【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!

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後日談:エルルゥのツェルラント通信 

第4話 中将の事

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 夏冬による生配信「エルルゥのツェルラント通信」はもう十回目になる。

 そろそろ街中がクリスマスっぽくなってきており、街中も師走の匂いで騒がしいが、灯やエルルゥはもちろん、夏美、美冬もまったく男っ気が無いようで、プライべートでは、クリスマスをいかに過ごすかが当面の課題みたいになっていた。
 エルルゥは夏冬から教科書や教材をもらい、どこからかトルソーまで持ちこんで、暇さえあれば雄太の部屋でデザイン作業に明け暮れていた。

 それでこのツェルラント通信なのだが、都度、エルルゥがデザインした衣装や小物を夏冬の同級生らも手伝って実際に作成し、それをエルルゥが身に付けて解説する体で続いており、多分年内にはフォロワー百万に届くのではないかという勢いで人気が上がってきている。

 正直、このエルルゥ人気は灯にとって頭の痛いことで、当初は、コスプレマニアの設定くらいで世間が認知すればいいかぐらいのつもりだったのだが、今や、片品村の尾瀬戸倉がエルルゥ生誕の地とされファンが聖地巡礼したり、それに対抗して長野県の戸倉村在住のファンがこっちが本命だと名乗りを上げ、どちらがより、ど田舎なのかがネット上で論争になったりしているらしい。
 さすがにマスコミに取り上げられるのはまずいため、テレビや雑誌の取材等は、灯が一切拒否している。

「灯マネージャー。 なんか沼田市の製菓業者さんから、エルルゥせんべいとエルルゥ饅頭のライセンスの件で相談したいってメール来てるんですけど……」
 灯とエルルゥは表に立っていないため、何かあれば夏美が灯にRINEをくれる。
 マネージャー? 私、いつからエルルゥのマネージャーになったのかしら……だが、人気上昇に伴い、実際にアフィリエイトやスパチャの収入も馬鹿にならなくなってきている。

(まったく、エルルゥはすごいわね。
 ほんとにデザイナーになって、自分でモデルまでやっちゃって……。
 それに比べて私は……人生リセットしたつもりなんだけどなー)

 結局、ツェルラント通信で忙しく、エルルゥは年末年始に巫女のバイトは出来なかったが、雄太のお母さんが、灯とエルルゥに振袖を借りてきてくれたので、それを着て、夏冬達と初詣に行った。

 神社のお参りを済ませ、ファミレスに入った時、夏美が言った。
「今年は、デザイナーコンテストに挑戦しませんか?」

「デザイナーコンテスト? そんなのあるんだ」灯が言葉を返す。
「はい。いろんなのがあります。東京都主催の奴もありますね。
 私も美冬もあと一年で短大卒業ですし、なにか花火を打ち上げられればとも思うんです。それで、エルルゥさんのデザインを主体に服飾科の他の仲間ともチームを組んで参加するのはどうかなって。それで、入賞したりすると、企業が協賛してくれてブランドが立ち上がった例もあるんです!」

「へー。面白そうだね。
 でも、夏美。前から言ってるけど、エルルゥはワケアリだから、あんまり表に出したくないのよ。その辺は判ってるわよね?」灯が念のため確認する。
「はい、それはもちろん。第三夫人とか……いろいろ複雑そうですし。チームでの参加を前提にしますので、エルルゥさんだけが目立つことがない様にします」
 エルルゥのワケアリの内容をみんな誤解しているようなのだが、それはそれで説明が省けていいかと灯は思っている。

 その日は具体的にどのコンテストを目指すといった話にはならず、学校が始まったら、みんなで相談してみるとの事だったので、そのあたりは夏冬に任せた。

「コンテストって何するの?」帰宅途中にエルルゥが灯に尋ねた。
「えっ? あんた意味わかんないでうなずいてたの? 
 みんなで自分のデザインを持ち寄って、どれが一番優れているか競争するのよ。
 そこで認められれば、もう立派なデザイナーよ」
 灯の言葉にエルルゥが興奮しながら言った。

「えっ? デザイナーになれるの? デザイナー試験通ってないのに? 
 それ、私が出てもいいの?」
「ん? デザイナー試験って何? 
 チーム参加なので、すべてがあんたの業績とはならないけど、あんたのデザインで行くって言ってたし、入賞したらデザイナーとして認められたと思っていいんじゃない?」

「そっか……そうなんだ。ゆうたが言ってた通りだね」
 エルルゥが、何かとてもしみじみと嬉しそうだったので、灯はあまり突っ込む事をやめた。

 ◇◇◇

 桜が咲いて、夏冬コンビは短大の二年生になった。
 そして服飾科の面々は、東京都の学生デザイナーコンテストをターゲットにチームを組んだ。応募期間は秋までなので、時間は十分にある。
 それで六月の学園祭までに、応募作の試作品を作製する方向でスケジューリングがされた。
 
 今日は、短大近くのファミレスでチームの作戦会議だ。

 エルルゥのデザインを元に、みんなで、どんな生地がいいとか、どんな色がいいとか、にぎやかに議論が交わされている。この学生たちと関わる様になって、少しは服飾の事もわかるようになってきたつもりなのだが、やはり専門に勉強している学生にはかなわないなと灯は思っていた。
 灯がぼーっとしながらみんなの会話を聞いていたら、美冬が声をかけてきた。

「灯マネもモデルで出てみませんか?」
「はいっ?」突然の美冬の話に、灯はぴょんと飛び跳ねた。
「ええ。灯マネ、顔もスタイルも結構イケてますよ。
 まあ、確かにモデル体型ではないですけど……。
 そうした私らに近い体形の人用の服とかも作りたいんですよね」

「わーい。灯、灯もやろーよ。
 私が灯のために、すっごくエッチなやつデザインしてあげる!」
 エルルゥが嬉しそうにいう。
「エッチなのはだめ! 大人の色気で勝負するようなのがいい!」灯が叫ぶ。
「はは、でも灯マネも私たちとそんなに歳かわらないですよね」
と夏美に冷やかされた。どうせ私には大人の色気が足りませんよ!

 結局、自分が気に入ったデザインならモデルをやってもいいという事で、灯はモデルの話を受け、エルルゥとファミレスを後にした。

 すると、大きなリムジンがゆっくりと後を付けて来ているような気がした。

(何、なんか気配が怪しい)
 灯はそう思って、エルルゥの手を握り、思い切り駆けだした。
 すると、リムジンの中から男が数人飛び出してきた。

「あっ、待って下さい! 怪しいものではありません!」

 ふん、十分怪しいっていうの! とにかく全力疾走で逃げる。
 しかし、路地の角を曲がろうとしたところで、エルルゥが看板につまずき、倒れてしまい、あっという間に男たちに囲まれてしまった。くそ、大声出さなきゃ!

「待って下さい! 私はグレゴリーの身内です!」
 中年の男性が大声でそう言った。

「えっ?」その時、灯は理解した。
 ……グレゴリーさんの軍票を届けたのが私だってバレてる?

「安心して下さい。危害を加えたりしません。お話をさせて下さい」
 中年の外人男性が流暢な日本語でそう語った。

 ◇◇◇

 その後、灯とエルルゥは、リムジンの中に丁重に案内され、応接室のような車内で、グレゴリーさんの身内という男性と向かいあって座った。
 そしてリムジンがゆっくり動き出す。

「あらためまして。私はミハイル・アンダーソン。グレゴリーの父親です。
 アメリカ陸軍の中将をしています」

 アメリカ陸軍の中将! やばいやばい。エルルゥのこと死守しなきゃ。

「はあ、アンダーソン中将さん。日本語お上手ですね。それで私にご用件って?」
 灯は素知らぬ顔で質問した。
「はい、私はキャンプ座間の勤務が長かったですからね。日本語は大丈夫です。
 それで、お話というのは、あなたが横須賀ベースに届けて下さった、息子の軍票とナイフの件なのです」

「はあ、何の事か……とんと存じ上げませんが……」灯はとぼけるしかない。
「そうですね。私もあなた達にたどり着くまで半年かかりました。
 あのどぶ板通りには、日ごろ米兵が日本にご迷惑をおかけする事がないよう、あちこちに隠しカメラがあるのです。それに、あなたとそちらのエルルゥさんが何度も記録されていて、紙袋を貰った兵士の証言とも特徴が一致していました。
 それで、AIによる画像検索で世界中のネット内を探し、骨格や体格・身のこなしなどでヒットした何人かのうちの一人がエルルゥさんです。
 そしてエルルゥさんのネット動画を見て確信したのです。
 エルルゥさん。あなた、異世界の方ですね?」

「あの……中将さんみたいなお偉い方が、こんなコスプレイヤーの設定のたわごとを真に受けられるとは……おかしいですよ」
 灯が必死にうち返すが、中将は話を続けた。

「それで……灯さんですよね? あなたの事も調べさせていただきました。
 あなたは六年以上前に母親と隣の青年と共に行方不明になっています。
 そして今ここにこうしていらっしゃるのに、なぜか警察にも連絡されていない……。
 あなたも異世界に行かれて戻って来られたのでしょう? 
 そうでなければ、あの軍票の意味が、異世界の方に分かる訳がない。
 そう考えると、全ての辻褄が会うのです」

 灯の後頭部は冷や汗でびっしょりだ。
 やばいやばいやばい……米軍にすべて知られてしまっている! 
 私たちどうなっちゃうのかしら。エルルゥはやっぱ解剖?

 怯え切った灯の顔を見て、中将がやさしくほほ笑んだ。

「灯さん。安心して下さい。
 あなた方を追い込みに来た訳ではありません…………。
 お願いです! 息子の話を! 息子の最後はどうだったのか……。
 あなたの知っている事を教えて下さい……。
 これは、軍人の立場ではなく一人の父親としての切実な願いなのです」
 そう言いながら、中将さんは大きな体を最大限縮めながら、大粒の涙をポロポロこぼして、灯に哀願した。

 この涙はうそじゃないな……。
 灯はそう感じて、大きくふうっと息をしてから話始めた。

「これはあくまでも人づてに聞いた話で、私が現場にいた訳ではありません。
 グレゴリーさんはあっちの世界の人里離れた山奥に転移し、地元の戦士に山賊と間違われて殺害されたそうです。いっしょに女性の方もいたそうですが同時に殺害され身分はわからなかったとか。
 それで、二人いっしょにその山裾に埋葬されたと聞いています。
 昨年、私とエルルゥがこちらに来る事が出来る様になったため、あの軍票とナイフを託されたのです」

「……そうですか……そうでしたか。ありがとう。ありがとうございます灯さん」
 そう言いながら中将が灯の手を強く握って感謝の意を表した。

 ひとしきり泣いた後、中将が話始めた。

「息子は……グレゴリーは特殊部隊勤務で、その部隊は、人間がある日突然消失してしまうという超常現象を調査する部隊でした。
 五年程前のことです。フロリダ近郊の小さな町の一角に光る空間が現れたと報告があり、その部隊の主任研究員カトレア・モー博士と息子たち部隊メンバーが向かったのです。そこでたまたま、事故なのか故意なのかは分かりませんが、モー博士が、その光の中に入り込んでしまった。
 護衛だった息子がすぐあとを追いかけその光の中に飛び込んだと、見ていたメンバーが証言しています。すぐに縄付きでレスキューを入れようとしたらしいのですが、二人が入り込んだ衝撃のせいか、光はやがて消えてしまったそうです」

 そうか。それって自然発生するゲートだ。
 それにしても米軍はやっぱりそういうの調査してたんだ、と灯は思った。
 
 中将が続ける。

「もちろん、こんな事は公表できません。息子と博士は、戦闘中行方不明者MIA扱いとなりました。それが、ここに来て……。
 真実を知ることが出来て本当によかった。
 灯さん。安心して下さい。あなたとエルルゥさんの事は誰にも言いません。
 どうやって帰ってきたかも詮索しません。
 ……というか、グレゴリーの軍票の件は、軍にもこれ以上調査しないよう圧力をかけます。幸い、私はその力を持っていますので……。  
 もちろん、こっちとあっちの世界の謎や繋がりを知りたい者はたくさんいるでしょう。だが、まだ時期尚早だ! グレゴリーとモー博士のような悲劇を繰り返さないため、我々はもっと準備する必要がある。
 それは多分あっちの世界も同じだと思いますので……」

「中将のお言葉、信じてよろしいのですね?」灯が尋ねる。
「オフコース! 何かあれば私にメールを下さい。
 これがプライベートのアドレスです」
 中将が名刺をくれたので、灯はそのメアドをスマホに登録し、空メールも確認してもらった。

「ありがとう……本当にありがとう」中将はそう言いながら、リムジンを自宅の近くまで寄せてくれ、灯とエルルゥを送ってくれた。

(家バレもしてるのか。こりゃ中将さんを信じるしかないな……)
 そう思いながら、灯は雄太の家に入っていった。

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