赤い小鳥は空を羽ばたく夢を見る
——あの海の向こうには何があるのかしら。
海洋の群島諸国・ケルティーナに住むベアトリーチェは、不思議な精霊の力を持ち、ベスタ家の次期当主として不自由な毎日を送っていた。
いつか自分もお伽話みたいな恋や冒険をしてみたい。そんな思いを募らせていたある日、海向こうのフランチェスカから使者がやってくるという知らせを受ける。
渋々引き合わされたのは、美しい金髪と青い目を持つエンリコという青年だった。
エンリコに一目惚れをしたベアトリーチェは、あの手この手で距離を縮めようと試みる。
——次期当主だから何だっていうのよ。絶対にフランチェスカに行ってみせるわ!
周囲の反対にもめげず、ベアトリーチェは密かに決意を固めるのだった。
※前作のフランチェスカ異聞と同じ世界観ですが、単品でもお読み頂けます。
※全17話(+プロローグ・エピローグ・おまけ)です。
※この作品は小説家になろうにも同時掲載しています。
海洋の群島諸国・ケルティーナに住むベアトリーチェは、不思議な精霊の力を持ち、ベスタ家の次期当主として不自由な毎日を送っていた。
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読んで楽しめました。ベアトリーチェとエンリコの恋は甘くて切なくて、二人のやりとりが魅力的に描かれていたと思います。関係が変化していく様子がとても自然でした。
世界観も面白かったです。精霊の力を持つ人間と、それを恐れる人間との対立や、フランチェスカとケルティーナとの政治的な関係など、背景には深い物語がありました。
赤い小鳥は空を羽ばたく夢を見るというタイトルの意味もありました。
読ませていただきありがとうございました!
返信が遅くなりまして誠に申し訳ありません。
ベアトリーチェとエンリコの関係性に主軸をおいて書きたかったので、
やりとりが魅力的だったと言っていただけて、本当によかったです。
世界観は好きなものを詰め込んでみました。
タイトルは最後まで決まらなくてなんとか捻り出したのですが、
結果的に物語を象徴できるものになったかと思います。
楽しめたとご感想をいただけて、とても嬉しいです。
これからの創作の励みになります。
お読みいただき、誠にありがとうございました!
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