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おじさん♡お腹が空きました
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みぃ♡
でも、夢じゃない。
その証拠に僕の王子様は二人共、傷だらけなんだ。
蛇に睨まれたカエル状態だった僕を、セスとマックスは危機一髪で救ってくれた。
それから彼らが代わりばんこにくれたキスで、僕は解放された。
再会が嬉しくて、死ぬほど安心した。
でも、直ぐに気づいた。
「…何、コレ」
確かめるのも怖いくらいに、二人は傷だらけだった。
何て事だ…
呆然とした。
君達を傷つけるなんて、許せない!
一瞬、僕は柄にもなくカッとなってしまった。
「…ッ、、視作生、平気だ。何という事は無い」
セスが遮る様に、僕を宥めた。
そしてマックスが優しい笑顔で引き取る。
「興奮してはいけない。胎教に障る、ね?」
…そう、だった。
胎教に障るどころの話しじゃないじゃないか!
「僕、赤ちゃん達を危険に晒してしまったんだ…」
「まさか!」
クラウディアが、悲痛な声を上げた。
「それは、その様な事は、絶対に御座いません!」
…そう、ですね。
お義母さんの事、見損なっちゃいけない。
すると励ますように、ずっと大人しかったお腹のベビーズがポコポコと跳ねた。
「ほら、彼らは元気だ。心配してはいけない」
僕のお腹に手を当てていたマックスが、褒めるように撫でさする。
その様子に、すごくホッとした。
…だけどそれだけに、思い知った。
「…ごめんなさい」
何もかも、結局は僕のせいなんだ。
僕の向こう見ずな行いが、招いた事だった。
「セスも、マックスも、、…すごく、痛かっただろ?」
それでも、来てくれた。
「僕が君たちの言う事、聞かないから!君たちはこんな…」
今更グチったって、取り返しはつかない。
でも、僕は簡単に飲み込めないよ。
ちゃんと後悔して、反省します。
まずは手始めに後悔から…
何ですが…
皆さん、お腹減りません?( ˙-˙ )
僕、カナリ、空腹です。
セスとマックスを見たら…
もうたまらなくなってしまった\(//∇//)\
Ωの悪いところだ~(;´д`)
自覚はあるけど、堪えきれません。
今は、ちょっと、理性的ではいられそうもない。
だから泣きながら、謝った。
泣くなんて、ずるいけど…
それも、ごめんして?
後で、必ず、ちゃんとします!
だから今は、ただ、ただ、ごめんなさい。
「視作生、悲しんではいけない。君の為に負った傷なら俺には誉れだ」
マックスがちょっと困ったふうに、でもかなり誇らしげに、慰めてくれた。
…あは。
君、案外とMっ気があるんだねぇ(*´꒳`*)
それからセスは彼らしく、偉そうに宣った。
「君が大変に跳ねっ返りな妻である事を、我らはとっくと承知しておる。故にこの程度は織り込み済みだ」
…はぁ、そうですか。
君は相変わらず、ドSでしかないな( ˙-˙ )
と、思ったら。
「だから、安心めされよ。我妻よ」
…なんだよ。
「…君は泣き顔も良い。だが、私は君の笑んだ顔が好きだ」
暴君亭主ぶってから、急に打って変わって優しい顔で優しい事を言うなんて…
ずるいじゃないか。
「ああ、俺もだ!視作生、可愛い笑顔をもっとよく見せておくれ」
そして、彼の相棒は絶妙に乗っかってくるんだ。
何だよ、もう。
僕はもう、リクエストに応えるしかないじゃないか。
というか、自然に笑ってしまうけどね。
…だって、めっちゃ。
めっちゃくちゃ、幸せだモン!\\\٩(๑`^´๑)۶////
「…笑った顔が一番、好き?」
「ああ、何より得難い至福だ」
ありがとう。
僕は君たちの『幸せ』になれて光栄です。
「…それだけ?」
でも、僕らの『至福』なら他にもあるよね?
「僕の、、快い顔♡も、、見せたい、よ?」
二人の耳にだけ聴こえる様に、熱くなった吐息ごと囁いた。
「、、視作生!」
「君という人は!」
何せ、跳ねっ返りですからね♡
\\\٩(๑`^´๑)۶////
でも、夢じゃない。
その証拠に僕の王子様は二人共、傷だらけなんだ。
蛇に睨まれたカエル状態だった僕を、セスとマックスは危機一髪で救ってくれた。
それから彼らが代わりばんこにくれたキスで、僕は解放された。
再会が嬉しくて、死ぬほど安心した。
でも、直ぐに気づいた。
「…何、コレ」
確かめるのも怖いくらいに、二人は傷だらけだった。
何て事だ…
呆然とした。
君達を傷つけるなんて、許せない!
一瞬、僕は柄にもなくカッとなってしまった。
「…ッ、、視作生、平気だ。何という事は無い」
セスが遮る様に、僕を宥めた。
そしてマックスが優しい笑顔で引き取る。
「興奮してはいけない。胎教に障る、ね?」
…そう、だった。
胎教に障るどころの話しじゃないじゃないか!
「僕、赤ちゃん達を危険に晒してしまったんだ…」
「まさか!」
クラウディアが、悲痛な声を上げた。
「それは、その様な事は、絶対に御座いません!」
…そう、ですね。
お義母さんの事、見損なっちゃいけない。
すると励ますように、ずっと大人しかったお腹のベビーズがポコポコと跳ねた。
「ほら、彼らは元気だ。心配してはいけない」
僕のお腹に手を当てていたマックスが、褒めるように撫でさする。
その様子に、すごくホッとした。
…だけどそれだけに、思い知った。
「…ごめんなさい」
何もかも、結局は僕のせいなんだ。
僕の向こう見ずな行いが、招いた事だった。
「セスも、マックスも、、…すごく、痛かっただろ?」
それでも、来てくれた。
「僕が君たちの言う事、聞かないから!君たちはこんな…」
今更グチったって、取り返しはつかない。
でも、僕は簡単に飲み込めないよ。
ちゃんと後悔して、反省します。
まずは手始めに後悔から…
何ですが…
皆さん、お腹減りません?( ˙-˙ )
僕、カナリ、空腹です。
セスとマックスを見たら…
もうたまらなくなってしまった\(//∇//)\
Ωの悪いところだ~(;´д`)
自覚はあるけど、堪えきれません。
今は、ちょっと、理性的ではいられそうもない。
だから泣きながら、謝った。
泣くなんて、ずるいけど…
それも、ごめんして?
後で、必ず、ちゃんとします!
だから今は、ただ、ただ、ごめんなさい。
「視作生、悲しんではいけない。君の為に負った傷なら俺には誉れだ」
マックスがちょっと困ったふうに、でもかなり誇らしげに、慰めてくれた。
…あは。
君、案外とMっ気があるんだねぇ(*´꒳`*)
それからセスは彼らしく、偉そうに宣った。
「君が大変に跳ねっ返りな妻である事を、我らはとっくと承知しておる。故にこの程度は織り込み済みだ」
…はぁ、そうですか。
君は相変わらず、ドSでしかないな( ˙-˙ )
と、思ったら。
「だから、安心めされよ。我妻よ」
…なんだよ。
「…君は泣き顔も良い。だが、私は君の笑んだ顔が好きだ」
暴君亭主ぶってから、急に打って変わって優しい顔で優しい事を言うなんて…
ずるいじゃないか。
「ああ、俺もだ!視作生、可愛い笑顔をもっとよく見せておくれ」
そして、彼の相棒は絶妙に乗っかってくるんだ。
何だよ、もう。
僕はもう、リクエストに応えるしかないじゃないか。
というか、自然に笑ってしまうけどね。
…だって、めっちゃ。
めっちゃくちゃ、幸せだモン!\\\٩(๑`^´๑)۶////
「…笑った顔が一番、好き?」
「ああ、何より得難い至福だ」
ありがとう。
僕は君たちの『幸せ』になれて光栄です。
「…それだけ?」
でも、僕らの『至福』なら他にもあるよね?
「僕の、、快い顔♡も、、見せたい、よ?」
二人の耳にだけ聴こえる様に、熱くなった吐息ごと囁いた。
「、、視作生!」
「君という人は!」
何せ、跳ねっ返りですからね♡
\\\٩(๑`^´๑)۶////
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