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第二章 巫女さんになった私ですが
2-1 それは素晴らしい目覚めだった
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「ん、んー」
柔らかい陽射しが目蓋を刺激し、私はゆっくりと起き上がった。
目を開けると、天井の顔っぽい染み、襖、障子、畳。古っぽくて味のある和室。
「和だ……」
ここがひょんなことでお世話になることになった、私の新しい住み家。大きな神社の裏側に佇むお屋敷だ。
前も古びた木造の家には住んでいたものの、あそこは単にボロボロだった。あと家鳴りがすごかった。
でも家賃は五万円。ふざけろ、二万代でもおかしくない。
敷金礼金審査等もろもろナシで、私みたいな子供が借りられるのはそのような所しかなかった。でも、相場より高いものは高いのだ。今思えば何か胡散臭いな。
「んー! 魔王覇流拳!」
私は両手を天に上げて大きく伸びをすると、借りた寝間着の襟を整えて布団から出た。
さらさらでふかふかで物凄く心地のよい布団、さよなら。私は起きるよ。
布団の感触を惜しみつつ、丁寧に畳んでから部屋を出た。
***
「おはよー」
「のー、千真か! お早う!」
良い匂いのする台所をチラリと覗くと、割烹着姿の狐珱君が鍋の前に立っていた。
小さな体に割烹着。小学校の給食当番みたい。
「え、狐珱君が朝ご飯作るんだ」
「何じゃ、そんなに意外か?」
「うん」
「即答か!」
狐珱君の頭に生えている三角がピンッと上に真っ直ぐ伸びた。何だアレ。
「いやぁ、てっきり珀弥君がやってるもんだと」
「なるほどのう」
狐珱君は納得したように頷いた。
「あやつは朝に弱い。故に儂がわざわざ朝餉をこしらえてやっとるのじゃ!」
そういえば朝遅いって言ってたなぁ、珀弥君。夜更かしでもしてるのかしら。
「へぇ、偉いねぇ」
「子供扱いするでないっ!」
感心して狐珱君の頭をポンポンと軽く撫でると、彼は不服そうに頬を膨らませた。うーん、子供扱いするなって言われてもねぇ。
「ごめんごめん、何か手伝うから許して?」
「むぅ。じゃあそろそろ朝餉が出来るからの、珀弥を起こしてくれぬか?」
「うん、わかった」
私は頷き、台所を後にした。
*
何で『珀弥さん』から『珀弥君』になっているのかって? それは——。
『お主ら、同い年のくせに何故敬語を使うのじゃ?』
という狐珱君の一言から始まった。
『あー……お客さんには礼儀を、という訳で敬語を使ってたんけど……』
『私もお世話になる手前、礼儀は必要かと思い』
私と珀弥君は顔を見合わせた。
『仲良いの、お主ら。もう敬語は不要ではないか?』
『うーん。一緒に暮らすことになるのに、敬語はよそよそしいよね』
珀弥君は狐珱君の指摘に対し、のほほんとした様子で頷く。
『それじゃあ、これからはタメ口でいこうか、珀弥君』
『うん、よろしくね、千真君』
『何で君なの!!』
——というわけである。
おっと。回想しているうちに、彼の部屋の前に到着したようだ。
「珀弥君、もうすぐ朝ご飯できるって」
声をかけてみるが……反応なし。
「珀弥くーん?」
……反応なし。
「珀弥君、入るよ」
一言断り、そっと襖を開ける。
その先には、寝顔は絶対見せないとばかりに枕を抱え、うつぶせに寝ている珀弥君がいらっしゃった。
「ガードかてぇなオイ」
流石の私も思わず口に出して突っ込んでしまった。
いかんいかん、この見事な鉄壁を崩すのが私の仕事だ。さっさと起こさないと。
「珀弥君、朝だよー」
とりあえず耳元でそっと呟いてみた。
「んん……」
珀弥君は瞬時に掛け布団を頭まで持ち上げ、すっぽりと布団に潜り込んでしまった。は、速い……!
私は布団を剥ぎ取ろうとしたが、全然剥げない。細いのに力は強いのね。
「ちょっと! 起きることに対して拒絶反応起こしすぎだよ! 観念しなよ!」
「い、いやだぁ……ここから出たら溶ける……溶ける……」
「引きこもりか!!」
布団の中から、呻き声に近い声が聞こえてきた。
私は諦めずに布団を引っ張るが、動かない。あ、何かはみ出てる。枕かな?
「あと五分……勘弁してください」
「そう言って十分、二十分、一時間って延びるの!」
私は布団から少しはみ出た枕を抜き取った。
「いやああぁ……じぇに……ジェニファー……!」
「ジェニファー? これジェニファーっていうの?」
珀弥君が布団の中でじたばたするのがわかった。
よく見たら、枕にはニヒルな笑みを浮かべたペンギンの模様が入っていた。ムカつく顔をしている。
「ジェニ……ジェニ……フ……うっうっ」
呻き声はだんだん小さくなり、寝息に変わった。
「あれ、珀弥君……?」
布団を持ち上げてみると、引きこもり君の姿が露になった。彼は拳を握り、辛そうな表情を浮かべている。
何だか可哀想だ。そっと枕を返してあげると、彼の寝顔は穏やかなものになった。
「……可愛い」
これが同い年の男の子なのか。やけに大人びた雰囲気を醸し出していた、あの彼なのか。信じられないくらい子供っぽい。意外な所のギャップ。ほんのちょっとだけ、観察し——。
「珀弥ァ! 起きろ馬鹿者め!!」
突如、狐珱君が部屋に飛び込んできて、珀弥君にドロップキックをお見舞いした。と思いきや……。
「甘い」
「ぬおおおおお!!」
珀弥君は狐珱君の蹴りを受け流し、更に背負い投げした。狐珱君は受け身を取る間もなく、床に叩きつけられる。
「ふぅ……」
珀弥君は息をつくと、再び布団に潜り込んだ。
「結局寝るんかい! 私も寝る!!」
私も珀弥君に続いて布団に潜り込む。
「早よう起きぬかァ!!」
静かな部屋に、狐珱君の怒声が虚しく響き渡ったのだった。
* * * * * * * *
「うーん……」
何だか、いつもより布団が狭く感じる。というか、体が動かない。金縛り?
——すー……すー……——
耳を澄ますと、小さな寝息が近くから聞こえる。僕以外に、この部屋で誰か寝ているのか?
とりあえず、この金縛りを何とかしないと……。
「あれ?」
腕に力を入れると、すんなり動いた。
そこで、柔らかくて温もりのある異物が、体に抱き付いていることに気付く。これは金縛りじゃない。
「おやおや」
腕を一本自由にして布団を捲る。すると、そこには艶々な長い黒髪をもつ女の子が。彼女は小さな体を僕に密着させている。
脚まで絡ませて、僕を抱き枕か何かと勘違いしているのだろうか。思わず、苦い笑みをこぼしてしまう。
可愛い子に抱き付かれて、悪い気になる男はあまりいないだろう。もちろん、僕に下心は無い。
だが、シチュエーション的にまずい。何か犯罪をしているような気分になる。
「千真さん。嫁入り前の女の子が何してるの? 駄目だよー」
「……いーのぉ……」
肩を弱く揺すってみる。千真はまだ寝ぼけているのか、舌足らずな返答が来た。
言っちゃ悪いが、小柄で童顔な彼女はペラペラ喋るより、舌足らずな方がしっくりくる。
「いやいや、よくないよ」
「えー、ちしゃなは……はくらのおよめさんになるけど……**のことも——」
「っ!」
息が詰まった。鼓動が急に早くなる。舌足らずな口調で、君は何を言っている?
手が震えだした。何故、今の君がそんなことを言える? 自分にまとわりつく少女から、目が離せない。
だって君は——。
「いつだってわかるよ。またね……珀弥」
彼女は僕に向かってあどけない笑みを見せると、力が抜けたようにがくりと首を降ろした。
「ちさ……っ!」
「どうしたの、珀弥君?」
声を上げそうになった途端、『千真さん』は起き上がり、首を傾げた。先ほどまでの様子とは違う。今の千真。
「何でもないよ」
僕は平静を装い、顔に笑みを貼りつけた。
「そう? 顔色が悪い気がしたけど……あ、元々か!」
「失敬な」
「ごめん、悪気は無いよ」
千真は無邪気な笑みを見せた。
こんなのを見せられると、怒る気も無くなる。最初から怒ってはいないけれど。
「まったく……。それよりも、嫁入り前の女の子がこんな状態ってどうなの?」
「珀弥君は抱き枕扱いだから大丈夫」
「人扱いして?」
彼女は相変わらず、掴めない性格だ。
柔らかい陽射しが目蓋を刺激し、私はゆっくりと起き上がった。
目を開けると、天井の顔っぽい染み、襖、障子、畳。古っぽくて味のある和室。
「和だ……」
ここがひょんなことでお世話になることになった、私の新しい住み家。大きな神社の裏側に佇むお屋敷だ。
前も古びた木造の家には住んでいたものの、あそこは単にボロボロだった。あと家鳴りがすごかった。
でも家賃は五万円。ふざけろ、二万代でもおかしくない。
敷金礼金審査等もろもろナシで、私みたいな子供が借りられるのはそのような所しかなかった。でも、相場より高いものは高いのだ。今思えば何か胡散臭いな。
「んー! 魔王覇流拳!」
私は両手を天に上げて大きく伸びをすると、借りた寝間着の襟を整えて布団から出た。
さらさらでふかふかで物凄く心地のよい布団、さよなら。私は起きるよ。
布団の感触を惜しみつつ、丁寧に畳んでから部屋を出た。
***
「おはよー」
「のー、千真か! お早う!」
良い匂いのする台所をチラリと覗くと、割烹着姿の狐珱君が鍋の前に立っていた。
小さな体に割烹着。小学校の給食当番みたい。
「え、狐珱君が朝ご飯作るんだ」
「何じゃ、そんなに意外か?」
「うん」
「即答か!」
狐珱君の頭に生えている三角がピンッと上に真っ直ぐ伸びた。何だアレ。
「いやぁ、てっきり珀弥君がやってるもんだと」
「なるほどのう」
狐珱君は納得したように頷いた。
「あやつは朝に弱い。故に儂がわざわざ朝餉をこしらえてやっとるのじゃ!」
そういえば朝遅いって言ってたなぁ、珀弥君。夜更かしでもしてるのかしら。
「へぇ、偉いねぇ」
「子供扱いするでないっ!」
感心して狐珱君の頭をポンポンと軽く撫でると、彼は不服そうに頬を膨らませた。うーん、子供扱いするなって言われてもねぇ。
「ごめんごめん、何か手伝うから許して?」
「むぅ。じゃあそろそろ朝餉が出来るからの、珀弥を起こしてくれぬか?」
「うん、わかった」
私は頷き、台所を後にした。
*
何で『珀弥さん』から『珀弥君』になっているのかって? それは——。
『お主ら、同い年のくせに何故敬語を使うのじゃ?』
という狐珱君の一言から始まった。
『あー……お客さんには礼儀を、という訳で敬語を使ってたんけど……』
『私もお世話になる手前、礼儀は必要かと思い』
私と珀弥君は顔を見合わせた。
『仲良いの、お主ら。もう敬語は不要ではないか?』
『うーん。一緒に暮らすことになるのに、敬語はよそよそしいよね』
珀弥君は狐珱君の指摘に対し、のほほんとした様子で頷く。
『それじゃあ、これからはタメ口でいこうか、珀弥君』
『うん、よろしくね、千真君』
『何で君なの!!』
——というわけである。
おっと。回想しているうちに、彼の部屋の前に到着したようだ。
「珀弥君、もうすぐ朝ご飯できるって」
声をかけてみるが……反応なし。
「珀弥くーん?」
……反応なし。
「珀弥君、入るよ」
一言断り、そっと襖を開ける。
その先には、寝顔は絶対見せないとばかりに枕を抱え、うつぶせに寝ている珀弥君がいらっしゃった。
「ガードかてぇなオイ」
流石の私も思わず口に出して突っ込んでしまった。
いかんいかん、この見事な鉄壁を崩すのが私の仕事だ。さっさと起こさないと。
「珀弥君、朝だよー」
とりあえず耳元でそっと呟いてみた。
「んん……」
珀弥君は瞬時に掛け布団を頭まで持ち上げ、すっぽりと布団に潜り込んでしまった。は、速い……!
私は布団を剥ぎ取ろうとしたが、全然剥げない。細いのに力は強いのね。
「ちょっと! 起きることに対して拒絶反応起こしすぎだよ! 観念しなよ!」
「い、いやだぁ……ここから出たら溶ける……溶ける……」
「引きこもりか!!」
布団の中から、呻き声に近い声が聞こえてきた。
私は諦めずに布団を引っ張るが、動かない。あ、何かはみ出てる。枕かな?
「あと五分……勘弁してください」
「そう言って十分、二十分、一時間って延びるの!」
私は布団から少しはみ出た枕を抜き取った。
「いやああぁ……じぇに……ジェニファー……!」
「ジェニファー? これジェニファーっていうの?」
珀弥君が布団の中でじたばたするのがわかった。
よく見たら、枕にはニヒルな笑みを浮かべたペンギンの模様が入っていた。ムカつく顔をしている。
「ジェニ……ジェニ……フ……うっうっ」
呻き声はだんだん小さくなり、寝息に変わった。
「あれ、珀弥君……?」
布団を持ち上げてみると、引きこもり君の姿が露になった。彼は拳を握り、辛そうな表情を浮かべている。
何だか可哀想だ。そっと枕を返してあげると、彼の寝顔は穏やかなものになった。
「……可愛い」
これが同い年の男の子なのか。やけに大人びた雰囲気を醸し出していた、あの彼なのか。信じられないくらい子供っぽい。意外な所のギャップ。ほんのちょっとだけ、観察し——。
「珀弥ァ! 起きろ馬鹿者め!!」
突如、狐珱君が部屋に飛び込んできて、珀弥君にドロップキックをお見舞いした。と思いきや……。
「甘い」
「ぬおおおおお!!」
珀弥君は狐珱君の蹴りを受け流し、更に背負い投げした。狐珱君は受け身を取る間もなく、床に叩きつけられる。
「ふぅ……」
珀弥君は息をつくと、再び布団に潜り込んだ。
「結局寝るんかい! 私も寝る!!」
私も珀弥君に続いて布団に潜り込む。
「早よう起きぬかァ!!」
静かな部屋に、狐珱君の怒声が虚しく響き渡ったのだった。
* * * * * * * *
「うーん……」
何だか、いつもより布団が狭く感じる。というか、体が動かない。金縛り?
——すー……すー……——
耳を澄ますと、小さな寝息が近くから聞こえる。僕以外に、この部屋で誰か寝ているのか?
とりあえず、この金縛りを何とかしないと……。
「あれ?」
腕に力を入れると、すんなり動いた。
そこで、柔らかくて温もりのある異物が、体に抱き付いていることに気付く。これは金縛りじゃない。
「おやおや」
腕を一本自由にして布団を捲る。すると、そこには艶々な長い黒髪をもつ女の子が。彼女は小さな体を僕に密着させている。
脚まで絡ませて、僕を抱き枕か何かと勘違いしているのだろうか。思わず、苦い笑みをこぼしてしまう。
可愛い子に抱き付かれて、悪い気になる男はあまりいないだろう。もちろん、僕に下心は無い。
だが、シチュエーション的にまずい。何か犯罪をしているような気分になる。
「千真さん。嫁入り前の女の子が何してるの? 駄目だよー」
「……いーのぉ……」
肩を弱く揺すってみる。千真はまだ寝ぼけているのか、舌足らずな返答が来た。
言っちゃ悪いが、小柄で童顔な彼女はペラペラ喋るより、舌足らずな方がしっくりくる。
「いやいや、よくないよ」
「えー、ちしゃなは……はくらのおよめさんになるけど……**のことも——」
「っ!」
息が詰まった。鼓動が急に早くなる。舌足らずな口調で、君は何を言っている?
手が震えだした。何故、今の君がそんなことを言える? 自分にまとわりつく少女から、目が離せない。
だって君は——。
「いつだってわかるよ。またね……珀弥」
彼女は僕に向かってあどけない笑みを見せると、力が抜けたようにがくりと首を降ろした。
「ちさ……っ!」
「どうしたの、珀弥君?」
声を上げそうになった途端、『千真さん』は起き上がり、首を傾げた。先ほどまでの様子とは違う。今の千真。
「何でもないよ」
僕は平静を装い、顔に笑みを貼りつけた。
「そう? 顔色が悪い気がしたけど……あ、元々か!」
「失敬な」
「ごめん、悪気は無いよ」
千真は無邪気な笑みを見せた。
こんなのを見せられると、怒る気も無くなる。最初から怒ってはいないけれど。
「まったく……。それよりも、嫁入り前の女の子がこんな状態ってどうなの?」
「珀弥君は抱き枕扱いだから大丈夫」
「人扱いして?」
彼女は相変わらず、掴めない性格だ。
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