【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!

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第一章 本編

第54話 最終話:エピローグ

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 王城の戦いから半年ほど過ぎ、アスカ姫は女王として初めて、所信表明を兼ね、年頭の祝辞を述べた。
 この美しく聡明な王に、諸侯も国民達も大いに希望を抱いた。

 第一王子ヨウモは、すでに自らが王の器でない事を悟っており、快くアスカに王位継承権を譲り、臣下の礼をとった。
 元新王アロンは逮捕・拘束され裁判を待つ身となっている。
 アスナバル公爵は、結局兵を動員せず、そのまま一族で帝国に亡命したため、その所領がすべてヨウモに与えられた。

 俺はというと、相変わらずあかりさん、花梨といっしょに、ダウンタウンのアパート暮らしだ。ミハイル様の上屋敷も再開され俺の仕事も復活したし、星さんの辞書作りのバイトも順調に進みだしている。

 そして今、新宰相ライスハイン卿の補佐官、クローデルさんが俺の前にいる。

「人間の租界ですか?」
「そうよダーリン。どこかの誰かさんが『領地も爵位もいりません。この世界の人間の地位向上を図る政策を何卒……』なんて請願するから……。
 姫……女王様も悩まれて……その結論がこれです」

 クローデルさんによると、テシルカンさんの領土にほど近い王家直轄領に、現在国内で奴隷などとして不本意に扱われている人間達を集め、人間の租界を形成し、生活保障や就業・学習の機会をあたえ、将来的には、こちらに流れ着いて来てしまった人間達の持っている知識や技術を集約・フィードバックしてもらえるようにしたいとの事だった。

「直轄領とはいってもほとんど荒れ地で、ドワーフの小さな集落がいくつかあるだけの所なのですが、テシルカン男爵の支援も受けやすい地の利がありますし、技術継承をさせていただくのにドワーフ達は適任かと。
 それに荒れ地とはいっても誰も開拓していないだけなので、人間達が自分たちで切り開いていくのもよいかと存じます。
 それと……これはまだ秘密なのですが……その領地は罪の精算を終えられたアロン様の領地になる予定です」
 クローデルさんが、最後のところだけ小声で言った。

「へえ。それはすごいというか……ありがとうございます。これで、こっちに来てしまった人間達も、もう少し未来を見ながら暮らしていけるでしょう。
 それにしてもアロン元新王ですか……まあ、ある意味適任かも」
「そうですわよね。自分で蒔いた種もございますので、ちゃんと責任を取っていただくのがよろしいかと……それに女王様は、ゲートの研究もシステンメドルに再開させました。いつの日かダーリンの世界と自由に行き来が出来る様になったら、是非、友好的な外交協力関係を持ちたいというのが姫、いや女王様の願いでもあり、租界はそのための布石でもあるのです」

「さすが、姫……いや女王様だ。スケールが大きいや。私たちもお手伝いできる事があればやらせていただきますよ」
「ああ、あと……あかりさん。女王様がたまには花梨さんを連れて、王城に遊びに来て下さいとおっしゃってました。あのぷにぷにほっぺの感触が忘れられないのだそうです」
「ははー。恐悦至極。光栄の至りー」そう言って星さんが平伏した。

 プルーン姉妹は、今のところまだ俺の部屋の上に住んでいるが、プルーンが女王様の護衛を兼ねた筆頭秘書官に任命された事もあって、近くメロンと共に、姉妹で王城内の官舎に引っ越す予定だ。

「姫……女王様ね。あんたがこっちに残った事知って、かなり喜んでいたわ。
 でも、もう近づいちゃだめよ。もし女王様に指一本でも触れたら、私があんたのちんちん切り落としてあげるから!」
 プルーンが冗談めかして笑いながら言う。

「うわー。筆頭秘書官様は下品だなー。
 でも分かってるさ。多分姫……女王様も……」

「でさ……私があっちゃん姫とコーラル領に行く前、あんたが言ったんだけどさ。
 今度会ったら、朝までヤリまくるっていうの……。
 まだ実現してないんだけど……」

「あっ、いや。そんな事言ったよな……すまんすまん。灯がいるうちはとてもそんな気分ではなかったし、その後もお前が忙しすぎてゆっくり出来なかったからな」
「そうだよね……でも、今日明日は暇なんだ……明後日から引っ越し準備して、いよいよ女王様べったりの生活になっちゃうし……」

「…………」
「…………」

「そうだな。第二夫人ももっと大切にしなきゃな……。
 ははっ、第三夫人は今頃どうしてるかなー」
「そうだねー」

 そうして俺とプルーンは腕を組んで街中に歩み出した。

 ◇◇◇
 ◇◇◇

 ドンっとお尻から放り出された。やっぱりこのゲートの感触は嫌いだ。
 気持ち悪くて吐きそう……灯はそう思った。
 そうしたら、後ろからエルルゥが降ってきて、灯をつぶす形になった。

「こら! エルルゥ。重い重い!」
 灯は、そう言いながら立ち上がって周りを見渡す。

 ああ……間違いない。ここ、うちの裏庭だ! 帰って来れたんだ!

「ねえ、ここ、いいの?」エルルゥがカタコトの日本語で話かける。
「うん。ここ。私の家」

 裏口は鍵がかかっていて入れない。風呂場の窓も雄太が壊したはずだがちゃんと直されていて施錠されてる。正面玄関に回ってみるが、やはり鍵が締まっている。
(えっと……鍵は確かこの植木鉢の下…‥)
 そう思って植木鉢を傾けるがそこに鍵はなかった。

「あー、どうしよう。窓壊そうか……」
 そう思っていたら後ろから声がした。

「灯ちゃん? 灯ちゃんなの?」
 振り返ったら、雄太のお母さんが道に立っていた。

「あ……おばさん……お久しぶりです」
「お久しぶりって、あなた一体どこでどうしてたのよ! それに……雄太と星さんは? いっしょじゃないの? それにこちらの方は……外国の方?」
「おばさん落ち着いて! まず言っておくね。ここにはいないけど雄太とお母さんは無事よ。ちゃんと生活してるわ。そしてこの子はエルルゥ。向こうの世界のお友達よ」

「向こうの世界って……それじゃあなた達、このエルルゥさんの国に行ってたの?」
 エルルゥは限りなく白に近いブロンドで青みがかったグレーの瞳をしている。
 外人と思われても不思議ではない。

「うん、そんなとこ。でもここじゃちょっと話ずらい……」
「ああ、ごめんね。気が付かなくて……とにかく私の家にいらっしゃい。
 お父さんもすぐに呼び出すから」

 一時間ほどして、雄太のお父さんも会社を早退してすっ飛んで帰ってきた。

「こんいちは。はたし、エルルゥ。よろぴく」エルルゥが挨拶した。
 おじさんもエルルゥの風体には驚いたようだが、さすがに一家の長だけあって落ち着いているように見えた。

「それで灯ちゃん。いったいどこの国に……あの地震の日から、佐倉家の二人とうちの雄太が消えちまって……風呂場の窓が壊れていて、犯罪に巻き込まれたんじゃないかってえらい騒ぎだったんだ。N国の拉致じゃないかなんて言われたりしてな。
 それで、雄太と星さんは無事なんだな?」

 おじさんの問いに灯が答える。

「はい、おじさん。二人はこのエルルゥの国で無事生活しています。
 しかも二人の間に子供も出来ました」
「ええっ? 雄太と灯ちゃんの子供! お父さん……いつの間にか初孫よ!」
 雄太のお母さんが喜んで飛び上がった。

「あっ、いや……私と雄太の子供ではなく……雄太と私のお母さんの子供です」
「えっ?」二人が絶句した。

 そして灯は、三人に降りかかった出来事について、ゆっくりと雄太の両親に説明を始めた。

 ◇◇◇

 話を聞いた雄太の両親はしばらく呆然としていたが、おじさんが口を開いた。

「異世界とは、にわかには信じがたい話だが……しかし、こうしてエルルゥさんの耳を見る限り、信用せざるを得ん。すまんがちょっと触らせてもらっていいかな」
 おじさんがそう言いながらエルルゥの耳にそっと触る。
「あは、くすぐったい!」エルルゥがちょっと身をよじった。

「ちょっと、あなた。若い娘さんになんて事を……ごめんねエルルゥちゃん」
「ああ、すまん。すまん。しかし、こんな事公表しても、誰も信じず狂人扱いされるだろうし、その証拠だぞってエルルゥさんを表に出したら、CIAとかKGBとかに拉致されて解剖されかねんな」
「おじさん。KGBとか今無いから……でもそうよね。そうした権力とかに拘束される可能性は大だと思うわ。だから、当分、私とエルルゥをこっそり匿ってくれないかな?」 
 灯が雄太の父親に懇願した。

「ああ、そうだな。佐倉さん家は警察が証拠保全のために確保していて、勝手に入れんしな。別に、二人でずっとうちにいて構わん。灯ちゃんはもともと家族だ。
 私も、信頼できる人を探して、いずれこの事を相談してみるさ」
「ありがと。おじさん」

 灯とエルルゥにはゲートが今でもはっきり見えるのだが、こちらの世界の人には見えない様で、システンメドルが『あると思って見ないと見えない、認識阻害の結界が張ってある』と言ってたものがちゃんと機能しているのだろう。

「それにしても、雄太と星さんがくっついてしまうとは……まあ二人でいっしょに苦労したというのは判ったが……灯ちゃんに申し訳ないねえ」
 おじさんがすまなそうに言う。
「それはいいんです。もう踏ん切りはつけました。あんな第三夫人までこさえる様なスケベな奴は、私の方から振って、お母さんにノシつけて献上してきたんです!」

 第三夫人という言葉が聞き取れたのだろう。エルルゥが大きな声で言った。
「私、第三夫人!」

 灯とエルルゥは、雄太の部屋に案内された。
 雄太のものは、消息が分かるまでと、そのままにしていたらしいが、明日には片付けるので当面この部屋を使っていいとの事だった。

 ちょっとほっとしてエルルゥと顔を見合わせる。
「ゆうた。おとうさん。おかあさん?」
「そう。雄太のご両親よ。あんたにとっても義理のお父さんお母さんね」

 エルルゥを風呂で洗ってゆっくりしたあとで、灯は、雄太から預かった荷物を整理し始めた。
 
 このナイフと軍票は、おじさんに任せるしかないかな。
 ……なに、あいつ。こんな小銭持ってってたんだ……。

 で、あいつのスマホだ。もしかして、花梨ちゃんの写真とかあったら、おじさんたちに見せてあげたいな。そう思って、灯は雄太の机の引き出しをあさる。
 確か、充電器はいっつもここに……あったあった。
 エルルゥも興味深そうに見ている。
 そしてスイッチを入れたらパスワード画面になった。

「こいつのパスワードは……確か私の誕生日! ビンゴ!」
 そして写真フォルダをのぞいてみた。

 ……ああこれ、剣道大会の時の……何よ、私の写真ばかりじゃない! 
 灯はちょっと複雑な気持ちになりかかったが、その時、エルルゥが叫んだ。
「あー! これ!」
 ん? あーこれは……でもどうやら写真はそこで最後のようだ。

 灯とエルルゥは雄太のスマホを持って、一階に降りた。
「おじさん。おばさん。あっちの世界の写真が雄太のスマホにあったの。見る?」
「ああ、是非見せてくれ!」
 灯がスマホの画面を雄太の両親の方に向けた。

 そこには数人のエルフに囲まれた獣人の少女が写っていた。
「博物館の人たち!」エルルゥがカタコトでそう説明した。

 そしてもう一枚写真をめくると、難しい顔をしたその獣人の少女がアップで写っている。

「プルーン! 第二夫人!」エルルゥが懐かしそうに教えてくれた。

「本当に何よこれ……お母さんも花梨ちゃんも全然写さないで自分の第二夫人のアップ撮ってるなんて……まったく、あきれたスケベ野郎だわ!」

 そう言って、灯は大声で笑いだした。
 エルルゥも楽しそうに笑っている。
 そして、つられて雄太の両親まで大声で笑いだした。

 こうして柏木家は、五年以上ぶりに、大きな笑いに包まれたのだった。

(終)


※最後までお読みいただき、感謝感激です。
 明日夕18:00より、日に一本ペースで、アフターストーリーを上げて参りますので、
 引き続き、お楽しみ下さい。
 (お詫び:アフターストーリには、アダルトシーンがございません)
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