30 / 31
第30話 決戦
しおりを挟む
「魔王様。大変時間がかかり、お詫びの申し上げ様もございません」
ジルベルリが魔王に謝罪している。
「おお、ジルベルリ。ほんとに待たせてくれちゃったよね……それ、君の妹?
なんかおいしそうだね。遅れたお詫びとして後でくれない?
はは、ウソウソ。任務をなし遂げた人にそんな事したら信義に反するよね。
それで、勇者の処女はちゃんと奪って来た?」
「あっ、いえ。
それは、改めて魔王様のご意向を最終確認してからと思いまして……」
「ふーん。まあいいや。じゃ、さっさと毒抜きして連れて来てよ」
「かしこまりました。ああ、それで、側付きのエルフはいかがいたしましょう?」
「あーん? 別にどうでもいいけど。あいつ結構腕利きとか言ってたよね。
後日のおやつに取っておくか。そんじゃ、奴隷部屋にぶち込んどいて!」
「ちっ!」サルトールの顔が険しくなった。
ジルベルリが退出したので、サルトールが魔王に話かける。
「魔王様。あの、大変遅くはなりましたが、勇者ヤミーは捕獲されました。
それで、豊穣の加護の件は……」
「何の事……ああ、でも今年はもう間に合わないでしょ。
もう飢饉が始まってんじゃない?
それに、勇者ヤミーは処女じゃないから、早く次を連れて来ないと、来年もアウトだよって、エルフ王に伝えてよ」
「あの、なんとかお慈悲を……エルフ王城には、罪もないエルフが三万人も……」
「ああ、うっとうしいな君。これから勇者を喰べるんじゃなきゃ、君から喰っちゃうところだ。それとも何かい。君も奴隷部屋でおやつ待機するかい?」
「くっ!」
「魔王様。ジルベルリ、勇者を連れて戻りました!」
廊下から声がした。
「お兄ちゃん……」モルモルは緊張で腰が抜けそうだ。
「おう、ジルベルリ。入っていいぞ」
その瞬間。
「魔王! 覚悟!」
そう叫びながら、碧は部屋に飛び込み、思い切り魔王キングに向かって、ロッドを振り下ろした。
グッゴゴゴゴゴゴゴゴッゴーーーーー
まるで太陽が出現したかと見まごうばかりの光球が、一直線に魔王に向かって飛んで行った。
バッカーーーーーン!!
ものすごい音と衝撃がして、部屋の中の椅子やテーブルが全てひっくり返り、窓やドアも吹き飛んだ。そして天井には大きな穴が開いている。
「はあ、はあ、はあ……」
直前まで姫路に身を任せていて、ほとんど真っ裸の碧は、肩で大きく息をしていた。
「碧!」マジと姫路が部屋に駆け込んでくる。
「マジ! やった! 私やったよ! 魔王は跡形もなく消し飛んだ……」
「あー。まったく……ひどいな……部屋がめちゃくちゃじゃないか!
またしてもやってくれたねー……勇者ヤミー」
そんな声がして、天井に開いた大穴から、大きな肉塊がぼたっと落ちて来た。
そして、みるみる魔王の姿に戻っていく……。
えっ……なんで……。
碧も姫路もマジもサルトールも、ジルベルリもモルモルも……
今、眼の前で起きた事が信じられない。
「ぷっ、ははははははは。そうそう、その眼!
その、なにかこの世のものとは思えないものを見ちゃった眼。
それ最高!」
魔王キングが腹の底から笑っている。
「あー、ジルベルリー。まさかとは思ってたんだけど、お前裏切ってたんだー。
道理で廊下の勇者の魔力が全然処女のままじゃん。後でお前の妹喰うの決定ね。
まあ、僕は用心深いからさー。
勇者ヤミーと会うのに、なにも準備しないとか……はは、ないない!」
「あ、あの。魔王様。僕はどうなっても構いません。
妹は……モルモルは何卒お許し下さい。
僕が無理に従わせただけなのです……」
「お兄ちゃん!」
「おーおー。魔族にしては、麗しい兄妹愛! どうしようかなー……。
そうだ! ジルベルリ。
今ここで勇者ヤミーを強姦してよ。
そうすればこいつ処女じゃなくなるし……。
ジルベルリも妹も許してあげるよ。
勇者ヤミー、君ももういいだろ? 十分頑張ったよ。僕が認めてあげる。
ジルベルリに処女あげて僕に喰われなよ。
そしたら妹ちゃんもジルベルリも助かるよ」
「勇者ヤミー……ごめん……」
そういいながら、ジルベルリが碧の側に来て、両肩に手をやった。
どうすれば……でも、ここは一人でも助かる様にするしか……碧が目をつぶった、その時だった。
「っざけんな! この引きこもり童貞オタク野郎が!
おめえ、そんなバケモノに転生して、人の心はどっかやっちまったのかよ!」
声を上げたのは姫路だ。
「な! なんだお前……って、あー、あのBBA。お前どの面下げてここに……。
どっか行っちゃえば命だけは許してやろうと思ったのに……もう切れたよ!
なんだよ今の言い草は! お前、何を知ってるってんだよ!」
「ああー、知ってるさ。
『異世界なら彼女の母親とずぽずぽでもいいんだからね!!』と、あと『転生先はソープランドでした』だっけか……他にもあったが……。
も少し、まともな本読めや!
同じラノベとやらでも、もっと夢のある話もたくさんあるんだろうが!」
「! このBBA。コロス‥‥‥」
「ふん。三十過ぎたら妖精さんとか抜かしていたが、大方お前がそうなんだろ!
そんな話、こっちの世界じゃ、誰も知らなかったぞ!
あーあ、人の事BBAとか言ってて、お前こそOTC(オーバーサーティーチェリー)じゃねえか!」
「くっそー!!!! それがどうしたってんだ。
ずっとあっちで辛い思いしてきて、ようやく夢がかなって、チート能力もらって転生したんだ。好き勝手やって何が悪い!」
「おめえよー。お前の好き勝手って、人を丸ごと喰う事かよ。
もっと、こう……幼なじみといちゃいちゃするとか、ハーレム作るとか、無双するとか、男ならそういう方がよくねえか?」
「うるさい! 人の嗜好を語るな!
いっつもそうだ。まともに暮らせ、まじめに働け、節度を守れ、社会に貢献しろ? はあっ? なんだよそれ!
それが得意じゃない奴は、お前らの方がはじいてんだろっ!?」
「ああ、そうかもな。
あたいもはじかれた口だから、その意見は分からんでもない。
だがな。どんなに社会からつまはじきにされても、あたいにはあたいの矜持《きょうじ》ってもんがあるんだよ!
弱い奴いじめて自分が気持ち良くなろうなんて、ぜってー思わねー!」
「何なんだよ、お前! ちくしょー、もう許さねー」
魔王の身体がいきなり数倍の大きさになったと思ったら、いきなり姫路に向かって飛びかかってきた。
それを予測していたかの様に、姫路は身体を半身ずらし、魔王の口に自分の左腕をぶち込んだ。
「ぐぇほっ! こら、奥まで腕を入れるな。毒が入るだろ……。
このやろー、かみ切ってやる!」
魔王は口に力を入れるが、姫路が右手に持ったロッドも突っ込んでおり、思う様に噛み砕けない。
「ははー、やっぱこの棒、すげー硬いわ。
おーい、碧。もう準備はいいか?」
「はい、姫路さん!」
「そんじゃ、構わねえから……あたいごと撃ち抜きな!」
「はい、姫路さん……それじゃ……ごめんなさい!!」
そう言って碧は、手にしたロッドを思い切り魔王と姫路に向かって振り下ろした。
先ほどよりさらに大きな光球が、二人を包みこむ。
一体、どこからあんな処女魔力を……。
そう思いながらジルベルリが碧の後ろに目をやると、スズランとミューが気持ちよさそうな顔をして、半裸で倒れていた。
あやー、これって犯罪では?
「マジ様、あれ‥‥‥姫路は大丈夫なのか?」
サルトールが慌ててマジに聞く。
「だまって見てろ」
やがて、碧の光球が収束し始め、もう終わりかと思ったら、こんどは姫路の身体が光り出した。ああ、これは……。
マジは、姫路の体内に蓄積していた処女の魔力が、碧の攻撃に反応して、連鎖的に次々破裂しているのだと理解した。
「うわ、なんだこれ。痛い! 苦しい! くそー……助けてくれー!!」
魔王の断末魔だ。
「はは、せっかく転生したんだから、せめて童貞くらいは卒業しておくべきだったんじゃねえか? 腐れOTCさんよ。
まっ、あたいの処女の炎に焼かれてんだから本望だよな……」
「ちくしょー! うわーーーー…………… ・ ・」
次々ときらめく光の中で、魔王キングの陰はだんだん薄くなっていき、やがて、光が収まり、そこには真っ裸の姫路が、ロッドとともに転がっていた。
「姫路―!」
眼を覚ましたスズランが姫路に駆け寄るが、姫路も意識はあるようだ。
碧は腰が抜けて床に座り込んでしまっており、マジに抱き起された。
「やったーーーーーー!!」
夢魔の兄妹が喜びの声を上げ、姫路に走り寄った。
「でも姫路姉様。よくあいつの正体を看過しましたね!」
モルモルが尊敬のまなざしを姫路に向ける。
「ああん? あんなの、適当にカマかけただけに決まってんだろ!」
ジルベルリが魔王に謝罪している。
「おお、ジルベルリ。ほんとに待たせてくれちゃったよね……それ、君の妹?
なんかおいしそうだね。遅れたお詫びとして後でくれない?
はは、ウソウソ。任務をなし遂げた人にそんな事したら信義に反するよね。
それで、勇者の処女はちゃんと奪って来た?」
「あっ、いえ。
それは、改めて魔王様のご意向を最終確認してからと思いまして……」
「ふーん。まあいいや。じゃ、さっさと毒抜きして連れて来てよ」
「かしこまりました。ああ、それで、側付きのエルフはいかがいたしましょう?」
「あーん? 別にどうでもいいけど。あいつ結構腕利きとか言ってたよね。
後日のおやつに取っておくか。そんじゃ、奴隷部屋にぶち込んどいて!」
「ちっ!」サルトールの顔が険しくなった。
ジルベルリが退出したので、サルトールが魔王に話かける。
「魔王様。あの、大変遅くはなりましたが、勇者ヤミーは捕獲されました。
それで、豊穣の加護の件は……」
「何の事……ああ、でも今年はもう間に合わないでしょ。
もう飢饉が始まってんじゃない?
それに、勇者ヤミーは処女じゃないから、早く次を連れて来ないと、来年もアウトだよって、エルフ王に伝えてよ」
「あの、なんとかお慈悲を……エルフ王城には、罪もないエルフが三万人も……」
「ああ、うっとうしいな君。これから勇者を喰べるんじゃなきゃ、君から喰っちゃうところだ。それとも何かい。君も奴隷部屋でおやつ待機するかい?」
「くっ!」
「魔王様。ジルベルリ、勇者を連れて戻りました!」
廊下から声がした。
「お兄ちゃん……」モルモルは緊張で腰が抜けそうだ。
「おう、ジルベルリ。入っていいぞ」
その瞬間。
「魔王! 覚悟!」
そう叫びながら、碧は部屋に飛び込み、思い切り魔王キングに向かって、ロッドを振り下ろした。
グッゴゴゴゴゴゴゴゴッゴーーーーー
まるで太陽が出現したかと見まごうばかりの光球が、一直線に魔王に向かって飛んで行った。
バッカーーーーーン!!
ものすごい音と衝撃がして、部屋の中の椅子やテーブルが全てひっくり返り、窓やドアも吹き飛んだ。そして天井には大きな穴が開いている。
「はあ、はあ、はあ……」
直前まで姫路に身を任せていて、ほとんど真っ裸の碧は、肩で大きく息をしていた。
「碧!」マジと姫路が部屋に駆け込んでくる。
「マジ! やった! 私やったよ! 魔王は跡形もなく消し飛んだ……」
「あー。まったく……ひどいな……部屋がめちゃくちゃじゃないか!
またしてもやってくれたねー……勇者ヤミー」
そんな声がして、天井に開いた大穴から、大きな肉塊がぼたっと落ちて来た。
そして、みるみる魔王の姿に戻っていく……。
えっ……なんで……。
碧も姫路もマジもサルトールも、ジルベルリもモルモルも……
今、眼の前で起きた事が信じられない。
「ぷっ、ははははははは。そうそう、その眼!
その、なにかこの世のものとは思えないものを見ちゃった眼。
それ最高!」
魔王キングが腹の底から笑っている。
「あー、ジルベルリー。まさかとは思ってたんだけど、お前裏切ってたんだー。
道理で廊下の勇者の魔力が全然処女のままじゃん。後でお前の妹喰うの決定ね。
まあ、僕は用心深いからさー。
勇者ヤミーと会うのに、なにも準備しないとか……はは、ないない!」
「あ、あの。魔王様。僕はどうなっても構いません。
妹は……モルモルは何卒お許し下さい。
僕が無理に従わせただけなのです……」
「お兄ちゃん!」
「おーおー。魔族にしては、麗しい兄妹愛! どうしようかなー……。
そうだ! ジルベルリ。
今ここで勇者ヤミーを強姦してよ。
そうすればこいつ処女じゃなくなるし……。
ジルベルリも妹も許してあげるよ。
勇者ヤミー、君ももういいだろ? 十分頑張ったよ。僕が認めてあげる。
ジルベルリに処女あげて僕に喰われなよ。
そしたら妹ちゃんもジルベルリも助かるよ」
「勇者ヤミー……ごめん……」
そういいながら、ジルベルリが碧の側に来て、両肩に手をやった。
どうすれば……でも、ここは一人でも助かる様にするしか……碧が目をつぶった、その時だった。
「っざけんな! この引きこもり童貞オタク野郎が!
おめえ、そんなバケモノに転生して、人の心はどっかやっちまったのかよ!」
声を上げたのは姫路だ。
「な! なんだお前……って、あー、あのBBA。お前どの面下げてここに……。
どっか行っちゃえば命だけは許してやろうと思ったのに……もう切れたよ!
なんだよ今の言い草は! お前、何を知ってるってんだよ!」
「ああー、知ってるさ。
『異世界なら彼女の母親とずぽずぽでもいいんだからね!!』と、あと『転生先はソープランドでした』だっけか……他にもあったが……。
も少し、まともな本読めや!
同じラノベとやらでも、もっと夢のある話もたくさんあるんだろうが!」
「! このBBA。コロス‥‥‥」
「ふん。三十過ぎたら妖精さんとか抜かしていたが、大方お前がそうなんだろ!
そんな話、こっちの世界じゃ、誰も知らなかったぞ!
あーあ、人の事BBAとか言ってて、お前こそOTC(オーバーサーティーチェリー)じゃねえか!」
「くっそー!!!! それがどうしたってんだ。
ずっとあっちで辛い思いしてきて、ようやく夢がかなって、チート能力もらって転生したんだ。好き勝手やって何が悪い!」
「おめえよー。お前の好き勝手って、人を丸ごと喰う事かよ。
もっと、こう……幼なじみといちゃいちゃするとか、ハーレム作るとか、無双するとか、男ならそういう方がよくねえか?」
「うるさい! 人の嗜好を語るな!
いっつもそうだ。まともに暮らせ、まじめに働け、節度を守れ、社会に貢献しろ? はあっ? なんだよそれ!
それが得意じゃない奴は、お前らの方がはじいてんだろっ!?」
「ああ、そうかもな。
あたいもはじかれた口だから、その意見は分からんでもない。
だがな。どんなに社会からつまはじきにされても、あたいにはあたいの矜持《きょうじ》ってもんがあるんだよ!
弱い奴いじめて自分が気持ち良くなろうなんて、ぜってー思わねー!」
「何なんだよ、お前! ちくしょー、もう許さねー」
魔王の身体がいきなり数倍の大きさになったと思ったら、いきなり姫路に向かって飛びかかってきた。
それを予測していたかの様に、姫路は身体を半身ずらし、魔王の口に自分の左腕をぶち込んだ。
「ぐぇほっ! こら、奥まで腕を入れるな。毒が入るだろ……。
このやろー、かみ切ってやる!」
魔王は口に力を入れるが、姫路が右手に持ったロッドも突っ込んでおり、思う様に噛み砕けない。
「ははー、やっぱこの棒、すげー硬いわ。
おーい、碧。もう準備はいいか?」
「はい、姫路さん!」
「そんじゃ、構わねえから……あたいごと撃ち抜きな!」
「はい、姫路さん……それじゃ……ごめんなさい!!」
そう言って碧は、手にしたロッドを思い切り魔王と姫路に向かって振り下ろした。
先ほどよりさらに大きな光球が、二人を包みこむ。
一体、どこからあんな処女魔力を……。
そう思いながらジルベルリが碧の後ろに目をやると、スズランとミューが気持ちよさそうな顔をして、半裸で倒れていた。
あやー、これって犯罪では?
「マジ様、あれ‥‥‥姫路は大丈夫なのか?」
サルトールが慌ててマジに聞く。
「だまって見てろ」
やがて、碧の光球が収束し始め、もう終わりかと思ったら、こんどは姫路の身体が光り出した。ああ、これは……。
マジは、姫路の体内に蓄積していた処女の魔力が、碧の攻撃に反応して、連鎖的に次々破裂しているのだと理解した。
「うわ、なんだこれ。痛い! 苦しい! くそー……助けてくれー!!」
魔王の断末魔だ。
「はは、せっかく転生したんだから、せめて童貞くらいは卒業しておくべきだったんじゃねえか? 腐れOTCさんよ。
まっ、あたいの処女の炎に焼かれてんだから本望だよな……」
「ちくしょー! うわーーーー…………… ・ ・」
次々ときらめく光の中で、魔王キングの陰はだんだん薄くなっていき、やがて、光が収まり、そこには真っ裸の姫路が、ロッドとともに転がっていた。
「姫路―!」
眼を覚ましたスズランが姫路に駆け寄るが、姫路も意識はあるようだ。
碧は腰が抜けて床に座り込んでしまっており、マジに抱き起された。
「やったーーーーーー!!」
夢魔の兄妹が喜びの声を上げ、姫路に走り寄った。
「でも姫路姉様。よくあいつの正体を看過しましたね!」
モルモルが尊敬のまなざしを姫路に向ける。
「ああん? あんなの、適当にカマかけただけに決まってんだろ!」
10
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【完結済み】正義のヒロインレッドバスターカレン。凌辱リョナ処刑。たまに和姦されちゃいます♪
屠龍
ファンタジー
レッドバスターカレンは正義の変身ヒロインである。
彼女は普段は学生の雛月カレンとして勉学に励みながら、亡き父親の残したアイテム。
ホープペンダントの力でレッドバスターカレンとなって悪の組織ダークネスシャドーに立ち向かう正義の味方。
悪の組織ダークネスシャドーに通常兵器は通用しない。
彼女こそ人類最後の希望の光だった。
ダークネスシャドーが現れた時、颯爽と登場し幾多の怪人と戦闘員を倒していく。
その日も月夜のビル街を襲った戦闘員と怪人をいつものように颯爽と現れなぎ倒していく筈だった。
正義の変身ヒロインを徹底的に凌辱しリョナして処刑しますが最後はハッピーエンドです(なんのこっちゃ)
リョナと処刑シーンがありますので苦手な方は閲覧をお控えください。
2023 7/4に最終話投稿後、完結作品になります。
アルファポリス ハーメルン Pixivに同時投稿しています
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる