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第十三話 鳩耳山
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「あー。虎兄お帰り。デートどうでした?」
虎之助が自宅に戻ると、玄関先でハジッコがビスマルクを撫でていた。
「いや、特には何も……遊園地行って乗物乗ったりしただけ……」
そうは言ったが、虎之助の顔が心無しか赤い。もしかして口では言えない様な進展が……ハジッコはそれが気になったが、いや待て。虎之助さん、なんだか調子悪そうじゃない?
「虎兄。なんか熱っぽいんじゃない?」
ハジッコが虎之助の額に手をやって、そう言った。
「そうか……実は、昼過ぎ位から、なんだかポーっとしてたんだ……でも、この位大丈夫だ。約束だし、中央公園に散歩に行こうぜ」
「だめですよ。散歩なんていつでも行けます! 体調が悪い時はちゃんと休まないと! お家に入りましょ」
「あれ、オヤジとお袋は?」
「えっと。町会の集まりとかで、九時ごろまでには帰ってくるって」
「そっか……仕方ない。澄子ごめんな。今日は早めに休ませてもらうわ」
そう言って、ハジッコに支えられる様にしながら、虎之助は自分の部屋に上がった。
「どうすします? 何か食事でも作りましょうか? とは言っても大したものは出来ませんけど……」ハジッコも一応煮炊き位は出来る。
「ああ、あんまり気を遣うな。でもそうだな。コンビニでおにぎりでも買って来てくれると助かるかな」
「分かりました。いっしょに冷たいお茶も買ってきますね」
そして虎之助は自分のベッドに横になり、ビスマルクが心配そうにその横の床に伏していた。
ハジッコがコンビニで買い物をして戻ると、もう陽も暮れて部屋が真っ暗だ。
「虎兄。寝ちゃった?」
寝付いてしまっているなら、起こすのは可哀そうなので、部屋の照明はつけずに虎之助の側に寄ってみる。
「あれっ!?」虎之助の様子が何か変だ。何か悪い夢でも見ているのだろうか? 息遣いが苦しそうだ。ビスマルクも心配そうに覗き込んでいる。
「虎之助さん! 大丈夫ですか!?」
ハジッコが声をかけたとたん、「うわーー!!」っと大声を出しながら虎之助が起き上がり、いきなりハジッコに抱き着いた。
「きゃっ! えっ? 虎之助さん……一体何を……ああ、苦しいです。そんなに抱きしめられたら息が出来ません!」
そんなハジッコの声には耳を貸さず、虎之助はいきなりハジッコを抱き上げ、自分のベッドに横たえ、その上に馬乗りになった。
そして、そのままハジッコの上に倒れ込み、無理やりキスをしようとしてきた。
「ああ、これって……虎之助さん!? もしかして……」
ハジッコは、子犬の時に不妊手術を受けていた事もあって恋愛の経験はなかったが、こうした時オスとメスがどうするかは本能で知っている。
もし虎之助さんが、オスとして澄子を求めているのだとすれば、これに従うのが自分の取るべき道なのではないかと考えた。
「虎之助さん……わたしも初めてなのですが……宜しくお願い致します」
そう言ってハジッコは黙って眼を閉じる。
やがて、虎之助の両手がハジッコの顔をしっかりと押さえ、彼の唇が迫ってくるのが分かった。
(ああ、スミちゃん。これでいいんですよね?)
しかしその時、バウバウバウとビスマルクが突然ものすごい大声で吠えだした。そしてそのまま虎之助に体当たりし、虎之助もビスマルクの勢いを受け止めきれず、そのままベッドからドーンっと転がり落ちた。
「うわっ!? いててて……なんだビスマルク。いきなりどうした!?」
ベッドから落ちて正気に戻った虎之助は、自分のベッドの上に澄子が横になっているのを目の当たりにして激しく動揺した。
「あれ!? 澄子。俺、一体……もしかして俺。お前を襲おうとしていたのか?」
「あ、いいえ、虎之助さん。何でもありません。虎兄は熱でうなされていただけです! 私は、様子を見ようとしてベッドに倒れ込んじゃっただけで……」
「そ、そうか……何でもなければいいんだ……」
しかしそうは言ったものの、虎之助にはさっき澄子に無理やりキスしようとした感覚が残っていた。ビスマルクが止めてくれなかったら……あんな強引な事をしていたら澄子は傷ついてしまったに違いない。そう思うと、背中が汗でびっしゃりになった。
「はは。これだけ汗が出たんで、もう熱も下がったみたいだ。
澄子、いろいろ悪かったな。助かったよ」
「あ、いえ。体調が戻ったのならよかったです……」
(ああ。でもあの時、ちゃんとキスしておけばよかったのでしょうか?
ですが、まあキスは、桜の木の下で人工呼吸してもらってましたし……スミちゃん。虎之助さんとの愛は、じっくりと育てていきましょうね)
ハジッコは、心の中でそんな事を考えていた。
そして……
「くそっ。呪詛が破れた。だが、虎之助をある程度操れる事は判ったし、私の力が戻れば、もっと言いなりに出来るだろう。それにあの人外共も近くにいない様だし……出来るだけ早めに決着をつけた方が良いかもしれんな」希来里の下宿で風呂に入りながら、夜桜はそう決意を固めていた。
◇◇◇
「あー。虎先輩発見!」
虎之助が大学のキャンパスを歩いていたら、希来里が駆け寄ってきた。
「それで、先輩。この間は私を置いてスミちゃんとのデートに行かれましたが……うまく行きましたか?」
「あ、いや。なんか家帰ったら熱出ちゃって……結局、澄子とは外出しなかったんだ……」
「なんと! 私の様な美少女をほっぽらかすから罰が当たったんですよ。それで、外出せずにお家でいちゃいちゃと!?」
「何にもしてないって!」そうは言うものの図星をつかれ、虎之助の顔が真っ赤になる。
「……まあいいです。でも先輩。私、この間のデート、全然納得してませんから!
ですから再デートを要求します!!」
「あー。でも二人で朝までとかはだめだかんな」
「はいはい。分かってますって。でもこれならどうです?
私と先輩とスミちゃんでどこかに出かけるのは?」
「えっ? お前はそれでいいのか?」
「はい。先輩の心をスミちゃんから遠ざけて私だけに向かせるのは、なかなかに難しいと悟りました。ならばみんなで仲良くした方が楽しいかなって……そしていずれは……」
「ああ。お前がそう言ってくれるならそれでいいよ。それでどこへ行く?」
「鳩耳山でハイキングとかどうですか? あそこなら日帰りできるし、ケーブルカーもあってハイキング初心者でも最悪なんとかなるし、夏の真っ盛りになる前に歩いて見たいんですよね」
「ハイキングか。健康的だし、いいんじゃないか? それじゃ澄子の予定確認したらメール入れるな」
そうして虎之助は、帰宅後澄子の予定を確認し、十日後の日曜に鳩耳山にハイキングに行くことを決めた。
◇◇◇
「……という訳なんですがカキツバタさん。私、ハイキングに行っても大丈夫でしょうか?」ハジッコは、電話でカキツバタにその事を知らせた。
(うーん。それだとあちきはご一緒出来ませんが、まあ、虎之助さんも希来里さんもご一緒なら大丈夫でありんしょ。ですが山ですから、はぐれたり人気のない所に行ったりしない様、十分ご注意たもれ。もうそろそろ夜桜が近寄って来てもおかしくないかも知れないでありんすから)
「そうですね。気を付けます。豊川さん達も早く戻ってこないかな……」
そしてハイキング当日。鳩耳山まで虎之助が自分の家の車を出した。
「あのー先輩。なにゆえ犬までご一緒なのでしょうか?」
助手席に座っている希来里が、後ろのシートでハジッコの隣にいるビスマルクを警戒しながらそう言った。
「ああ。せっかくなんで散歩がてらこいつも連れて来た。澄子が面倒みてくれるから、気にしなくてもいいさ」
三人で出かける事が若干不安そうな澄子を見ていて虎之助は、先日自分がおかしくなった際、ビスマルクが正気に戻してくれたことを思い出し、念のためにといっしょに連れて来たのだった。
「うわー。絶好のハイキング日和ですね」山麓の駐車場に着き、ハジッコがそう言って周囲を眺める。実際のところ、こんなに遠くまで来たのは生まれて初めてかもしれない。それで虎之助やビスマルクと散歩が出来るのだから楽しくない訳がないと感じていた。それに好天の休日という事もあって、結構人出も多い。これなら夜桜も白昼堂々、近づいては来づらいに違いない。
そして三人と一匹は、初心者向け登山道をゆっくりと歩きだした。
虎之助が自宅に戻ると、玄関先でハジッコがビスマルクを撫でていた。
「いや、特には何も……遊園地行って乗物乗ったりしただけ……」
そうは言ったが、虎之助の顔が心無しか赤い。もしかして口では言えない様な進展が……ハジッコはそれが気になったが、いや待て。虎之助さん、なんだか調子悪そうじゃない?
「虎兄。なんか熱っぽいんじゃない?」
ハジッコが虎之助の額に手をやって、そう言った。
「そうか……実は、昼過ぎ位から、なんだかポーっとしてたんだ……でも、この位大丈夫だ。約束だし、中央公園に散歩に行こうぜ」
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「あれ、オヤジとお袋は?」
「えっと。町会の集まりとかで、九時ごろまでには帰ってくるって」
「そっか……仕方ない。澄子ごめんな。今日は早めに休ませてもらうわ」
そう言って、ハジッコに支えられる様にしながら、虎之助は自分の部屋に上がった。
「どうすします? 何か食事でも作りましょうか? とは言っても大したものは出来ませんけど……」ハジッコも一応煮炊き位は出来る。
「ああ、あんまり気を遣うな。でもそうだな。コンビニでおにぎりでも買って来てくれると助かるかな」
「分かりました。いっしょに冷たいお茶も買ってきますね」
そして虎之助は自分のベッドに横になり、ビスマルクが心配そうにその横の床に伏していた。
ハジッコがコンビニで買い物をして戻ると、もう陽も暮れて部屋が真っ暗だ。
「虎兄。寝ちゃった?」
寝付いてしまっているなら、起こすのは可哀そうなので、部屋の照明はつけずに虎之助の側に寄ってみる。
「あれっ!?」虎之助の様子が何か変だ。何か悪い夢でも見ているのだろうか? 息遣いが苦しそうだ。ビスマルクも心配そうに覗き込んでいる。
「虎之助さん! 大丈夫ですか!?」
ハジッコが声をかけたとたん、「うわーー!!」っと大声を出しながら虎之助が起き上がり、いきなりハジッコに抱き着いた。
「きゃっ! えっ? 虎之助さん……一体何を……ああ、苦しいです。そんなに抱きしめられたら息が出来ません!」
そんなハジッコの声には耳を貸さず、虎之助はいきなりハジッコを抱き上げ、自分のベッドに横たえ、その上に馬乗りになった。
そして、そのままハジッコの上に倒れ込み、無理やりキスをしようとしてきた。
「ああ、これって……虎之助さん!? もしかして……」
ハジッコは、子犬の時に不妊手術を受けていた事もあって恋愛の経験はなかったが、こうした時オスとメスがどうするかは本能で知っている。
もし虎之助さんが、オスとして澄子を求めているのだとすれば、これに従うのが自分の取るべき道なのではないかと考えた。
「虎之助さん……わたしも初めてなのですが……宜しくお願い致します」
そう言ってハジッコは黙って眼を閉じる。
やがて、虎之助の両手がハジッコの顔をしっかりと押さえ、彼の唇が迫ってくるのが分かった。
(ああ、スミちゃん。これでいいんですよね?)
しかしその時、バウバウバウとビスマルクが突然ものすごい大声で吠えだした。そしてそのまま虎之助に体当たりし、虎之助もビスマルクの勢いを受け止めきれず、そのままベッドからドーンっと転がり落ちた。
「うわっ!? いててて……なんだビスマルク。いきなりどうした!?」
ベッドから落ちて正気に戻った虎之助は、自分のベッドの上に澄子が横になっているのを目の当たりにして激しく動揺した。
「あれ!? 澄子。俺、一体……もしかして俺。お前を襲おうとしていたのか?」
「あ、いいえ、虎之助さん。何でもありません。虎兄は熱でうなされていただけです! 私は、様子を見ようとしてベッドに倒れ込んじゃっただけで……」
「そ、そうか……何でもなければいいんだ……」
しかしそうは言ったものの、虎之助にはさっき澄子に無理やりキスしようとした感覚が残っていた。ビスマルクが止めてくれなかったら……あんな強引な事をしていたら澄子は傷ついてしまったに違いない。そう思うと、背中が汗でびっしゃりになった。
「はは。これだけ汗が出たんで、もう熱も下がったみたいだ。
澄子、いろいろ悪かったな。助かったよ」
「あ、いえ。体調が戻ったのならよかったです……」
(ああ。でもあの時、ちゃんとキスしておけばよかったのでしょうか?
ですが、まあキスは、桜の木の下で人工呼吸してもらってましたし……スミちゃん。虎之助さんとの愛は、じっくりと育てていきましょうね)
ハジッコは、心の中でそんな事を考えていた。
そして……
「くそっ。呪詛が破れた。だが、虎之助をある程度操れる事は判ったし、私の力が戻れば、もっと言いなりに出来るだろう。それにあの人外共も近くにいない様だし……出来るだけ早めに決着をつけた方が良いかもしれんな」希来里の下宿で風呂に入りながら、夜桜はそう決意を固めていた。
◇◇◇
「あー。虎先輩発見!」
虎之助が大学のキャンパスを歩いていたら、希来里が駆け寄ってきた。
「それで、先輩。この間は私を置いてスミちゃんとのデートに行かれましたが……うまく行きましたか?」
「あ、いや。なんか家帰ったら熱出ちゃって……結局、澄子とは外出しなかったんだ……」
「なんと! 私の様な美少女をほっぽらかすから罰が当たったんですよ。それで、外出せずにお家でいちゃいちゃと!?」
「何にもしてないって!」そうは言うものの図星をつかれ、虎之助の顔が真っ赤になる。
「……まあいいです。でも先輩。私、この間のデート、全然納得してませんから!
ですから再デートを要求します!!」
「あー。でも二人で朝までとかはだめだかんな」
「はいはい。分かってますって。でもこれならどうです?
私と先輩とスミちゃんでどこかに出かけるのは?」
「えっ? お前はそれでいいのか?」
「はい。先輩の心をスミちゃんから遠ざけて私だけに向かせるのは、なかなかに難しいと悟りました。ならばみんなで仲良くした方が楽しいかなって……そしていずれは……」
「ああ。お前がそう言ってくれるならそれでいいよ。それでどこへ行く?」
「鳩耳山でハイキングとかどうですか? あそこなら日帰りできるし、ケーブルカーもあってハイキング初心者でも最悪なんとかなるし、夏の真っ盛りになる前に歩いて見たいんですよね」
「ハイキングか。健康的だし、いいんじゃないか? それじゃ澄子の予定確認したらメール入れるな」
そうして虎之助は、帰宅後澄子の予定を確認し、十日後の日曜に鳩耳山にハイキングに行くことを決めた。
◇◇◇
「……という訳なんですがカキツバタさん。私、ハイキングに行っても大丈夫でしょうか?」ハジッコは、電話でカキツバタにその事を知らせた。
(うーん。それだとあちきはご一緒出来ませんが、まあ、虎之助さんも希来里さんもご一緒なら大丈夫でありんしょ。ですが山ですから、はぐれたり人気のない所に行ったりしない様、十分ご注意たもれ。もうそろそろ夜桜が近寄って来てもおかしくないかも知れないでありんすから)
「そうですね。気を付けます。豊川さん達も早く戻ってこないかな……」
そしてハイキング当日。鳩耳山まで虎之助が自分の家の車を出した。
「あのー先輩。なにゆえ犬までご一緒なのでしょうか?」
助手席に座っている希来里が、後ろのシートでハジッコの隣にいるビスマルクを警戒しながらそう言った。
「ああ。せっかくなんで散歩がてらこいつも連れて来た。澄子が面倒みてくれるから、気にしなくてもいいさ」
三人で出かける事が若干不安そうな澄子を見ていて虎之助は、先日自分がおかしくなった際、ビスマルクが正気に戻してくれたことを思い出し、念のためにといっしょに連れて来たのだった。
「うわー。絶好のハイキング日和ですね」山麓の駐車場に着き、ハジッコがそう言って周囲を眺める。実際のところ、こんなに遠くまで来たのは生まれて初めてかもしれない。それで虎之助やビスマルクと散歩が出来るのだから楽しくない訳がないと感じていた。それに好天の休日という事もあって、結構人出も多い。これなら夜桜も白昼堂々、近づいては来づらいに違いない。
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