22 / 25
第22話 決意のロストバージン?
しおりを挟む
これが初めてではないが、カッとなるとちょっとひどいよな僕。思い切り、姫様をひっぱたいてしまったが、女の子に手を挙げてしまい、やっぱり後悔が半端ない。だが自分が、姫様の身体目当てだったと思われているのかと思うと悔しくて仕方ない。
姫を浜に置いて来てしまったが、まあ一人で帰って来られるだろう……。
ぐじぐじ考えながら、家の前に着いたらカス姉が玄関に立っていた。
「姫様とケンカしたんでしょ?
もう、電話口で大泣きだったわよ。またやらかしたーって」
「カス姉には関係ないよ……もういいよ、姫様の事は。どうせ明日、勇者とエッチして国に帰っちゃうんだし……」
「ふー。あんたが姫様の事好きなのは知ってるけど……。
あの子、天然で悪気ないし……もうすぐ帰っちゃうし……最後まで仲良くしようよ」
「だから、もういいって! 所詮報われない恋だし……ケンカ別れ上等!」
「あーあ。相変わらず、そういうところ、頑固だよねー。でも……まっ、いいか。
それじゃ、りんたろー。あんたと私で、報われる恋してみない?」
また、そんなことでからかって……と喉まで出かかったが、りんたろーには、昨夜の真理の言葉が、ふっと思い出された。
「あっ……カス姉……ありがとう。それもいいかも……」
「あー、悪い悪い。またからかっちゃった……って、え?」
「うん。大晦日の夜、真理ちゃんから言われたんだ。カス姉が僕を一人の男として見てくれているって。だったら、僕も……カス姉を一人の女性として見てもいいのかなって……」
「りんたろ―……」
「…………なんか照れ臭いね。いまさら」
「うん。私も……でも……よし! そういうことなら、お姉さんがひと肌もふた肌も脱ぐわよ! あんたに姫様忘れさせてあげる。姫様が無事にお国に帰ったら、私とエッチしよ! 大丈夫! あんたは童貞だろうけど……私も処女だから!」
「なんだよ、それ。全然大丈夫そうじゃないし……でも、お願いしようかな……。
カス姉となら、身体だけでなく、心もちゃんとつながれそうだし」
「おー! 任せとけ!」
◇◇◇
その日の夜、セシルがカスミの家に戻った時、九時を過ぎていた。
あまりに遅いので、ブレタムが駅と家の間を何回もウロウロしていたところだ。
かなり泣いたのだろう。せっかくの化粧もぐしゃぐしゃだ。
カスミは、セシルの肩を抱きながら、家に入れた。
取り合えずブレタムといっしょにお風呂に入れ、軽食をとらせて落ち着いたところで、カスミはセシルの話を聞いた。
「話は、大体電話で聞いてたけど……。
なんでまた、このタイミングで、りんたろーにバージンあげようなんて思ったの?
あいつ、結構真剣にあなたのことが好きだったのに、明日、他の男のモノになる人からそんな事言われて、からかわれていると思って、カッとなったんだと思うけど」
「……あ……あの、私……りんたろーさんに何もしてあげられなくて……」
「だからー、それで好きな人から、体だけあげるって言われたって、普通、うれしくはないでしょ?」
「……あー……その」セシルが口ごもるのを見て、ブレタムが口を開いた。
「姫様。はっきりおっしゃったらどうなんですか! 私はりんたろー殿が好きだと!」
「えっ?」カスミが目を丸くして驚く。
「すいません姫様。私に分かる様にご説明を……」
「あの、私……りんたろーさんを、一人の殿方として好きなんだと思います。
それで……明日、勇者様とは契る訳で、あのお方の御心が私を向いて下さらない事もわかっているのですが……ムリを通してこちらに参っておりますので、ちゃんとあの方と向き合ってお話して契る事には、なんらためらいはないのです。
ただ、せっかく一生一度の初体験は、お慕いしている方に貰っていただきたいと……」
「……うーん。姫の乙女心…………微妙―……」カスミが嘆息した。
「やはり、私の感覚は、人間のカスミさんから見て変でしょうか?」
「まあ……その辺は、人間だとかエルフだとか関係なく、人それぞれかな。
でも、そっか。姫様は、りんたろーが好きだから、あいつにバージン貰ってほしかったんだ。そうだと知ったら、あいつどんな顔するかな……」
ブレタムが口を挟む。
「ですから姫様。もう意地を張らず、明日はあのクソ勇者の横っ面をひっぱたいて、帰って来られればよろしい。別に肉体関係まで義理立てする必要など全くありませんよ。
そして、堂々とりんたろー殿に告白して、契りを交わされればよいではないですか?」
「でも、もうかなりお怒りでしたし……」
「まあまあ、落ち着こうよ。明日の事はともかく、りんたろーは、ちゃんと話せば分かってくれるよ。まあ、姫様のバージンは勇者さんのものになっちゃうけど……。
ちゃんと仲直りしてから御国に帰れるよ」
そうは言ったものの、カスミの心中は穏やかではない。すぐにりんたろーに連絡して、今からでも姫様と添い遂げさせてやるのが良いのではないか……でも、自分もさっき、りんたろーと男女の仲になろうと言っちゃったし……。
結局、カスミはその場では何も動けず、翌朝を迎えた。
「本当にお一人で大丈夫ですか?」ブレタムが心配そうに言う。
「ええ、総武線はバイトでいつも乗ってますし……今日は私の戦いですから」
そう言ってセシルは、一人、カスミの家から小岩の寿旅館を目指した。
当然? りんたろーの見送りはない。
このままセシルを一人で行かせていいのか……カスミはまだ迷っている。
いっそ、りんたろーに、勇者から姫様を略奪してこいと言ったほうが楽なのでは……とも思う。だが、そんな踏ん切りがつくはずがない。このまま姫様が事を済ませて国に帰ってくれれば、自分は晴れてりんたろーとカップルになれるのだ……。
(あーあ。天下のカスミ様って、こんなに嫌な奴だったっけ……)
自分で自分を嫌いになりそうで、カスミは頭を抱えた。
◇◇◇
「姫様。ようこそ寿旅館へ。勇者様は、ついさっきお着きになり、奥の間でお待ちです」
そう言いながら、マサハルがセシルを先導する。
「ノボル様……」
部屋には、座椅子に腰かけてお茶を飲んでいる勇者ノボルの姿があった。
「姫様……お久しぶり。いや、前橋で会ってるか……。
というか、ほんとに来ちゃうんだ。どんだけ俺にぞっこんなの!」
「……軽口はおやめ下さい。あなたのお考えは、りんたろーさんから大体聞きました。
私はそれを直接あなたの口から言ってほしいだけです」
「はー。りんたろーくんか……あいつ……いい奴だよね。あんたの為にあんなに身体まで張って……いっそ、あいつとくっついた方があんたも幸せだったろうに。
まあ、ここに来たって事は、もう覚悟出来てんだろ。
心配するな。ちゃんと、気持ち良ーくしてやるからさ」
「ええ、そのつもりです。ですから、今ここで、あなたがりんたろーさんにおっしゃった事を、私にもお話下さい!」
勇者ノボルは、元旦の夜、りんたろーに話した趣旨の事を改めてセシルに伝えた。
「ありがとうございます。これで、私は目的を遂げましたので、大手を振って国に帰ります。私を好きな気持ちが残っていたのはうれしいです。
ですが、勇者様はとんだヘタレだったと、帰ったら喧伝しますね」
「ああ、好きに言ってくれて構わん。俺、もうあっち行かないし……。
そんじゃ、一発やろうや」
「……わかりました。それでは私はまず身体を清めたく存じます。
勇者様も先にお風呂を……」
「なんだ、風呂もいっしょでいいぞ!」
「いえ、せっかく初めての経験ですので、礼儀と格式をもって臨みたいのです」
「はは、殊勝というか、古風というか……まあ、いいや。そんじゃ、あんたは、この部屋の風呂使いな。おれは、他の部屋に行って来るわ。
なんか今日、この旅館、貸し切りにしてくれてるみたいだしな」
そう言って勇者は、フロントの方に歩いて行った。
「ふー」大きく深呼吸をして、セシルはフロントに内線をかけた。
ほどなくマホミンがやってくる。
「姫様、なんか用にゃ? 避妊具いるのにゃ?」
「ああ、マホミンさん。私、お風呂を使いたいの。手伝って下さる?」
「ああーん? 一国の姫様は、臣下がいないとお風呂にも入れないのかにゃん!
そんなら、あの犬連れてくればよかったにゃん!」
そう文句を言いながらも、マホミンは姫様を手伝ってくれた。
姫を浜に置いて来てしまったが、まあ一人で帰って来られるだろう……。
ぐじぐじ考えながら、家の前に着いたらカス姉が玄関に立っていた。
「姫様とケンカしたんでしょ?
もう、電話口で大泣きだったわよ。またやらかしたーって」
「カス姉には関係ないよ……もういいよ、姫様の事は。どうせ明日、勇者とエッチして国に帰っちゃうんだし……」
「ふー。あんたが姫様の事好きなのは知ってるけど……。
あの子、天然で悪気ないし……もうすぐ帰っちゃうし……最後まで仲良くしようよ」
「だから、もういいって! 所詮報われない恋だし……ケンカ別れ上等!」
「あーあ。相変わらず、そういうところ、頑固だよねー。でも……まっ、いいか。
それじゃ、りんたろー。あんたと私で、報われる恋してみない?」
また、そんなことでからかって……と喉まで出かかったが、りんたろーには、昨夜の真理の言葉が、ふっと思い出された。
「あっ……カス姉……ありがとう。それもいいかも……」
「あー、悪い悪い。またからかっちゃった……って、え?」
「うん。大晦日の夜、真理ちゃんから言われたんだ。カス姉が僕を一人の男として見てくれているって。だったら、僕も……カス姉を一人の女性として見てもいいのかなって……」
「りんたろ―……」
「…………なんか照れ臭いね。いまさら」
「うん。私も……でも……よし! そういうことなら、お姉さんがひと肌もふた肌も脱ぐわよ! あんたに姫様忘れさせてあげる。姫様が無事にお国に帰ったら、私とエッチしよ! 大丈夫! あんたは童貞だろうけど……私も処女だから!」
「なんだよ、それ。全然大丈夫そうじゃないし……でも、お願いしようかな……。
カス姉となら、身体だけでなく、心もちゃんとつながれそうだし」
「おー! 任せとけ!」
◇◇◇
その日の夜、セシルがカスミの家に戻った時、九時を過ぎていた。
あまりに遅いので、ブレタムが駅と家の間を何回もウロウロしていたところだ。
かなり泣いたのだろう。せっかくの化粧もぐしゃぐしゃだ。
カスミは、セシルの肩を抱きながら、家に入れた。
取り合えずブレタムといっしょにお風呂に入れ、軽食をとらせて落ち着いたところで、カスミはセシルの話を聞いた。
「話は、大体電話で聞いてたけど……。
なんでまた、このタイミングで、りんたろーにバージンあげようなんて思ったの?
あいつ、結構真剣にあなたのことが好きだったのに、明日、他の男のモノになる人からそんな事言われて、からかわれていると思って、カッとなったんだと思うけど」
「……あ……あの、私……りんたろーさんに何もしてあげられなくて……」
「だからー、それで好きな人から、体だけあげるって言われたって、普通、うれしくはないでしょ?」
「……あー……その」セシルが口ごもるのを見て、ブレタムが口を開いた。
「姫様。はっきりおっしゃったらどうなんですか! 私はりんたろー殿が好きだと!」
「えっ?」カスミが目を丸くして驚く。
「すいません姫様。私に分かる様にご説明を……」
「あの、私……りんたろーさんを、一人の殿方として好きなんだと思います。
それで……明日、勇者様とは契る訳で、あのお方の御心が私を向いて下さらない事もわかっているのですが……ムリを通してこちらに参っておりますので、ちゃんとあの方と向き合ってお話して契る事には、なんらためらいはないのです。
ただ、せっかく一生一度の初体験は、お慕いしている方に貰っていただきたいと……」
「……うーん。姫の乙女心…………微妙―……」カスミが嘆息した。
「やはり、私の感覚は、人間のカスミさんから見て変でしょうか?」
「まあ……その辺は、人間だとかエルフだとか関係なく、人それぞれかな。
でも、そっか。姫様は、りんたろーが好きだから、あいつにバージン貰ってほしかったんだ。そうだと知ったら、あいつどんな顔するかな……」
ブレタムが口を挟む。
「ですから姫様。もう意地を張らず、明日はあのクソ勇者の横っ面をひっぱたいて、帰って来られればよろしい。別に肉体関係まで義理立てする必要など全くありませんよ。
そして、堂々とりんたろー殿に告白して、契りを交わされればよいではないですか?」
「でも、もうかなりお怒りでしたし……」
「まあまあ、落ち着こうよ。明日の事はともかく、りんたろーは、ちゃんと話せば分かってくれるよ。まあ、姫様のバージンは勇者さんのものになっちゃうけど……。
ちゃんと仲直りしてから御国に帰れるよ」
そうは言ったものの、カスミの心中は穏やかではない。すぐにりんたろーに連絡して、今からでも姫様と添い遂げさせてやるのが良いのではないか……でも、自分もさっき、りんたろーと男女の仲になろうと言っちゃったし……。
結局、カスミはその場では何も動けず、翌朝を迎えた。
「本当にお一人で大丈夫ですか?」ブレタムが心配そうに言う。
「ええ、総武線はバイトでいつも乗ってますし……今日は私の戦いですから」
そう言ってセシルは、一人、カスミの家から小岩の寿旅館を目指した。
当然? りんたろーの見送りはない。
このままセシルを一人で行かせていいのか……カスミはまだ迷っている。
いっそ、りんたろーに、勇者から姫様を略奪してこいと言ったほうが楽なのでは……とも思う。だが、そんな踏ん切りがつくはずがない。このまま姫様が事を済ませて国に帰ってくれれば、自分は晴れてりんたろーとカップルになれるのだ……。
(あーあ。天下のカスミ様って、こんなに嫌な奴だったっけ……)
自分で自分を嫌いになりそうで、カスミは頭を抱えた。
◇◇◇
「姫様。ようこそ寿旅館へ。勇者様は、ついさっきお着きになり、奥の間でお待ちです」
そう言いながら、マサハルがセシルを先導する。
「ノボル様……」
部屋には、座椅子に腰かけてお茶を飲んでいる勇者ノボルの姿があった。
「姫様……お久しぶり。いや、前橋で会ってるか……。
というか、ほんとに来ちゃうんだ。どんだけ俺にぞっこんなの!」
「……軽口はおやめ下さい。あなたのお考えは、りんたろーさんから大体聞きました。
私はそれを直接あなたの口から言ってほしいだけです」
「はー。りんたろーくんか……あいつ……いい奴だよね。あんたの為にあんなに身体まで張って……いっそ、あいつとくっついた方があんたも幸せだったろうに。
まあ、ここに来たって事は、もう覚悟出来てんだろ。
心配するな。ちゃんと、気持ち良ーくしてやるからさ」
「ええ、そのつもりです。ですから、今ここで、あなたがりんたろーさんにおっしゃった事を、私にもお話下さい!」
勇者ノボルは、元旦の夜、りんたろーに話した趣旨の事を改めてセシルに伝えた。
「ありがとうございます。これで、私は目的を遂げましたので、大手を振って国に帰ります。私を好きな気持ちが残っていたのはうれしいです。
ですが、勇者様はとんだヘタレだったと、帰ったら喧伝しますね」
「ああ、好きに言ってくれて構わん。俺、もうあっち行かないし……。
そんじゃ、一発やろうや」
「……わかりました。それでは私はまず身体を清めたく存じます。
勇者様も先にお風呂を……」
「なんだ、風呂もいっしょでいいぞ!」
「いえ、せっかく初めての経験ですので、礼儀と格式をもって臨みたいのです」
「はは、殊勝というか、古風というか……まあ、いいや。そんじゃ、あんたは、この部屋の風呂使いな。おれは、他の部屋に行って来るわ。
なんか今日、この旅館、貸し切りにしてくれてるみたいだしな」
そう言って勇者は、フロントの方に歩いて行った。
「ふー」大きく深呼吸をして、セシルはフロントに内線をかけた。
ほどなくマホミンがやってくる。
「姫様、なんか用にゃ? 避妊具いるのにゃ?」
「ああ、マホミンさん。私、お風呂を使いたいの。手伝って下さる?」
「ああーん? 一国の姫様は、臣下がいないとお風呂にも入れないのかにゃん!
そんなら、あの犬連れてくればよかったにゃん!」
そう文句を言いながらも、マホミンは姫様を手伝ってくれた。
30
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる