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3章 こんがらがる慕情
第16話 終わりの時
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垣村はゆっくりと立ち上がり、夕子と冬暉に深々と頭を下げた。
「ご迷惑をお掛けしました。後は、警察でお話します」
「……解りました」
夕子も立ち上がると、垣村を促す様に手を動かす。垣村はそれに倣い、席を離れた。
「垣村さん……」
「垣村ちゃん……」
萩原と門脇が呆然として弱々しい声を上げる。垣村は萩原たちの方を振り返ると、ゆったりと微笑んで小さく頷いた。その微笑みは、全てを覚悟している様に見えた。
その笑みに弾かれる様に、萩原ががたんと音を立てて立ち上がった。背後で椅子が小さく揺れる。
「ちゃうやろ! 3人でやったんやろ? あなたひとりに被ってもらおうやなんて思ってへんわよ。見くびらんといて!」
その強い声には怒りが含まれていた。このまま垣村を見送っていれば、ひとまずこの場は乗り切れただろうに、自ら飛び込んで来るとは。気が強く、プライドが高いのだろう。だからこそ騙されてしまったとも言えるかも知れない。
「……そうやね」
門脇が大きく息を吐いて、呟く様に言った。
「田渕に騙されて腹が立って腹が立って、殺してやりたいて思ってもたんやもん。100万は大きかったなぁー。あんなしょぼい偽物掴まされて、二束三文にもならへんっちゅうんやから。騙された私かて悪いんかも知れへん。でも騙した田渕はもっと悪いやろ? 他にも沢山の女性騙して絵買わせとったんですよ。少なくともここに3人はおる。合計金額210万ですよ。詐欺にしちゃ少ないかも知れへんけど、私らにとっては大金です。詐欺師にくれてやるいわれは無いわ」
「……私にはさ」
萩原が溜め息とも取れる息を吐き、重い口を開いた。夕子が垣村にまた座る様に促し、夕子も椅子に戻った。
「ラフな私服で近付いて来たんですよ。学生を装って。門脇さんにもそうやったんやんね?」
門脇が頷く。
「お金持ってそうで、独身で寂しい女に見られたんやと思う。甘えて来られて、気ぃ許してもた。絵が好きで、欲しい複製原画があるけど、自分ではとても買われへんて言われて。お金貯まるまで待っとったら売り切れてまうって言うから、ほんまにしょんぼりして言うから、つい絆されてもて……あぁもう!」
淡々と話していた萩原が急に癇癪を起こした様な大声を張り上げ、周りは驚いて目を見開いたり肩を震わせたりした。夕子も目を丸くした。
「解ってんねん! 自分が馬鹿やってことは! でもほんまに悪いんは田渕や無いの! 人の弱みに付け込んでさ! あぁ腹立つ! ようドラマとかで「死んでもええ人間なんかおらん」なんて言うけど、救いようも無いクズは死んでもええんや無いん?」
萩原はプライドが高くて気が強い。独身で寂しがっていたかどうかは判らないが、田渕にはそう見られたのだろう。そこを付け込まれた形になったと思われる。
プライドが高いので、周りに弱みを見せる様な事はしないだろう。気が強いので心を許せる友人も少ないかも知れない。その隙間に田渕が入り込んで来たのだ。
まるで小動物の様に甘えて頼って来られたら、庇護欲に駆られるのかも知れない。
確かに可愛い年下の子がいれば、そうなるのも解らないでは無い。しかしただ甘やかせば良いと言うものでは無い。
今回の場合、田渕が欲しいと言った高額な複製原画を買ってしまうまで、男女交際のいくつかの段階を進んでしまったのだろう。肉体関係だってあったかも知れない。デートの費用も萩原持ちだったのかも知れない。
そこまで懐柔されて、ここに至ってしまったのだろう。
「刑事さん、3人でやったんです。だから逮捕するんやったら全員してください。逃げも隠れもしませんよ」
気が強くてプライドが高くて、そして誇りすらある。毅然とした態度で萩原が堂々と言った。隣で静かに門脇が頷いた。
「解りました」
夕子は頷き、あらためて立ち上がる。それに倣う様に冬暉も腰を上げた。
殺人なんて一大事、犯行を知られない様に様々な策を弄しただろうに、結局こうして白日の下に晒された。萩原たちの胸のうちはいかなるものか。
夕子も冬暉も数々の犯罪者と向き合って来た。その中には詐欺や窃盗に痴漢など、様々な罪があった。その中には呆れる様な言い分も数多くあった。
今回は殺人だ。その罪は大変に重いものだ。しかしいつも思う。もっと他に方法は無かったのかと。
特に今回の場合、楠画廊はすでに警察が目を付けていた。詐欺に遭ったことを警察に通報してくれていれば、手入れのネタが増え、検挙に持ち込めたかも知れない。
タイミングが悪かった、と言うには酷だ。
「萩原さん、門脇さん、ごめんなさい」
掠れた声で言うその方を見ると、垣村は静かに涙を流していた。
「私が殺そうなんて煽らんかったら、他の方法をやってた……私が」
「せやから、見くびらんといてって言うたやんね」
萩原が垣村のせりふを掻き消す様に声を張った。
「庇ってもらおうなんて思わへんよ」
「そんなつもりや」
「「殺しちゃう?」って言うたんは私。死んで欲しいて思ったからそう言うた。100万円は大金や。でも殺すほどの金額や無いやんね。こう見えても私高給取りで、貯金もそれなりにあってん。さすがに端た金とは言わへんけどね。許せへんのはね、この私を騙したって事よ。我ながら順風満帆の私にとって、田渕のことは人生最大の汚点。消さなあかんやろ、そんなん」
どうやら夕子の想像より、萩原のプライドは高い様だ。鼻息も荒く言い放つその表情は、眉間にしわを寄せ目が吊り上がり、普段の美しさは見られなかった。
「私も似た様なもんかな。萩原さんほど過激やあれへんけど」
門脇が焦燥した表情で苦笑する。
「私はまぁ、萩原さんや垣村ちゃんみたいに順風満帆てわけや無かったけど、100万なんて大金騙し取られるようなことしてこんかった自負はあるで。自分かて馬鹿やったかも知れへんかったけど、せやからて詐欺られるいわれは無いやんねぇ。さっきも言うたけど。それに、私はさほど高給取りってわけや無かったから、100万円は細々としとった貯金の大半やったもん。騙す相手間違えたよねぇ、田渕。その上殺されてまうなんて、馬鹿な男やわ」
殺したんはお前らやろが。そんな突っ込みが喉まで出掛かった。だがさすがに堪える。夕子はそのつかえを逃す様に、大きく息を吐いた。
そしてもうこれ以上ここで身の上話を聞く必要も無い。後は警察署の狭い狭い取調室で、包み隠さず洗いざらい喋っていただこう。本人たちが自供をしているのだから、時間はたっぷりある。
「ねぇ、刑事さん……、他に方法があったでしょうか」
いつの間にかバッグから出したであろう、黄色い可愛らしい花柄のハンカチで目元を拭いながら、垣村が呟く様に言う。
「あった、って思います。あなたたちは紛れも無く、最悪の選択をしましたね」
口調は静かなものだったが、夕子は慈悲を与えなかった。萩原と門脇の動機は、これまでの話だと自分勝手なものと言える。しかし垣村に関しては同情の余地があるだろう。それでも越えてはいけない一線と言うものは確実に存在する。それを軽々と越えてしまったのだ。
越えてしまったそのラインは、一生を懸けても戻っては来られないのだと夕子は思うし、言い切れる。何年何十年と刑務所に服役し形として罪を償ってもだ。反省しても再び罪を犯さずとも、戻っては来れないのだ。
「ほな、行きましょか」
夕子が椅子を離れると、萩原たちもそれに続く様にのろのろと立ち上がった。冬暉は里中家の車を出すべく、一足先にシュガーパインを出て行く。表に車が回されるのが見えると、夕子は萩原たちを促した。
夕子たちが出て行き店内が静かになると、春眞たちは詰めていた息を大きく吐いた。
「はぁ~、なんか疲れたぁ」
春眞が手近な席に掛け、テーブルに突っ伏した。
「面白かったで? 殺した理由は結構強烈っちゅうか陳腐にも聞こえたけど」
茉夏が身体を解す様に伸びをした。普段活動的な茉夏がおとなしくじっとしていたので、身体が凝り固まったのだろうか。
「陳腐、やと思うんやけどね~。垣村さんはちょっと同情の余地あるかもだけど~」
秋都はさすがと言うか、平気な顔をしていた。
「さぁさぁ、お店再開するわよ~。そこのテーブル片付けてちょうだいね~」
「うん」
秋都が先ほどまで萩原たちが使っていたテーブルを示し、春眞は立ち上がった。
「茉夏は表のプレート「OPEN」にして、黒板出して来てちょうだ~い」
「オッケー」
茉夏も素早く動く。
「冬暉たちが帰って来たら話聞かせてくれるでしょうから、それまで頑張って働いてちょうだいね~」
「僕は別に特には」
「はーい!」
特別興味無さげに言う春眞に対し、茉夏は元気に声を上げて、シュガーパインの表に出て行った。
「ご迷惑をお掛けしました。後は、警察でお話します」
「……解りました」
夕子も立ち上がると、垣村を促す様に手を動かす。垣村はそれに倣い、席を離れた。
「垣村さん……」
「垣村ちゃん……」
萩原と門脇が呆然として弱々しい声を上げる。垣村は萩原たちの方を振り返ると、ゆったりと微笑んで小さく頷いた。その微笑みは、全てを覚悟している様に見えた。
その笑みに弾かれる様に、萩原ががたんと音を立てて立ち上がった。背後で椅子が小さく揺れる。
「ちゃうやろ! 3人でやったんやろ? あなたひとりに被ってもらおうやなんて思ってへんわよ。見くびらんといて!」
その強い声には怒りが含まれていた。このまま垣村を見送っていれば、ひとまずこの場は乗り切れただろうに、自ら飛び込んで来るとは。気が強く、プライドが高いのだろう。だからこそ騙されてしまったとも言えるかも知れない。
「……そうやね」
門脇が大きく息を吐いて、呟く様に言った。
「田渕に騙されて腹が立って腹が立って、殺してやりたいて思ってもたんやもん。100万は大きかったなぁー。あんなしょぼい偽物掴まされて、二束三文にもならへんっちゅうんやから。騙された私かて悪いんかも知れへん。でも騙した田渕はもっと悪いやろ? 他にも沢山の女性騙して絵買わせとったんですよ。少なくともここに3人はおる。合計金額210万ですよ。詐欺にしちゃ少ないかも知れへんけど、私らにとっては大金です。詐欺師にくれてやるいわれは無いわ」
「……私にはさ」
萩原が溜め息とも取れる息を吐き、重い口を開いた。夕子が垣村にまた座る様に促し、夕子も椅子に戻った。
「ラフな私服で近付いて来たんですよ。学生を装って。門脇さんにもそうやったんやんね?」
門脇が頷く。
「お金持ってそうで、独身で寂しい女に見られたんやと思う。甘えて来られて、気ぃ許してもた。絵が好きで、欲しい複製原画があるけど、自分ではとても買われへんて言われて。お金貯まるまで待っとったら売り切れてまうって言うから、ほんまにしょんぼりして言うから、つい絆されてもて……あぁもう!」
淡々と話していた萩原が急に癇癪を起こした様な大声を張り上げ、周りは驚いて目を見開いたり肩を震わせたりした。夕子も目を丸くした。
「解ってんねん! 自分が馬鹿やってことは! でもほんまに悪いんは田渕や無いの! 人の弱みに付け込んでさ! あぁ腹立つ! ようドラマとかで「死んでもええ人間なんかおらん」なんて言うけど、救いようも無いクズは死んでもええんや無いん?」
萩原はプライドが高くて気が強い。独身で寂しがっていたかどうかは判らないが、田渕にはそう見られたのだろう。そこを付け込まれた形になったと思われる。
プライドが高いので、周りに弱みを見せる様な事はしないだろう。気が強いので心を許せる友人も少ないかも知れない。その隙間に田渕が入り込んで来たのだ。
まるで小動物の様に甘えて頼って来られたら、庇護欲に駆られるのかも知れない。
確かに可愛い年下の子がいれば、そうなるのも解らないでは無い。しかしただ甘やかせば良いと言うものでは無い。
今回の場合、田渕が欲しいと言った高額な複製原画を買ってしまうまで、男女交際のいくつかの段階を進んでしまったのだろう。肉体関係だってあったかも知れない。デートの費用も萩原持ちだったのかも知れない。
そこまで懐柔されて、ここに至ってしまったのだろう。
「刑事さん、3人でやったんです。だから逮捕するんやったら全員してください。逃げも隠れもしませんよ」
気が強くてプライドが高くて、そして誇りすらある。毅然とした態度で萩原が堂々と言った。隣で静かに門脇が頷いた。
「解りました」
夕子は頷き、あらためて立ち上がる。それに倣う様に冬暉も腰を上げた。
殺人なんて一大事、犯行を知られない様に様々な策を弄しただろうに、結局こうして白日の下に晒された。萩原たちの胸のうちはいかなるものか。
夕子も冬暉も数々の犯罪者と向き合って来た。その中には詐欺や窃盗に痴漢など、様々な罪があった。その中には呆れる様な言い分も数多くあった。
今回は殺人だ。その罪は大変に重いものだ。しかしいつも思う。もっと他に方法は無かったのかと。
特に今回の場合、楠画廊はすでに警察が目を付けていた。詐欺に遭ったことを警察に通報してくれていれば、手入れのネタが増え、検挙に持ち込めたかも知れない。
タイミングが悪かった、と言うには酷だ。
「萩原さん、門脇さん、ごめんなさい」
掠れた声で言うその方を見ると、垣村は静かに涙を流していた。
「私が殺そうなんて煽らんかったら、他の方法をやってた……私が」
「せやから、見くびらんといてって言うたやんね」
萩原が垣村のせりふを掻き消す様に声を張った。
「庇ってもらおうなんて思わへんよ」
「そんなつもりや」
「「殺しちゃう?」って言うたんは私。死んで欲しいて思ったからそう言うた。100万円は大金や。でも殺すほどの金額や無いやんね。こう見えても私高給取りで、貯金もそれなりにあってん。さすがに端た金とは言わへんけどね。許せへんのはね、この私を騙したって事よ。我ながら順風満帆の私にとって、田渕のことは人生最大の汚点。消さなあかんやろ、そんなん」
どうやら夕子の想像より、萩原のプライドは高い様だ。鼻息も荒く言い放つその表情は、眉間にしわを寄せ目が吊り上がり、普段の美しさは見られなかった。
「私も似た様なもんかな。萩原さんほど過激やあれへんけど」
門脇が焦燥した表情で苦笑する。
「私はまぁ、萩原さんや垣村ちゃんみたいに順風満帆てわけや無かったけど、100万なんて大金騙し取られるようなことしてこんかった自負はあるで。自分かて馬鹿やったかも知れへんかったけど、せやからて詐欺られるいわれは無いやんねぇ。さっきも言うたけど。それに、私はさほど高給取りってわけや無かったから、100万円は細々としとった貯金の大半やったもん。騙す相手間違えたよねぇ、田渕。その上殺されてまうなんて、馬鹿な男やわ」
殺したんはお前らやろが。そんな突っ込みが喉まで出掛かった。だがさすがに堪える。夕子はそのつかえを逃す様に、大きく息を吐いた。
そしてもうこれ以上ここで身の上話を聞く必要も無い。後は警察署の狭い狭い取調室で、包み隠さず洗いざらい喋っていただこう。本人たちが自供をしているのだから、時間はたっぷりある。
「ねぇ、刑事さん……、他に方法があったでしょうか」
いつの間にかバッグから出したであろう、黄色い可愛らしい花柄のハンカチで目元を拭いながら、垣村が呟く様に言う。
「あった、って思います。あなたたちは紛れも無く、最悪の選択をしましたね」
口調は静かなものだったが、夕子は慈悲を与えなかった。萩原と門脇の動機は、これまでの話だと自分勝手なものと言える。しかし垣村に関しては同情の余地があるだろう。それでも越えてはいけない一線と言うものは確実に存在する。それを軽々と越えてしまったのだ。
越えてしまったそのラインは、一生を懸けても戻っては来られないのだと夕子は思うし、言い切れる。何年何十年と刑務所に服役し形として罪を償ってもだ。反省しても再び罪を犯さずとも、戻っては来れないのだ。
「ほな、行きましょか」
夕子が椅子を離れると、萩原たちもそれに続く様にのろのろと立ち上がった。冬暉は里中家の車を出すべく、一足先にシュガーパインを出て行く。表に車が回されるのが見えると、夕子は萩原たちを促した。
夕子たちが出て行き店内が静かになると、春眞たちは詰めていた息を大きく吐いた。
「はぁ~、なんか疲れたぁ」
春眞が手近な席に掛け、テーブルに突っ伏した。
「面白かったで? 殺した理由は結構強烈っちゅうか陳腐にも聞こえたけど」
茉夏が身体を解す様に伸びをした。普段活動的な茉夏がおとなしくじっとしていたので、身体が凝り固まったのだろうか。
「陳腐、やと思うんやけどね~。垣村さんはちょっと同情の余地あるかもだけど~」
秋都はさすがと言うか、平気な顔をしていた。
「さぁさぁ、お店再開するわよ~。そこのテーブル片付けてちょうだいね~」
「うん」
秋都が先ほどまで萩原たちが使っていたテーブルを示し、春眞は立ち上がった。
「茉夏は表のプレート「OPEN」にして、黒板出して来てちょうだ~い」
「オッケー」
茉夏も素早く動く。
「冬暉たちが帰って来たら話聞かせてくれるでしょうから、それまで頑張って働いてちょうだいね~」
「僕は別に特には」
「はーい!」
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