのに! シロ、お前は席に着いてろ」
 思いの外、大福の手は力強い。引っ張られたシロは、背の高い食卓の椅子に座るしかなかった。
 大福は、ぱたぱたと忙しなく飯椀を持ち、釜の中から白飯をよそい、茶の用意をする。塩鮭、黒豆の煮物、梅干しが並んでおり、ほとんど食膳は整っていた。
 シロにとって、これらは朝からやけに立派な食事だ。しかし、平然としている斑と大福から察するに、彼らにとっては日常なのだろう。
 不意にシロの頭に影が差す。びくりとして顔を上げると、汁椀を持つ斑の右手があった。それと同時に視線が合う。犬の顔に備わるには獣らしくない、理性を宿す瞳。シロの反応を待っている目だ。
 流石に礼を言わなければとシロは思い、ありがとうございます、と声を出した。出したつもりだった。しかし、寸でのところで唇が乾いてしまった。その代わり、深く頭を下げた。
 斑は特に怒るでもなく、呆れるでもなく、静かに頷いて自分の席に着いた。

 空っぽの胃袋に味噌汁を流し込むと、じんわりと腹が温かくなり、シロは今更生きている実感を取り戻した。年明けの振る舞いで口にしたことがある、赤味噌の汁だ。一口、二口と食べる白飯は甘くて柔らかい。梅干しには深く塩気が染み込んでおり、お茶漬けにしても合いそうだ。
 だが、次第に箸が進まなくなっていく。美味しい。美味しいと感じて胃袋を埋めようとしても、喪失感が込み上げてくる。肩にかからない髪が寂しい。時折母が夕菜油を塗り、鋏で整えてくれた、がさついても優しい手が恋しい。故郷には、未婚女性は髪を長く伸ばすという習わしがあったのだ。
 髪はいつか伸びるとして、櫛を失ったことはとにかく辛い。曾祖母から嫁入り道具として継がれてきた、母の形見。シロにとって最期のお守りだった。本当の居場所を見つけられますように――お母ちゃん達がいる死者ノ國へと無事に辿り着けますようにと、祈りを込めて白装束の懐に仕舞ったはずなのに。
(あれを失ってしまったから、私はここに……常世に来たのかな)
 飯椀に味噌汁をかける斑を横目で窺いながら、シロは改めてその姿を確かめる。
 黒犬の生首を被ったような男。その目立ちすぎる第一印象は変わらない。だが、朝の日差しによって分かったのは、その目元や口元に、赤い隈取りのような痕が記されていることだ。また、左手も奇妙だった。こちらも隈取りが腕へと伸びているようだが、獣のように厳つい五本指や、勾玉の印が刻まれた手の甲の方も気になる。その異形の手で椀を持ち、犬の口で飯を啜っているのだから、尋常とは程遠いものだった。
 ふと、斑がシロを見た。目が合ってしまった。シロは視線を逸らしたが、もう遅い。
「犬が犬まんまを食っているのは珍しいか?」
 ぶっと茶を吹き出す音がした。大福だった。
 静まる中、何事も無かったかのように斑は続ける。
「やはり、まだ病み上がりで食が進まないか? それとも、お前の口には合わないか? 私は、大福の作る料理なら何でも美味いと思うがね。人の味覚とは違うのかもしれない。何か好みは――」
「お、美味しいです!」
 突然声を上げたシロに、大福はたじろいだ。
 上手く話を繋げなければ、という一心でシロは続ける。
「本当に、本当に美味しいです。こんなに立派な朝餉なんて、わ、私には、勿体無いくらいです。えっとあの、この梅干しのしょっぱさなんか眠気覚ましに良くて、その……」
「シロ、無理して完食する必要は無い。大福、昼餉は粥を作ってやってくれ」
 相変わらず平淡な斑に対して、気を取り直した大福は大きく返事をした。

「和室を抜けた先に縁側があるから、そこで休んでいなさい」
 そう促してきたのは斑で、シロは食卓から早々に離れた。結局シロが食べ切ったのは味噌汁だけだったが、美味しいと思ったのは本心だ。不思議とこれだけで胃は満たされた気がする。
 さっぱりとした日輪が天地を照らしている。三月らしい涼しい風が吹いている。この家を囲む木々は、若い葉をたくさん生やしている。時折聞こえる鳥の声は、故郷で聞いたものと似ている。
 目を閉じて縁側に座っていると、穏やかな日常に包まれているようだ。ここが本当に死者ノ國の宿であれば受け入れられる。だが、短く切られた横髪の毛先を摘まむ度、苦い現実感に苛まれる。
「おい、シロ。旦那様に家の案内頼まれた。ついて来い」
 振り返ると大福が立っていた。手招きをする彼にシロは素直に従った。
 大福の説明によると、この家は和王国由来のものと、海の向こうの西洋式のものが合わさって築かれているらしい。シロが見慣れないと思った造りは西洋由来か、単に故郷が古いせいで見かけなかったのだろうとのことだ。
 畳が敷かれた広い部屋を和室と指し、そこを中心に廊下や台所、斑の部屋へと隣接している。廊下には二階へと続く折り返し階段と、和王国造りの玄関、客人など来ないに等しいと言いながらも設けられた西洋造りの客間、浴室へと続く扉が備わっている。シロが寝かされていた部屋も、やはり西洋造りで、ろくに使われていなかったが、几帳面な大福が掃除をしていたおかげで、即座に活用出来たのだった。そして、その隣が大福の部屋。他にも、ほとんど押し入れ扱いの空き部屋、台所と繋がる食品庫、斑の部屋からしか行き来出来ない書斎、外には蔵と厠、小さな菜園があると教えられる。
 ぐるりと家を見て、二人が戻ってきた場所は台所だった。
「ま、こんなとこか。台所の使い方はオイラの真似して覚えてけ」
「……私が使うの?」
「あったりめーだろ。旦那様の白児として一通りのことはやれンとな。世話係の先輩はオイラだ。仕込んでやる」
 白児――大福の言葉で思い出した。斑の白児になった自分。何を意味するのかよく分からなかったが、流れからして家の使用人という位置だろう。命を救われたのなら、恩に報いるのは当然で、体一つでそれが叶うとすれば、とても安くつく。
 台所にいることで、シロは朝餉でのことを思い出した。
「朝ご飯、大福君が作ってくれたんだよね。残してごめん。せっかく用意してくれたのに」
「悪いと思ってンなら昼飯は食えよ。せっかく目覚めたってのに、腹空かせたままじゃ、ぶっ倒れちまうぞ。一応訊いとくけど、不味くて食欲無くしたンじゃねーだろうな?」
「そんなわけない。凄く美味しかった。お味噌汁を飲んだら、温かくて、安心した……」
 ずっと強張っていたシロの頬が、僅かにだが緩みを見せた。大福は、その時初めてシロを生者だと思った。
「あー、飯の話はいいや。ところでさ、お前、旦那様にビクビクしすぎだろ。あの方はお前を助けて下さったンだぞ。土砂降りの中、血塗れで運んでこられて」
 酷い雨だったことも、血が溢れていたことも、何か契りを交わしたことも、死の淵にいたシロは何となく覚えている。きっと自分の白装束から染み出た血が、斑の着物にも染み込んでしまったのだろう。大福からしてみれば、どちらも大怪我を負っているように見えたに違いない。
「分かってる……けど、でも、理解出来ないことだらけで、私、どうしていいか分からなくて。妖怪だなんて……」
「旦那様が妖怪だから怖いのか?」
 大福の問いかけが妙に響く。怖い――怖いのは、怖い。墓守りとして生まれ育った身であれど、妖怪などというものは作り話の住人に過ぎなかった。怪談自体が恐ろしいのではなく、それが実在するという現実と直面した今、価値観がひっくり返ったことが怖い。その上、あの異形は、どうしてか善意の塊だ。あれがあの男にとっての普通なのか、分からない。だから怖いのだ。
 迷った挙句、シロは曖昧に頷いた。
「オイラだって妖怪だぞ」腑に落ちないという気持ちを、肩を竦めて表す。
「大福君は、人間の姿は男の子だし、妖怪の姿はお餅みたいで、可愛いから」
「可愛いとか言うな! 何だよ、お餅って!」
 顔を赤くして抗議する当人は必死なのだが、その仕草すら幼くて可愛く見えてしまう。
 やがて不貞腐れながらも、ぼそりとこぼす。「神宿りの目でも、旦那様のお姿は変わらないンだな」
「どういうこと?」
「別に。とにかく、誰が何と言おうとあの方は優しい妖怪様だ。お前は新入りだし、人間だし、今は何も分かンなくても仕方ねーけど、あんまし失礼な目で見ンなよ」
 鋭い視線でたしなめられると、シロは朝餉での己の態度を思い返して恥ずかしくなった。怖いもの見たさのように食事姿をこっそり窺い、挙句咄嗟に目を逸らすなど、相手が誰であろうと確かに不躾だ。シロにとって斑という妖怪はどこか理解し難いが、心から斑に敬服する大福を不気味には思わなかった。きっと彼らには彼らの事情があり、通じ合うものがあるのだろう。
「あと、さっきからオイラのことガキンチョみたいに扱ってるけど、オイラ八十は超えてンだぞ」
「え、全然そんな風に見えない」
「妖怪と人間じゃ魂の移ろいが違うンだよ。ちっとは年上を敬えっての」
「じゃあ、大福さんって呼ぶね」
 タメ口はどうにかならンのか、と言いたくなったが、この家の主と並ぶのもどうかと思い、とりあえず良しとした。
「お前、どうせ十くらいだろ」
「十六だけど……」
「十六!? 赤ん坊じゃねーか!」
「人間だと結婚する年だよ」
「へえー……」

 幼い二つの声のやり取りを、家の主は壁にもたれかかって密かに聞いていた。
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