8 / 73
第一章
8 (ちょっとエッチ描写あります)
しおりを挟む
その後村へと帰還した。見張りの女性兵士は帰還を祝ってくれたが、アテナの暗い表情と手に持った腕輪で大体何が起こったかを察してくれた。
確かに喜ばしい事かもしれないが、あまりにあっさりと両親の敵討ちが済んだせいで複雑な気持ちだろう。もしかするとアテナの剣技とか(まだ見てはいないが)も敵討ちの為に鍛えていたものかもしれない。
村長や老猟師への報告を済ませ、村の処理場に狩った獲物を置く。アテナはそのまま村の女性と処理を手伝うようだ。俺も手伝うといったが固辞され、先に家へと戻っていてといわれた。
夕方、アテナが帰ってくる。開口一番
「……改めて、本当にありがと……ごめんなさい、本当に感謝してるの。でも……」
「いや、緊急事態だったとはいえこちらこそすまなかった。御両親の敵は自分で討ちたかったのだろう?」
「いいの、両親も多分天国で喜んでくれてるわ。でも、アヤカートへのお礼が全然思いつかなくって……」
「何だ、そんな事か。気にするなよ。ご両親の件がなくてもゴブリンを狩る事は責務でもあるだろうしな。アテナの助けになったのならよかった」
「でも」
「いいって。嫌味に聞こえるかもだけどこのあたりの魔物は多分俺は問題ないし。上を飛んでいるドラゴンなら別かもしれないがな。じゃあすまないが、今日は少し肉を多めに貰って来たのだろう? 疲れてる所すまないがそれで少し豪華な料理を頼む。ルナちゃんもおなかをすかせているしな」
「う、うん……」
ご飯を食べ、ルナちゃんの笑顔を見るとアテナも少し笑顔になった。よかった。
ルナちゃんが寝た後、少し話をした。アテナの両親の話、そして俺の家の話も。勿論俺の前世の話をアレンジしてだが。
話疲れ、寝る事にする……部屋に戻って三十分ほどで
コンコンッ
とノックされた。
「ん? アテナか?」
扉を開けると……
……そこには下着姿の彼女が立っていた。
俺が唖然としていると……。
「こ、こんな事しか思いつかないの……両親の敵、村への獲物の提供、出会って二日なのにすごくよくしてくれて……」
「ま、待て! 早まるな! 別に大した事していない! お礼は村長に貰うつもりだし特に負担もむむむっ!」
俺が言い切る前に、アテナの口で塞がれてしまった。ほぼ裸のアテナからすごくいい匂いがする。控えめな胸を押し付けられ、心臓の鼓動が止まらない。
「こ、こんな男の子と変わりないような、貧相な私じゃお礼になんかならないかもだけど……」
アテナはゆっくりと下着を外す。その生まれたての姿に俺のアヤカート君も完全に立ち上がってしまった。
「よかった……私なんかの裸で興奮してくれたんだね……わ、私初めてだから、そんな大きなものが入るのか判らないけど……」
アテナは俺の手を自分の胸に当てつつ、俺のアヤカート君を両手で触りだす。最初はびくっとしていたがゆっくり、いとおしむように……。
俺もアテナの胸を触りながら姿、体温、匂い、全てに興奮し、アテナになすがままにされてる……。
「……出会ったばかりの人に、まだお互いの性格とかもよく判らないのに、はしたないかもしれないけど……」
「おねがいします、私を受け取ってくださいっ!」
……
……
チュンチュン……
……ついつい、初めてなのに三回もしてしまった。起きれてよかった。夢かと思ったが隣には全裸で幸せそうなアテナが寝ている。
しかし、気持ちよかったなぁ……素人童貞だった自分なのに一気に大人の階段をかけ登ってしまった。
元の世界ではもしかすると犯○なのかもしれないが、異世界だしなシカタナイネ。
寝ている彼女の頬をつんつんとしてやる。彼女は起きた後俺のいたずらにぷくっとほおを膨らませ、その後ぎゅっと身を任せてくる……可愛い。
「ほら、アテナ、そろそろ起きないと……こんな所を誰かに見られたら」
ドタドタドタッ! コンコンッ!
「おねえちゃん、あやかーとさん、あさだよ♪」
という声と共に止める間もなくドアが開き、ルナちゃんが入ってくる
……
「……ふたりとも、どうしてはだかなの?」
「こ、こっこっこっこっこれは違くてっ!」
いやアテナさん、何も違わないけど。
「ふたりしてあったかそうでずるーい! るなもまざるー!」
と、これまた止める暇もなく、すっぱだかになったルナタンが布団に潜りこんできた。
ちょっと前なら大興奮のシチュだがさすがにアヤカート君が露出した今はまずい……。
「ちょ、ちょっと待ちなさいルナっ! いっ、痛たたたた……待って、まだ腰が……」
「そ、そうだぞっ! おにいさんもおねえさんも昨日は少し激しい運動をしたから体力がなっ!」
「!!!!!~~~~~!!!!! ばかあああ!!!!!」
照れながらバンバン叩いてくるアテナと笑いながら抱き着いてくるルナタン、この騒動が沈静化するのにもうしばらく時間がかかりそうだ。
確かに喜ばしい事かもしれないが、あまりにあっさりと両親の敵討ちが済んだせいで複雑な気持ちだろう。もしかするとアテナの剣技とか(まだ見てはいないが)も敵討ちの為に鍛えていたものかもしれない。
村長や老猟師への報告を済ませ、村の処理場に狩った獲物を置く。アテナはそのまま村の女性と処理を手伝うようだ。俺も手伝うといったが固辞され、先に家へと戻っていてといわれた。
夕方、アテナが帰ってくる。開口一番
「……改めて、本当にありがと……ごめんなさい、本当に感謝してるの。でも……」
「いや、緊急事態だったとはいえこちらこそすまなかった。御両親の敵は自分で討ちたかったのだろう?」
「いいの、両親も多分天国で喜んでくれてるわ。でも、アヤカートへのお礼が全然思いつかなくって……」
「何だ、そんな事か。気にするなよ。ご両親の件がなくてもゴブリンを狩る事は責務でもあるだろうしな。アテナの助けになったのならよかった」
「でも」
「いいって。嫌味に聞こえるかもだけどこのあたりの魔物は多分俺は問題ないし。上を飛んでいるドラゴンなら別かもしれないがな。じゃあすまないが、今日は少し肉を多めに貰って来たのだろう? 疲れてる所すまないがそれで少し豪華な料理を頼む。ルナちゃんもおなかをすかせているしな」
「う、うん……」
ご飯を食べ、ルナちゃんの笑顔を見るとアテナも少し笑顔になった。よかった。
ルナちゃんが寝た後、少し話をした。アテナの両親の話、そして俺の家の話も。勿論俺の前世の話をアレンジしてだが。
話疲れ、寝る事にする……部屋に戻って三十分ほどで
コンコンッ
とノックされた。
「ん? アテナか?」
扉を開けると……
……そこには下着姿の彼女が立っていた。
俺が唖然としていると……。
「こ、こんな事しか思いつかないの……両親の敵、村への獲物の提供、出会って二日なのにすごくよくしてくれて……」
「ま、待て! 早まるな! 別に大した事していない! お礼は村長に貰うつもりだし特に負担もむむむっ!」
俺が言い切る前に、アテナの口で塞がれてしまった。ほぼ裸のアテナからすごくいい匂いがする。控えめな胸を押し付けられ、心臓の鼓動が止まらない。
「こ、こんな男の子と変わりないような、貧相な私じゃお礼になんかならないかもだけど……」
アテナはゆっくりと下着を外す。その生まれたての姿に俺のアヤカート君も完全に立ち上がってしまった。
「よかった……私なんかの裸で興奮してくれたんだね……わ、私初めてだから、そんな大きなものが入るのか判らないけど……」
アテナは俺の手を自分の胸に当てつつ、俺のアヤカート君を両手で触りだす。最初はびくっとしていたがゆっくり、いとおしむように……。
俺もアテナの胸を触りながら姿、体温、匂い、全てに興奮し、アテナになすがままにされてる……。
「……出会ったばかりの人に、まだお互いの性格とかもよく判らないのに、はしたないかもしれないけど……」
「おねがいします、私を受け取ってくださいっ!」
……
……
チュンチュン……
……ついつい、初めてなのに三回もしてしまった。起きれてよかった。夢かと思ったが隣には全裸で幸せそうなアテナが寝ている。
しかし、気持ちよかったなぁ……素人童貞だった自分なのに一気に大人の階段をかけ登ってしまった。
元の世界ではもしかすると犯○なのかもしれないが、異世界だしなシカタナイネ。
寝ている彼女の頬をつんつんとしてやる。彼女は起きた後俺のいたずらにぷくっとほおを膨らませ、その後ぎゅっと身を任せてくる……可愛い。
「ほら、アテナ、そろそろ起きないと……こんな所を誰かに見られたら」
ドタドタドタッ! コンコンッ!
「おねえちゃん、あやかーとさん、あさだよ♪」
という声と共に止める間もなくドアが開き、ルナちゃんが入ってくる
……
「……ふたりとも、どうしてはだかなの?」
「こ、こっこっこっこっこれは違くてっ!」
いやアテナさん、何も違わないけど。
「ふたりしてあったかそうでずるーい! るなもまざるー!」
と、これまた止める暇もなく、すっぱだかになったルナタンが布団に潜りこんできた。
ちょっと前なら大興奮のシチュだがさすがにアヤカート君が露出した今はまずい……。
「ちょ、ちょっと待ちなさいルナっ! いっ、痛たたたた……待って、まだ腰が……」
「そ、そうだぞっ! おにいさんもおねえさんも昨日は少し激しい運動をしたから体力がなっ!」
「!!!!!~~~~~!!!!! ばかあああ!!!!!」
照れながらバンバン叩いてくるアテナと笑いながら抱き着いてくるルナタン、この騒動が沈静化するのにもうしばらく時間がかかりそうだ。
0
お気に入りに追加
313
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる