38 / 79
第38話 断罪は心が苦しかった
しおりを挟む
「さてと、後片付けしないとね。ハットリくんは、ダイチを呼んできてもらえるかな?」
「お安い御用なのにゃん。」
無駄に後方3回転を決めながら、ダイチを迎えに走っていく。出番がまるで無かったのがちょっぴり寂しかったのだ。
怪我人の手当てをしていると、使用人達も集まりだした。見慣れぬ蛇人や大怪我をしているジェドに驚きながらも、フェルミーナの指示によりてきぱきと動き始める。
ひとまず、怪我人の手当ては屋敷の者たちに任せて、邪魔にならないように一部屋を貸してもらい、そこでダイチ達を待つことにした。
「なあ、そう言えばあの女、あのままでいいのか、アンデッドになるとか言ってなかったか?」
その言葉に、強張った顔でイルガーを見て、無言で部屋を出て行くサイゾーくん、しばらくして部屋に戻り、
「もう、大丈夫なのにゃ、心配いらないのにゃ。」
いい笑顔でサムズアップを決める。
マジで危ないやつだったのか? はったりかと思ってたけど、さっきの引き攣った顔は、マジ、だよな?
元より、上位種族である猫又には、敬意を払ってきたつもりだが、今後は決して逆らわないようにしようと密かに心に誓った。
それからしばらくして、ダイチがやってきたが、まだどうすればいいのか決めかねているようで、強張った表情のまま、ナナミ達が待つ部屋に入ってきた。
「ナナミ、ありがとう、オレ、なんか昨日は寝ちゃったみたいで、さっき起こされてさ、全部、聞いたよ、自分の家のことなのに、何も出来なくて、・・・」
「うん、しょうがないよ、薬で眠らされてたみたいだし、ダイチが一番、命の危険があったから、勝手に私達だけで動いちゃったんだ、こっちこそごめんね。それに、さ、本当はここ、来たくなかったんでしょう?」
「ああ、でも、さすがに全部人任せってわけには、いかないよ。」
くしゃりと笑う、その顔は少しだけ寂しそうに見える。
一度は放り出した貴族としての義務、それに向かい合わなければならないのだ、ナナミや猫又達、ミハル、タイガーヴァイスの面々と一緒に過ごした日々が楽しかっただけに、貴族に戻ることが気が進まないのだ。
だが、甘えた子供のままではいられない、一度深呼吸をして、ゆっくりと目を開けた。
「じゃあ、行ってくるね。」
「どこへ行くの?」
「もちろん家族のところへだよ。」
「ダイチ、いいえ、カイル、あなたがこのシュバーツェン男爵の当主なのよ、あなたが出向くのではなく、あなたの下へ出向くように命じなさい。それが貴族よ。
そして、たとえ相手があなたの家族でも罪を犯したことを忘れてはいけないわ。」
凛としたナナミの言葉には、高位貴族としてのふさわしい立ち振る舞いが自然と身についていた。改めて自分よりも3つ年下の少女を見て思った。
ナナミなのかフレイア様なのか、どちらでもあり、どちらでもないように思えたが、些細なことだと思い直した。自分も前世の記憶を持っている、日本人でもあり、アスガルド人でもあるのだから。
呼び鈴を鳴らし、メイドを呼んだ。
すぐにメイドがやってきて、カイルの顔を見て、はっとした顔をしたが、すぐに表情を戻し、かしこまりました、お待ち下さいませ。と一礼して下がって行った。
部屋の中には、カイル、そのすぐ後ろにナナミ、壁際にイルガー、ドローウィッシュ、猫又達が並んでいる。会話の流れを読んで、無言でただ、控えていた。
ほどなくして、ノックの音が聞こえ、入ってくるように伝える。
青ざめたフェルミーナと、手当てを受けたものの傷跡が痛々しいジェフリードだ。
カイルの前に跪き、無言で頭を下げる。
まだ、血が滲む包帯で体を折るジェドを見て、椅子に座るよう勧めたくなるが、ナナミの言葉を思い出しなんとかこらえた。
「お義母様、ジェド、久しぶりですね。」
2人から返る言葉も無く、カイルもかける言葉が見つからず、沈黙が続く。
意を決したように、ジェドが顔を上げた。
「義兄上、この度の事、誠に申し訳ございませんでした。どうか、相当の処分をお願いいたします。ただ、叶いますならばどうか、どうか、母の命だけは・・・」
言葉を詰まらせながら、傷ついた体を不自由そうに体を折り曲げ、母の命乞いをする義弟のジェド、そんな姿を見たかったんじゃない、そう、声をかけたいのに、うまく言葉が出てこない。
「カイル様、暗示をかけられていたとはいえ、お命に手を掛けようとしたのはジェドではなく、この私です。
私が申しあげるのも僭越(せんえつ)ではありましょうが、ジェドは幼い頃よりカイル様をお慕い申し上げ、エリナの暗示があっても決して、カイル様に仇なすような真似はいたしませんでした。
どうか、どうか、ジェドにお慈悲を、お願い申しあげます。」
ポロポロと涙を零し、その場にひれ伏し子の命乞いをする義母、フェルミーナ。
静まり帰った部屋の中で、誰もがカイルの言葉を待っていた。
「サイゾー、この二人は呪術にかけられていた、間違いないか?」
「間違いありませんのにゃ。」
「今は、この二人にかけられた呪術は一切無いのか?」
「ありませんのにゃ。屋敷全体にかけられた呪術もあと少しで解呪できますのにゃ。」
サイゾーの代わりにハットリが答えた。
「わかった、二人には今回の責任を取ってもらう。フェルミーナ、貴方は我がシュバーツェン男爵の乗っ取りを企てた、相違ないか?」
「間違い、ござい、ません。」
カイルが初めて、義母を名前で呼んだ。その事に気がついた二人は静かに全てを受け入れた。
せめて潔く罪を償い誇りを失わないことが、カイルに捧げる唯一のものだからと。涙をこらえ、次の言葉を待つ。
「二人共、私に異を唱える事は許さない。よろしいか?」
「「どうぞ、御心のままに。」」
「フェルミーナ・アンガス・フォン・シュバーツェン、並びにジェフリード・アンガス・フォン・シュバーツェン、両名は男爵家乗っ取りを企て、嫡子である私、カイルの殺害未遂の罪により、これより領主代行を命じる。期間は定めない。」
にっこりとカイルが笑って、言葉を続ける。
「ほら、ジェド、早く椅子に座って、あーもう、お義母様もですよ、ほら、早く、怪我人がいつまで床に居るの? ちゃんと罪を償うため、早く体治さないとダメだからね。」
「お安い御用なのにゃん。」
無駄に後方3回転を決めながら、ダイチを迎えに走っていく。出番がまるで無かったのがちょっぴり寂しかったのだ。
怪我人の手当てをしていると、使用人達も集まりだした。見慣れぬ蛇人や大怪我をしているジェドに驚きながらも、フェルミーナの指示によりてきぱきと動き始める。
ひとまず、怪我人の手当ては屋敷の者たちに任せて、邪魔にならないように一部屋を貸してもらい、そこでダイチ達を待つことにした。
「なあ、そう言えばあの女、あのままでいいのか、アンデッドになるとか言ってなかったか?」
その言葉に、強張った顔でイルガーを見て、無言で部屋を出て行くサイゾーくん、しばらくして部屋に戻り、
「もう、大丈夫なのにゃ、心配いらないのにゃ。」
いい笑顔でサムズアップを決める。
マジで危ないやつだったのか? はったりかと思ってたけど、さっきの引き攣った顔は、マジ、だよな?
元より、上位種族である猫又には、敬意を払ってきたつもりだが、今後は決して逆らわないようにしようと密かに心に誓った。
それからしばらくして、ダイチがやってきたが、まだどうすればいいのか決めかねているようで、強張った表情のまま、ナナミ達が待つ部屋に入ってきた。
「ナナミ、ありがとう、オレ、なんか昨日は寝ちゃったみたいで、さっき起こされてさ、全部、聞いたよ、自分の家のことなのに、何も出来なくて、・・・」
「うん、しょうがないよ、薬で眠らされてたみたいだし、ダイチが一番、命の危険があったから、勝手に私達だけで動いちゃったんだ、こっちこそごめんね。それに、さ、本当はここ、来たくなかったんでしょう?」
「ああ、でも、さすがに全部人任せってわけには、いかないよ。」
くしゃりと笑う、その顔は少しだけ寂しそうに見える。
一度は放り出した貴族としての義務、それに向かい合わなければならないのだ、ナナミや猫又達、ミハル、タイガーヴァイスの面々と一緒に過ごした日々が楽しかっただけに、貴族に戻ることが気が進まないのだ。
だが、甘えた子供のままではいられない、一度深呼吸をして、ゆっくりと目を開けた。
「じゃあ、行ってくるね。」
「どこへ行くの?」
「もちろん家族のところへだよ。」
「ダイチ、いいえ、カイル、あなたがこのシュバーツェン男爵の当主なのよ、あなたが出向くのではなく、あなたの下へ出向くように命じなさい。それが貴族よ。
そして、たとえ相手があなたの家族でも罪を犯したことを忘れてはいけないわ。」
凛としたナナミの言葉には、高位貴族としてのふさわしい立ち振る舞いが自然と身についていた。改めて自分よりも3つ年下の少女を見て思った。
ナナミなのかフレイア様なのか、どちらでもあり、どちらでもないように思えたが、些細なことだと思い直した。自分も前世の記憶を持っている、日本人でもあり、アスガルド人でもあるのだから。
呼び鈴を鳴らし、メイドを呼んだ。
すぐにメイドがやってきて、カイルの顔を見て、はっとした顔をしたが、すぐに表情を戻し、かしこまりました、お待ち下さいませ。と一礼して下がって行った。
部屋の中には、カイル、そのすぐ後ろにナナミ、壁際にイルガー、ドローウィッシュ、猫又達が並んでいる。会話の流れを読んで、無言でただ、控えていた。
ほどなくして、ノックの音が聞こえ、入ってくるように伝える。
青ざめたフェルミーナと、手当てを受けたものの傷跡が痛々しいジェフリードだ。
カイルの前に跪き、無言で頭を下げる。
まだ、血が滲む包帯で体を折るジェドを見て、椅子に座るよう勧めたくなるが、ナナミの言葉を思い出しなんとかこらえた。
「お義母様、ジェド、久しぶりですね。」
2人から返る言葉も無く、カイルもかける言葉が見つからず、沈黙が続く。
意を決したように、ジェドが顔を上げた。
「義兄上、この度の事、誠に申し訳ございませんでした。どうか、相当の処分をお願いいたします。ただ、叶いますならばどうか、どうか、母の命だけは・・・」
言葉を詰まらせながら、傷ついた体を不自由そうに体を折り曲げ、母の命乞いをする義弟のジェド、そんな姿を見たかったんじゃない、そう、声をかけたいのに、うまく言葉が出てこない。
「カイル様、暗示をかけられていたとはいえ、お命に手を掛けようとしたのはジェドではなく、この私です。
私が申しあげるのも僭越(せんえつ)ではありましょうが、ジェドは幼い頃よりカイル様をお慕い申し上げ、エリナの暗示があっても決して、カイル様に仇なすような真似はいたしませんでした。
どうか、どうか、ジェドにお慈悲を、お願い申しあげます。」
ポロポロと涙を零し、その場にひれ伏し子の命乞いをする義母、フェルミーナ。
静まり帰った部屋の中で、誰もがカイルの言葉を待っていた。
「サイゾー、この二人は呪術にかけられていた、間違いないか?」
「間違いありませんのにゃ。」
「今は、この二人にかけられた呪術は一切無いのか?」
「ありませんのにゃ。屋敷全体にかけられた呪術もあと少しで解呪できますのにゃ。」
サイゾーの代わりにハットリが答えた。
「わかった、二人には今回の責任を取ってもらう。フェルミーナ、貴方は我がシュバーツェン男爵の乗っ取りを企てた、相違ないか?」
「間違い、ござい、ません。」
カイルが初めて、義母を名前で呼んだ。その事に気がついた二人は静かに全てを受け入れた。
せめて潔く罪を償い誇りを失わないことが、カイルに捧げる唯一のものだからと。涙をこらえ、次の言葉を待つ。
「二人共、私に異を唱える事は許さない。よろしいか?」
「「どうぞ、御心のままに。」」
「フェルミーナ・アンガス・フォン・シュバーツェン、並びにジェフリード・アンガス・フォン・シュバーツェン、両名は男爵家乗っ取りを企て、嫡子である私、カイルの殺害未遂の罪により、これより領主代行を命じる。期間は定めない。」
にっこりとカイルが笑って、言葉を続ける。
「ほら、ジェド、早く椅子に座って、あーもう、お義母様もですよ、ほら、早く、怪我人がいつまで床に居るの? ちゃんと罪を償うため、早く体治さないとダメだからね。」
0
お気に入りに追加
246
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる