111 / 285
第零章 千年目の彼岸桜 前編
0-9 心の隙間
しおりを挟む
「ど、どういうつもり!?」
「気まぐれじゃ。深い意味は無い」
九尾は妖しく笑い、珀蓮を指さす。
「最初はそやつを食ろうてから、里の人間をなぶり殺してやろうかと思っておったがの」
妖怪のおぞましい発言の中に、偽りは無かった。
今の時代に、あの化け物と渡り合えるような人間は殆ど居ない。
この妖はその気になれば、里の一つや二つなど容易に滅ぼしてしまうだろう。それも、一方的に。
真の背中に冷たい汗が流れた。
「じゃあ、その気が変わることは……?」
「あるかもしれんの」
「なっ!?」
しれっと恐ろしいことを言う九尾に、真は身体を強ばらせた。
狐はそんな真を見て、意地悪な笑みを見せる。
「冗談じゃ。今は、そうじゃの……その珀蓮とやらに免じて、人間は殺さないでやろう」
「ほ、ほんと?」
「さぁ、狐の言うことじゃからのう?」
「いじわるっ!」
真は頬を膨らませ、ぷりぷりと怒る。
だが、彼女は九尾の言葉の中の真を見抜いていた。あの言葉にも偽りは無い、と。
「そう怒るでない。それより、従者の功績を讃えてやらぬか」
九尾は尻尾を振り、鼻先で珀蓮を示した。真は上から目線の物言いにムッとしながらも、彼の言う通りに珀蓮を振り返った。
「珀蓮……ありがとう」
安らかに眠る従者の頭を撫でる。さらりとした髪が指の間をすり抜け、静かに流れ落ちた。
いつも髪を結っている髪紐が無くなっている。服が焦げている為、髪紐も一緒に燃えて無くなったのだろう。
その割に、身体には不自然なほど損傷が無いが。
九尾は真の様子を見届けると、身を翻した。
「さらばじゃ、小さな術師たちよ」
真と珀蓮にはもう用はない。
九尾は別れの挨拶を残し、その場から立ち去ろうとした。
「お待ちください」
「……何じゃ、目が覚めたのか」
「お陰様で」
珀蓮は上体を起こし、弱々しい笑みを浮かべた。まだ本調子ではないようだ。
「珀蓮、あなた大丈夫なの!?」
真は目を覚ました従者の両肩を掴み、激しく揺する。
「はいっ、真様! ご心配っ、頂き、大変っ、恐縮、ですがっ、だ、だ、大丈夫、ですっ! おちゃちゅっ! 落ち、着いてっ、ください!!」
珀蓮は一度噛みながらも、なんとか主人を宥めようとした。あまりにも激しく揺すられる為、脳みそがぐらぐらしてしまう。
従者が再度ぐったりしたところで、真はハッとして揺するのをやめた。彼の目が回り、容態が余計に悪化している。
「わたしったら迂闊!」
「わざとじゃろ? のぅ、わざとじゃろ?」
そんな真に、傍観していた九尾でさえ突っ込みを入れてしまった。
「真様はお元気でいらっしゃるのですね。良いことなのです」
珀蓮はふらふらと頭を揺らしつつ、のほほんとしている。
彼は真に何をされても怒らない。そろそろ感覚が麻痺していると言われても、おかしくはないだろう。
しかしながら、誰の忠告もこの盲目な従者には届かないはずだ。
「やはり人間は馬鹿ばかりなのかの……」
「まさか! 真様は聡明なお方なのです!」
「どこがじゃ」
九尾の発言に、珀蓮はすぐさま反論するが、説得力は皆無だ。
「うむむ、あなたがここまで無礼な方だとは思いませんでした。見損ないましたよ!」
「無礼なのはどっちじゃ!」
珀蓮はよろよろと立ち上がり、九尾は毛を逆立てて牙を剥く。睨み合う二人の雰囲気は最悪だ。
あまりの剣幕に、真は蚊帳の外に放り出されている。
「あのー」
「何ですか、真様に対してのあの態度は! 敬う気持ちが感じられません!」
「何故に儂が小娘なんぞを敬わねばならぬ!?」
「すみませーん」
「小娘!? 真様を小娘呼ばわりとは何事ですか!!」
「小娘を小娘と呼んで何が悪い!」
「おーい……」
「よろしい、ならば決闘です!」
「受けて立つぞ。今度は貴様を八つ裂きにしてやろう!」
「こらああぁ! 無視するな!!」
真をそっちのけで口論する二人に、とうとう堪忍袋の緒が切れた。
少年と妖孤の声は、少女の怒鳴り声にかき消される。二人は一回顔を見合わせ、真を恐る恐る見た。
「ちょっと、そこに直りなさい!」
「はい」
珀蓮と九尾は横に並び、真の前に座らされた。
「珀蓮の癖にわたしを無視するなんて、良い度胸ね?」
「返す言葉も有りません」
「九尾。とりあえず何か腹立った」
「結構いい加減じゃのう」
真は頬を膨らませながら、従者と妖怪を説教し、各々の返答を得る。そして腕を組み、仁王立ちをした。
「二人には罰を与えます!」
真が声高らかに宣言すると、珀蓮は畏まって頭を下げ、九尾は眉間にしわを寄せた。
「なんなりと……」
「儂は従わぬぞ」
「まずは九尾、あなたからよ!」
「お主に耳は付いとらんのか!?」
九尾は抗議の声を上げるが、真は無視。
神凪の巫女は不敵な笑みを見せると、妖狐を指さした。
「あなたは式神になりなさい!」
辺りに沈黙が訪れる。
珀蓮は顔を上げ、口を袖で隠して驚き、九尾は呆気にとられたと云わんばかりの表情を見せた。
当然のことだろう。この少女は、伝説の妖怪を従えさせようとしているのだから。普通の人間なら、そのような思考に辿り着かない筈だ。
九尾はハッと嘲り、真を睨み付けた。
「何を戯けたことを申すのじゃ? 誰が貴様などの式神になるか!」
ここで珀蓮が口を挟もうと目をつり上げたが、真は手をかざしてそれを止めた。
「真、様……?」
珀蓮は驚いて主人を見上げる。
「誰があなたの主人になると言ったの? あなたの主人は……この珀蓮よ」
少女の言葉に、少年も妖怪も、思考を止めてしまった。
「何じゃと?」
九尾から出た言葉は戸惑いだった。
自分にあてがわれた主人は、少女ではなく、昔の知人によく似た少年。彼に仕えろと言われるなど、思ってもみなかった。
「さ、真様! 何故わたしが?」
珀蓮は慌てて主人に問う。何故自分が式神を持つのかと。
「理由は簡単よ。九尾はあなたを認めているの」
「わたしを認めている、ですか?」
「えぇ。じゃなければ、珀蓮に免じて人を殺さないって約束してくれるわけないでしょう?」
「は、はぁ……」
珀蓮は事態が上手く把握出来ないのか、気の抜けた返事をした。
「もう、しっかりして! 式神の主になれる可能性があるのは、珀蓮だけなんだから!」
認めていない相手に従うほど、妖はお人好しではない。
妖は人を認めて、初めて式神になるかどうかを選択するのだ。少なくとも、珀蓮には九尾を式神にできる可能性がある。
「ふん、馬鹿なことを。儂は屈さぬぞ」
九尾は依然として強気な態度だ。真は息をつき、珀蓮の両肩を掴んだ。
「今、九尾にその気が無くても、いずれ人間の脅威になるかもしれない。わたしはそれを防がなきゃいけないの」
「真様……」
九尾を管理することで、人間に脅威が及ばないようにする事が出来る。彼女はそう考えているのだ。
だが、真には管理をする権利すら無い。主人の苦々しい表情に、珀蓮は歯を噛み締めた。
「珀蓮。これは罰、そして命令よ。九尾を式神にしなさい」
「はい、真様……!」
* * *
「九尾さん、わたしの式神になってください!」
「なるか馬鹿者!」
あれから数日。毎日毎日、珀蓮は山に通い、九尾を追いかけ回して交渉を迫っていた。
武力行使は一切無し。ただひたすら、言葉だけで何とかしようとしている。真のために、珀蓮は九尾を追いかけた。
「油揚げがありますよ! いかがですか!?」
珀蓮はどこから出したのか、油揚げの煮付けを箸で摘んでいる。
「狐の全てが油揚げ大好きだと思うではないぞ!」
「えっ、お嫌いなのですか!?」
「好きじゃ馬鹿者!」
このような、くだらない毎日が繰り返される。九尾には、それが懐かしく思えた。
自分が拒否しているのに、少年は近づいてくる。牙を剥こうが何をしようが、飽きもせずに毎日毎日。
彼の目的は違えども、やはりあの青年と重なるのだ。
「えぇい、いい加減にせぬか!」
「いいえ、退けませぬ! 九尾さんが式神になってくださるまで、わたしは……!」
珀蓮は大真面目に言うが、油揚げを摘んだ箸を片手にしている為、非常に滑稽だ。
「うるさいうるさい! それに、儂は九尾という名では……」
妖狐は言い掛けて、口をつぐむ。しまった、と言いたげに顔を歪めた。
ここ数日間で初めて見せた隙。珀蓮は何かに気付いたのか、優しげな笑みを浮かべた。
「あなたにも、名があるのですね?」
「気まぐれじゃ。深い意味は無い」
九尾は妖しく笑い、珀蓮を指さす。
「最初はそやつを食ろうてから、里の人間をなぶり殺してやろうかと思っておったがの」
妖怪のおぞましい発言の中に、偽りは無かった。
今の時代に、あの化け物と渡り合えるような人間は殆ど居ない。
この妖はその気になれば、里の一つや二つなど容易に滅ぼしてしまうだろう。それも、一方的に。
真の背中に冷たい汗が流れた。
「じゃあ、その気が変わることは……?」
「あるかもしれんの」
「なっ!?」
しれっと恐ろしいことを言う九尾に、真は身体を強ばらせた。
狐はそんな真を見て、意地悪な笑みを見せる。
「冗談じゃ。今は、そうじゃの……その珀蓮とやらに免じて、人間は殺さないでやろう」
「ほ、ほんと?」
「さぁ、狐の言うことじゃからのう?」
「いじわるっ!」
真は頬を膨らませ、ぷりぷりと怒る。
だが、彼女は九尾の言葉の中の真を見抜いていた。あの言葉にも偽りは無い、と。
「そう怒るでない。それより、従者の功績を讃えてやらぬか」
九尾は尻尾を振り、鼻先で珀蓮を示した。真は上から目線の物言いにムッとしながらも、彼の言う通りに珀蓮を振り返った。
「珀蓮……ありがとう」
安らかに眠る従者の頭を撫でる。さらりとした髪が指の間をすり抜け、静かに流れ落ちた。
いつも髪を結っている髪紐が無くなっている。服が焦げている為、髪紐も一緒に燃えて無くなったのだろう。
その割に、身体には不自然なほど損傷が無いが。
九尾は真の様子を見届けると、身を翻した。
「さらばじゃ、小さな術師たちよ」
真と珀蓮にはもう用はない。
九尾は別れの挨拶を残し、その場から立ち去ろうとした。
「お待ちください」
「……何じゃ、目が覚めたのか」
「お陰様で」
珀蓮は上体を起こし、弱々しい笑みを浮かべた。まだ本調子ではないようだ。
「珀蓮、あなた大丈夫なの!?」
真は目を覚ました従者の両肩を掴み、激しく揺する。
「はいっ、真様! ご心配っ、頂き、大変っ、恐縮、ですがっ、だ、だ、大丈夫、ですっ! おちゃちゅっ! 落ち、着いてっ、ください!!」
珀蓮は一度噛みながらも、なんとか主人を宥めようとした。あまりにも激しく揺すられる為、脳みそがぐらぐらしてしまう。
従者が再度ぐったりしたところで、真はハッとして揺するのをやめた。彼の目が回り、容態が余計に悪化している。
「わたしったら迂闊!」
「わざとじゃろ? のぅ、わざとじゃろ?」
そんな真に、傍観していた九尾でさえ突っ込みを入れてしまった。
「真様はお元気でいらっしゃるのですね。良いことなのです」
珀蓮はふらふらと頭を揺らしつつ、のほほんとしている。
彼は真に何をされても怒らない。そろそろ感覚が麻痺していると言われても、おかしくはないだろう。
しかしながら、誰の忠告もこの盲目な従者には届かないはずだ。
「やはり人間は馬鹿ばかりなのかの……」
「まさか! 真様は聡明なお方なのです!」
「どこがじゃ」
九尾の発言に、珀蓮はすぐさま反論するが、説得力は皆無だ。
「うむむ、あなたがここまで無礼な方だとは思いませんでした。見損ないましたよ!」
「無礼なのはどっちじゃ!」
珀蓮はよろよろと立ち上がり、九尾は毛を逆立てて牙を剥く。睨み合う二人の雰囲気は最悪だ。
あまりの剣幕に、真は蚊帳の外に放り出されている。
「あのー」
「何ですか、真様に対してのあの態度は! 敬う気持ちが感じられません!」
「何故に儂が小娘なんぞを敬わねばならぬ!?」
「すみませーん」
「小娘!? 真様を小娘呼ばわりとは何事ですか!!」
「小娘を小娘と呼んで何が悪い!」
「おーい……」
「よろしい、ならば決闘です!」
「受けて立つぞ。今度は貴様を八つ裂きにしてやろう!」
「こらああぁ! 無視するな!!」
真をそっちのけで口論する二人に、とうとう堪忍袋の緒が切れた。
少年と妖孤の声は、少女の怒鳴り声にかき消される。二人は一回顔を見合わせ、真を恐る恐る見た。
「ちょっと、そこに直りなさい!」
「はい」
珀蓮と九尾は横に並び、真の前に座らされた。
「珀蓮の癖にわたしを無視するなんて、良い度胸ね?」
「返す言葉も有りません」
「九尾。とりあえず何か腹立った」
「結構いい加減じゃのう」
真は頬を膨らませながら、従者と妖怪を説教し、各々の返答を得る。そして腕を組み、仁王立ちをした。
「二人には罰を与えます!」
真が声高らかに宣言すると、珀蓮は畏まって頭を下げ、九尾は眉間にしわを寄せた。
「なんなりと……」
「儂は従わぬぞ」
「まずは九尾、あなたからよ!」
「お主に耳は付いとらんのか!?」
九尾は抗議の声を上げるが、真は無視。
神凪の巫女は不敵な笑みを見せると、妖狐を指さした。
「あなたは式神になりなさい!」
辺りに沈黙が訪れる。
珀蓮は顔を上げ、口を袖で隠して驚き、九尾は呆気にとられたと云わんばかりの表情を見せた。
当然のことだろう。この少女は、伝説の妖怪を従えさせようとしているのだから。普通の人間なら、そのような思考に辿り着かない筈だ。
九尾はハッと嘲り、真を睨み付けた。
「何を戯けたことを申すのじゃ? 誰が貴様などの式神になるか!」
ここで珀蓮が口を挟もうと目をつり上げたが、真は手をかざしてそれを止めた。
「真、様……?」
珀蓮は驚いて主人を見上げる。
「誰があなたの主人になると言ったの? あなたの主人は……この珀蓮よ」
少女の言葉に、少年も妖怪も、思考を止めてしまった。
「何じゃと?」
九尾から出た言葉は戸惑いだった。
自分にあてがわれた主人は、少女ではなく、昔の知人によく似た少年。彼に仕えろと言われるなど、思ってもみなかった。
「さ、真様! 何故わたしが?」
珀蓮は慌てて主人に問う。何故自分が式神を持つのかと。
「理由は簡単よ。九尾はあなたを認めているの」
「わたしを認めている、ですか?」
「えぇ。じゃなければ、珀蓮に免じて人を殺さないって約束してくれるわけないでしょう?」
「は、はぁ……」
珀蓮は事態が上手く把握出来ないのか、気の抜けた返事をした。
「もう、しっかりして! 式神の主になれる可能性があるのは、珀蓮だけなんだから!」
認めていない相手に従うほど、妖はお人好しではない。
妖は人を認めて、初めて式神になるかどうかを選択するのだ。少なくとも、珀蓮には九尾を式神にできる可能性がある。
「ふん、馬鹿なことを。儂は屈さぬぞ」
九尾は依然として強気な態度だ。真は息をつき、珀蓮の両肩を掴んだ。
「今、九尾にその気が無くても、いずれ人間の脅威になるかもしれない。わたしはそれを防がなきゃいけないの」
「真様……」
九尾を管理することで、人間に脅威が及ばないようにする事が出来る。彼女はそう考えているのだ。
だが、真には管理をする権利すら無い。主人の苦々しい表情に、珀蓮は歯を噛み締めた。
「珀蓮。これは罰、そして命令よ。九尾を式神にしなさい」
「はい、真様……!」
* * *
「九尾さん、わたしの式神になってください!」
「なるか馬鹿者!」
あれから数日。毎日毎日、珀蓮は山に通い、九尾を追いかけ回して交渉を迫っていた。
武力行使は一切無し。ただひたすら、言葉だけで何とかしようとしている。真のために、珀蓮は九尾を追いかけた。
「油揚げがありますよ! いかがですか!?」
珀蓮はどこから出したのか、油揚げの煮付けを箸で摘んでいる。
「狐の全てが油揚げ大好きだと思うではないぞ!」
「えっ、お嫌いなのですか!?」
「好きじゃ馬鹿者!」
このような、くだらない毎日が繰り返される。九尾には、それが懐かしく思えた。
自分が拒否しているのに、少年は近づいてくる。牙を剥こうが何をしようが、飽きもせずに毎日毎日。
彼の目的は違えども、やはりあの青年と重なるのだ。
「えぇい、いい加減にせぬか!」
「いいえ、退けませぬ! 九尾さんが式神になってくださるまで、わたしは……!」
珀蓮は大真面目に言うが、油揚げを摘んだ箸を片手にしている為、非常に滑稽だ。
「うるさいうるさい! それに、儂は九尾という名では……」
妖狐は言い掛けて、口をつぐむ。しまった、と言いたげに顔を歪めた。
ここ数日間で初めて見せた隙。珀蓮は何かに気付いたのか、優しげな笑みを浮かべた。
「あなたにも、名があるのですね?」
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる