ミステリーな共同生活

最初で最後の共同生活

茜と麻衣

俺は早速監視カメラの部屋に向かった。
勿論俺しか知らない。俺は夕食後の所から見始めた。俺[これでどっちが嘘をついているのか見つけてやる！]そう思いながら見ていると皆が動き出した。麻衣と茜は食器を洗いに行き、岸と赤井は
外に出ていった。(今の所皆言ってた事と一緒だな。)茜と麻衣が食器を洗い終えて
暫くすると赤井と岸が帰ってきた。(そろそろ俺が風呂から部屋に戻るな。)そう思ってると本当に出てきた。(そろそろ、襲撃されるシーンだぞ､､､)俺はドクドクと激しい鼓動が鳴ってきて、緊張しながら
見ていると、俺がいた部屋の電気が消えたのだ。俺[え？あの時って視界じゃなくて部屋が暗くなったのか？]すると次の瞬間俺は背後から何者かに殴られた。そして画面の中の俺は、倒れていた。俺[おいおい、肝心の犯人の顔が見えねーじゃねぇか！]こいつ、運が良い奴だ。部屋を暗くしたまま出ていきやがったせいで
顔が全く見えなかった。俺[これじゃただ俺がやられた所を見せられただけじゃねーか。]だが俺は急いで4人の部屋を
確認した。が、最悪な事に全員バラバラに行動していたせいで誰がやったか
更に分からなくなった。(もう勘弁してくれよ､､､)心の底からそう思った。それから時間を飛ばして就寝時間までの所で止めた。(さぁ、どっちが嘘をついている。)するとなんと二人は別々で寝ていたのだ。俺[おいマジか。麻衣が嘘を。]
事実を知った俺は急いで麻衣の部屋に
向かい、俺[おい麻衣！お前、嘘をつきやがったな！]麻衣[え？なんの事？]麻衣は
困惑していたが、俺は困惑と興奮が混ざった感情になっていた。俺[麻衣は昨日、茜と寝たと言っていたが、本当は1人だったんじゃあねのか？]麻衣[､､､]麻衣は
黙ってしまった。しばらく沈黙が続き、
麻衣[ごめん、私、嘘ついてた､､､]と
泣きながら言ってきた。俺[え？なんか､､､ごめん。]麻衣が突然泣き出してしまったため、少し焦ったが、俺[なんで嘘をついたんだ？]と聞くと、麻衣[私、一人ぼっちが恥ずかしくて、それで、茜と寝たって言ったの。]俺は唖然とした。
[え？それだけの理由で嘘ついたの？]と思い、半分呆れていた。俺[そ、そうか。分かったよ。もういいよ。]と言いながら俺は麻衣の部屋を去った。(とりあえず二人に関してあんまり関係なさそうだな。)
俺は安心を､､､していなかった。当たり前だ。だってまだ犯人が分かってないからな。(この二人は置いといて、次は赤井と岸だな。あの二人は別に矛盾してなかったしな。)と思ったが、一つだけ気になる事がある。(そういえば赤井の朝の手の跡は何だったんだ？)赤井と岸は一緒に
家の前でキャッチボールしてたって
言ってたけど、それだけで跡がつくか？
赤井も調べてみるか。