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よん 罰とは
しおりを挟む* お尻叩きます。ソフトです(念のため)
******
「ジェリー様、隠していたわけじゃないんですが、話してないことがあります」
私が真面目な顔して言ったから、彼がすっと背筋を伸ばした。
「なんだ? 意外と大食いなのは気づいているぞ? あれだけ夜食を食べればな」
え。もうばれた?
寝てたんじゃないの?
だって、あんなに夜の運動したらお腹すくよ?
「……いえ、そうじゃなくて。食費がかかってすみません」
「いやいいんだ。好きなものを教えてくれれば何でも、好きなだけ用意する」
ジェリー様、優しい! 嬉しい!
「おいしければ何でも食べます。その土地の名物とか好きですね。そこでしか、その時期しか食べられないものとか……ジェリー様、一緒に食べてくれませんか? 分かち合うのって幸せじゃないですか? 一緒においしいって感じたり、初めての味に遭遇したり」
「も、もちろんだ!」
なぜ赤くなってるんだろう。
食い気味に返事するジェリー様のツボがわからない。
まあ、いいけど。
「クミンが可愛すぎる。罪なやつだ」
「……赤くなったジェリー様のほうがかわいいですよ? 男性に言う言葉じゃないですけど」
ひょいっと抱っこされてぎゅっと力強く抱きしめられる。
なんだかこの腕の中にいると安心するなぁ。
ああ、でも。
この秘密を話したら、嫌われちゃうかも。
結婚の話もなくなるかもなぁ、残念だけど。
「ジェリー様……先に延ばしても、よくないと思うので話します」
「なんだ?」
「……私、この世界の人間じゃありません。つまり、異世界人なんです」
「ふむ。それだけか?」
あれ、あっさり。
そんなに異世界人がボコボコ落ちてくるのかな。
「あとですね、……私、罪人だからここに堕とされたんだと思うんです」
言い切った!
「何をしたんだ? 無銭飲食か?」
私のイメージって‼︎
あ。
でも近いかも。
「年齢詐欺です……子ども料金でご飯食べました!」
「……それだけか?」
「まだあります! 温泉に子ども料金で入りました! 他にも子ども料金で」
「もういい、わかった。妻の犯した責任は夫がとるものだ。かわりに、オレからクミンに罰を与えよう」
日本ではそのままにしてきちゃったからね。
ジェリー様が罰してくれると言うなら、受け入れる!
「はい」
じっと見つめたら、くっ、って言ったけど。
苦?
苦しめってこと?
抱き上げられて、寝室のベッドに投げ出された。
「はぅっ!」
「……クミン、四つん這いになってケツを出せ」
「……私、お尻叩かれちゃうんですか?」
「…………罰を受けるんだろ?」
ジェリー様の方にお尻を向けてスカートをまくり上げる。
「…………ジェリー様?」
これ、放置プレイというやつかな?
振り向くと鼻の辺りを押さえて上を向くジェリー様がいた。
「あの……ジェリー様?」
「下着もだ」
「……!」
羞恥プレイが加わった!
でも自分の罪だもんね。
恥ずかしいけど脱いでスカートをまくり上げてまた四つん這いになる。
「……クミン、覚悟しておけよ」
近づいてきたジェリー様が、ふぅーーっと息を吐いて私を膝に乗せ生尻に手を置いた。
「動くなよ?」
あ、やっぱり子どもの時以来のお尻ぺんぺんされちゃうんだ、私。
「はい……」
パンッ、と小気味良い音が響いた。
あれ? 痛くない。
「まだ動くな」
二度三度と叩かれる。
やっぱり痛くない。音だけ。
でもちょっと変な気分になるのは、叩いた後にお尻を撫で回して、チュッて。
キスしてるのかな?
キスしてた‼︎
「ジェリーさま?」
「…………なんだ?」
なんだか息が荒いですよ?
それとちょっとおちんちん様がぴょこぴょこ動いていませんか?
でも、それ突っ込んだら負けな気がする‼︎
「……なんでもないです」
「まだ終わってないぞ?」
ジェリー様は私の背後に移動して、大きな手でぎゅっと尻を掴み、大きく広げた。
「お尻が割れちゃいますっ!」
「もう割れてるな」
後ろのすぼまりに触れられて、身体が固まる。
「……ジェ、リー……さ、ま……?」
まさか、そちらを所望ですか?
恐る恐る振り返ると、おちんちん様が元気な姿でズボンのウエスト部分からほんの少し頭を出していた。
まるでカンガルーの赤ちゃんがポケットからのぞいているみたいに。
なんでもない時だったらその様子にほっこりしたかもしれない。
いや、するかな?
「クミンの身体はどこもかしこもかわいいな」
BLで予習済みだけど、ジェリー様のおちんちん様を私の後孔に挿れるのは無謀だと思う!
「ジェリーさま、ごめんなさいっ……もう、悪いことしませんっ……」
だから、そこはやめて!
涙目になるのは仕方ないと思う!
「…………反省しているようだしな、うむ……ではこれで終わろう」
そう言って、蜜口になぜか指を挿し入れ、ぐちゅぐちゅと音を立ててかき回す。
「……ぁっ……♡」
「クミンは濡れやすいな。……おぼえたばかりで、もうオレが欲しいのか?」
嬉しそうにそう言って、ずぶりとおちんちん様で私を満たす。
「あぁーーっ♡♡」
ジェリー様が私に体を重ねるようにして抱きしめた。
彼の右手が私の小さな胸をやわやわと揉む。
正直揉むほどもないけど、楽しそうに硬くなった乳首ごと触れるから擦れて変な気分になる。
それからしつこく乳首をいじられ続けてお腹の奥が熱い。
「クミンはここもかわいい……」
「ジェリー、さまっ♡ そこ、さわっちゃ、やだ♡ お腹、きゅんてなるからぁ♡」
乳首責めはダメ!
「どうして? 気持ちよさそうだぞ? オレのことも掴んで離さないし。……ほらっ」
きゅっ。
「やっ♡ だって♡ これ、頭おかしくなる……♡♡ ぜったい♡」
乳首をつまみながら、ジェリー様がゆっくり腰を引く。
「あ♡ あ♡ あ……♡ ジェリー、さまぁ♡♡」
ずちゅんと一気に突き込まれて私はがくがく震えて達した。
「あぁぁーーーー♡♡♡」
「……っく……!」
ひくひくと震える私の中を遠慮なく突き立てて、ジェリー様が果てた。
「クミン、悪いことしたらちゃんとオレに言うんだぞ」
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