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第十七章 触れぬ指先
17-10 見えない傷
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「お前が……お前が悪いんだ……私を……苦しめる、から……」
降りかかる火の粉は、払わなきゃ。
ナイフをしっかりと持ち直した。冷たくて硬い感触が意識を尖らせる。非力な私でも、不思議と力が湧いてきた。
「消えろ!」
影を狙ってナイフを振るう。
初手は簡単に避けられるが、続けざまにまた振り上げた。が、それもまた避けられる。
さっき攻撃を当てたのはまぐれだった。相手との実力差が目に見えてわかる。まともに戦って勝てる相手じゃない。
それでも、私はこれしか戦う手段が無いのだ。
「消えろ! 消えろ! 消えろ!!」
がむしゃらに凶器を振り回し、回避行動を続ける影を追い掛ける。
こいつさえいなくなれば、私は解放される。きっと、そう。
ピキン。
「う、ぁ、ああっ……」
頭痛がまた酷くなる。頭が、割れそう。足が痺れて、上手く立てない。
影が私に手を伸ばしてくるのが薄っすらと見える。捕まるわけにはいかない。
力を振り絞ってナイフを振ると、影はまた下がって避ける。すばしっこくて、当たらない。
「いっ!」
次に痛みが最高潮に達した時、私はもう助からないだろう。そう直感して、身震いをした。
いやだ、まだ、死にたくない……。
ナイフは振っても突いても、擦りもしない。痛みは酷くなる一方。
「いた、い……いたい……」
視界がチカチカする。目が、飛び出そうなくらい、熱くて痛い。耳鳴りが、うるさい。
ナイフはまた虚しく空振りする。
「っう……あっ……」
突然喉が締まり、呼吸も出来なくなる。
苦しい、苦しい、苦しい苦しい、苦しい苦しい苦しい。
「たす……けて……」
手が、自然と喉元へ向かう。此処を開けば、楽になれるような気がして。
苦しい。苦しいのは、いや。
ナイフの先が喉に向く。
「っ……はくや、くん……」
言ってからハッとする。
無意識に彼の名前を呼んでいた。また、助けを求めてしまったのだ。
彼はここには居ないのに。また、縋ろうとした。
「ぅ……ぁ……ああっ……」
苦しくて、もう言葉も紡げない。
ごめんなさい、ごめんなさい。いつも、私ばかり助けられて。
やっぱり私、何も出来なかった。
「……かはっ……」
苦しくて、苦しくて、死にたくないのに、死んだ方がマシだなんて思えてきて……。
ナイフの切っ先が喉元に食い込んだ。
* * * * * * * *
催眠に掛かっている千真と二人きり。
千真は頭を抱え、呻きながら苦痛を訴えていた。
下手に触れることも出来ず、どうしようもなく歯噛みする。何か、他に何か突破口は無いか? 立ち竦んでいる自分の無能さを呪った。
だが、すぐに状況が一変する。
「やらなきゃ……」
彼女はフラリと立ち上がり、ナイフをこちらに向けて来た。
僕を見る目は恐怖に染まっていたが、その中に強い決意を感じる。
「千真さん、僕は珀弥だよ。ナイフを降ろして」
「うるさい!」
声は届いた? いや、正確には届いていないだろう。
千真は怒りの形相で僕を睨み付けた。彼女には何と聞こえたのだろうか、攻撃的な視線はそれ以上語ってくれない。
その代わりに、彼女の手に握られたナイフが僕を襲った。
「くっ」
咄嗟に回避しようとするが、ナイフの切っ先が腕を切り裂いた。
血がパッと舞い、服に赤い染みが増える。
錯乱している状態なのだろう。彼女は僕を認識していないどころか、敵とみなしている。
一本下がり、距離を取った。幸い彼女のリーチは短い為、この程度なら十分攻撃を回避できる。
「あれ、痛みが……」
ナイフを見つめる彼女の表情から少しだけ力が抜けた。
痛みが、何だ? もしや痛みが軽くなったというのであろうか。
千真はまたナイフを構えると、大きく振りかぶった。
なんてことはない。隙の大きい動きだ。悪いが、少しだけおとなしくして貰わねば。
ナイフを回避し、手首を傷めないように慎重に拘束する。
だが、千真は痛ましい程の悲鳴を上げ、思わず手を離してしまった。
そして隙を突かれ、左脇腹を深く刺される。
「っ……ぅ!」
「やった……」
千真は小声で喜んだ。傷口の蓋になっていたナイフが引き抜かれ、血が一気に溢れ出す。
さすがに人間の身体では痛みに耐えられず、膝を着いてしまった。
どうして、彼女は喜んでいるんだ?
「何、で……」
千真の表情が、目に見えて明るくなっていた。
青白い顔にも徐々に血色が戻り、身体の震えも小さくなっている。
しかし、その目だけは未だに正気を失っていた。
「お前が……お前が悪いんだ……私を……苦しめる、から……」
「……!」
わかっている、今の彼女は正気じゃない。正気じゃないなら、ただのうわ言だ。
そうわかっているはずなのに、彼女の言葉で自分の体温が急激に下がるのを感じた。
普段から『後ろめたさ』は感じていた。
ただ、彼女が傍に居てと言うから、それを免罪符に離れずに居た。
いずれ訪れる結末から目を背け、平凡な幸福を甘受していたのだ。自分は隣に居て良いと、そう思い込んでいたから。
だからこそ、彼女の口から出た言葉は、今までで最も効いた一撃であった。
「消えろ!」
僕の首筋を狙って振るわれるナイフからは、明確な殺意が感じ取れた。
軽く身体を逸らして避け、続けざまに襲い掛かってきた第二波も避ける。
殺意があっても、殺傷力はほぼ無いに等しい。
それは千真も自覚しているのか、悔しそうに唇を噛み、がむしゃらにナイフを振り回した。
「消えろ! 消えろ! 消えろ!!」
「……っ」
攻撃は当たっていないのに、痛みだけは感じる。
この言葉は本心であろう。それは殺したい程に。
錯乱してるといえど、殺意は確実に僕に向いているのだから。
「助けて……」
突き出されたナイフを躱した時、千真が弱々しく呟く声が聞き取れた。
そして、彼女は頭を抱えて呻き声を上げる。
「う、ぁ……ああっ……」
苦しむ彼女に思わず手を伸ばしてしまうが、それを振り払うようにナイフが襲ってきた。
また、一歩彼女から遠ざかる。千真が目の前で苦しんでいるのに、僕は……。
「いっ!」
千真は痙攣したかの様に全身を強く震わせ、肩を強張らせた。
目は赤くなっており、涙が伝っている。痛い痛いと繰り返し、膝を着いた。
「っう……あ……!」
今度は喉を抑え、苦しそうに浅い呼吸を始める。息が出来ないのか?
ナイフを持っている方の手をゆっくりと突き出したかと思うと、くるりと自分に向けた。
「駄目だ!」
何をしようとしているのか、すぐにわかった。だが、咄嗟に伸ばしかけた手が、震える。
触れれば痛がるかもしれない。また、見えない傷を与えてしまうかもしれない。
千真の悲痛な叫び声が、耳にこびりついている。彼女にこれ以上苦痛を与えるわけには……。
「たす……けて……珀弥君……」
「……!」
助けを求めた、この僕に。手が、足が、自然と動く。
なりふり構っていられない。千真が呼んでいるのだから。
ナイフは彼女の喉目掛けて進む。
「ぅ……あっ……ああ……」
「千真!! ……くっ、ぅ」
自分の表情が歪むのがわかった。
何故なら、ナイフの刃を鷲掴みにしているからだ。刃は手のひらに食い込み、皮膚を切り裂く。
「やめろ……絶対、死のうとするな!」
傷口から溢れ出る血で滑りそうになり、更に強く握った。
そして、千真の喉元から半ば無理矢理ナイフの刃を引き剥がす。
ついでにナイフも奪おうとしたが、手と同化しているのを疑ってしまうくらい、離れようとしない。
「げほっ、げほっ……はぁ……」
千真は喉を押さえて咳込み、深く息を吸った。まともに呼吸が出来るようになったようだ。
「何で……」
彼女はナイフの刃を握る僕を怪訝そうに見つめる。
今の彼女は、僕が得体の知れない何かに見えているらしい。それも、彼女に害をなすモノ。
だからこそ、何故ソレが自分を助けたのか、不思議でならないのだろう。
当然のことだよと口にしても、千真にはどう伝わるか分からない。だから何も答えなかった。
その代わり、ちょっとした疑問を投げかけようと思う。
といっても、正確には伝わらないだろうし、良い答えは期待していない。
ただ、もしも問答がまともに成立したのなら——。
「黎藤珀弥はあなたの大切な人になれましたか?」
降りかかる火の粉は、払わなきゃ。
ナイフをしっかりと持ち直した。冷たくて硬い感触が意識を尖らせる。非力な私でも、不思議と力が湧いてきた。
「消えろ!」
影を狙ってナイフを振るう。
初手は簡単に避けられるが、続けざまにまた振り上げた。が、それもまた避けられる。
さっき攻撃を当てたのはまぐれだった。相手との実力差が目に見えてわかる。まともに戦って勝てる相手じゃない。
それでも、私はこれしか戦う手段が無いのだ。
「消えろ! 消えろ! 消えろ!!」
がむしゃらに凶器を振り回し、回避行動を続ける影を追い掛ける。
こいつさえいなくなれば、私は解放される。きっと、そう。
ピキン。
「う、ぁ、ああっ……」
頭痛がまた酷くなる。頭が、割れそう。足が痺れて、上手く立てない。
影が私に手を伸ばしてくるのが薄っすらと見える。捕まるわけにはいかない。
力を振り絞ってナイフを振ると、影はまた下がって避ける。すばしっこくて、当たらない。
「いっ!」
次に痛みが最高潮に達した時、私はもう助からないだろう。そう直感して、身震いをした。
いやだ、まだ、死にたくない……。
ナイフは振っても突いても、擦りもしない。痛みは酷くなる一方。
「いた、い……いたい……」
視界がチカチカする。目が、飛び出そうなくらい、熱くて痛い。耳鳴りが、うるさい。
ナイフはまた虚しく空振りする。
「っう……あっ……」
突然喉が締まり、呼吸も出来なくなる。
苦しい、苦しい、苦しい苦しい、苦しい苦しい苦しい。
「たす……けて……」
手が、自然と喉元へ向かう。此処を開けば、楽になれるような気がして。
苦しい。苦しいのは、いや。
ナイフの先が喉に向く。
「っ……はくや、くん……」
言ってからハッとする。
無意識に彼の名前を呼んでいた。また、助けを求めてしまったのだ。
彼はここには居ないのに。また、縋ろうとした。
「ぅ……ぁ……ああっ……」
苦しくて、もう言葉も紡げない。
ごめんなさい、ごめんなさい。いつも、私ばかり助けられて。
やっぱり私、何も出来なかった。
「……かはっ……」
苦しくて、苦しくて、死にたくないのに、死んだ方がマシだなんて思えてきて……。
ナイフの切っ先が喉元に食い込んだ。
* * * * * * * *
催眠に掛かっている千真と二人きり。
千真は頭を抱え、呻きながら苦痛を訴えていた。
下手に触れることも出来ず、どうしようもなく歯噛みする。何か、他に何か突破口は無いか? 立ち竦んでいる自分の無能さを呪った。
だが、すぐに状況が一変する。
「やらなきゃ……」
彼女はフラリと立ち上がり、ナイフをこちらに向けて来た。
僕を見る目は恐怖に染まっていたが、その中に強い決意を感じる。
「千真さん、僕は珀弥だよ。ナイフを降ろして」
「うるさい!」
声は届いた? いや、正確には届いていないだろう。
千真は怒りの形相で僕を睨み付けた。彼女には何と聞こえたのだろうか、攻撃的な視線はそれ以上語ってくれない。
その代わりに、彼女の手に握られたナイフが僕を襲った。
「くっ」
咄嗟に回避しようとするが、ナイフの切っ先が腕を切り裂いた。
血がパッと舞い、服に赤い染みが増える。
錯乱している状態なのだろう。彼女は僕を認識していないどころか、敵とみなしている。
一本下がり、距離を取った。幸い彼女のリーチは短い為、この程度なら十分攻撃を回避できる。
「あれ、痛みが……」
ナイフを見つめる彼女の表情から少しだけ力が抜けた。
痛みが、何だ? もしや痛みが軽くなったというのであろうか。
千真はまたナイフを構えると、大きく振りかぶった。
なんてことはない。隙の大きい動きだ。悪いが、少しだけおとなしくして貰わねば。
ナイフを回避し、手首を傷めないように慎重に拘束する。
だが、千真は痛ましい程の悲鳴を上げ、思わず手を離してしまった。
そして隙を突かれ、左脇腹を深く刺される。
「っ……ぅ!」
「やった……」
千真は小声で喜んだ。傷口の蓋になっていたナイフが引き抜かれ、血が一気に溢れ出す。
さすがに人間の身体では痛みに耐えられず、膝を着いてしまった。
どうして、彼女は喜んでいるんだ?
「何、で……」
千真の表情が、目に見えて明るくなっていた。
青白い顔にも徐々に血色が戻り、身体の震えも小さくなっている。
しかし、その目だけは未だに正気を失っていた。
「お前が……お前が悪いんだ……私を……苦しめる、から……」
「……!」
わかっている、今の彼女は正気じゃない。正気じゃないなら、ただのうわ言だ。
そうわかっているはずなのに、彼女の言葉で自分の体温が急激に下がるのを感じた。
普段から『後ろめたさ』は感じていた。
ただ、彼女が傍に居てと言うから、それを免罪符に離れずに居た。
いずれ訪れる結末から目を背け、平凡な幸福を甘受していたのだ。自分は隣に居て良いと、そう思い込んでいたから。
だからこそ、彼女の口から出た言葉は、今までで最も効いた一撃であった。
「消えろ!」
僕の首筋を狙って振るわれるナイフからは、明確な殺意が感じ取れた。
軽く身体を逸らして避け、続けざまに襲い掛かってきた第二波も避ける。
殺意があっても、殺傷力はほぼ無いに等しい。
それは千真も自覚しているのか、悔しそうに唇を噛み、がむしゃらにナイフを振り回した。
「消えろ! 消えろ! 消えろ!!」
「……っ」
攻撃は当たっていないのに、痛みだけは感じる。
この言葉は本心であろう。それは殺したい程に。
錯乱してるといえど、殺意は確実に僕に向いているのだから。
「助けて……」
突き出されたナイフを躱した時、千真が弱々しく呟く声が聞き取れた。
そして、彼女は頭を抱えて呻き声を上げる。
「う、ぁ……ああっ……」
苦しむ彼女に思わず手を伸ばしてしまうが、それを振り払うようにナイフが襲ってきた。
また、一歩彼女から遠ざかる。千真が目の前で苦しんでいるのに、僕は……。
「いっ!」
千真は痙攣したかの様に全身を強く震わせ、肩を強張らせた。
目は赤くなっており、涙が伝っている。痛い痛いと繰り返し、膝を着いた。
「っう……あ……!」
今度は喉を抑え、苦しそうに浅い呼吸を始める。息が出来ないのか?
ナイフを持っている方の手をゆっくりと突き出したかと思うと、くるりと自分に向けた。
「駄目だ!」
何をしようとしているのか、すぐにわかった。だが、咄嗟に伸ばしかけた手が、震える。
触れれば痛がるかもしれない。また、見えない傷を与えてしまうかもしれない。
千真の悲痛な叫び声が、耳にこびりついている。彼女にこれ以上苦痛を与えるわけには……。
「たす……けて……珀弥君……」
「……!」
助けを求めた、この僕に。手が、足が、自然と動く。
なりふり構っていられない。千真が呼んでいるのだから。
ナイフは彼女の喉目掛けて進む。
「ぅ……あっ……ああ……」
「千真!! ……くっ、ぅ」
自分の表情が歪むのがわかった。
何故なら、ナイフの刃を鷲掴みにしているからだ。刃は手のひらに食い込み、皮膚を切り裂く。
「やめろ……絶対、死のうとするな!」
傷口から溢れ出る血で滑りそうになり、更に強く握った。
そして、千真の喉元から半ば無理矢理ナイフの刃を引き剥がす。
ついでにナイフも奪おうとしたが、手と同化しているのを疑ってしまうくらい、離れようとしない。
「げほっ、げほっ……はぁ……」
千真は喉を押さえて咳込み、深く息を吸った。まともに呼吸が出来るようになったようだ。
「何で……」
彼女はナイフの刃を握る僕を怪訝そうに見つめる。
今の彼女は、僕が得体の知れない何かに見えているらしい。それも、彼女に害をなすモノ。
だからこそ、何故ソレが自分を助けたのか、不思議でならないのだろう。
当然のことだよと口にしても、千真にはどう伝わるか分からない。だから何も答えなかった。
その代わり、ちょっとした疑問を投げかけようと思う。
といっても、正確には伝わらないだろうし、良い答えは期待していない。
ただ、もしも問答がまともに成立したのなら——。
「黎藤珀弥はあなたの大切な人になれましたか?」
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