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おじさん♡内緒です*

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アレックス♡

昨夜の失恋が、明る晩には報われた。

しかし俺は今、手にした恋愛の奥深さに圧倒されている。
目の前で、新妻が愛人と睦愛い始めた。 

唇を吸い合い、裸の生身を撫で合い…
悦びを高める合うふたりが、眩しい。

そのふたりは、愛撫の合間にも謎の語らいを交わすのだった。

「ね♡今夜はアレックスは後ろにきて?」
アレクサンドールの首に腕を絡ませ、視作生はねだる。
「はい、勿論です!」
妻の甘えが滲む御希望を、夫君は嬉し気に快諾した。

弟は視作生をくるりと返し、背中に回る。
それから妻の愛らしく勃起した茎を掌で上から下に辿って…
更にその下方に、指を潜らせていく。

「今宵こちらは、、新郎にお任せ致しましょう」
「あん♡ん、、ふ。この次は選手交代だから、ね♡」
「はい、楽しみです!」
このやり取りが、俺には何の事であるかは視えぬ。

しかし、上手にふたりの性感を昂め合っている様子だ。
そして何故かしら、俺の性感も激しく煽られて行くのだった。

また、それと同時に感動が湧き起り…
俺は切なる喜びに満たされた!

視作生とアレクサンドールは、素晴らしい夫妻である。
彼は“愛人”と目されていたが、これは違う。

我が弟は、女王の第三夫君であった。
したがって俺は、第四夫君である。

これは訂正され、また周知されねばならない。
この事は、とても偉大なる事実なのだから!

アレクサンドールは、青年貴族として最強の体裁を調えられました。
貴方は他人の思惑に左右されぬ強さを、手にされたのだ!

そして視作生の夫君として先達なる君を、俺は尊敬致そうぞ。

事実、アレクサンドールの男性は尊敬に値する。
初めて見る彼のペニスは、尋常ならざる美しさで俺の胸を打った。

お前はその歳でその様に艶めかしい性器を持つのか!

血の滾りの為に青みがかって紅く、表皮は使い込んだ鞣革に似た光沢を放っている。
おそらく接すれば滑らかでしなやかで、とても熱い心地がするのだろう。

アレクサンドールはその逸物をして妻を愛し、満足させている!

…それは、妻君の所為だろうか。
視作生の愛が、お前をそんなふうに仕上げたのか。

「如何にも!」
アレクサンドールは唐突に、俺に向かってそう応えた。

「!、、な、なぁに?、、いかにも、何なの?」
俺も視作生も、突拍子もない弟の発言に戸惑う。

「視作生、君の愛が私をこんなふうに…男らしゅう、して下さったのです」
弟は何食わぬ顔で、自身の昂りを指差した。

「へ?…、はぁ、、まぁ♡そう、かな♡」
不審気ながら、視作生は満更でも無い。
「ふん。それは良いね」
では俺も君に磨かれて、今以上の男に仕上がろうぞ!

「はい!是非!」
…!、、これは、異な事である。

「アレクサンドール、、、其方…」
「兄上、何も仰いますな」

…?、、其方、もしや…
口に出さずとも聴こえておるのかね。
「左様です」

何とな、それは驚きだ!
いつから…いや、それも、か!

それも視作生が君に贈られた、恩恵なのだね。
「はい、その通りです!」

「視作生…。君という御方様は、凄まじい!」
感激だ!
視作生はアレクサンドールに新たなる能力まで授けなすった。

しかもこの能力は使い勝手が良い。
これでより一層、弟の身分は盤石である。

俺はどうにも我慢がならず、弟ごと視作生を抱きしめた。
君達が愛おしゅうて、堪らぬ!

「有り難う。君は弟の恩人だね」
「はぁ?、、?、、え、」
《え、どゆこと?…意味わかんない》

「視作生?」
…これは、どうした事だ。

《アレックスの下半身をエッチにしちゃった事?、が、、恩人?》
視作生。( ˙-˙ )
…何というか、ずいぶんとかいつまんだものね。

いや、其れどころでは無い。
君は只今、愛らしい唇をほんの少しも解いてはいない。

にも関わらず、聞こえる。
いや、少し違う感覚だ。
伝わって来る、というのだろうか。

これは、また、、異な事であろう!

「…兄上、もしや、貴方も?」
アレクサンドールが事態を悟り、表情を輝かせた。

いや、俺もまたお前と同じく視作生の心情が解るが、それだけだ。
其方の心は聴こえてはいない。

「そうなのですね。ふむ、これは…全体、どう言った状況でしょう」
弟は一旦身を起こし、腕を組み首を捻った。

相変わらず不思議顔で様子を伺っていた視作生も一緒に起き上がり、私の方に寄り掛かる。

《どういう状況、って、、なん…》
プツリと、不自然に心の声は途切れた。

それは弟の胸に当てられていた視作生の手が、離れた瞬間の事だった。

「アレクサンドール!…、、」
私は思わず声を上げかける。

…いや、口にはすまいぞ。
この事は女王は知らぬが華だ。
「ええ、兄上。私もその華は手折らぬが良いと存じます!」

では、要約すればこういった事であるね。

俺達には、視作生との接触を機会に能力の伝染が起こる様だ。
「どれ、試してみようか」

触れてごらん、アレクサンドール。
「はい、兄上…」

弟が女王の滑らかな肩に、人差し指の背を当てる。
…すると、直ぐだった。

《…って、二人とも、どうしたんだろ…》
その指が滑り落ち、離れるとまた止んだ。

ふん、間違い無いね。

俺達は目合わせ、示し合わせた。
弟は興奮を隠しきれぬ様子で、目を潤ませながら
「…ふぅ、、これは、どうしましょう」

ふむ、やりずらい事になったものだね。
仕方あるまい、私は遠慮しよう。

御二人で睦み合うてくれたまえ。
俺は席を外しま…
「何を仰いますか!居て下さらねばなりません!」

…弟よ、何故だね( ˙-˙ )

実の所、お前達が愛し合うのを見せられるのは辛いのだ。
きっと俺はどうしようも無く、欲情してしまうだろう。

…堪え切れず、自慰に至る恐れすらある。
その様な恥を晒す事など、耐えられない!

そも、視作生が同伴を御望みなさる理由も解せぬ。
俺を見学させるのは、何の為だ。

やはり、未だお怒りなのか。
それとも俺の性技にご不満で、学ばせたいと…

「…兄上、?、、いえ、見学なさるおつもりでしたか?」
「え!嘘でしょう?」
視作生は血相を変え、俺に抱きついた。
《見てるだけのつもり?あり得ない!》

何だね。( ˙-˙ )
では、君達はどの様になさるおつもりだ。

「ヴィクトール。もしかして、何にもしないで見てるだけのつもりだったの?」
視作生が信じられない物を見る目で、俺を見ている。

「…兄上、はっきりと申し上げて宜しいか」
「ふむ、構わぬ」
是非、そうしてくれたまえ。

俺にしても、得体の知れぬこの行き違いがもどかしい。
君達は、何をどうしたいのか。

「兄上と私とで、視作生をお抱き致しましょう。という旨、
御理解にお成りですか?」
「うむ。それはもう、今こうして…成している事だね?」

俺に向き直った視作生は、アレクサンドールにもたれている。
その彼の華奢な右肩に、もたれる様に抱いた。

「ほうら、ね?」
これこの様に、二人して君を抱いているね?
「…兄上、兄上。それは確かに、そう、です、が…」

《いや、冗談はヨシコさん!》
…おぉ。( ˙-˙ )
それは、どなたかな。

《ヴィクトール、君ってほんっと…見かけを裏切る鈍チンなんだねぇ》
「…というより、正道が過ぎるのです」
ふむ。( ˙-˙ )
アレクサンドールよ。
やはり、其方を袈裟がけにしようか。

「ッ、、…大変、失礼致しました。では、改めて申し上げます!」
おう。( ˙-˙ )
「苦しゅうない。早う、申せよ」

「はい!はっきり言いまして、此度の場合“抱く”とは性交を暗に示しているのです」
何と、な。( ˙-˙ )

「…つまり三人でセックスを致す、という事で御座います」
「!、、それは、、」

酷く、斬新だね!

\\\٩(๑`^´๑)۶////
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