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序章 《始まった物語》
第三話 「セソセソ街にて」
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「はぁあ!? 年下!!?」
「ちょっとアンナ、静かに!周りのお客さん見ているよ」
20歳ぐらいだとばかり思っていたレイが私よりも2つも下だということに衝撃を隠せない私は、いきなりその出会ったばかりの15歳の少年に怒られてしまった…。
私達は今、セソセソ街のとある料亭に来ていた。睨みつけてくる他の客に愛想笑いでペコペコと頭を下げる。
もうこの店には来れないな。何とか怒りが引いた客の視線が無くなり、私は再び席に着く。
「お前随分大人びているんだな。見た目も…中身も」
「よく言われるよ」
そう言って笑うレイの綺麗な顔は、どうやったって15には見えない。常識もあって、私より大人っぽい。
よし!聞かなかったことにしよう。レイサンミタイナオトナニナリタイナァー。
「この世界のことを話すのはいいが、まずお前の世界について教えてくれないか?そしたら差異が分かり、説明しやすいだろ?」
「そうだね。
僕は地球っていう世界の日本っていう国に住んでいたんだ。厳密に言うとイギリスという国とのハーフなんだけどね。金髪なのはその為なんだ」
私はニホンのこと、レイが住んでいたトウキョウという街のこと、キカイと呼ばれる自動式魔術道具のこと、そしてそのキカイの一種である「げーむ」について教えて貰った。
「つまりその、げーむ?の中にはこの世界のような世界観が空想のものとして存在していて、魔法等にもある程度理解があるということだな」
「うん。そして今の僕のように、謎の力で突然ゲームの中のような世界に飛ばされるっていう設定も結構ありがちなんだよ。だからある程度この状況には、そうゆう意味では慣れているんだ」
妙に落ち着いていると思ったらそうゆう訳か。ニホンの人達は随分と想像力に長けているんだな。まさか存在する世界とほぼ同じものを空想だけで考え出してしまうなんて。
「それなら、私からこの世界について語ることは何もないのではないか?」
「いや、さっきから聞きたいことだらけだよ。取り敢えず、視界の右下で点滅しているこのマークはどうしたらいいんだい?」
「それはメニューだ。指で触ってみろ」
この世界は魔法が支配している。昔の偉い人が魔力を整理できるようにと、「メニュー」という術式を開発した。
膨大な計算が必要になるような魔法を簡単に使用するためのもので、今や普及率は100%!
遺伝子に組み込まれており、産まれた瞬間の赤ん坊でも使用することが出来る、本当に便利なものだ。
「ゲームによって設定や操作方法が違ったりするんだよ。だから意外と分からないことも多いかも」
「なるほどな」
本当は分かってない。なんだ操作って。
「えーっと?
・ステータス
・スキャン
・アイテムボックス
・所持金
・術式習得
が出てきた、これがメニューの項目なんだね。
大体分かるけど、スキャンと術式習得ってのはなんなの?」
「スキャンは、相手の簡易的なステータスを見ることが出来る。マナの動きからその人の魔力を測るって仕組みだ。試しに私をスキャンしてみろ」
「やってみるよ。『SCAN』……
えーっと、Lvと種族名が出てきたよ。「Lv21、人族」だって。う~ん...Lv21ってどれくらい?凄いの?」
「冒険者で例えると、大体青銅冒険者と白銀冒険者の間くらいかな」
「青銅?」
「冒険者にはランクがあって、
新人→正鉄→青銅→白銀→黄金→金剛
の6種類いるんだ。他にも条件があるみたいだが、ランクはだいたいレベルの強さで決まる」
「じゃあ、アンナは結構強いんだね」
「まぁ、そこら辺のやつよりはな」
「術式習得っていうのはどうしたらいいの?意味は何となく分かるけど…」
「そこはスキルを覚えられる項目なんだが、それはマナの知識がある奴にしか意味をなさない」
「え?」
「スキルを覚えるには大気中に存在するマナという物が必要なんだが、マナには法則性が幾つか存在してる。
マナの法則性を解析し、無限に存在するマナの組み合わせのパターンがそれとぴったりと合致すれば、魔法の術式が誕生する。それがスキルだ。
それを行うところが、術式習得の欄だ」
難しかったかも知れないが、簡潔に言えばパズルのようなものだな。例えば火のエレメントを持つマナと水のエレメントを持つマナが2つずつあるだけで、その組み合わせは何パターンもある。例えば水→火→火→水や水→水→火→火など。
それらの組み合わせパターンはあまりにも膨大すぎて、学のないものには絶対に使いこなせない。
「まぁ、使うのはマナの知識を勉強してからだな。普通の人だと一生懸命勉強したとしても、使えるようになるまで6,7年…」
「『FROZEN』を習得しましたって出たよ」
「!? 何をしたんだ!?」
「いや、術式習得の欄を触ってみたら、空気中のマナが見えるようになって」
「そこにアクセスしたらそうなる。しかしあまりにも膨大な量と数多の種類のそれらを適当に繋げたって術式なんて作れやしない」
「何となくこうした方がいいかもって思って、その通りに並べていったら出来ちゃったみたい」
「レイ、それはこの世界でもそうそう出来ることじゃない。それを可能にするような、何か固有のスキルでも持ってるんじゃないか?」
「ステータスの所から見れるんだよね?
えっと、さっき習得した『FROZEN』の他に『ANALYSIS』っていうスキルがある。元々持ってたのかな?」
「今、お前はスキル『FROZEN』を習得した事で、氷系の魔法を使えるようになった。
しかし『ANALYSIS』…聞いたことがないスキルだ」
「異世界から来た影響とかじゃない?転生者や転移者がチート級の能力を持っているのもありがちな設定だからね」
いやいや、非論理的だろ。なんで異世界からのぽっと出が長年頑張ってきた私達より強いんだよ。
「確かにチートだと言われるのに相応しい力だな」
一般に、スキルを覚えられるようになるには魔術学校を卒業しなければならず、それには最短で6年はかかる。
ましてや『FROZEN』のような上位戦闘スキルを習得出来るようになるのはさらに難しく、プラスで4年以上かかる者も少なくない。
それを異世界から来た魔法初心者が一瞬で習得したんだ、まさに魔術学校の学生からみればチートだろうな。
「ところで、アンナさん…」
急に改まるレイさん。
「この世界に飛ばされた僕は頼る人も、行く宛も土地勘もない訳で…その、」
そういうことか、素直じゃない奴だ。
しかし私は孤独を愛している。仲間とか、そんなのはもう懲り懲りだ。悪いやつじゃないみたいだが、ここは
「いや、レイ、私は...」
「ダメ...?」
レイが上目遣いで見つめてくる。まつ毛が長く、やっぱり綺麗な顔だ。怒られるのを怖がる子供のようなその可哀想な表情に、NOと冷たく言える淑女がもしいたら、是ご非連絡ください。つまり...
「あー、そう言えばこの辺から魔物のLvが高くなるみたいなんだよなー、怖いなー。誰か仲間になってくれる奴はいないかなー」
断り切れるはずが...ない。思いっきり棒読みだったが私の意思は通じたようだ。
「アンナ…!ありがとう!!」
そう言って満面の笑みを浮かべるレイは年相応に見えた。
「さてと、目の前で死なれたら困るからな。仕方がないから武具店で身を守る武器と防具を買い揃えてやらないとなー」
「ハハ、アンナって素直じゃないんだね」
お前に言われたくはない。
「うるさい」
成り行きとはいえまさか...、まさかまた誰かと旅をすることになるとはな...。
もう仲間は作らないと決めたはずだったんだ。しかし何故かこいつには全てを委ねてもいいという根拠の無い信頼が既に私の中には存在していた。
いや、本当はただ、もう一度仲間というものを信じてみたかっただけなのかもな。
いずれにせよ、こうして私とレイの冒険がここから始まった。
わたしはきっと変われる。過去を乗り越えられる。
こいつと、レイと一緒なら、出来る気がする。
「ちょっとアンナ、静かに!周りのお客さん見ているよ」
20歳ぐらいだとばかり思っていたレイが私よりも2つも下だということに衝撃を隠せない私は、いきなりその出会ったばかりの15歳の少年に怒られてしまった…。
私達は今、セソセソ街のとある料亭に来ていた。睨みつけてくる他の客に愛想笑いでペコペコと頭を下げる。
もうこの店には来れないな。何とか怒りが引いた客の視線が無くなり、私は再び席に着く。
「お前随分大人びているんだな。見た目も…中身も」
「よく言われるよ」
そう言って笑うレイの綺麗な顔は、どうやったって15には見えない。常識もあって、私より大人っぽい。
よし!聞かなかったことにしよう。レイサンミタイナオトナニナリタイナァー。
「この世界のことを話すのはいいが、まずお前の世界について教えてくれないか?そしたら差異が分かり、説明しやすいだろ?」
「そうだね。
僕は地球っていう世界の日本っていう国に住んでいたんだ。厳密に言うとイギリスという国とのハーフなんだけどね。金髪なのはその為なんだ」
私はニホンのこと、レイが住んでいたトウキョウという街のこと、キカイと呼ばれる自動式魔術道具のこと、そしてそのキカイの一種である「げーむ」について教えて貰った。
「つまりその、げーむ?の中にはこの世界のような世界観が空想のものとして存在していて、魔法等にもある程度理解があるということだな」
「うん。そして今の僕のように、謎の力で突然ゲームの中のような世界に飛ばされるっていう設定も結構ありがちなんだよ。だからある程度この状況には、そうゆう意味では慣れているんだ」
妙に落ち着いていると思ったらそうゆう訳か。ニホンの人達は随分と想像力に長けているんだな。まさか存在する世界とほぼ同じものを空想だけで考え出してしまうなんて。
「それなら、私からこの世界について語ることは何もないのではないか?」
「いや、さっきから聞きたいことだらけだよ。取り敢えず、視界の右下で点滅しているこのマークはどうしたらいいんだい?」
「それはメニューだ。指で触ってみろ」
この世界は魔法が支配している。昔の偉い人が魔力を整理できるようにと、「メニュー」という術式を開発した。
膨大な計算が必要になるような魔法を簡単に使用するためのもので、今や普及率は100%!
遺伝子に組み込まれており、産まれた瞬間の赤ん坊でも使用することが出来る、本当に便利なものだ。
「ゲームによって設定や操作方法が違ったりするんだよ。だから意外と分からないことも多いかも」
「なるほどな」
本当は分かってない。なんだ操作って。
「えーっと?
・ステータス
・スキャン
・アイテムボックス
・所持金
・術式習得
が出てきた、これがメニューの項目なんだね。
大体分かるけど、スキャンと術式習得ってのはなんなの?」
「スキャンは、相手の簡易的なステータスを見ることが出来る。マナの動きからその人の魔力を測るって仕組みだ。試しに私をスキャンしてみろ」
「やってみるよ。『SCAN』……
えーっと、Lvと種族名が出てきたよ。「Lv21、人族」だって。う~ん...Lv21ってどれくらい?凄いの?」
「冒険者で例えると、大体青銅冒険者と白銀冒険者の間くらいかな」
「青銅?」
「冒険者にはランクがあって、
新人→正鉄→青銅→白銀→黄金→金剛
の6種類いるんだ。他にも条件があるみたいだが、ランクはだいたいレベルの強さで決まる」
「じゃあ、アンナは結構強いんだね」
「まぁ、そこら辺のやつよりはな」
「術式習得っていうのはどうしたらいいの?意味は何となく分かるけど…」
「そこはスキルを覚えられる項目なんだが、それはマナの知識がある奴にしか意味をなさない」
「え?」
「スキルを覚えるには大気中に存在するマナという物が必要なんだが、マナには法則性が幾つか存在してる。
マナの法則性を解析し、無限に存在するマナの組み合わせのパターンがそれとぴったりと合致すれば、魔法の術式が誕生する。それがスキルだ。
それを行うところが、術式習得の欄だ」
難しかったかも知れないが、簡潔に言えばパズルのようなものだな。例えば火のエレメントを持つマナと水のエレメントを持つマナが2つずつあるだけで、その組み合わせは何パターンもある。例えば水→火→火→水や水→水→火→火など。
それらの組み合わせパターンはあまりにも膨大すぎて、学のないものには絶対に使いこなせない。
「まぁ、使うのはマナの知識を勉強してからだな。普通の人だと一生懸命勉強したとしても、使えるようになるまで6,7年…」
「『FROZEN』を習得しましたって出たよ」
「!? 何をしたんだ!?」
「いや、術式習得の欄を触ってみたら、空気中のマナが見えるようになって」
「そこにアクセスしたらそうなる。しかしあまりにも膨大な量と数多の種類のそれらを適当に繋げたって術式なんて作れやしない」
「何となくこうした方がいいかもって思って、その通りに並べていったら出来ちゃったみたい」
「レイ、それはこの世界でもそうそう出来ることじゃない。それを可能にするような、何か固有のスキルでも持ってるんじゃないか?」
「ステータスの所から見れるんだよね?
えっと、さっき習得した『FROZEN』の他に『ANALYSIS』っていうスキルがある。元々持ってたのかな?」
「今、お前はスキル『FROZEN』を習得した事で、氷系の魔法を使えるようになった。
しかし『ANALYSIS』…聞いたことがないスキルだ」
「異世界から来た影響とかじゃない?転生者や転移者がチート級の能力を持っているのもありがちな設定だからね」
いやいや、非論理的だろ。なんで異世界からのぽっと出が長年頑張ってきた私達より強いんだよ。
「確かにチートだと言われるのに相応しい力だな」
一般に、スキルを覚えられるようになるには魔術学校を卒業しなければならず、それには最短で6年はかかる。
ましてや『FROZEN』のような上位戦闘スキルを習得出来るようになるのはさらに難しく、プラスで4年以上かかる者も少なくない。
それを異世界から来た魔法初心者が一瞬で習得したんだ、まさに魔術学校の学生からみればチートだろうな。
「ところで、アンナさん…」
急に改まるレイさん。
「この世界に飛ばされた僕は頼る人も、行く宛も土地勘もない訳で…その、」
そういうことか、素直じゃない奴だ。
しかし私は孤独を愛している。仲間とか、そんなのはもう懲り懲りだ。悪いやつじゃないみたいだが、ここは
「いや、レイ、私は...」
「ダメ...?」
レイが上目遣いで見つめてくる。まつ毛が長く、やっぱり綺麗な顔だ。怒られるのを怖がる子供のようなその可哀想な表情に、NOと冷たく言える淑女がもしいたら、是ご非連絡ください。つまり...
「あー、そう言えばこの辺から魔物のLvが高くなるみたいなんだよなー、怖いなー。誰か仲間になってくれる奴はいないかなー」
断り切れるはずが...ない。思いっきり棒読みだったが私の意思は通じたようだ。
「アンナ…!ありがとう!!」
そう言って満面の笑みを浮かべるレイは年相応に見えた。
「さてと、目の前で死なれたら困るからな。仕方がないから武具店で身を守る武器と防具を買い揃えてやらないとなー」
「ハハ、アンナって素直じゃないんだね」
お前に言われたくはない。
「うるさい」
成り行きとはいえまさか...、まさかまた誰かと旅をすることになるとはな...。
もう仲間は作らないと決めたはずだったんだ。しかし何故かこいつには全てを委ねてもいいという根拠の無い信頼が既に私の中には存在していた。
いや、本当はただ、もう一度仲間というものを信じてみたかっただけなのかもな。
いずれにせよ、こうして私とレイの冒険がここから始まった。
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こいつと、レイと一緒なら、出来る気がする。
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