22 / 30
#22 さて、何を作ろうか
しおりを挟む
王都は、首都であるドルドラの街の中央に位置する。
南部スーザの村に北部マカロワの村、東部アグレルの村、そして西部マスネの村。これら4つの村に取り囲まれる様に、王都は存在した。
王都にはそれぞれの村に繋がる門があり、そのすぐ内側には詰所。その出入りは厳しく制限されている。
だが王都を囲う石塀はそう高く無く、梯子1本あれば忍び込めてしまいそうだ。とは言えそんな事をする国民はいないのだが。
稀に好奇心の塊の様な子どもが入り込んだりするらしいが、子どもの悪戯だから大事にはならない。
「入っちゃ駄目だよ」、そう諭されて家に帰される。親にはこっぴどく叱られそうだが。
さて、今サミエルとマロがいるのは北部、マカロワの村。と言う事は北門から入るのが早い。
まずは馬車を借りて、王都近くの宿に向かう事にする。
国王陛下、そして王族の方々に料理を振る舞うのは、明日の晩である。
王都から1番近い宿からは、北門が小さく見える。そこにはキッチン付きの部屋が無かったので、普通のペット可の部屋を取った。
さてそうなると、夕飯はどうしようか。カロリーナの事もあるから、作らない訳には行かない。となると、何時もなら村外れで火を起こす事にするのだが。
サミエルは部屋に荷物を置くとロビーに引き返し、受付の女性に、火を起こせそうな場所はあるか聞いてみた。すると。
「お客さま、受付の時にキッチン付きのお部屋があるか聞いておられましたね。お料理をされたいのですか?」
「ああはい、そうなんすよ」
「でしたら、宿の厨房をお使いになられます?」
「え、良いんすか?」
「はい。夜は使いませんから」
この国の宿の殆どは、夕飯の用意は無い。朝食は客が望めば軽食が振舞われる。内容は宿による。この宿ではスープとパンなのだと言う説明が、受付の時にあった。
「朝食のスープを作る為の調理器具しかありませんので、不充分かも知れませんが、よろしければ」
「そうさせて貰えるなら、本当に助かります。ありがとうございます」
それは本当に有難い。サミエルは頭を下げた。足元ではマロも。受付からは見えないだろうが。
「ではご案内しますね。使える器具は使っていただいて構いません。あ、食材だけは持ち込んでくださいね。後は元通りに片付けてくだされば大丈夫ですから」
そう言いながら連れて行かれた厨房はこじんまりとしたもので、一般家庭の設備とそう変わらない。しかし夕飯を作るには充分だった。
「解りました。じゃあ使わせて貰いますね。ありがとうございます」
「ありがとうございますカピ!」
サミエルに続けてマロも礼を言うと、受付の女性は「あら」と小さく驚いてマロを見た。
「喋れるって事は、能力持ちのカピバラさんだったんですね。でしたら普通の2人部屋をご用意しましたのに」
「大丈夫なのですカピ。動物用のベッドの方が落ち着くのですカピ」
「そうなんですか? それなら良いんですけど」
受付の女性はそう言って、にっこりと笑った。
「じゃあ俺は市場に行って来ますんで」
「はい。ご使用の前にはお声を掛けてください」
「はいっす」
そうしてサミエルとマロは市場に向かった。
サミエルが仕入れたものは、にんにく、生姜、玉葱、牛挽肉、人参、トマト、卵、米。
まずは米を洗って鍋に入れ、水に浸しておく。
鍋に湯を沸かし、卵を入れ、火を止めて蓋をする。これは暫くこのまま放置。
続けて、にんにくと生姜、玉葱と人参は微塵切り、トマトはざく切りにしておく。
米の鍋を火に掛ける。まずは強火に。
フライパンにオリーブオイルを引いて、にんにくと生姜をじっくりと炒める。香ばしい香りがしたら玉葱を加えて炒める。塩を振ってしんなりするまで。
米の鍋が沸いたので、弱火に落として。
玉葱に透明感が出て甘い香りがして来たら、人参を入れてさっと炒める。
続けて牛挽肉を入れて、ぽろぽろになる様に炒める。
炒まったらブレンドしたカレースパイスを入れ、香りが立つまで焦がさない様に炒めて。
トマト、水と顆粒ブイヨンを加える。まずはトマトを潰す様に炒めて、馴染んだら煮詰めて行く。
米が炊き上がったので、解して蓋をして蒸らしておく。
さて、その米を皿に平らに盛る。その上に塩胡椒と砂糖で味を整えた牛挽肉を煮込んだものを乗せて、真ん中に窪みを作る。
その窪みに放置しておいた卵を割り落としたら。
ドライカレー温泉卵乗せ、完成である。
「スパイシーで良い香りですカピ」
調理台の上にちょこんと腰を落としたマロが、嬉しそうに声を上げた。
この厨房の調理台には椅子も置かれているので、このままここで食べる事にする。カロリーナはまだ来ていない。宿を移る事は言えなかったので、迷っていなければ良いが。
そう考えた瞬間、厨房のドアが勢い良く開かれた。
「ちょっと! 宿を変えるのなら前もって言っておいてよね!」
カロリーナが怒りを含んだ声を荒げた。
「宿に気配が無いから驚いたわよ。人間の振りして受付に聞いたらチェックアウトしたって言われて、何処に行ったか聞いたら「お客さまの事は教えられない」なんて言われて本当に腹が立つったら。この村にいる気配はしてたから、どうにか辿って来たけど」
愚痴るカロリーナの台詞の合間に、マロの「そのまま迷って来なければ良かったのにカピ」が小さく混じり、「相変わらずだなぁ」とサミエルは微笑を浮かべた。
「そりゃあ悪かったな、時間が無くてさ。でも丁度良いタイミングだ。出来立てだぜ」
「そ。ま、もう良いけどね。良い香りだわ」
カロリーナはころりと機嫌を直し、鼻をひくつかせながら椅子に掛けた。
「ほらよ、どうぞ」
サミエルはマロとカロリーナの前にドライカレーを置いてやった。
「美味しそうだわ!」
カロリーナは嬉しそうな声を出すと、あらためて顔を近付けて香りを楽しんだ。
マロもわくわくを隠せない表情でドライカレーを見つめている。
「じゃ、いただきます」
「いただくわ」
「いただきますカピ!」
まずはスプーンで、米にドライカレーを纏わせ、口に運ぶ。ぴりりとスパイシーで香ばしく、だが玉葱の甘み、ブイヨンの膨よかさが味わいを良くしている。
次に温泉卵を割る。とろりと流れ出る黄身。黄金色に輝くそれを絡ませて口へ。まろやかさが加わり、更なるコクも生まれる。
今夜も美味しく出来た。サミエルはうんうんと頷いた。
「美味しいわ!」
「美味しいですカピ! とろとろの卵ととても良く合いますカピ」
カロリーナとマロも、満足そうに口を動かしていた。
皿が空になり、ひと心地着いた頃。
「カロリーナ、明日の晩飯だけどさ、悪いがキャンセルしてくれんか」
サミエルが言うと、カロリーナはあからさまに不機嫌を露わにした。
「どうしてよ」
「明日は王都の城に料理作りに行くんだ。流石にそこにお前さんを招待する訳には行かんと思うからさ」
するとカロリーナは唇を尖らせながらも、渋々と頷いた。
「……王都なら仕方が無いわね」
「お、やけにあっさりと引き下がってくれたな。助かるけどさ」
「王都には結界が張られているのですカピ」
「そうなんか?」
「有能な祓魔師と結界師が組んで、強力な結界を張っているのですカピ。あれは見事ですカピ。そこの悪魔程度なら、手も足も出ないですカピ」
「煩いわね! あの結界は高位悪魔でも簡単には破れないんだから」
カロリーナは膨れっ面で言い放つ。
「で、サミエルさん、明日は何を作るのですカピ?」
「そうだなぁ……」
マロの問いに、サミエルは「ううん」と首を捻る。
「担当してくれてる王都勤めの人が言うにはさ、王都にはこの国の名物が集まってるらしいんだよ。畑も田圃も牧場もあって、王都の食は全部中で賄ってるんだな。だから迷ってんだよ」
「それは難しいですカピね……」
「なぁ、マロ、カロリーナ、今まで食べた俺の料理の中で、どれが1番旨かった?」
訊くと、マロとカロリーナが顔を見合わせた。
「決められないわね」
「決められないですカピね」
「どれも美味しすぎるから」
「美味しくて堪らないものばかりなのですカピ」
「そう言ってくれるのは嬉しいがなぁ」
サミエルはそう言って苦笑する。
さて、何を作ろうか。
南部スーザの村に北部マカロワの村、東部アグレルの村、そして西部マスネの村。これら4つの村に取り囲まれる様に、王都は存在した。
王都にはそれぞれの村に繋がる門があり、そのすぐ内側には詰所。その出入りは厳しく制限されている。
だが王都を囲う石塀はそう高く無く、梯子1本あれば忍び込めてしまいそうだ。とは言えそんな事をする国民はいないのだが。
稀に好奇心の塊の様な子どもが入り込んだりするらしいが、子どもの悪戯だから大事にはならない。
「入っちゃ駄目だよ」、そう諭されて家に帰される。親にはこっぴどく叱られそうだが。
さて、今サミエルとマロがいるのは北部、マカロワの村。と言う事は北門から入るのが早い。
まずは馬車を借りて、王都近くの宿に向かう事にする。
国王陛下、そして王族の方々に料理を振る舞うのは、明日の晩である。
王都から1番近い宿からは、北門が小さく見える。そこにはキッチン付きの部屋が無かったので、普通のペット可の部屋を取った。
さてそうなると、夕飯はどうしようか。カロリーナの事もあるから、作らない訳には行かない。となると、何時もなら村外れで火を起こす事にするのだが。
サミエルは部屋に荷物を置くとロビーに引き返し、受付の女性に、火を起こせそうな場所はあるか聞いてみた。すると。
「お客さま、受付の時にキッチン付きのお部屋があるか聞いておられましたね。お料理をされたいのですか?」
「ああはい、そうなんすよ」
「でしたら、宿の厨房をお使いになられます?」
「え、良いんすか?」
「はい。夜は使いませんから」
この国の宿の殆どは、夕飯の用意は無い。朝食は客が望めば軽食が振舞われる。内容は宿による。この宿ではスープとパンなのだと言う説明が、受付の時にあった。
「朝食のスープを作る為の調理器具しかありませんので、不充分かも知れませんが、よろしければ」
「そうさせて貰えるなら、本当に助かります。ありがとうございます」
それは本当に有難い。サミエルは頭を下げた。足元ではマロも。受付からは見えないだろうが。
「ではご案内しますね。使える器具は使っていただいて構いません。あ、食材だけは持ち込んでくださいね。後は元通りに片付けてくだされば大丈夫ですから」
そう言いながら連れて行かれた厨房はこじんまりとしたもので、一般家庭の設備とそう変わらない。しかし夕飯を作るには充分だった。
「解りました。じゃあ使わせて貰いますね。ありがとうございます」
「ありがとうございますカピ!」
サミエルに続けてマロも礼を言うと、受付の女性は「あら」と小さく驚いてマロを見た。
「喋れるって事は、能力持ちのカピバラさんだったんですね。でしたら普通の2人部屋をご用意しましたのに」
「大丈夫なのですカピ。動物用のベッドの方が落ち着くのですカピ」
「そうなんですか? それなら良いんですけど」
受付の女性はそう言って、にっこりと笑った。
「じゃあ俺は市場に行って来ますんで」
「はい。ご使用の前にはお声を掛けてください」
「はいっす」
そうしてサミエルとマロは市場に向かった。
サミエルが仕入れたものは、にんにく、生姜、玉葱、牛挽肉、人参、トマト、卵、米。
まずは米を洗って鍋に入れ、水に浸しておく。
鍋に湯を沸かし、卵を入れ、火を止めて蓋をする。これは暫くこのまま放置。
続けて、にんにくと生姜、玉葱と人参は微塵切り、トマトはざく切りにしておく。
米の鍋を火に掛ける。まずは強火に。
フライパンにオリーブオイルを引いて、にんにくと生姜をじっくりと炒める。香ばしい香りがしたら玉葱を加えて炒める。塩を振ってしんなりするまで。
米の鍋が沸いたので、弱火に落として。
玉葱に透明感が出て甘い香りがして来たら、人参を入れてさっと炒める。
続けて牛挽肉を入れて、ぽろぽろになる様に炒める。
炒まったらブレンドしたカレースパイスを入れ、香りが立つまで焦がさない様に炒めて。
トマト、水と顆粒ブイヨンを加える。まずはトマトを潰す様に炒めて、馴染んだら煮詰めて行く。
米が炊き上がったので、解して蓋をして蒸らしておく。
さて、その米を皿に平らに盛る。その上に塩胡椒と砂糖で味を整えた牛挽肉を煮込んだものを乗せて、真ん中に窪みを作る。
その窪みに放置しておいた卵を割り落としたら。
ドライカレー温泉卵乗せ、完成である。
「スパイシーで良い香りですカピ」
調理台の上にちょこんと腰を落としたマロが、嬉しそうに声を上げた。
この厨房の調理台には椅子も置かれているので、このままここで食べる事にする。カロリーナはまだ来ていない。宿を移る事は言えなかったので、迷っていなければ良いが。
そう考えた瞬間、厨房のドアが勢い良く開かれた。
「ちょっと! 宿を変えるのなら前もって言っておいてよね!」
カロリーナが怒りを含んだ声を荒げた。
「宿に気配が無いから驚いたわよ。人間の振りして受付に聞いたらチェックアウトしたって言われて、何処に行ったか聞いたら「お客さまの事は教えられない」なんて言われて本当に腹が立つったら。この村にいる気配はしてたから、どうにか辿って来たけど」
愚痴るカロリーナの台詞の合間に、マロの「そのまま迷って来なければ良かったのにカピ」が小さく混じり、「相変わらずだなぁ」とサミエルは微笑を浮かべた。
「そりゃあ悪かったな、時間が無くてさ。でも丁度良いタイミングだ。出来立てだぜ」
「そ。ま、もう良いけどね。良い香りだわ」
カロリーナはころりと機嫌を直し、鼻をひくつかせながら椅子に掛けた。
「ほらよ、どうぞ」
サミエルはマロとカロリーナの前にドライカレーを置いてやった。
「美味しそうだわ!」
カロリーナは嬉しそうな声を出すと、あらためて顔を近付けて香りを楽しんだ。
マロもわくわくを隠せない表情でドライカレーを見つめている。
「じゃ、いただきます」
「いただくわ」
「いただきますカピ!」
まずはスプーンで、米にドライカレーを纏わせ、口に運ぶ。ぴりりとスパイシーで香ばしく、だが玉葱の甘み、ブイヨンの膨よかさが味わいを良くしている。
次に温泉卵を割る。とろりと流れ出る黄身。黄金色に輝くそれを絡ませて口へ。まろやかさが加わり、更なるコクも生まれる。
今夜も美味しく出来た。サミエルはうんうんと頷いた。
「美味しいわ!」
「美味しいですカピ! とろとろの卵ととても良く合いますカピ」
カロリーナとマロも、満足そうに口を動かしていた。
皿が空になり、ひと心地着いた頃。
「カロリーナ、明日の晩飯だけどさ、悪いがキャンセルしてくれんか」
サミエルが言うと、カロリーナはあからさまに不機嫌を露わにした。
「どうしてよ」
「明日は王都の城に料理作りに行くんだ。流石にそこにお前さんを招待する訳には行かんと思うからさ」
するとカロリーナは唇を尖らせながらも、渋々と頷いた。
「……王都なら仕方が無いわね」
「お、やけにあっさりと引き下がってくれたな。助かるけどさ」
「王都には結界が張られているのですカピ」
「そうなんか?」
「有能な祓魔師と結界師が組んで、強力な結界を張っているのですカピ。あれは見事ですカピ。そこの悪魔程度なら、手も足も出ないですカピ」
「煩いわね! あの結界は高位悪魔でも簡単には破れないんだから」
カロリーナは膨れっ面で言い放つ。
「で、サミエルさん、明日は何を作るのですカピ?」
「そうだなぁ……」
マロの問いに、サミエルは「ううん」と首を捻る。
「担当してくれてる王都勤めの人が言うにはさ、王都にはこの国の名物が集まってるらしいんだよ。畑も田圃も牧場もあって、王都の食は全部中で賄ってるんだな。だから迷ってんだよ」
「それは難しいですカピね……」
「なぁ、マロ、カロリーナ、今まで食べた俺の料理の中で、どれが1番旨かった?」
訊くと、マロとカロリーナが顔を見合わせた。
「決められないわね」
「決められないですカピね」
「どれも美味しすぎるから」
「美味しくて堪らないものばかりなのですカピ」
「そう言ってくれるのは嬉しいがなぁ」
サミエルはそう言って苦笑する。
さて、何を作ろうか。
10
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる