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第零章 千年目の彼岸桜 後編
0-28 打ち砕かれた恋心
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***
「せーんせいっ!」
「おや、小百合さん」
授業が終わって子供たちを家に帰した頃、小百合が珀蓮の許に訪ねてきた。
「今日はうちに来るよね?」
小百合は珀蓮の腕に絡み付き、彼を見上げる。珀蓮は微笑みながら、小さく頷いた。
「そうですね。前々から誘って頂いていますし、お邪魔します」
「やった!」
恩師の快い返事に、小百合は軽く飛び跳ねる。
「じゃあさ、早く行こ! 日が暮れちゃう」
「はい。暗がりには怖いお化けが出てきますからね」
「まーたそんなこと言ってる!」
小百合は嬉しそうに珀蓮にくっつきながら、小屋を出た。
狐珱はその様子を後ろから呆れ顔で眺める。
主人は気付いていないようだが、狐珱は気付いていた。小百合の気持ちを。
そして、彼女が主人の眼中に全く入っていないことを。
「ま、どうでも良いがの」
狐珱は欠伸を一つし、小さな狐の姿のままでトコトコと小走りで二人の後を追った。
*
「こうして酒を酌み交わすのは久しぶりですな」
「えぇ、本当に」
珀蓮は黎藤家に招かれ、その主人の左兵衛と酒を酌み交わしていた。
昔は酒に慣れていなかった所為か、美味く感じなかった珀蓮だが、今はそこそこ酒の味がわかるようになってきた。
「はい、先生」
「ありがとうございます」
小百合の酌に丁寧に頭を下げる。珀蓮の横では狐珱が油揚げの煮付けをかじっていた。
特筆するまでもない、日常的な光景である。
左兵衛に大分酒が回ってきた頃のことだった。
「珀蓮殿は結婚などは考えてないのですか?」
ほんのりと顔を赤らめ、少し酔っている左兵衛が素面の珀蓮に問いかけたのだ。
「ちょっと、お父さん!」
父の不躾な質問に、小百合は目を釣り上げる。
珀蓮の気分を悪くさせていないか、チラリと様子を窺うが、当の本人は白い顔を特に何色にも変えず、ただニコリと笑うだけだ。
「えぇ、全く考えていませんよ」
彼のあっさりとした返答に、小百合の表情は凍り付き、左兵衛は呑気に笑い声を上げる。
「頑なですな! もしや、女より——」
「いえ、それは無いです」
珀蓮は左兵衛が言い終わる前に、きっぱりと否定した。やはり笑顔で。
左兵衛は『冗談ですよ』と言い、珀蓮の猪口に酒を注いだ。
「少し気になっただけですよ。珀蓮殿が縁談を断る理由が」
先程まで陽気だった彼は一変し、真面目な声音で不躾な質問の真意を話した。
小百合は表情を堅くしながら、珀蓮の答えに身構える。本当はあまり聞きたくないが、彼の話を聞くことで何か参考になると考えた。
珀蓮は猪口を傾け、酒を喉に流し込む。
「私には、大切に育てられたお嬢様を貰い受ける資格などございません」
彼は遠い目をして静かに語った。
謙虚で彼らしい答えだが、小百合はどこか違和感を覚えた。
他人の娘を妻にする資格が無いというのは、自分にその器が無いとか、そういうことではない。
この言葉の真意は別にある。
「またまた! 控えめなのも良いですが、たまには積極的になるべきですよ」
左兵衛は珀蓮の背中をバシバシと叩き、がははと笑う。
珀蓮は顔をひきつらせながら、釣られて苦笑いを浮かべた。
「せっかくだから、うちの小百合でもと思ったんですがねぇ」
「お父さんっ!」
父の軽口に小百合は顔を真っ赤にして抗議する。
「ふふ。小百合さんは可愛らしくて気立ても良いですから、私などよりも良い人が見つかりますよ」
珀蓮は口元を袖で覆い、上品に笑った。幼少の頃からの癖だ。
自然に優美な仕草をする男性はなかなか居ない。小百合は『嘘つき』と小さく毒づいた。
「きゅー」
油揚げを綺麗に平らげた狐珱は、とりあえず珀蓮の背中を後ろ脚で蹴り上げたのだった。
***
珀蓮は例の如く、酔いつぶれた左兵衛を部屋まで運び、一息ついた。
「ごめんね、またお父さんが……」
「いえいえ、止めなかった私も悪いですから」
珀蓮は依然として酔った様子が無い。
左兵衛は酒に弱い訳ではなく、むしろ強い部類だ。
そんな彼が躍起になって対抗しても負けてしまうのだから、珀蓮の酒豪っぷりは相当なものだった。
「ねぇ、先生」
小百合は横に並んで歩いている珀蓮に声を掛ける。その声音は暗く、元気がない。
「どうかなさいましたか?」
「あの、その……」
珀蓮も小百合の様子がおかしいことに気付き、心配そうに返す。
小百合は背中に手を回し、もじもじと指を絡ませた。
いまいち煮え切らない態度だが、珀蓮は苛々することもなく、小百合の言葉を待つ。
「先生がお嫁さんを貰わない本当の理由って何なのかなーって……気になって……」
父と恩師の会話でずっと気になっていたこと。
あのときは答えをぼかしていたようにも思えた。無神経なのは承知の上だが、聞かずには居られなかった。
「なかなか鋭いですね」
珀蓮は動じた様子もなく、愉快そうに笑うだけだ。
「私には、大切に育てられたお嬢様を貰い受ける資格などございません」
先程と同じ言葉を繰り返す。小百合は珀蓮の意図が掴めず、首を傾げた。
「私の心には、ただ一人しかおりません。そのような状態で、他の女性とお付き合いするのは不誠実でしょう?」
小百合にとっては衝撃的なことを、珀蓮はさらりと言ってのける。
自分には心に決めた女性が居るから、他の女性と付き合う気は無い。そう言っているのだ。
「そ、そういうこと、なんだ……」
小百合は拳を固く握り、口をギュッと結ぶ。
珀蓮は最初から、誰も見ていなかった。見ていたのは、小百合の知らない誰かのみ。
元々は余所者の珀蓮だ。前に住んでいた地で、誰かと深い関係になっている可能性は十分あった。
予想するのも容易いことではないか。
それでも、受け入れ難い事実には変わらなかった。
「小百合、さん……?」
険しい表情で黙り込んでしまった小百合の肩にそっと触れようとしたが、虚しくも振り払われてしまう。
「ねぇ、先生」
小百合は声を絞り出すように、言葉を紡いだ。
「私が入る余地は無いの? 先生の心に、私は入れないの?」
想いを告げる前に玉砕してしまった彼女は、自暴自棄になってしまった。涙声で乱暴に気持ちをぶつける。
珀蓮はやっと小百合の気持ちに気付いたのか、悲しげな表情を浮かべた。
「小百合さんは妹のような存在だと思っています。それは昔からも、これからも、変わらないでしょう」
彼は目を伏せ、遠回しに小百合の想いを拒否する。
小百合の心を蝕んでいた呪縛を解き放って以来、彼女は珀蓮に懐いており、兄のように慕っていた。
珀蓮もまた、小百合を妹のように可愛がっていた。
彼にとって小百合は家族のような存在であり、女性として見ることは出来なかったのだ。
「……うん」
小百合は表情を暗くし、肩を落とした。
「しかし、小百合さんも私にとって大切な女性です。それだけは忘れないでください」
大切な女性といっても、家族としてという意味合いが大きいだろう。
慰めるような珀蓮の言葉は、火に油を注いだ。
「じゃあ——」
小百合は珀蓮の手首を掴む。
「どうしたら『大切な女性』を超えられるの?」
「っ!」
珀蓮は勢い良く引っ張られ、近くの部屋の中に投げ入れられた。
油断していたこともあり、簡単に畳の上に倒れてしまう。
「何を——」
動揺する珀蓮の上に、小百合は馬乗りになった。彼女は目に涙を溜めながら珀蓮の着物を握り締める。
「私は先生……珀蓮さんのこと、好きだよ。一人の男性として」
雫が目から頬を伝い、珀蓮の胸元をぽつぽつ濡らす。珀蓮は小百合のただならぬ様子に言葉を失った。
「ねぇ、私のこと、どうしたら女として見てくれるのかな……」
小百合は涙を流し、薄く笑いながら珀蓮の服の袷に指を掛けた。
彼女の指は服を開きながらゆっくりと下へ向かい、珀蓮の胸元を晒してゆく。
「ねぇ、私を見てよ」
小百合は懇願するように、珀蓮の喉元に唇を這わせた。
「せーんせいっ!」
「おや、小百合さん」
授業が終わって子供たちを家に帰した頃、小百合が珀蓮の許に訪ねてきた。
「今日はうちに来るよね?」
小百合は珀蓮の腕に絡み付き、彼を見上げる。珀蓮は微笑みながら、小さく頷いた。
「そうですね。前々から誘って頂いていますし、お邪魔します」
「やった!」
恩師の快い返事に、小百合は軽く飛び跳ねる。
「じゃあさ、早く行こ! 日が暮れちゃう」
「はい。暗がりには怖いお化けが出てきますからね」
「まーたそんなこと言ってる!」
小百合は嬉しそうに珀蓮にくっつきながら、小屋を出た。
狐珱はその様子を後ろから呆れ顔で眺める。
主人は気付いていないようだが、狐珱は気付いていた。小百合の気持ちを。
そして、彼女が主人の眼中に全く入っていないことを。
「ま、どうでも良いがの」
狐珱は欠伸を一つし、小さな狐の姿のままでトコトコと小走りで二人の後を追った。
*
「こうして酒を酌み交わすのは久しぶりですな」
「えぇ、本当に」
珀蓮は黎藤家に招かれ、その主人の左兵衛と酒を酌み交わしていた。
昔は酒に慣れていなかった所為か、美味く感じなかった珀蓮だが、今はそこそこ酒の味がわかるようになってきた。
「はい、先生」
「ありがとうございます」
小百合の酌に丁寧に頭を下げる。珀蓮の横では狐珱が油揚げの煮付けをかじっていた。
特筆するまでもない、日常的な光景である。
左兵衛に大分酒が回ってきた頃のことだった。
「珀蓮殿は結婚などは考えてないのですか?」
ほんのりと顔を赤らめ、少し酔っている左兵衛が素面の珀蓮に問いかけたのだ。
「ちょっと、お父さん!」
父の不躾な質問に、小百合は目を釣り上げる。
珀蓮の気分を悪くさせていないか、チラリと様子を窺うが、当の本人は白い顔を特に何色にも変えず、ただニコリと笑うだけだ。
「えぇ、全く考えていませんよ」
彼のあっさりとした返答に、小百合の表情は凍り付き、左兵衛は呑気に笑い声を上げる。
「頑なですな! もしや、女より——」
「いえ、それは無いです」
珀蓮は左兵衛が言い終わる前に、きっぱりと否定した。やはり笑顔で。
左兵衛は『冗談ですよ』と言い、珀蓮の猪口に酒を注いだ。
「少し気になっただけですよ。珀蓮殿が縁談を断る理由が」
先程まで陽気だった彼は一変し、真面目な声音で不躾な質問の真意を話した。
小百合は表情を堅くしながら、珀蓮の答えに身構える。本当はあまり聞きたくないが、彼の話を聞くことで何か参考になると考えた。
珀蓮は猪口を傾け、酒を喉に流し込む。
「私には、大切に育てられたお嬢様を貰い受ける資格などございません」
彼は遠い目をして静かに語った。
謙虚で彼らしい答えだが、小百合はどこか違和感を覚えた。
他人の娘を妻にする資格が無いというのは、自分にその器が無いとか、そういうことではない。
この言葉の真意は別にある。
「またまた! 控えめなのも良いですが、たまには積極的になるべきですよ」
左兵衛は珀蓮の背中をバシバシと叩き、がははと笑う。
珀蓮は顔をひきつらせながら、釣られて苦笑いを浮かべた。
「せっかくだから、うちの小百合でもと思ったんですがねぇ」
「お父さんっ!」
父の軽口に小百合は顔を真っ赤にして抗議する。
「ふふ。小百合さんは可愛らしくて気立ても良いですから、私などよりも良い人が見つかりますよ」
珀蓮は口元を袖で覆い、上品に笑った。幼少の頃からの癖だ。
自然に優美な仕草をする男性はなかなか居ない。小百合は『嘘つき』と小さく毒づいた。
「きゅー」
油揚げを綺麗に平らげた狐珱は、とりあえず珀蓮の背中を後ろ脚で蹴り上げたのだった。
***
珀蓮は例の如く、酔いつぶれた左兵衛を部屋まで運び、一息ついた。
「ごめんね、またお父さんが……」
「いえいえ、止めなかった私も悪いですから」
珀蓮は依然として酔った様子が無い。
左兵衛は酒に弱い訳ではなく、むしろ強い部類だ。
そんな彼が躍起になって対抗しても負けてしまうのだから、珀蓮の酒豪っぷりは相当なものだった。
「ねぇ、先生」
小百合は横に並んで歩いている珀蓮に声を掛ける。その声音は暗く、元気がない。
「どうかなさいましたか?」
「あの、その……」
珀蓮も小百合の様子がおかしいことに気付き、心配そうに返す。
小百合は背中に手を回し、もじもじと指を絡ませた。
いまいち煮え切らない態度だが、珀蓮は苛々することもなく、小百合の言葉を待つ。
「先生がお嫁さんを貰わない本当の理由って何なのかなーって……気になって……」
父と恩師の会話でずっと気になっていたこと。
あのときは答えをぼかしていたようにも思えた。無神経なのは承知の上だが、聞かずには居られなかった。
「なかなか鋭いですね」
珀蓮は動じた様子もなく、愉快そうに笑うだけだ。
「私には、大切に育てられたお嬢様を貰い受ける資格などございません」
先程と同じ言葉を繰り返す。小百合は珀蓮の意図が掴めず、首を傾げた。
「私の心には、ただ一人しかおりません。そのような状態で、他の女性とお付き合いするのは不誠実でしょう?」
小百合にとっては衝撃的なことを、珀蓮はさらりと言ってのける。
自分には心に決めた女性が居るから、他の女性と付き合う気は無い。そう言っているのだ。
「そ、そういうこと、なんだ……」
小百合は拳を固く握り、口をギュッと結ぶ。
珀蓮は最初から、誰も見ていなかった。見ていたのは、小百合の知らない誰かのみ。
元々は余所者の珀蓮だ。前に住んでいた地で、誰かと深い関係になっている可能性は十分あった。
予想するのも容易いことではないか。
それでも、受け入れ難い事実には変わらなかった。
「小百合、さん……?」
険しい表情で黙り込んでしまった小百合の肩にそっと触れようとしたが、虚しくも振り払われてしまう。
「ねぇ、先生」
小百合は声を絞り出すように、言葉を紡いだ。
「私が入る余地は無いの? 先生の心に、私は入れないの?」
想いを告げる前に玉砕してしまった彼女は、自暴自棄になってしまった。涙声で乱暴に気持ちをぶつける。
珀蓮はやっと小百合の気持ちに気付いたのか、悲しげな表情を浮かべた。
「小百合さんは妹のような存在だと思っています。それは昔からも、これからも、変わらないでしょう」
彼は目を伏せ、遠回しに小百合の想いを拒否する。
小百合の心を蝕んでいた呪縛を解き放って以来、彼女は珀蓮に懐いており、兄のように慕っていた。
珀蓮もまた、小百合を妹のように可愛がっていた。
彼にとって小百合は家族のような存在であり、女性として見ることは出来なかったのだ。
「……うん」
小百合は表情を暗くし、肩を落とした。
「しかし、小百合さんも私にとって大切な女性です。それだけは忘れないでください」
大切な女性といっても、家族としてという意味合いが大きいだろう。
慰めるような珀蓮の言葉は、火に油を注いだ。
「じゃあ——」
小百合は珀蓮の手首を掴む。
「どうしたら『大切な女性』を超えられるの?」
「っ!」
珀蓮は勢い良く引っ張られ、近くの部屋の中に投げ入れられた。
油断していたこともあり、簡単に畳の上に倒れてしまう。
「何を——」
動揺する珀蓮の上に、小百合は馬乗りになった。彼女は目に涙を溜めながら珀蓮の着物を握り締める。
「私は先生……珀蓮さんのこと、好きだよ。一人の男性として」
雫が目から頬を伝い、珀蓮の胸元をぽつぽつ濡らす。珀蓮は小百合のただならぬ様子に言葉を失った。
「ねぇ、私のこと、どうしたら女として見てくれるのかな……」
小百合は涙を流し、薄く笑いながら珀蓮の服の袷に指を掛けた。
彼女の指は服を開きながらゆっくりと下へ向かい、珀蓮の胸元を晒してゆく。
「ねぇ、私を見てよ」
小百合は懇願するように、珀蓮の喉元に唇を這わせた。
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