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1 シーヴァー

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「あなたは、もしかして女神さまからの贈り物?」

 私が落ちたのはふっかふかの大きなベッドで。
 金髪でものすごく顔の整った美少年が私をのぞき込んだ。
 目が、青い! きれい!

「もしかして僕のところが初めて? すごく嬉しい……よろしくね、僕はシーヴァー」
「……私はリオナ、です。あの。……わからないことだらけで。色々と教えてくれない?」

 現実感ないわ、これ。
 こんな綺麗な子が私の旦那になるの?

「混乱してるの? ここは僕の部屋だけど、この家がこれからリオナの住む家になるんだ。とりあえず、もう夜だし、朝になったらいろいろ案内するね」

 彼はするりとベッドに入った。

「……一緒に寝るの?」
「広いから大丈夫だよ。僕、ちょっと眠いから横になりながら話そう?」

 無邪気そうな笑顔に、心配することはないかと横になる。
 さすがにね、私来たばっかりだしね。

「リオナのこと、教えて?今、いくつ?」
「25……シーヴァーは?」
「リオナよりちょっと年下。……すごく手触りのいい髪だね。このメガネ、外したら?」

 ちょっとなの?
 20歳越えてないよね?
 童顔なのかな。
 うまくかわされた上にメガネも外される。

「やっぱり、かわいい。メガネがあると凛々しくてかっこいいけど、ないのも頼りなげで……すごくいいね」

 そう言って唇に触れるだけのキスをした。

「柔らかい……僕のお嫁さん。これからよろしくね」

 そう言って呆然とする私の唇を何度も啄む。
 ファーストキスではないけれど(幼稚園の時に男の子とチュッてしたことあるからね?)
 これキスだけですむ? 貞操の危機?
 
「あの……私たちって、まだ夫婦じゃないんだよね?」
「役所に書類を出すだけだから明日にでもなれるよ? その後は他の夫を選んでもらうことになると思うけど」

 笑顔だけど、他の男っていう時だけほんのちょっと嫌そうな様子に、そりゃそうだよなぁと思う。
 私も5人⁉︎ って思ったし、日本の常識からすると実感わかない。
 この世界の人も女性が少ないからしかたなく一妻多夫を受け入れているのかな。
 女神様が不憫とか言ってた気がするし。

「もう少しだけ、触れていい?」

 いやダメでしょ。
 そうだ、メガネ、メガネ。
 抜いてあげればいいんだ、よくわからないからBL漫画を思い出すとしよう。
 
 まずはこれかな?
 乳首責め。
 メガネを装着して身体を起こした。

「……私が気持ちよくしてあげる」

 なに、言っちゃってるかな私⁉︎
 メガネ効果だよね、コレ? スゴイ!
 とりあえず、寝間着の上から彼の胸の辺りを撫でる。
 じっと見上げるシーヴァー、かわいいな。
 あ、ちょっとS心芽生えるかも、これ。
 メガネ、万歳!

 前ボタンをはずして直接肌に触れる。
 引き締まった少年の身体を撫で回す変態になった気分を味わいつつ、お目当てのものに触れた。
 つんと立った小さな乳首を指でつまむ。
 
「くすぐったい……」
「それも、感じてるってことだよ」

 そんなこと漫画に書いてあったなー。
 受け売りだけどね? 本当のところよく知らないけどね?
 思い切って胸の辺りを舐め、乳首にも吸いついた。
 ペロペロ舐めたり、甘噛みしたり、反対も同様に。
 シーヴァーが漏らす声に気をよくして何も考えずにお腹の上に腰を下ろして、ちゅうっと吸った。
 
 それから脚の間にあったかくて硬いものがあることに気づいて、お尻を押しつける。
 これが、アレか。
 ふむ、なるほど。
 ここは思い切って下着の中に手を伸ばした。
 このメガネ、恐ろしい!
 私がこんなハレンチな行動とっちゃうとか!

「……っ!」
「どうしてほしい?」

 意外となめらかな触り心地のアレをとりあえず握ってみたものの……よくわからん。
 力加減とか。
 とりあえずニギニギして上下にこすってみた。
 本当に先の方がキノコみたいな形なんだなぁなんて思いながら。
 先端が濡れてきた気がする。
 これが SA KI BA SHI RI?

「リオナっ!」

 くるっと視界が反転した。

「僕の番ね?」

 メガネを外され、深く舌を絡ませるキスをされて、息が上がる。
 細くてもやっぱり男子なわけで、身動きがとれない。
 シーヴァーの手が私の胸をとらえ、ぎゅっと握った。
 思いがけない刺激に身体を震わせた時、するりと下着ごとパンツを脱がされた。
 脚の間に指を這わされ、突起に触れる。

「んんっ……!」

 唇を重ねているから声を飲み込まれた。
 シーヴァーを攻めているうちに濡れたのか、彼のキスがよかったのか私の脚の間は濡れていて、彼の指がぬるぬると動く。

 やばい。
 気持ちいい。
 なんで私が攻められてるんだろ?

「もう待てない」
「え? ちょ、それ?」

 大きく足を広げられて勢いよく突き込まれた。

「~~っ!」

 あまりの痛みに声が出ない。

「……リオナ、初めてだったの?」

 涙ぐむ私を上からのぞき込んで抱きしめる。
 
「ごめん……乱暴にしちゃったね……。少しでも気持ち良くなれるよう頑張るから……嫌いにならないで」
「うん……」

 積極的にしかけたのは私だし、25だし初めてと言わなかったし、若い性少年が悪いわけじゃない……。多分。

「ソレ、抜いてくれる?」
「…………もう少しだけ、我慢して」

 シーヴァーに柔らかく口づけされて、優しく髪を撫でられるとなんだか愛されているような気になる。

 あれ? 私、チョロいな?

「かわいい、リオナ……僕の最愛の人」

 年下かぁ、って思ってごめん。
 めっちゃ美少年に尽くされて、ふわふわした気持ちになる。
 
 私の胸を包んでいた手が脚の間に伸びる。
 突起に触れられてピクンと動いた。

「ここ、好き?」
「んっ……」

 しびれるような気持ちの良さに私の身体が緩んでいく。
 ナニコレ。
 みんなこんな経験してたの?
 私、真面目に生きてきて何年も損してたじゃん!

「シーヴァー……気持ち、いい……」
「よかった……、少し動くね」

 引っ張られるような感覚と鈍い痛みはあるものの、突起を触れられているからか気持ちよさが上まって脚の間から、エグい音がする。
 小説や漫画で表現されるあの音が!
 エロい!

「リオナ……濡れてきてよかった」
「……恥ずかしいっ」

 じゅっぽじゅっぽいってるよ!
 私の耳にはそう聞こえる!
 ちょっと苦しそうなシーヴァーが動きを早める。

「ごめん、ちょっと先にイかせて? もう1回しよう?」
「んんぁっ……!」

 私の中でシーヴァーが達した。

「中で出した……」
「うん、リオナの初めてたくさんもらっちゃったね。ありがとう」

 くもりのない笑顔にコッチもつられて、へらっと笑った。
 うん、日本人だしね。
 私の中のシーヴァーが硬くなる。
 
「…………えーっと?」
「じゃあ、もう1回ね」
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