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17章 ショッキングピンクな日々
第1話 妄想物書きの悲哀
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「あ~恋がしたぁい~」
そうぐんにゃりとカウンタに突っ伏したのは早乙女さん、本名田口さんである。
「まぁた言ってる。先生にはお仕事があるでしょう?」
そう相手をするのは加藤さんだ。加藤さんは呆れた様に冷酒を傾ける。早乙女さん(仮称)は白ワインを片手に「だってぇ~」とぐずる。
本名田口さんは、早乙女蘭子という華々しいペンネームで恋愛小説を書いている小説家である。
田口さんはこの本名である田口という苗字があまり気にいっていないらしく、この煮物屋さんでもペンネームの早乙女さんと呼ばれたがった。なのでここから先は早乙女さんで進めさせていただく。
そして加藤さんは早乙女さんの担当編集者なのである。
もう付き合いも長いらしく、言葉使いも互いにフランクである。それでも一定の線引きはある様だ。一応は仕事相手なのだから、なぁなぁになってしまってはいけないとふたりは言う。
早乙女さんが書く恋愛小説は、べったべたで甘々な設定がほとんどだ。それこそパンを咥えた女子高生が曲がり角で美少年にぶつかり、その美少年が女子高生のクラスに転入して来て、その時にはすでに互いに意識をしている、という様な。
佳鳴は早乙女さんの作品を1冊ほど読んだことがあるが、あまりにも甘々すぎてつい笑いが起きてしまった。佳鳴があまり恋愛体質ではないからだろう。
これがいわゆる恋愛脳のお嬢さんたちに、絶大な人気を誇っているのだと加藤さんは言う。
そしてそれを生み出している早乙女さんも立派な恋愛脳だ。
早乙女さんの作品は、要は早乙女さんの妄想の産物なのである。
「架空の恋愛ばっかり書いてて~、私自身が全然潤わないんだも~ん」
「お見合いパーティとか行ってみますか?」
「それはちょっと怖い」
加藤さんの提案を早乙女さんはばっさり斬る。
「じゃあそんなこと言っていないでお仕事してください。次の締め切りまでそう日もありませんよ」
「締め切り終わったところなのにぃ~」
早乙女さんは嘆く。
もともとは早乙女さんがこの煮物屋さんの常連さんなのである。執筆中や締め切り後に関わらず夕飯を食べに来てくださっていた。
そして加藤さんと来られる時は決まって締め切り後。早乙女さんはアナログ環境で執筆をされている小説家なのだ。昨今では珍しいらしい。早乙女さんいわく。
「万年筆でしたためる心を込めた一文字一文字が、エモーショナルとときめきを生み出すのよ」
なのだそうだ。
なので完成原稿を担当編集の加藤さんが受け取りに来られるのだ。
そして受け取った後、打ち上げと夕飯を兼ねてこうして煮物屋さんをご利用されるのである。
「締め切り終えられて、もう次のお仕事なんですか? さすが早乙女さん売れっ子さんですねぇ」
佳鳴が笑顔で言うと、早乙女さんは照れて「いえいえ、それほどでも~」と笑う。
「店長さん、調子の乗らせないでください。この人締め切りこそ守りますけど、書かせるの本当に大変なんですから」
加藤さんの苦言に早乙女さんは「酷~い」としょんぼりした表情で天を仰ぐ。
「これでも一応看板作家だよ? もうちょっと丁寧に扱ってくれても良いんじゃ無い?」
「看板作家だからこそ厳しくして面白い小説を書いていただかないと」
これはなかなか手強い。早乙女さんは「うあ~」とまたカウンタに突っ伏す。
「はいはい、気を取り直してご飯いただきましょう。今日も美味しそうですよ」
加藤さんのフォローに早乙女さんは「……食べる」と唸りながらのろのろと顔を上げた。
今日のメインは鮭じゃがである。肉じゃがの肉の代わりに鮭を使っている。鮭は全体、特に皮目をぱりっと焼き付けてからさっと煮込んでいるので、香ばしく仕上がっている。彩りはさやいんげんだ。
小鉢のひとつはゴーヤと豆腐のおかか炒めだ。薄切りにしたゴーヤと水切りをして崩した豆腐をオリーブオイルで炒めて、味醂や塩などで味付けをして、最後に削り節をまぶす。
小鉢もうひとつは豚肉とみょうがのごま炒めである。豚肉はみょうがに合わせて千切りにし、みょうがは歯応えが残る様にさっと炒める。酒や醤油などで調味をして最後にごま油を回し入れ、すりごまをたっぷりと加えた。
早乙女さんは白ワインを口に含み、箸をごま炒めに伸ばす。もぐもぐとゆっくりと噛んで「はぁ~、癒されるぅ~」と相貌を崩した。
「みょうがって癖があるのにあんまり感じないんですねぇ。ごまのお陰?」
「そうですね。ごまの甘みがみょうがの渋みを和らげてくれるんだと思いますよ」
「へぇ、しゃきしゃきも残ってて美味しいです。豚肉とも合うんですねぇ」
「ありがとうございます」
佳鳴はにっこりと微笑む。
「煮物も美味しいですねぇ。こうやって鮭煮るのって珍しく無いですか? 私初めてかも」
加藤さんが言って、解した鮭を口に運ぶ。
「皮が香ばしくて美味しいです! なんで鮭の皮ってこんなに美味しいんだろ」
「たまにはこういういただき方も良いかもと思いまして」
千隼が言うと、加藤さんは「うんうん、良いですねぇ」と口角を上げた。
「あ、先生、あまり飲み過ぎないでくださいよ。この後があるんですからね」
「分かってますよ~だ」
白ワインを飲み干した早乙女さんを加藤さんがたしなめ、早乙女さんは唇をとがらす。
「まだ1杯目だもん。もう1杯くらい大丈夫。お代わりくださーい」
「はい。お待ちくださいね。この後もご予定が?」
「はい。取材も兼ねて繁華街に」
「久しぶりの夜の街です。楽しみなんですよ~」
「先生、羽目を外すのは勘弁してくださいよ」
うきうきとした様子で言う早乙女さんに、加藤さんはしっかりと釘を刺す。
「加藤ちゃん私に妙に厳しく無ぁい?」
「気のせいです」
早乙女さんは恨みがましい目で加藤さんを見つめ、加藤さんはつーんとその視線をいなした。まるでコンビ芸を見ている様だ。うまが合うということなのだろう。
「でも締め切りを終えられてすぐに取材だなんて、締め切りも控えられて、お休みする暇も無いんですねぇ。お忙しいんですねぇ。はい、白ワインお待たせしました」
早乙女さんは「ありがとうございます」とワイングラスを受け取る。
「取材と言っても打ち上げも兼ねてますからね~。初めて行くジャンルのお店なので、楽しみながらも少し怖くもあるんですけどもね」
「あら。ではお土産話を期待しましょうかしら」
「はい。良いネタが拾えると良いんですけどね~」
早乙女さんはご機嫌な様子で白ワインを傾けた。
そうぐんにゃりとカウンタに突っ伏したのは早乙女さん、本名田口さんである。
「まぁた言ってる。先生にはお仕事があるでしょう?」
そう相手をするのは加藤さんだ。加藤さんは呆れた様に冷酒を傾ける。早乙女さん(仮称)は白ワインを片手に「だってぇ~」とぐずる。
本名田口さんは、早乙女蘭子という華々しいペンネームで恋愛小説を書いている小説家である。
田口さんはこの本名である田口という苗字があまり気にいっていないらしく、この煮物屋さんでもペンネームの早乙女さんと呼ばれたがった。なのでここから先は早乙女さんで進めさせていただく。
そして加藤さんは早乙女さんの担当編集者なのである。
もう付き合いも長いらしく、言葉使いも互いにフランクである。それでも一定の線引きはある様だ。一応は仕事相手なのだから、なぁなぁになってしまってはいけないとふたりは言う。
早乙女さんが書く恋愛小説は、べったべたで甘々な設定がほとんどだ。それこそパンを咥えた女子高生が曲がり角で美少年にぶつかり、その美少年が女子高生のクラスに転入して来て、その時にはすでに互いに意識をしている、という様な。
佳鳴は早乙女さんの作品を1冊ほど読んだことがあるが、あまりにも甘々すぎてつい笑いが起きてしまった。佳鳴があまり恋愛体質ではないからだろう。
これがいわゆる恋愛脳のお嬢さんたちに、絶大な人気を誇っているのだと加藤さんは言う。
そしてそれを生み出している早乙女さんも立派な恋愛脳だ。
早乙女さんの作品は、要は早乙女さんの妄想の産物なのである。
「架空の恋愛ばっかり書いてて~、私自身が全然潤わないんだも~ん」
「お見合いパーティとか行ってみますか?」
「それはちょっと怖い」
加藤さんの提案を早乙女さんはばっさり斬る。
「じゃあそんなこと言っていないでお仕事してください。次の締め切りまでそう日もありませんよ」
「締め切り終わったところなのにぃ~」
早乙女さんは嘆く。
もともとは早乙女さんがこの煮物屋さんの常連さんなのである。執筆中や締め切り後に関わらず夕飯を食べに来てくださっていた。
そして加藤さんと来られる時は決まって締め切り後。早乙女さんはアナログ環境で執筆をされている小説家なのだ。昨今では珍しいらしい。早乙女さんいわく。
「万年筆でしたためる心を込めた一文字一文字が、エモーショナルとときめきを生み出すのよ」
なのだそうだ。
なので完成原稿を担当編集の加藤さんが受け取りに来られるのだ。
そして受け取った後、打ち上げと夕飯を兼ねてこうして煮物屋さんをご利用されるのである。
「締め切り終えられて、もう次のお仕事なんですか? さすが早乙女さん売れっ子さんですねぇ」
佳鳴が笑顔で言うと、早乙女さんは照れて「いえいえ、それほどでも~」と笑う。
「店長さん、調子の乗らせないでください。この人締め切りこそ守りますけど、書かせるの本当に大変なんですから」
加藤さんの苦言に早乙女さんは「酷~い」としょんぼりした表情で天を仰ぐ。
「これでも一応看板作家だよ? もうちょっと丁寧に扱ってくれても良いんじゃ無い?」
「看板作家だからこそ厳しくして面白い小説を書いていただかないと」
これはなかなか手強い。早乙女さんは「うあ~」とまたカウンタに突っ伏す。
「はいはい、気を取り直してご飯いただきましょう。今日も美味しそうですよ」
加藤さんのフォローに早乙女さんは「……食べる」と唸りながらのろのろと顔を上げた。
今日のメインは鮭じゃがである。肉じゃがの肉の代わりに鮭を使っている。鮭は全体、特に皮目をぱりっと焼き付けてからさっと煮込んでいるので、香ばしく仕上がっている。彩りはさやいんげんだ。
小鉢のひとつはゴーヤと豆腐のおかか炒めだ。薄切りにしたゴーヤと水切りをして崩した豆腐をオリーブオイルで炒めて、味醂や塩などで味付けをして、最後に削り節をまぶす。
小鉢もうひとつは豚肉とみょうがのごま炒めである。豚肉はみょうがに合わせて千切りにし、みょうがは歯応えが残る様にさっと炒める。酒や醤油などで調味をして最後にごま油を回し入れ、すりごまをたっぷりと加えた。
早乙女さんは白ワインを口に含み、箸をごま炒めに伸ばす。もぐもぐとゆっくりと噛んで「はぁ~、癒されるぅ~」と相貌を崩した。
「みょうがって癖があるのにあんまり感じないんですねぇ。ごまのお陰?」
「そうですね。ごまの甘みがみょうがの渋みを和らげてくれるんだと思いますよ」
「へぇ、しゃきしゃきも残ってて美味しいです。豚肉とも合うんですねぇ」
「ありがとうございます」
佳鳴はにっこりと微笑む。
「煮物も美味しいですねぇ。こうやって鮭煮るのって珍しく無いですか? 私初めてかも」
加藤さんが言って、解した鮭を口に運ぶ。
「皮が香ばしくて美味しいです! なんで鮭の皮ってこんなに美味しいんだろ」
「たまにはこういういただき方も良いかもと思いまして」
千隼が言うと、加藤さんは「うんうん、良いですねぇ」と口角を上げた。
「あ、先生、あまり飲み過ぎないでくださいよ。この後があるんですからね」
「分かってますよ~だ」
白ワインを飲み干した早乙女さんを加藤さんがたしなめ、早乙女さんは唇をとがらす。
「まだ1杯目だもん。もう1杯くらい大丈夫。お代わりくださーい」
「はい。お待ちくださいね。この後もご予定が?」
「はい。取材も兼ねて繁華街に」
「久しぶりの夜の街です。楽しみなんですよ~」
「先生、羽目を外すのは勘弁してくださいよ」
うきうきとした様子で言う早乙女さんに、加藤さんはしっかりと釘を刺す。
「加藤ちゃん私に妙に厳しく無ぁい?」
「気のせいです」
早乙女さんは恨みがましい目で加藤さんを見つめ、加藤さんはつーんとその視線をいなした。まるでコンビ芸を見ている様だ。うまが合うということなのだろう。
「でも締め切りを終えられてすぐに取材だなんて、締め切りも控えられて、お休みする暇も無いんですねぇ。お忙しいんですねぇ。はい、白ワインお待たせしました」
早乙女さんは「ありがとうございます」とワイングラスを受け取る。
「取材と言っても打ち上げも兼ねてますからね~。初めて行くジャンルのお店なので、楽しみながらも少し怖くもあるんですけどもね」
「あら。ではお土産話を期待しましょうかしら」
「はい。良いネタが拾えると良いんですけどね~」
早乙女さんはご機嫌な様子で白ワインを傾けた。
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