生きる意味を失くした僕と、夏の終わりに死ぬ君
挫折を味わった少年と、死が見える少女が繰り広げるひと夏の物語。
高2の葉村宏樹(はむらひろき)は関西の名門校に通っていたが、勉強についていけず、医師になる夢を諦めて千葉県の公立高校に編入する。
その高校には同い年の幼馴染み・椎名沙世子(しいなさよこ)がいた。沙世子は画家を目指していたが、絵の師匠だった父親の行き過ぎた指導よって負傷。その時のことがショックで筆を握れなくなっている。
久々に沙世子と顔を合わせた宏樹だが、「私は世界一の嘘つきだから近寄らないで」と言われ拒絶されてしまう。そんな中、同じクラスの貴島朱夏(きじましゅか)に突然話しかけられる。
人気者で明るい貴島は沙世子の親友で、『人の寿命が見える』という秘密の能力を持っていた。「このままだと沙世子が死ぬ」と言われた宏樹は、貴島と協力して沙世子を助ける決心をする。
高2の葉村宏樹(はむらひろき)は関西の名門校に通っていたが、勉強についていけず、医師になる夢を諦めて千葉県の公立高校に編入する。
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人気者で明るい貴島は沙世子の親友で、『人の寿命が見える』という秘密の能力を持っていた。「このままだと沙世子が死ぬ」と言われた宏樹は、貴島と協力して沙世子を助ける決心をする。
CHAPTER1 死神、あるいはラプラスの悪魔
CHAPTER2 シュレーディンガーのロシアンブルー
CHAPTER3 謎のご当地ヒーロー
CHAPTER4 君の身体の半分
CHAPTER5 見える傷と、見えない傷
CHAPTER6 夏合宿
CHAPTER7 君の決意
CHAPTER8 突然の訃報
CHAPTER9 野分
CHAPTER10 君の嘘
CHAPTER11 秋の始まり
CHAPTER12 君の最大の嘘
EXTRA-CHAPTER 大好きな二人へ
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