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第1章
第19話 小金持ち
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巨鳥の羽根は、1枚が10デギン。聖印銀貨10枚になった。双子は合わせて聖印銀貨50枚の収入である。
シュンは、8枚持ち帰ったから、80デギン。聖印銀貨80枚だ。
「ふおぉぉぉぉ・・」
「おほぉぉぉぉ・・」
双子が奇怪な声を漏らして、聖印銀貨を握り締めている。
「まだ買い取れるか?」
シュンは素材屋の老人に訊いた。
「おうよ。あの羽根は外でいくらでも売れる。あるだけ持って来てくれて構わねぇ」
素材屋の老人が破顔した。
「行くぞ」
シュンは素材屋から綱と背負子を借りて、双子に声を掛けた。
「がってん!」
「アイサー」
双子がいそいそと後ろについてくる。
結局、5往復したところで夕闇が迫って来て、それ以上は断念した。双子も頑張った。最初3枚と2枚しか持ってなかった羽根を、それぞれが5枚ずつ抱える頑張りようだった。
シュンは、背負子に15枚を結びつけて背負い、左肩に10枚を担いだ。
「疲れたろう?」
シュンは双子に声を掛けた。
「やりきった」
「悔い無し」
どっちがユアでユナなのか分からないが、とにかく2人が全力だったのは間違い無い。何しろ、2人合わせて、聖印銀貨500枚の収入を得たのだ。
「あれ、珍しい組み合わせだね?」
宿の女主人が食堂に入ってきた。
「ああ、ちょっと狩り場で・・」
「弟子入りした」
「お仕えする」
ぐったりと机に突っ伏しているくせに口だけは回っている。
「あはは・・もう食事にするかい?」
女主人が笑いながら、先にお茶を出してくれた。
「まだ居るのかい?」
「明日には迷宮に行くよ」
シュンはお茶を手に言った。途端、双子が身を起こした。大きな黒い瞳をきらきらと輝かせながらシュンに詰め寄ってくる。
「御館様っ!」
「御大将っ!」
「・・なに?」
シュンはそっと視線を逸らした。今日の夕食は何だろうか。ちらと宿の女主人を見る。
「一度行って翌日には戻るかも知れない。宿の予約をお願い」
「分かったよ。どうせ、がらがらだからね」
女主人が笑いながら厨房へと入っていく。
「助けて欲しい」
「見捨て無いで欲しい」
「どうして、他の異邦人と一緒に行かなかったんだ?」
「肉の楯にされる」
「肉の壁にされる」
双子が物騒なことを言い始める。しかし、そういう手もあるのか?
「・・考えすぎだろう」
「今の間は?」
「少し考えた?」
「俺が訊くことに総て正直に答えるつもりはあるか?」
シュンは2人の顔を見た。
「赤裸々上等」
「全ゲロ約束」
「・・・今の最大HPとMP、SPは?」
「上から、23・609・603」
「上から、23・609・603」
双子が並んで答えた。
野兎に蹴られたら死ぬだろうHPの少なさだ。MPは多い。SPはまあ・・駄目かな。
「EXは訊かない?」
「EXもあるよ?」
「それが何か、俺は知らないんだ」
シュンは苦笑した。
「異邦人だけ?」
「ニホン人だけ?」
「いや、俺もあるみたいだけど・・これって、何なんだ?」
「特別な力」
「起死回生」
「魔法なのか?」
そもそも、どうやって使うのだろう?
「ユアは聖なる楯」
「ユナは聖なる剣」
「楯?」
「使うと光る楯が出て護ってくれる」
「使うと光る剣が出て斬ってくれる」
「・・ふむ?」
「しかも、全回復」
「しかも、広範囲」
「ふむ?」
まるで理解が追いつかない。
「10分に1回」
「10分に1回」
「・・なんか凄いんだな」
シュンのEXは、30分に1回だ。
「どうやって使うんだ?」
「ここでは危険」
「迷惑千万」
双子が口の前に人差し指を立てる。
「使い方だけ教えて欲しい」
「技の名前を念じる」
「技の名前を叫ぶのもアリ」
「技の名前はどうすれば分かるんだ?」
「ここの、EXを指でオス」
「説明が出る」
双子が手の甲にある表示を指さした。
新情報である。
言われなければ、そんなことは思い付かなかった。
「これを指で・・」
シュンが自分の左手甲に浮かんだEXの文字に触れると、くるりと文字が回転して消え、代わりに『ハンドレッド・フィアー』の文字が出た。
「ハンドレ・・」
呟きかけたシュンの口を、双子が飛びつくようにして手で押さえた。
「要注意っ!」
「殺人未遂っ!」
双子の顔が青ざめている。
「ごめん」
シュンは謝った。念じたり、叫んだり・・で、使う技なら、呟くのも危ないのかもしれない。先ほど、双子は技名を口にしていた気がするが・・。
「とにかく、これで・・俺は30分に1回、特別な力が使用できるのか」
「赤飯炊く」
「だるま開眼」
双子が祝福めいたことを言ったが、シュンには意味が全く分からなかった。
「しかし、2人ともHPが少ないから怖いな」
「不意討ち危険」
「即死確定」
「不意討ちじゃなければ大丈夫なのか?」
どうであれ、何かの攻撃が触れたら終わりそうだが・・。
「EX連打」
「EX頼み」
「・・・駄目じゃ無いか」
10分に一度の技に頼ってどうするのか。
「見捨てちゃイヤ」
「靴だって舐める」
「魔物を爆発させてただろ?」
シュンは平原で双子がやったらしい爆発の光景を思い出して言った。
「あれは危険」
「自分が危険」
「どんな技・・武器か?」
「XM84」
「MK3A2」
「なんだ、それ?」
「手榴弾」
「ドカン!」
「ああ、そういうのを手榴弾というのか」
「しばらく眼が見えない。耳が遠くなる」
「半径2メートルは衝撃死」
「・・凄いな」
「自分も危険」
「とても危険」
「いや・・それは使い方だろう」
シュンは愁眉を開く思いで双子を見ていた。非常に有効な武器を持っている。
(これ・・神様、これを見越して、この魔法陣をくれたのか)
シュンは、右手首の内側に並べた魔法陣へ眼を向けた。眼を護る"護目の神鏡" 耳を護る"護耳の神珠"の2つは、正しく双子が選んだ爆弾のための防護魔法だった。
「俺がリーダーで良いなら、パーティを組もう」
シュンは双子との連携を考えながら言った。
「親分素敵っ!」
「親分最高っ!」
双子が握った拳を突き上げた。
シュンは、8枚持ち帰ったから、80デギン。聖印銀貨80枚だ。
「ふおぉぉぉぉ・・」
「おほぉぉぉぉ・・」
双子が奇怪な声を漏らして、聖印銀貨を握り締めている。
「まだ買い取れるか?」
シュンは素材屋の老人に訊いた。
「おうよ。あの羽根は外でいくらでも売れる。あるだけ持って来てくれて構わねぇ」
素材屋の老人が破顔した。
「行くぞ」
シュンは素材屋から綱と背負子を借りて、双子に声を掛けた。
「がってん!」
「アイサー」
双子がいそいそと後ろについてくる。
結局、5往復したところで夕闇が迫って来て、それ以上は断念した。双子も頑張った。最初3枚と2枚しか持ってなかった羽根を、それぞれが5枚ずつ抱える頑張りようだった。
シュンは、背負子に15枚を結びつけて背負い、左肩に10枚を担いだ。
「疲れたろう?」
シュンは双子に声を掛けた。
「やりきった」
「悔い無し」
どっちがユアでユナなのか分からないが、とにかく2人が全力だったのは間違い無い。何しろ、2人合わせて、聖印銀貨500枚の収入を得たのだ。
「あれ、珍しい組み合わせだね?」
宿の女主人が食堂に入ってきた。
「ああ、ちょっと狩り場で・・」
「弟子入りした」
「お仕えする」
ぐったりと机に突っ伏しているくせに口だけは回っている。
「あはは・・もう食事にするかい?」
女主人が笑いながら、先にお茶を出してくれた。
「まだ居るのかい?」
「明日には迷宮に行くよ」
シュンはお茶を手に言った。途端、双子が身を起こした。大きな黒い瞳をきらきらと輝かせながらシュンに詰め寄ってくる。
「御館様っ!」
「御大将っ!」
「・・なに?」
シュンはそっと視線を逸らした。今日の夕食は何だろうか。ちらと宿の女主人を見る。
「一度行って翌日には戻るかも知れない。宿の予約をお願い」
「分かったよ。どうせ、がらがらだからね」
女主人が笑いながら厨房へと入っていく。
「助けて欲しい」
「見捨て無いで欲しい」
「どうして、他の異邦人と一緒に行かなかったんだ?」
「肉の楯にされる」
「肉の壁にされる」
双子が物騒なことを言い始める。しかし、そういう手もあるのか?
「・・考えすぎだろう」
「今の間は?」
「少し考えた?」
「俺が訊くことに総て正直に答えるつもりはあるか?」
シュンは2人の顔を見た。
「赤裸々上等」
「全ゲロ約束」
「・・・今の最大HPとMP、SPは?」
「上から、23・609・603」
「上から、23・609・603」
双子が並んで答えた。
野兎に蹴られたら死ぬだろうHPの少なさだ。MPは多い。SPはまあ・・駄目かな。
「EXは訊かない?」
「EXもあるよ?」
「それが何か、俺は知らないんだ」
シュンは苦笑した。
「異邦人だけ?」
「ニホン人だけ?」
「いや、俺もあるみたいだけど・・これって、何なんだ?」
「特別な力」
「起死回生」
「魔法なのか?」
そもそも、どうやって使うのだろう?
「ユアは聖なる楯」
「ユナは聖なる剣」
「楯?」
「使うと光る楯が出て護ってくれる」
「使うと光る剣が出て斬ってくれる」
「・・ふむ?」
「しかも、全回復」
「しかも、広範囲」
「ふむ?」
まるで理解が追いつかない。
「10分に1回」
「10分に1回」
「・・なんか凄いんだな」
シュンのEXは、30分に1回だ。
「どうやって使うんだ?」
「ここでは危険」
「迷惑千万」
双子が口の前に人差し指を立てる。
「使い方だけ教えて欲しい」
「技の名前を念じる」
「技の名前を叫ぶのもアリ」
「技の名前はどうすれば分かるんだ?」
「ここの、EXを指でオス」
「説明が出る」
双子が手の甲にある表示を指さした。
新情報である。
言われなければ、そんなことは思い付かなかった。
「これを指で・・」
シュンが自分の左手甲に浮かんだEXの文字に触れると、くるりと文字が回転して消え、代わりに『ハンドレッド・フィアー』の文字が出た。
「ハンドレ・・」
呟きかけたシュンの口を、双子が飛びつくようにして手で押さえた。
「要注意っ!」
「殺人未遂っ!」
双子の顔が青ざめている。
「ごめん」
シュンは謝った。念じたり、叫んだり・・で、使う技なら、呟くのも危ないのかもしれない。先ほど、双子は技名を口にしていた気がするが・・。
「とにかく、これで・・俺は30分に1回、特別な力が使用できるのか」
「赤飯炊く」
「だるま開眼」
双子が祝福めいたことを言ったが、シュンには意味が全く分からなかった。
「しかし、2人ともHPが少ないから怖いな」
「不意討ち危険」
「即死確定」
「不意討ちじゃなければ大丈夫なのか?」
どうであれ、何かの攻撃が触れたら終わりそうだが・・。
「EX連打」
「EX頼み」
「・・・駄目じゃ無いか」
10分に一度の技に頼ってどうするのか。
「見捨てちゃイヤ」
「靴だって舐める」
「魔物を爆発させてただろ?」
シュンは平原で双子がやったらしい爆発の光景を思い出して言った。
「あれは危険」
「自分が危険」
「どんな技・・武器か?」
「XM84」
「MK3A2」
「なんだ、それ?」
「手榴弾」
「ドカン!」
「ああ、そういうのを手榴弾というのか」
「しばらく眼が見えない。耳が遠くなる」
「半径2メートルは衝撃死」
「・・凄いな」
「自分も危険」
「とても危険」
「いや・・それは使い方だろう」
シュンは愁眉を開く思いで双子を見ていた。非常に有効な武器を持っている。
(これ・・神様、これを見越して、この魔法陣をくれたのか)
シュンは、右手首の内側に並べた魔法陣へ眼を向けた。眼を護る"護目の神鏡" 耳を護る"護耳の神珠"の2つは、正しく双子が選んだ爆弾のための防護魔法だった。
「俺がリーダーで良いなら、パーティを組もう」
シュンは双子との連携を考えながら言った。
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