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おじさん♡心開きました②
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みぃ♡
…幸せだ。
いいのかな…
僕ってね。
元々は本当に、淡白でね。
セックスレスで元奥さんを悲しませてしまう程だった。
実戦ではほぼ不能だったんだ。
それが。
何これ、信じられない。
自分でもびっくりするしとにかく恥ずかしい。
でも夫達はすごく喜んでくれる。
だから余計に恥ずかしくて感じてしまう。
僕はセックスは弱かったけどマスは何とかかけるタイプだった。
風俗には怖くて行けなかったけど、AVとかは見てたし好きだった。
街でラッキーパンチラに出くわしたらそりゃ見ちゃったし、ちょっと喜んじゃいましたよ。
普通に助平なおじさんだったんだ。
だから分かる\(//∇//)\
恥ずかしがる風情がたまらないよね。
エッチな体の恥ずかしがり屋は王道だよね!
だからつい僕もノっちゃうよね。
もっと喜ばせてあげたい。
…そんな羞恥の無限ループにハマってます\(//∇//)\
でも…これって。
女の人にはあるあるだったりするのかな。
僕も気を使ってもらってたんだろうか。
…もちろんそうだったんだろうな。
おじさんは冷や水を浴びせられました。
…忘れたい。
それより土下座したい。
僕だけこんなイイ思いしてごめんなさい。
そもそも僕は気を使って感じてるフリなんてしてないしね。
おじさん、不器用だからそんなの無理です。
…そう、か。
栄ちゃんは器用って言うか…
かそういうのじゃなくて、ちゃんとした人だったな。
栄子ちゃん。
僕の元奥さんです。
身も心もたくましい彼女と身も心もモヤシな僕は、逆にお似合いだっていわれてた。
今思うと優柔不断で臆病で面倒くさがりのしょうもない僕が、人並みのおじさんで居られてたのは、彼女のおかげだったんだな。
彼女は結婚して普通に妻になり、母になるって当たり前に思ってたと思う。
でも僕のせいで十年間も無駄にした。
どれ程、しんどかっただろう。
僕は彼女にちゃんと謝ることも出来てない。
いつだって自分の事ばっかりだった。
栄ちゃんの事を幸せに出来なかった。
でも、僕は栄ちゃんといて幸せだったよ。
でも、いつから君は笑わなくなってた。
ため息をつくのがクセになってた。
僕は気づかないフリしてた。
ごめんねって思うだけで逃げてた。
栄ちゃんの愛に甘えてた。
クソ野郎だ。
なのに。
そんな僕が、今や愛されてる。
僕ばっかりこんなに愛されて。
僕ばっかりこんなに幸せになって。
今さら本当に身に染みてわかった。
栄ちゃんこそ愛されるのにふさわしい。
優しくて世話好きで思いやりがありすぎるくらいで…
だからちょっと、損をする。
そんなふうに愛のある人だもの。
ダメなおじさんの事を突き放すのに、十年もかけるような人だ。
僕はこれから幸せだって思うたびに、栄ちゃんを思って後ろめたくて苦しくなるんだな。
…すごい、しんどい。
でも当然の報いだ。
僕は君に許されない。
だって僕だったら許せないもの。
(◞‸◟)
…幸せだ。
いいのかな…
僕ってね。
元々は本当に、淡白でね。
セックスレスで元奥さんを悲しませてしまう程だった。
実戦ではほぼ不能だったんだ。
それが。
何これ、信じられない。
自分でもびっくりするしとにかく恥ずかしい。
でも夫達はすごく喜んでくれる。
だから余計に恥ずかしくて感じてしまう。
僕はセックスは弱かったけどマスは何とかかけるタイプだった。
風俗には怖くて行けなかったけど、AVとかは見てたし好きだった。
街でラッキーパンチラに出くわしたらそりゃ見ちゃったし、ちょっと喜んじゃいましたよ。
普通に助平なおじさんだったんだ。
だから分かる\(//∇//)\
恥ずかしがる風情がたまらないよね。
エッチな体の恥ずかしがり屋は王道だよね!
だからつい僕もノっちゃうよね。
もっと喜ばせてあげたい。
…そんな羞恥の無限ループにハマってます\(//∇//)\
でも…これって。
女の人にはあるあるだったりするのかな。
僕も気を使ってもらってたんだろうか。
…もちろんそうだったんだろうな。
おじさんは冷や水を浴びせられました。
…忘れたい。
それより土下座したい。
僕だけこんなイイ思いしてごめんなさい。
そもそも僕は気を使って感じてるフリなんてしてないしね。
おじさん、不器用だからそんなの無理です。
…そう、か。
栄ちゃんは器用って言うか…
かそういうのじゃなくて、ちゃんとした人だったな。
栄子ちゃん。
僕の元奥さんです。
身も心もたくましい彼女と身も心もモヤシな僕は、逆にお似合いだっていわれてた。
今思うと優柔不断で臆病で面倒くさがりのしょうもない僕が、人並みのおじさんで居られてたのは、彼女のおかげだったんだな。
彼女は結婚して普通に妻になり、母になるって当たり前に思ってたと思う。
でも僕のせいで十年間も無駄にした。
どれ程、しんどかっただろう。
僕は彼女にちゃんと謝ることも出来てない。
いつだって自分の事ばっかりだった。
栄ちゃんの事を幸せに出来なかった。
でも、僕は栄ちゃんといて幸せだったよ。
でも、いつから君は笑わなくなってた。
ため息をつくのがクセになってた。
僕は気づかないフリしてた。
ごめんねって思うだけで逃げてた。
栄ちゃんの愛に甘えてた。
クソ野郎だ。
なのに。
そんな僕が、今や愛されてる。
僕ばっかりこんなに愛されて。
僕ばっかりこんなに幸せになって。
今さら本当に身に染みてわかった。
栄ちゃんこそ愛されるのにふさわしい。
優しくて世話好きで思いやりがありすぎるくらいで…
だからちょっと、損をする。
そんなふうに愛のある人だもの。
ダメなおじさんの事を突き放すのに、十年もかけるような人だ。
僕はこれから幸せだって思うたびに、栄ちゃんを思って後ろめたくて苦しくなるんだな。
…すごい、しんどい。
でも当然の報いだ。
僕は君に許されない。
だって僕だったら許せないもの。
(◞‸◟)
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