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第十六節気 秋分
次候――蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
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彼岸で季節の移り変わりを感じたけれど、日が増すごとに秋めいてくる。冷たい風が吹き抜けて、陽が落ちる時間も早くなった。
すっかり陽の暮れた空を見上げてから、暁治は家の雨戸を閉めて回る。風が冷たくなると、隙間から吹き込む風を感じやすい。凍える前にと、跳ねっ返りの子猫のおかげで穴の開いた障子も、先日綺麗に貼り替えた。
障子を貼る、が秋の季語であると知ったのはその時だ。朱嶺が得意気に話していた。そんなものまで句にまつわるのかと、興味深く話を聞いた。とはいえそれを生かす技量は、暁治にはない。
聞いただけで役立ちそうにはなかった。
「今日はあいつら帰ってくるのか?」
居間へ戻り、時計を見ると十八時を回っている。いつもであればすでに帰宅している、朱嶺もキイチもいない。どうやら今日は仕事をしているようだ。時折こうして二人がいないと、随分静かだと感じる。
桃は大人しいし、子猫の雪は喋るわけでもない。いまも桃はテーブルで黙々と栗を剥いている。暁治の視線に顔を上げた彼女は、にっこりと微笑んだ。
「よし、残りも終わらせるか」
大きな籠にどっさり入った栗は、石蕗が山で取れたと持ってきた。ザッと見積もって三キロほどある。いがは取り除いてくれているけれど、実を取り出すために鬼皮を剥かなくてはならない。
これだけあるとかなりの労力だ。居候たちがいれば、真っ先に押しつけているところだが、あいにくの不在。仕方なしに桃を巻き込んでの作業となった。
「これを調理するのが大変だな。栗ご飯とかおこわなんかは、難しくなさそうだけど。渋皮煮? 栗きんとん、モンブラン? ちょっとハードルが高いな」
栗を持ってきてくれた時に、ご丁寧にレシピまでつけてくれた。そつがないところが石蕗らしい。栗の保存方法や剥いたあとの冷凍の仕方まで書いてある。
「しばらくは栗三昧だな」
そういえばたけのこ三昧な時期もあった。食べ物に困らないのはいいことだが、一人暮らしだったら、苦行だろう。だがこれはきっと、宮古家のエンゲル係数を考えての支給。
暁治一人であればこんなに多くはないはずだ。
「使う分だけ剥けばいいから、残ったのは帰ってきたあいつらにやらせよう。今日は栗ご飯にするか」
渋皮を剥いた栗は水にさらしてある。炊飯器で米と一緒に炊けばいい。桃と二人であれば、二合炊けば十分だ。けれどそんなことを考えていた暁治の耳に、聞き馴染んだ声が聞こえる。
「ただいまぁ」
「え? 帰ってきたのか?」
玄関から聞こえてきた声に、再び時計を見た。いつの間にか時間が過ぎて、十九時になるところだった。先ほど米をといだばかり、慌てて暁治は台所へと向かう。
「わぁ、栗を剥いてたの? 僕も手伝おうか? って、はる、どうしたの?」
すっと開いた、ふすまの向こうから現れたのは朱嶺だ。彼は暁治を見ると、不思議そうな顔をした。それもそのはず、炊飯釜を両腕に抱えたその様子は、かなり滑稽に見える。
「いや、お前が帰ってくるとは思わなくて」
「え? もしかして僕ご飯なし?」
「……追加でとぐ。三合あれば足りるだろう」
「あっ、ご飯が少ない時は品数だよね! じゃじゃーん! 産地直送、秋の味覚!」
「なに?」
手にぶら下げたビニール袋を大層に掲げる、朱嶺に暁治が不審な目を向けた。しかしそんな視線を元ともせずに、袋を持って近づいてくる。
「これ見て! 大きいでしょ」
「しいたけ?」
「松茸もあるよー! 焼いて食べよう」
袋の中に入っていたのは、手のひら大はありそうなしいたけと、買ったら五桁はしそうな松茸。どこへ行ったらこんな立派なものが採れるのか。
「そういやキイチは?」
「ああ、お師匠さんのところ。今日は帰らないんじゃないかな」
「最近はお前たち、真面目に働いてるんだな」
「はるにいいところ見せないとね」
「別に見せてくれなくてもいいけど」
「それじゃあ、腕によりをかけて、しいたけを焼きます!」
着物の袖をたくし上げた朱嶺に、焼くだけかよ、というツッコミが入ったのは言うまでもない。
それでもさすがに産地直送。肉厚のしいたけも、香り高い松茸も、少し焼いただけでも格別だ。横で味見と称して摘まんだそれらに、暁治は感動を覚えた。
栗ご飯が炊ける頃には、卵焼きにサンマの塩焼き、山菜の和え物が食卓に並ぶ。秋の味覚が満載と言っていい品揃えだ。
「やっぱりおうちでご飯がいいよね」
「お前の実家はここじゃないだろう」
「なんか夫夫水入らずって感じだね」
「いつから夫夫になったんだよ」
「ほら僕とはるで夫夫。あ、家族水入らず、かな? 桃ちゃんがうちの子供みたいな」
のんきにご飯を頬ばる朱嶺に暁治のツッコミが追いつかない。呆れてため息が出るが、にこにこと笑う桃の顔を見ると、次の言葉が継げなくなる。黙ってご飯を口にすれば、丁度いい塩加減と栗本来の甘みで、気持ちがほっこりとした。
「そうだ。風呂掃除してない」
「僕、やるよ?」
「いいよ。食っとけ。その代わり洗い物しろよ」
ご飯を二膳食べたところで、栗に気を取られて忘れていたことを思い出す。これを後回しにすると、寝る時間が遅くなるのだ。
皿や器を空にして、暁治はそれらを重ねて流しに置く。
「はーい! ちゃんと片付けておくよ」
のんびりと三膳目に箸を向ける朱嶺は、終わった頃には釜を空にしていそうだと思った。それでも予想の範囲なので、明日の分はしっかり剥いてもらう。
「夫夫って言うか、子供だよな。子供三人抱えてる気分だな」
さながらシングルファーザーだと、苦笑交じりに呟けば、後ろからくしゃみが聞こえた。
広い風呂場を掃除して、風呂釜に火種をつける。昔ながらの設備だけれど、小さい頃にここで過ごしたおかげで、暁治には戸惑いがない。いまどきのボタン一つで沸く風呂も便利でいいが、これはこれで趣があっていい。
「朱嶺、風呂に入るか?」
「……うん、うん。そうだよね。早く探さないと大変だよね」
「誰と話してるんだ?」
居間を覗くと二人の姿はなく、隣の仏間を覗いたら、雪と一緒に桃が寝ている。話し声の先に足を向けると、縁側で朱嶺が一人で喋っていた。訝しく思い、さらに近づくが、誰かがいる気配はない。
「朱嶺?」
「あっ、はる。この子が一晩」
「し、白蛇?」
ふいに振り向いた朱嶺が、ずいと手を差し向けてきた――まではいいけれど。その手の内では、にょろりと長い身体の白蛇が、これまた長い舌を伸ばしている。
驚いて後ずさった暁治に、差し出した本人は首を傾げた。
「どうしたの?」
「どうしたの、って! それどうしたんだよ!」
「えっ? この子、はるが招き入れたんでしょ?」
「俺はそんなこと、して、ない?」
とっさに反論しようとした暁治の言葉が詰まる。思い返してみると、雨戸を閉めていた時に戸を叩かれて、思わず開けてしまった。なにかが戸に当たったのだと、そう思っていた。
しかし蛇がノックをして、入れてくれ、と言っていたというわけだ。
「冬ごもりする場所を探してて、うっかり日が暮れちゃったんだって」
「それで一晩?」
「そうそう」
「そんなうっかり屋が一晩で寝床を探せるのか?」
こんなところにたどり着くくらいの方向音痴。明日の晩になっても、冬ごもりできないのではないだろうか。
そんな疑念のまなざしを向ける暁治に、朱嶺は少し考える素振りを見せた。
「ゆーゆの山なら大丈夫じゃない? 明日の朝に連れて行くよ」
「まあ、お前がなんとかするって言うなら」
「うん! ほら、それに白蛇は縁起がいいって言うしね」
「そうだな。ところで今日の寝床はどうする? 寒いところ駄目なんだよな? 俺の布団で寝るか?」
「ええっ? 駄目! それは僕がしたい! 白蛇くん外で寝て」
「おい、こら! 待て!」
いきなり戸を開けて、外へ放り出そうとする朱嶺の肩を慌てて掴んだ。災難過ぎる白蛇は、しがみつくように暁治の腕に絡みついた。
すっかり陽の暮れた空を見上げてから、暁治は家の雨戸を閉めて回る。風が冷たくなると、隙間から吹き込む風を感じやすい。凍える前にと、跳ねっ返りの子猫のおかげで穴の開いた障子も、先日綺麗に貼り替えた。
障子を貼る、が秋の季語であると知ったのはその時だ。朱嶺が得意気に話していた。そんなものまで句にまつわるのかと、興味深く話を聞いた。とはいえそれを生かす技量は、暁治にはない。
聞いただけで役立ちそうにはなかった。
「今日はあいつら帰ってくるのか?」
居間へ戻り、時計を見ると十八時を回っている。いつもであればすでに帰宅している、朱嶺もキイチもいない。どうやら今日は仕事をしているようだ。時折こうして二人がいないと、随分静かだと感じる。
桃は大人しいし、子猫の雪は喋るわけでもない。いまも桃はテーブルで黙々と栗を剥いている。暁治の視線に顔を上げた彼女は、にっこりと微笑んだ。
「よし、残りも終わらせるか」
大きな籠にどっさり入った栗は、石蕗が山で取れたと持ってきた。ザッと見積もって三キロほどある。いがは取り除いてくれているけれど、実を取り出すために鬼皮を剥かなくてはならない。
これだけあるとかなりの労力だ。居候たちがいれば、真っ先に押しつけているところだが、あいにくの不在。仕方なしに桃を巻き込んでの作業となった。
「これを調理するのが大変だな。栗ご飯とかおこわなんかは、難しくなさそうだけど。渋皮煮? 栗きんとん、モンブラン? ちょっとハードルが高いな」
栗を持ってきてくれた時に、ご丁寧にレシピまでつけてくれた。そつがないところが石蕗らしい。栗の保存方法や剥いたあとの冷凍の仕方まで書いてある。
「しばらくは栗三昧だな」
そういえばたけのこ三昧な時期もあった。食べ物に困らないのはいいことだが、一人暮らしだったら、苦行だろう。だがこれはきっと、宮古家のエンゲル係数を考えての支給。
暁治一人であればこんなに多くはないはずだ。
「使う分だけ剥けばいいから、残ったのは帰ってきたあいつらにやらせよう。今日は栗ご飯にするか」
渋皮を剥いた栗は水にさらしてある。炊飯器で米と一緒に炊けばいい。桃と二人であれば、二合炊けば十分だ。けれどそんなことを考えていた暁治の耳に、聞き馴染んだ声が聞こえる。
「ただいまぁ」
「え? 帰ってきたのか?」
玄関から聞こえてきた声に、再び時計を見た。いつの間にか時間が過ぎて、十九時になるところだった。先ほど米をといだばかり、慌てて暁治は台所へと向かう。
「わぁ、栗を剥いてたの? 僕も手伝おうか? って、はる、どうしたの?」
すっと開いた、ふすまの向こうから現れたのは朱嶺だ。彼は暁治を見ると、不思議そうな顔をした。それもそのはず、炊飯釜を両腕に抱えたその様子は、かなり滑稽に見える。
「いや、お前が帰ってくるとは思わなくて」
「え? もしかして僕ご飯なし?」
「……追加でとぐ。三合あれば足りるだろう」
「あっ、ご飯が少ない時は品数だよね! じゃじゃーん! 産地直送、秋の味覚!」
「なに?」
手にぶら下げたビニール袋を大層に掲げる、朱嶺に暁治が不審な目を向けた。しかしそんな視線を元ともせずに、袋を持って近づいてくる。
「これ見て! 大きいでしょ」
「しいたけ?」
「松茸もあるよー! 焼いて食べよう」
袋の中に入っていたのは、手のひら大はありそうなしいたけと、買ったら五桁はしそうな松茸。どこへ行ったらこんな立派なものが採れるのか。
「そういやキイチは?」
「ああ、お師匠さんのところ。今日は帰らないんじゃないかな」
「最近はお前たち、真面目に働いてるんだな」
「はるにいいところ見せないとね」
「別に見せてくれなくてもいいけど」
「それじゃあ、腕によりをかけて、しいたけを焼きます!」
着物の袖をたくし上げた朱嶺に、焼くだけかよ、というツッコミが入ったのは言うまでもない。
それでもさすがに産地直送。肉厚のしいたけも、香り高い松茸も、少し焼いただけでも格別だ。横で味見と称して摘まんだそれらに、暁治は感動を覚えた。
栗ご飯が炊ける頃には、卵焼きにサンマの塩焼き、山菜の和え物が食卓に並ぶ。秋の味覚が満載と言っていい品揃えだ。
「やっぱりおうちでご飯がいいよね」
「お前の実家はここじゃないだろう」
「なんか夫夫水入らずって感じだね」
「いつから夫夫になったんだよ」
「ほら僕とはるで夫夫。あ、家族水入らず、かな? 桃ちゃんがうちの子供みたいな」
のんきにご飯を頬ばる朱嶺に暁治のツッコミが追いつかない。呆れてため息が出るが、にこにこと笑う桃の顔を見ると、次の言葉が継げなくなる。黙ってご飯を口にすれば、丁度いい塩加減と栗本来の甘みで、気持ちがほっこりとした。
「そうだ。風呂掃除してない」
「僕、やるよ?」
「いいよ。食っとけ。その代わり洗い物しろよ」
ご飯を二膳食べたところで、栗に気を取られて忘れていたことを思い出す。これを後回しにすると、寝る時間が遅くなるのだ。
皿や器を空にして、暁治はそれらを重ねて流しに置く。
「はーい! ちゃんと片付けておくよ」
のんびりと三膳目に箸を向ける朱嶺は、終わった頃には釜を空にしていそうだと思った。それでも予想の範囲なので、明日の分はしっかり剥いてもらう。
「夫夫って言うか、子供だよな。子供三人抱えてる気分だな」
さながらシングルファーザーだと、苦笑交じりに呟けば、後ろからくしゃみが聞こえた。
広い風呂場を掃除して、風呂釜に火種をつける。昔ながらの設備だけれど、小さい頃にここで過ごしたおかげで、暁治には戸惑いがない。いまどきのボタン一つで沸く風呂も便利でいいが、これはこれで趣があっていい。
「朱嶺、風呂に入るか?」
「……うん、うん。そうだよね。早く探さないと大変だよね」
「誰と話してるんだ?」
居間を覗くと二人の姿はなく、隣の仏間を覗いたら、雪と一緒に桃が寝ている。話し声の先に足を向けると、縁側で朱嶺が一人で喋っていた。訝しく思い、さらに近づくが、誰かがいる気配はない。
「朱嶺?」
「あっ、はる。この子が一晩」
「し、白蛇?」
ふいに振り向いた朱嶺が、ずいと手を差し向けてきた――まではいいけれど。その手の内では、にょろりと長い身体の白蛇が、これまた長い舌を伸ばしている。
驚いて後ずさった暁治に、差し出した本人は首を傾げた。
「どうしたの?」
「どうしたの、って! それどうしたんだよ!」
「えっ? この子、はるが招き入れたんでしょ?」
「俺はそんなこと、して、ない?」
とっさに反論しようとした暁治の言葉が詰まる。思い返してみると、雨戸を閉めていた時に戸を叩かれて、思わず開けてしまった。なにかが戸に当たったのだと、そう思っていた。
しかし蛇がノックをして、入れてくれ、と言っていたというわけだ。
「冬ごもりする場所を探してて、うっかり日が暮れちゃったんだって」
「それで一晩?」
「そうそう」
「そんなうっかり屋が一晩で寝床を探せるのか?」
こんなところにたどり着くくらいの方向音痴。明日の晩になっても、冬ごもりできないのではないだろうか。
そんな疑念のまなざしを向ける暁治に、朱嶺は少し考える素振りを見せた。
「ゆーゆの山なら大丈夫じゃない? 明日の朝に連れて行くよ」
「まあ、お前がなんとかするって言うなら」
「うん! ほら、それに白蛇は縁起がいいって言うしね」
「そうだな。ところで今日の寝床はどうする? 寒いところ駄目なんだよな? 俺の布団で寝るか?」
「ええっ? 駄目! それは僕がしたい! 白蛇くん外で寝て」
「おい、こら! 待て!」
いきなり戸を開けて、外へ放り出そうとする朱嶺の肩を慌てて掴んだ。災難過ぎる白蛇は、しがみつくように暁治の腕に絡みついた。
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