7 / 10
6.カフェ編2(ぱうお・愛兎)
6.カフェ編2(ぱうお・愛兎)
しおりを挟む
「うぅ……また来てしまった……」
それからしばらくして、進一郎は簡易カフェ「11CC」を訪ねていた。
水を飲むとまたトイレに苦慮することはわかっているが、喉の渇きは耐えがたい。
そろそろ臨海学校の昼の時間も終わりだから、それまではガマンできるだろうとの読みもあった。
しかし、そう考えているのは彼だけではないのか――。
「喉が渇きましたぁ」
何やら聞き覚えのある声が響いてきた。
「いらっしゃいナノダ。でも、飲んでもいいノダ?」
また、聞き覚えのある声。
振り返ると、会話を交わしていたのはShe-Xxxy'sのメンバーである花菱愛兎と、この店の店員であるぱうお。
どうも愛兎がお客として、この店にやってきたようだ。
「何だか知らないけど、蒼生も柊も飲んじゃダメだって言ってたノダ。よくわからないけど、ぼくもずっと飲んでないノダ」
ぱうおの言葉に、しかし愛兎はにっこりと返す。
「大丈夫ですよぉ」
そんなこんなで愛兎は大ジョッキのドリンクを、その小さな身体のどこに収まるのかという勢いで飲み干していった。
「愛兎クン……大丈夫かな……?」
そんな様子を、進一郎はコーラをちびちびと飲みつつ盗み見ていたが――。
「ほぉらぁ、ぱうちゃんもどうぞぉ」
ぱうおも喉が渇いているらしいと察してか、愛兎は自分の注文したドリンクをぱうおにも勧める。
「う~ん、飲みたいのは山々だけど、飲むなって言われているノダ」
「大丈夫ですよぉ」
グラスを差し出され、ぱうおは手にしたそれをしばし眺めていたが、すぐにそれを口にした。
「うん、美味いゾ!」
ご満悦であっという間にグラスを飲み干し、しかしすぐに両手で股間を抑え出す。
「えぇと……それはいいけど、さっきからトイレに行きたかったのが、ターボがかかってきたのだヨ?」
いつも呑気なぱうおだが、さすがに少々、顔色が青い。
「何故だか、オシッコしちゃいけないって言われているのだヨ? オシッコ、いつもならその辺でするのに……」
そう、この野生児、普段であれば野外のどこででも放尿していた。
しかしさすがに、柊一と蒼生に、それを固く禁じられているようだ。
「あはぁ、愛兎もお小水がしたいですけどぉ」
「でもここは、トイレもないのだヨ?」
ぱうおの言葉に、愛兎は呑気な顔で、頷いた。
「はい。でも、心配ないってこのお兄さんが……」
見れば、どうもさっきからずっと愛兎の後ろにくっついていたらしい青年が、前へと進み出てきた。
「ふふふ……そうだよ愛兎きゅん……お兄さんが全部、飲み干してあげるからね……♥」
「ほへ?」
いきなりの展開に、頭にクエスチョンマークを浮かべるぱうお。
だが、そんな彼の前で、その青年は――。
「……さ、そろそろ出るよね、愛兎きゅん?」
鼻息荒く、物欲しげな目で、青年は愛兎へと迫る。
「そうですねえ、じゃあ、お願いしますね」
ふと立ち上がる愛兎の前に、青年は跪いた。
――え? えぇ……ッ!?
何が起ころうとしているのか分からず、戸惑う進一郎の目の前で、愛兎はスカートの前を持ち上げた。
幼い性器を覆う、女児用の下着が露わになる。
だが愛兎はそれに留まらず、スカートの裾を口にくわえて手を自由にすると、ぱんつをするすると膝まで降ろしてしまった。
ぷるんッ。
小さなペニスが、下着の中から転がり出す。
「おおぅッ♥」
奇声を発し、青年はその皮つき一口サイズのウィンナを、根本から頬張った。
「あんッ♥ そ……それじゃ……出しますよぉ……」
愛兎が鼻にかかった、甘えるような声を出したと同時。
しゃあああああああああ……。
店内に微かな、秘めやかな音が響き渡った。
それはもちろん、少年のペニスを貪る青年の口腔内から発せられているものだ。
「んぅ……んふ、んくぅ……んくく……ッ」
青年の鼻からも、くぐもった吐息が溢れる。
と同時、その喉からは、勢いよく液体を飲み下す音が聞こえてくる。
「あぁ……あはぁ、いっぱい……出ちゃいますぅぅ……♥」
愛兎の唇からは恍惚とした、気持ちよさげな吐息があふれ出した。
「んん……ッ、んく……んくく……ッ」
青年は目を白黒させながら、口腔内を満たす少年の尿を飲み下していく。
「あふぅぅ……あはぁ、気持ち……いいですぅ……♥」
夢見心地で、なおも青年の口の中へと放尿を続ける愛兎。
「零さないでくださいねぇ……もう少しですぅ、もう少しで……お小水、終わりますぅ♥」
青年は鼻息を荒らげつつ、喉を鳴らしていたが――。
ようやく愛兎の排泄が終わり、ほっとした表情になった。
口の中のものを飲み干すと、少年のおちんちんを口から解放する。
にゅるんッ。
唾液でてらてらとしたペニスが口から飛び出した。
「ふぅぅッ」
使命を果たし終え、青年は大きな息を吐く。
「どうもありがとうございましたぁ」
そんな相手へと、愛兎は邪気のない笑顔で感謝の言葉をかけた。
「う……うぅ……っ、も……もう出そう……ナノダ……っ」
――と、ぱうおが割り込んできた。
「ごめんごめん、ぱうおきゅんのももらうよ、でも、もうちょっとだけ待って……」
さすがに青年も、これ以上はすぐに入らないようだが……。
「あはぁ、それじゃあぱうちゃんは、こっちにしてください」
と、愛兎がジョッキを差し出してきた。
それは冷凍庫から出された、全体を霜が覆い、そして中にはロックアイスがぎっしりとつまったもの。
「い……いいの……か……?」
さすがに怪訝そうな顔になるぱうおだが、愛兎は無邪気に頷く。
「そ……それじゃ……行く……ノダ」
ガマンの限界に差しかかっていたぱうおはエプロンの前を大きくまくり上げる。
と、健康そうな褐色の肉茎が、ぽろんと飛び出した。
「おぉ……ッッ♥」
青年が歓声を上げてにじり寄ってくるのにも構わず、ぱうおは愛兎の差し出したジョッキへと、その先端を差し入れる。
「ひゃうッ!? お……おちんちんが冷たいノダ!」
と、先端が氷塊に触れ、ぱうおは声を裏返らせた。
「あ……こ……零さないように……ね……」
青年が進み出て、愛兎の手からジョッキを受け取り、慎重に慎重に捧げ持ったそれを、ぱうおのペニスの下へとやった。
「よし、ぱうお、お兄さんにあげるおしっこ、いっぱいいっぱいするヨ……!!」
ぱうおが叫ぶや、その愛らしい茎の先端から、一条の水流が迸った。
白い冷気の中へと黄金水が注がれ、もうもうと水蒸気が立ち込める。
霜で曇っていたジョッキは透明度を増し、中で氷がレモン色の水流に掻き回され、くるくると動いているのがはっきりとわかった。
「あぁ……ぱうおきゅん、あったかい……ぱうおきゅんのおしっこのあったかさ、俺の手にまでつたわってくるよ……♥」
青年もまた、恍惚とした声を上げる。
「あぁ……気持ち……いいノダぁぁ……♥」
放尿を続けるぱうおの声もまた、鼻にかかった甘えたものになった。
その間にもジョッキ内の尿量は増え、氷は音を立てながら溶けていく。
その小さな身体のどこにと思うほどに、ぱうおは多量の排尿を続けていたが――やがて、それにも終わりが来た。
ちょろろッ。
ひと滴が先端から滴り落ち、ようやく9歳の少年の膀胱が空っぽになる。
と同時に、ジョッキの中はレモンイエローの尿で満ちた。
「はあぁぁ……♥」
ぱうおが幸福そうなため息を吐いた、その時。
――また違反者です!
さくらの声が響いた。
――4年C組・花菱愛兎クン(10)とぱうおクン(9)がこともあろうにカフェ店内で放尿してしまいました!
ま……まただ……!
進一郎は立ち上がり、またも客船へと向かった。
「ちょっとちょっと、キャップ!!」
進一郎に声をかけられ、さくらは面倒そうに答えた。
「あぁもう、何だっての? フツーに考えて店内で放尿するなんて非常識だって、あんたにだって分かるでしょ?」
進一郎は臆せずに言い返す。
「で……でも、そおそもトイレ禁止ってルール自体がおかしいわけで……」
だが、さくらはまたも“旅のしおり”を振りかざす。
「ちゃんと読んでご覧なさい。3301pの規定に反してるわ!」
が、それにさらに進一郎が返そうとした、その時。
「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉ~~~~~っっっっっ!!!!!」」」」」
客船内を喧噪が覆った。
観ればスクリーンには少年たちではなく、例の青年の姿が映し出されていた。
それもジョッキに注がれたぱうおの尿をごきゅごきゅと、喉仏もたくましく飲み干して行く様のアップが――。
観客たちもさすがに退くわ……といったニュアンスのどよめきと共に、その映像を見守っていた。
「う……うっわー……」
進一郎も半ば呆れつつ、その光景を眺めていたが――。
さくらは何ごともなかったように、口を開いた。
「――さて、多くの違反者を出しましたが……そろそろ今日の予定も終了の時間です」
確かに、もう日は暮れつつあり、旅館への撤収の時間だ。
そして明日になれば船で東京へ向かい、臨海学校は終了、というのがスケジュールになっている。
「――というわけで、そろそろ臨海学校の“修了式”です。それまでの時間をみなさん、やり残したことのないよう、存分にお楽しみになってください」
さくらの言葉に、進一郎は安堵のため息をもらす。
――やれやれ、これで一安心だ……。
しかしそう思った直後、ふと気づく。
……といっても、これで全員、違反者として処罰を受けることになるのかな?
指折り数え、まだ柚一と洩斗、そそおがルール違反を犯したとの方がなかったことに気づく。
――みんな……大丈夫なんだろうか?
柚一がトイレに行かずに済んでいるのは不思議ではない。
しかし洩斗やそそおおは今までずっとトイレに行かず、平気だったんだろうか……?
それからしばらくして、進一郎は簡易カフェ「11CC」を訪ねていた。
水を飲むとまたトイレに苦慮することはわかっているが、喉の渇きは耐えがたい。
そろそろ臨海学校の昼の時間も終わりだから、それまではガマンできるだろうとの読みもあった。
しかし、そう考えているのは彼だけではないのか――。
「喉が渇きましたぁ」
何やら聞き覚えのある声が響いてきた。
「いらっしゃいナノダ。でも、飲んでもいいノダ?」
また、聞き覚えのある声。
振り返ると、会話を交わしていたのはShe-Xxxy'sのメンバーである花菱愛兎と、この店の店員であるぱうお。
どうも愛兎がお客として、この店にやってきたようだ。
「何だか知らないけど、蒼生も柊も飲んじゃダメだって言ってたノダ。よくわからないけど、ぼくもずっと飲んでないノダ」
ぱうおの言葉に、しかし愛兎はにっこりと返す。
「大丈夫ですよぉ」
そんなこんなで愛兎は大ジョッキのドリンクを、その小さな身体のどこに収まるのかという勢いで飲み干していった。
「愛兎クン……大丈夫かな……?」
そんな様子を、進一郎はコーラをちびちびと飲みつつ盗み見ていたが――。
「ほぉらぁ、ぱうちゃんもどうぞぉ」
ぱうおも喉が渇いているらしいと察してか、愛兎は自分の注文したドリンクをぱうおにも勧める。
「う~ん、飲みたいのは山々だけど、飲むなって言われているノダ」
「大丈夫ですよぉ」
グラスを差し出され、ぱうおは手にしたそれをしばし眺めていたが、すぐにそれを口にした。
「うん、美味いゾ!」
ご満悦であっという間にグラスを飲み干し、しかしすぐに両手で股間を抑え出す。
「えぇと……それはいいけど、さっきからトイレに行きたかったのが、ターボがかかってきたのだヨ?」
いつも呑気なぱうおだが、さすがに少々、顔色が青い。
「何故だか、オシッコしちゃいけないって言われているのだヨ? オシッコ、いつもならその辺でするのに……」
そう、この野生児、普段であれば野外のどこででも放尿していた。
しかしさすがに、柊一と蒼生に、それを固く禁じられているようだ。
「あはぁ、愛兎もお小水がしたいですけどぉ」
「でもここは、トイレもないのだヨ?」
ぱうおの言葉に、愛兎は呑気な顔で、頷いた。
「はい。でも、心配ないってこのお兄さんが……」
見れば、どうもさっきからずっと愛兎の後ろにくっついていたらしい青年が、前へと進み出てきた。
「ふふふ……そうだよ愛兎きゅん……お兄さんが全部、飲み干してあげるからね……♥」
「ほへ?」
いきなりの展開に、頭にクエスチョンマークを浮かべるぱうお。
だが、そんな彼の前で、その青年は――。
「……さ、そろそろ出るよね、愛兎きゅん?」
鼻息荒く、物欲しげな目で、青年は愛兎へと迫る。
「そうですねえ、じゃあ、お願いしますね」
ふと立ち上がる愛兎の前に、青年は跪いた。
――え? えぇ……ッ!?
何が起ころうとしているのか分からず、戸惑う進一郎の目の前で、愛兎はスカートの前を持ち上げた。
幼い性器を覆う、女児用の下着が露わになる。
だが愛兎はそれに留まらず、スカートの裾を口にくわえて手を自由にすると、ぱんつをするすると膝まで降ろしてしまった。
ぷるんッ。
小さなペニスが、下着の中から転がり出す。
「おおぅッ♥」
奇声を発し、青年はその皮つき一口サイズのウィンナを、根本から頬張った。
「あんッ♥ そ……それじゃ……出しますよぉ……」
愛兎が鼻にかかった、甘えるような声を出したと同時。
しゃあああああああああ……。
店内に微かな、秘めやかな音が響き渡った。
それはもちろん、少年のペニスを貪る青年の口腔内から発せられているものだ。
「んぅ……んふ、んくぅ……んくく……ッ」
青年の鼻からも、くぐもった吐息が溢れる。
と同時、その喉からは、勢いよく液体を飲み下す音が聞こえてくる。
「あぁ……あはぁ、いっぱい……出ちゃいますぅぅ……♥」
愛兎の唇からは恍惚とした、気持ちよさげな吐息があふれ出した。
「んん……ッ、んく……んくく……ッ」
青年は目を白黒させながら、口腔内を満たす少年の尿を飲み下していく。
「あふぅぅ……あはぁ、気持ち……いいですぅ……♥」
夢見心地で、なおも青年の口の中へと放尿を続ける愛兎。
「零さないでくださいねぇ……もう少しですぅ、もう少しで……お小水、終わりますぅ♥」
青年は鼻息を荒らげつつ、喉を鳴らしていたが――。
ようやく愛兎の排泄が終わり、ほっとした表情になった。
口の中のものを飲み干すと、少年のおちんちんを口から解放する。
にゅるんッ。
唾液でてらてらとしたペニスが口から飛び出した。
「ふぅぅッ」
使命を果たし終え、青年は大きな息を吐く。
「どうもありがとうございましたぁ」
そんな相手へと、愛兎は邪気のない笑顔で感謝の言葉をかけた。
「う……うぅ……っ、も……もう出そう……ナノダ……っ」
――と、ぱうおが割り込んできた。
「ごめんごめん、ぱうおきゅんのももらうよ、でも、もうちょっとだけ待って……」
さすがに青年も、これ以上はすぐに入らないようだが……。
「あはぁ、それじゃあぱうちゃんは、こっちにしてください」
と、愛兎がジョッキを差し出してきた。
それは冷凍庫から出された、全体を霜が覆い、そして中にはロックアイスがぎっしりとつまったもの。
「い……いいの……か……?」
さすがに怪訝そうな顔になるぱうおだが、愛兎は無邪気に頷く。
「そ……それじゃ……行く……ノダ」
ガマンの限界に差しかかっていたぱうおはエプロンの前を大きくまくり上げる。
と、健康そうな褐色の肉茎が、ぽろんと飛び出した。
「おぉ……ッッ♥」
青年が歓声を上げてにじり寄ってくるのにも構わず、ぱうおは愛兎の差し出したジョッキへと、その先端を差し入れる。
「ひゃうッ!? お……おちんちんが冷たいノダ!」
と、先端が氷塊に触れ、ぱうおは声を裏返らせた。
「あ……こ……零さないように……ね……」
青年が進み出て、愛兎の手からジョッキを受け取り、慎重に慎重に捧げ持ったそれを、ぱうおのペニスの下へとやった。
「よし、ぱうお、お兄さんにあげるおしっこ、いっぱいいっぱいするヨ……!!」
ぱうおが叫ぶや、その愛らしい茎の先端から、一条の水流が迸った。
白い冷気の中へと黄金水が注がれ、もうもうと水蒸気が立ち込める。
霜で曇っていたジョッキは透明度を増し、中で氷がレモン色の水流に掻き回され、くるくると動いているのがはっきりとわかった。
「あぁ……ぱうおきゅん、あったかい……ぱうおきゅんのおしっこのあったかさ、俺の手にまでつたわってくるよ……♥」
青年もまた、恍惚とした声を上げる。
「あぁ……気持ち……いいノダぁぁ……♥」
放尿を続けるぱうおの声もまた、鼻にかかった甘えたものになった。
その間にもジョッキ内の尿量は増え、氷は音を立てながら溶けていく。
その小さな身体のどこにと思うほどに、ぱうおは多量の排尿を続けていたが――やがて、それにも終わりが来た。
ちょろろッ。
ひと滴が先端から滴り落ち、ようやく9歳の少年の膀胱が空っぽになる。
と同時に、ジョッキの中はレモンイエローの尿で満ちた。
「はあぁぁ……♥」
ぱうおが幸福そうなため息を吐いた、その時。
――また違反者です!
さくらの声が響いた。
――4年C組・花菱愛兎クン(10)とぱうおクン(9)がこともあろうにカフェ店内で放尿してしまいました!
ま……まただ……!
進一郎は立ち上がり、またも客船へと向かった。
「ちょっとちょっと、キャップ!!」
進一郎に声をかけられ、さくらは面倒そうに答えた。
「あぁもう、何だっての? フツーに考えて店内で放尿するなんて非常識だって、あんたにだって分かるでしょ?」
進一郎は臆せずに言い返す。
「で……でも、そおそもトイレ禁止ってルール自体がおかしいわけで……」
だが、さくらはまたも“旅のしおり”を振りかざす。
「ちゃんと読んでご覧なさい。3301pの規定に反してるわ!」
が、それにさらに進一郎が返そうとした、その時。
「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉ~~~~~っっっっっ!!!!!」」」」」
客船内を喧噪が覆った。
観ればスクリーンには少年たちではなく、例の青年の姿が映し出されていた。
それもジョッキに注がれたぱうおの尿をごきゅごきゅと、喉仏もたくましく飲み干して行く様のアップが――。
観客たちもさすがに退くわ……といったニュアンスのどよめきと共に、その映像を見守っていた。
「う……うっわー……」
進一郎も半ば呆れつつ、その光景を眺めていたが――。
さくらは何ごともなかったように、口を開いた。
「――さて、多くの違反者を出しましたが……そろそろ今日の予定も終了の時間です」
確かに、もう日は暮れつつあり、旅館への撤収の時間だ。
そして明日になれば船で東京へ向かい、臨海学校は終了、というのがスケジュールになっている。
「――というわけで、そろそろ臨海学校の“修了式”です。それまでの時間をみなさん、やり残したことのないよう、存分にお楽しみになってください」
さくらの言葉に、進一郎は安堵のため息をもらす。
――やれやれ、これで一安心だ……。
しかしそう思った直後、ふと気づく。
……といっても、これで全員、違反者として処罰を受けることになるのかな?
指折り数え、まだ柚一と洩斗、そそおがルール違反を犯したとの方がなかったことに気づく。
――みんな……大丈夫なんだろうか?
柚一がトイレに行かずに済んでいるのは不思議ではない。
しかし洩斗やそそおおは今までずっとトイレに行かず、平気だったんだろうか……?
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
ショタ18禁読み切り詰め合わせ
ichiko
BL
今まで書きためたショタ物の小説です。フェチ全開で欲望のままに書いているので閲覧注意です。スポーツユニフォーム姿の少年にあんな事やこんな事をみたいな内容が多いです。
お兄ちゃんと僕のラブラブおっぱいライフ
宗形オリヴァー
BL
優太は年の離れたお兄ちゃんと二人暮し。
頑張ってお仕事してくれてるお兄ちゃんのために出来ることは、炊事洗濯家事おっぱいなのです...!
仲良し兄弟のほのぼのアットホームエロ!
☀️弟溺愛スケベお兄ちゃん × お兄ちゃん大好きピュア弟☀️
オトコの子/娘のおし○○! 運動会編
雛子一
BL
少年記者、富士進一郎はオトコの子のための高収入求人マガジン、『Weekly Willy Work』で働いている。
ふとしたきっかけから、同誌主催の運動会に出場することになったが――。
週一くらいで更新していきますので、よろしく。
(最初の方は前フリなのでエロなしです)
この作品は「ファンティア」、「ノクターンノベルズ」にも掲載しています。
身体検査が恥ずかしすぎる
Sion ショタもの書きさん
BL
桜の咲く季節。4月となり、陽物男子中学校は盛大な入学式を行った。俺はクラスの振り分けも終わり、このまま何事もなく学校生活が始まるのだと思っていた。
しかし入学式の一週間後、この学校では新入生の身体検査を行う。内容はとてもじゃないけど言うことはできない。俺はその検査で、とんでもない目にあった。
※注意:エロです
【R-18】僕は堕ちていく
奏鈴
BL
R-18です。エロオンリーにつき苦手な方はご遠慮ください。
卑猥な描写が多々あります。
未成年に対する性的行為が多いですが、フィクションとしてお楽しみください。
初投稿につき読みづらい点もあるかと思いますがご了承ください。
時代設定が90年代後半なので人によっては分かりにくい箇所もあるかもしれません。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
僕、ユウはどこにでもいるような普通の小学生だった。
いつもと変わらないはずだった日常、ある日を堺に僕は堕ちていく。
ただ…後悔はしていないし、愉しかったんだ。
友人たちに躰をいいように弄ばれ、調教・開発されていく少年のお話です。
エロ全開で恋愛要素は無いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる