愛の独白

國井 楽

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解説

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    ここまでお読みいただき、ありがとうございます。著者の國井 楽と申します。

    今回はわかりにくかった人に向けて、少しだけ解説をさせて頂きたいと思います。

    今回はストーカーを主人公とした、読み進めるとゾッとするお話を書きたいと思い、筆をとりました。

 ①友人と、ヒロインの会話の部分に関してですが、主人公であるストーカーは「言っていた」と、言っています。
    当の本人は、ヒロインから直接は聞いていないですし、相談もされていません。
    つまり、これはストーカーが「聞いた」こと。=「盗聴している」ことを示唆していました。

②「いつかは彼女と温かい食卓を囲みたい」というストーカーの言葉も彼が彼女の家にはいれること、さらには「家に招かれるほどになったのに、温かいご飯を一緒に食べたことがない」→「表立って一緒に居られない」=「主人公はストーカー」ということを示唆していました。

③部屋の物の位置が変わっている、ということはストーカー被害でよくあることですが、今回はストーカーが「ヒロインの部屋の壁を防音にした」という観点で変わっていた、ということになっています。

    大きく分けるとこのあたりが、主人公がストーカーという紐付けと伏線になっています。

    少しでも、ゾッとしていただけたら幸いです。
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