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アルファー=ライヒスヴェルート
神札とアルファー 3
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※いじめ描写があるので、苦手な方は飛ばしてください※
2015/05/04
2015年5月4日、月曜日の夜。
今日の夜空は晴天で、目が良ければ少しは星が見えるであろう天気だ。
そも、中津市は田舎であり都会であり、ハシブトガラスもハシボソガラスも共存している。
だからここを田舎と呼ぶか都会と呼ぶかは受け手に委ねられる。
少女アルファーの心は晴天ではなかった。昨日ほど雨は激しくはないが、
光はまだ見えてこない。それか、光が弱すぎてないに等しい、だから見えてもわからない。
どこまでも曇った空が続くのかと思った。
「パパー!!パパとおふろはいるー!!」
「はは、一樹は今日も元気だね」
曇った空に雷のような、それか炎の柱のようなものを落とされた。
義父の礼人(れいと)と甥にあたる一樹(かずき)が風呂に入るようだ。
一樹は今年で6歳になる。今はまだ5歳で、とても無邪気な時期だ。
―一樹はいいなあ、一緒にお風呂に入れて
私はどうだったかな、一人で入ってたかな・・・
血の繋がっていないということを後悔し始めた少女アルファー。
実際には少女アルファーの母と少女アルファーの義母は姉妹関係であり遠からじとも
血縁関係はある・・・ものの、ほぼ部外者扱いである。義母が妹で、母が姉。
もともと姉妹仲も悪かったらしく、未だに義母は母を「胡散臭いヤツ」と呼び蔑んでいる。
―血がつながっていたらよかったのに
もっと言えば、血が赤かったら良かったのに
目の色も同じでよかったのに
2010/4/12
「なんでオマエ目の色左右で違うの?キッモ」
「体が冷たいだけならまだしも、血の色まで違うなんて・・・」
「聞けばアイツ養子なんだってさ」
「どっかの尻軽女の子供でしょ?近寄りたくないわー」
少女アルファーはいじめにあっていた。
普通でないといけない、それが子供の関係では強い基準となる。
外見からして「普通ではなかった」、そんな少女アルファーは自然と
いじめの対象になり、仲間からも外されひとりぼっちだ。
今まではこんなことなかった。担任がしっかりしていて、体のことまで説明してくれた。
今年の担任は新人だった。右も左もわからない、若手の。
―どうして私はこんな体なの?どうしてお母さんはこんな体にしたの?
嫌だ、嫌だ、消え去りたい、せめて血の色ぐらいみんなと同じに・・・
時にはものを隠され、時には机にマジックペンで自分の体の「普通ではないところ」を面白おかしく
誇張されて落書きされて、ひどいときには誰にも見られないように石を蹴りつけることもあった。
少女アルファーは休み時間中トイレに籠った。しかし女子トイレですら安息の場ではない。
女子は男子よりも「集団」を重んじる傾向があり、「普通ではない」ものは集団に入れられず
遠巻きに罵倒される。遠巻きに蔑まれる。遠巻きにネタにされ笑われるのだ。
心になにかが詰まったようで、ふとした瞬間に死んでしまうのではないかと思ってしまい
恐ろしくて一歩も動けなかった。死のくだりはきっと願望だったであろう。
トイレに籠っていても、悲しくて、泣きたくて息が荒くなるけれども、
バレてしまうとドアを蹴られ「そこにいるんでしょ?用もないのに籠ってんじゃないよ」と
罵られる。そうともなると一旦出るしかない。それしか道はない。
だから泣きたくても泣かずに息を殺して、気配を殺して、心臓の音すら立てないように
警戒を張り続けた結果、ついにはノイローゼにかかり、気が付いた時には保健室にいた。
「相談したいことがあったらいつでも言ってね?誰にも言わない」
保健室の先生が優しく言うが、少女アルファーは誰も信じられなかった。
今まで生きてきて裏切られなかったことなんてなかった。裏切られてばかりの人生だった。
きっと上に言うんだ、そして黙認するんだ、あの子たちはチクったとさらにいじめる・・・
お義母さんになんて相談できない、きっと右目をえぐり取られる、そしてまたいじめが・・・
お義父さんにも相談できない、優しいお義父さんを困らせたりなんかできない・・・
―ましてや神札になんて相談できない
2010/6/7
嫌に晴れていた。梅雨も近いのに晴れていた。
少女アルファーは屋上にいた。授業を抜け出して来てしまった。
本来はいけないことで、即刻戻らなければならず、叱られるだろう。
しかしこれしか方法はなかった。これしか悩みを断ち切る方法はなかった。
『自殺』、自分の体と魂を引き離す行為、重く苦しく、羽のように軽い。
少女アルファーは柵を乗り越え、外側にある最後の砦のような足場に
そっと足を乗せ、下を見る。
恐ろしい高さだった。人間の身からすれば恐ろしい。
高さおよそ15m。頭から落ちれば死ぬことができる。
そっと足を伸ばしてみる。重力にまかせ下におろしてみる。
この時点ではまだ柵に手をかけている。まだ現世への未練があったのだ。
・・・ただ足だけ下ろして、下の景色を見る。
チャイムが鳴るまでこのままだった。まだ未練があったのだ。
「何があったの?和ちゃん」
後ろから声がした。その声を聞いて重たい足を引っ張り上げ、内側に戻る。
重い気持ちは隠した。声が、守ってくれるような気がした。
予想通りだった。自分を守ってくれそうな人だった。
クラスは別になったけれど、周りの体つきも変わってきたけど、それでも
入学式と、最初に会った時と、今で何も変わりのない、あの神札だった。
―みんなと同じじゃないとだめなの?均一品質じゃないとだめなの?
怒りだった。悲しみだった。すべての思いがこれらの言葉ににじみ出た。
声を押し殺して泣くことに、涙を流さずに悲しみを処理するのに慣れてしまって涙は出ない。
少女アルファーはうつむいて、「わかりっこないよね」とため息をついた。
その時だった。
一瞬何が起こっているのか分からなかった。
目を開けても何も見えなかった。息が少し苦しい。耳元で鼓動が聞こえる。
鼓動が聞こえたとき理解した。
神札に抱きしめられたのだ。
「わたしは和ちゃんの味方だよ、裏切ったりなんかしない。」
声が神札の臓物でくぐもって聞こえた。その音すら琴線を刺激し、
保健室の先生ですら開けることのできなかった、少女アルファーの心の扉を、
たった少しのスキンシップと、ほんの少しの言葉と、声で開けたのだ。
開いた心の扉からは涙が滝のように出てきた。押し殺してきた涙が。
少女アルファーは神札を気遣って、少し離れたところで泣き崩れようとするも、
神札はさらに強く抱きしめ、少女アルファーを決して離そうとしなかった。
しばらく経った。もう涙は流れ落ちない。
泣き疲れて神札の胸でうとうとし始める少女アルファー。現実は非情だ。
担任がここ、屋上まで嗅ぎ付けてきたのだ。
「国分和子さん!!授業を抜け出してはいけません!!祓所様は教室にお戻りください!!
国分さん、あなたは後で三者面談です」
この後、義母にこってりと叱られたことは言うまでもない。
義母にいじめの話が来なかったのは幸いだった。
この後一年間、少女アルファーはいじめを耐え続けた。
耐えに耐えて、たまに神札に泣きついて、どうにかやってこれた。
夏休みが近くもなると、「こいつつまらない」となって自然と離れていった。
それでもいじめてくる奴はいた。耐え続けた。
少女アルファーはいじめを続けるやつに軽蔑と哀れみの念を抱いた。
―こいつ、頼れる人がいないんだな
私にはいるけど かわいそうだなー
と。
2015/05/04
暗黒の小学4年生を抜けてからはわりと楽だった。
しかし抜けることができたのは自分一人の力ではなく、神札あってのこと。
―ああ、私はみっちゃん抜きだと何もできないんだろうな
悔し紛れに認めざるを得なかった。
血の色が左半身と右半身で違うことも、目の色が左右で違うのも、保護者と血縁がないこともどうでもいい。
ただ、神札抜きでは何もできない自分が嫌だった。
変わりたい。でも変われない。私はどうすればいいの。
また暗雲が立ち込める。
いつこの無間地獄から抜け出せるのだろうか?
少女アルファーはただ、神札の回復を願った。
それは自分への祈りでもあるだろう。神札への祈りとしての面は薄かったのかもしれない。
2015/05/04
2015年5月4日、月曜日の夜。
今日の夜空は晴天で、目が良ければ少しは星が見えるであろう天気だ。
そも、中津市は田舎であり都会であり、ハシブトガラスもハシボソガラスも共存している。
だからここを田舎と呼ぶか都会と呼ぶかは受け手に委ねられる。
少女アルファーの心は晴天ではなかった。昨日ほど雨は激しくはないが、
光はまだ見えてこない。それか、光が弱すぎてないに等しい、だから見えてもわからない。
どこまでも曇った空が続くのかと思った。
「パパー!!パパとおふろはいるー!!」
「はは、一樹は今日も元気だね」
曇った空に雷のような、それか炎の柱のようなものを落とされた。
義父の礼人(れいと)と甥にあたる一樹(かずき)が風呂に入るようだ。
一樹は今年で6歳になる。今はまだ5歳で、とても無邪気な時期だ。
―一樹はいいなあ、一緒にお風呂に入れて
私はどうだったかな、一人で入ってたかな・・・
血の繋がっていないということを後悔し始めた少女アルファー。
実際には少女アルファーの母と少女アルファーの義母は姉妹関係であり遠からじとも
血縁関係はある・・・ものの、ほぼ部外者扱いである。義母が妹で、母が姉。
もともと姉妹仲も悪かったらしく、未だに義母は母を「胡散臭いヤツ」と呼び蔑んでいる。
―血がつながっていたらよかったのに
もっと言えば、血が赤かったら良かったのに
目の色も同じでよかったのに
2010/4/12
「なんでオマエ目の色左右で違うの?キッモ」
「体が冷たいだけならまだしも、血の色まで違うなんて・・・」
「聞けばアイツ養子なんだってさ」
「どっかの尻軽女の子供でしょ?近寄りたくないわー」
少女アルファーはいじめにあっていた。
普通でないといけない、それが子供の関係では強い基準となる。
外見からして「普通ではなかった」、そんな少女アルファーは自然と
いじめの対象になり、仲間からも外されひとりぼっちだ。
今まではこんなことなかった。担任がしっかりしていて、体のことまで説明してくれた。
今年の担任は新人だった。右も左もわからない、若手の。
―どうして私はこんな体なの?どうしてお母さんはこんな体にしたの?
嫌だ、嫌だ、消え去りたい、せめて血の色ぐらいみんなと同じに・・・
時にはものを隠され、時には机にマジックペンで自分の体の「普通ではないところ」を面白おかしく
誇張されて落書きされて、ひどいときには誰にも見られないように石を蹴りつけることもあった。
少女アルファーは休み時間中トイレに籠った。しかし女子トイレですら安息の場ではない。
女子は男子よりも「集団」を重んじる傾向があり、「普通ではない」ものは集団に入れられず
遠巻きに罵倒される。遠巻きに蔑まれる。遠巻きにネタにされ笑われるのだ。
心になにかが詰まったようで、ふとした瞬間に死んでしまうのではないかと思ってしまい
恐ろしくて一歩も動けなかった。死のくだりはきっと願望だったであろう。
トイレに籠っていても、悲しくて、泣きたくて息が荒くなるけれども、
バレてしまうとドアを蹴られ「そこにいるんでしょ?用もないのに籠ってんじゃないよ」と
罵られる。そうともなると一旦出るしかない。それしか道はない。
だから泣きたくても泣かずに息を殺して、気配を殺して、心臓の音すら立てないように
警戒を張り続けた結果、ついにはノイローゼにかかり、気が付いた時には保健室にいた。
「相談したいことがあったらいつでも言ってね?誰にも言わない」
保健室の先生が優しく言うが、少女アルファーは誰も信じられなかった。
今まで生きてきて裏切られなかったことなんてなかった。裏切られてばかりの人生だった。
きっと上に言うんだ、そして黙認するんだ、あの子たちはチクったとさらにいじめる・・・
お義母さんになんて相談できない、きっと右目をえぐり取られる、そしてまたいじめが・・・
お義父さんにも相談できない、優しいお義父さんを困らせたりなんかできない・・・
―ましてや神札になんて相談できない
2010/6/7
嫌に晴れていた。梅雨も近いのに晴れていた。
少女アルファーは屋上にいた。授業を抜け出して来てしまった。
本来はいけないことで、即刻戻らなければならず、叱られるだろう。
しかしこれしか方法はなかった。これしか悩みを断ち切る方法はなかった。
『自殺』、自分の体と魂を引き離す行為、重く苦しく、羽のように軽い。
少女アルファーは柵を乗り越え、外側にある最後の砦のような足場に
そっと足を乗せ、下を見る。
恐ろしい高さだった。人間の身からすれば恐ろしい。
高さおよそ15m。頭から落ちれば死ぬことができる。
そっと足を伸ばしてみる。重力にまかせ下におろしてみる。
この時点ではまだ柵に手をかけている。まだ現世への未練があったのだ。
・・・ただ足だけ下ろして、下の景色を見る。
チャイムが鳴るまでこのままだった。まだ未練があったのだ。
「何があったの?和ちゃん」
後ろから声がした。その声を聞いて重たい足を引っ張り上げ、内側に戻る。
重い気持ちは隠した。声が、守ってくれるような気がした。
予想通りだった。自分を守ってくれそうな人だった。
クラスは別になったけれど、周りの体つきも変わってきたけど、それでも
入学式と、最初に会った時と、今で何も変わりのない、あの神札だった。
―みんなと同じじゃないとだめなの?均一品質じゃないとだめなの?
怒りだった。悲しみだった。すべての思いがこれらの言葉ににじみ出た。
声を押し殺して泣くことに、涙を流さずに悲しみを処理するのに慣れてしまって涙は出ない。
少女アルファーはうつむいて、「わかりっこないよね」とため息をついた。
その時だった。
一瞬何が起こっているのか分からなかった。
目を開けても何も見えなかった。息が少し苦しい。耳元で鼓動が聞こえる。
鼓動が聞こえたとき理解した。
神札に抱きしめられたのだ。
「わたしは和ちゃんの味方だよ、裏切ったりなんかしない。」
声が神札の臓物でくぐもって聞こえた。その音すら琴線を刺激し、
保健室の先生ですら開けることのできなかった、少女アルファーの心の扉を、
たった少しのスキンシップと、ほんの少しの言葉と、声で開けたのだ。
開いた心の扉からは涙が滝のように出てきた。押し殺してきた涙が。
少女アルファーは神札を気遣って、少し離れたところで泣き崩れようとするも、
神札はさらに強く抱きしめ、少女アルファーを決して離そうとしなかった。
しばらく経った。もう涙は流れ落ちない。
泣き疲れて神札の胸でうとうとし始める少女アルファー。現実は非情だ。
担任がここ、屋上まで嗅ぎ付けてきたのだ。
「国分和子さん!!授業を抜け出してはいけません!!祓所様は教室にお戻りください!!
国分さん、あなたは後で三者面談です」
この後、義母にこってりと叱られたことは言うまでもない。
義母にいじめの話が来なかったのは幸いだった。
この後一年間、少女アルファーはいじめを耐え続けた。
耐えに耐えて、たまに神札に泣きついて、どうにかやってこれた。
夏休みが近くもなると、「こいつつまらない」となって自然と離れていった。
それでもいじめてくる奴はいた。耐え続けた。
少女アルファーはいじめを続けるやつに軽蔑と哀れみの念を抱いた。
―こいつ、頼れる人がいないんだな
私にはいるけど かわいそうだなー
と。
2015/05/04
暗黒の小学4年生を抜けてからはわりと楽だった。
しかし抜けることができたのは自分一人の力ではなく、神札あってのこと。
―ああ、私はみっちゃん抜きだと何もできないんだろうな
悔し紛れに認めざるを得なかった。
血の色が左半身と右半身で違うことも、目の色が左右で違うのも、保護者と血縁がないこともどうでもいい。
ただ、神札抜きでは何もできない自分が嫌だった。
変わりたい。でも変われない。私はどうすればいいの。
また暗雲が立ち込める。
いつこの無間地獄から抜け出せるのだろうか?
少女アルファーはただ、神札の回復を願った。
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